前受金不要でIPO抽選に参加できる企業を調べてみました。IPO投資を行うには基本的に前受金が必要です。銘柄別に資金が必要だったり、重複申し込みが可能だったり証券会社により申込方法は異なります。資金が少ない場合に、IPO投資をしたくても出来ないとあきらめている方もいます。


IPO投資を「するか」「しないか」はその人次第ですが、本気でIPOに取り組みたいなら「やれることはやったほうが良い」です。もちろん前受金が不要になるためIPOに当選する機会は少なくなりますが、1回の当選で数十万円の利益が出せる投資は魅力です。


前受け金不要の証券会社を全て調べた結果


資金不要でIPOに参加できるはずが無いと思う方もいますが、メジャーな証券会社も含まれているため知っておいて損はありません。店頭で裁量配分を受けるような方は抽選狙いで申し込むのは大変だと思うため、この記事はスルーして問題ないでしょう。


当選チャンスが少しでもあり、申込みを出来るような方はこの機会に考えてみるのもよいと思います。調べてみると7社も存在したためビックリしています。以前よりも「前受け金不要の企業」が増えているため確認しておきましょう。


店頭口座の方は基本的に口座残金が無くてもIPOの申込みは可能です。最近はNGと言われる方もいるようですが、私は一度も言われたことがありません!


IPO投資ばかりを行う顧客に、前受け金が必要だと話す担当もいるようです。IPO取引しか行わない顧客は担当者が付いていても外されることもあり、取引実績が最終的に絡んできます。


野村證券は前受金が必要ない証券会社

日本最大の証券会社と言ってもよい野村証券は前受金不要です。その代わり、証券口座が多いためIPO当選を狙って申し込むというよりも完全に運任せに近いと考えられます。また、大型の上場を取り扱う場合は当選確率が引き上がるため運が「確率」にかわります。


野村證券のIPO申し込みは前受け金不要


私の過去の当選実績では、意外と当選しています。ここ数年データでは大きく利益が出るような銘柄こそ当選できていませんが、数万円程度の利益が出るような銘柄には当選できています。


言い換えれば、当選しても利益期待が薄いような銘柄しか配分が無いとでも言いましょうか(汗)




IPOをするなら野村証券の口座は持っおきたいところです。野村証券は主幹事になることが多いためIPO抽選に参加できる機会は多くなります。管理画面も新しくなり、IPO以外の商品を購入するにも活躍してくれることと思います。資産があれば支店経由の担当者を付けて頂きましょう。

⇒ 野村證券公式サイトへ


いちよし証券は前受金が必要ない証券会社

いちよし証券も前受金が必要ない証券会社です。知らない方も多い企業だと思いますが、1944年5月に三栄証券株式会社として発足し合併などを繰り返し大きな証券会社へ成長しています。


いちよし証券のIPO抽選は前受け金不要


IPO申込は電話申し込みしか取扱いがなく、いちよし証券が主幹事になると電話がつながらない事態が発生します。ブックビルディング申込ができずに終わることもありますが、個人的には相性がよく何度か当選を頂き資産が増加しています。熊本地震ではタオルセットを頂き感謝しきれませんでした。


【追記】
2018年10月から電話による需要申し込みの他に「インターネットからの需要申し込み」ができるようになりました。


いちよし証券からのお見舞い画像


画像を探し出したのでこちらも合わせて掲載します。証券会社からお見舞いを頂いたのは初めてのことで、他にはありませんが感動しました。私の中ではかなり好印象な証券会社です。


前受け金不要にも関わらず入金をしていますが、一時的に前受け金が必要な時期があり、その際に手違いで2回も振り込んだので、100万円以上預けっぱなしになっています。




ひょっとすると預け入れ資金があるため送られてきたのかもしれませんが、非常に嬉しい出来事でした。


※2020年2月13日追記
いちよしダイレクトへの配分数量のうち、94%を営業部支店に、5%を法⼈営業本部及び⾦融・公共法人本部に、1%をいちよしダイレクトに配分と改悪されて残念なことになりました

⇒ いちよし証券公式サイトへ


エイチ・エス証券は前受金が必要ない証券会社

エイチ・エス証も前受金が必要ない証券会社です。以前は前受金が銘柄別に必要でしたが現在は必要ありません。IPO当選歴を思い出すと2回~3回程当選したように思います。主幹事をすることもたまにありますが、平幹事のほうが断然多いようです。


エイチ・エス証券のIPO抽選は前受け金不要だった


IPO抽選方法に「優待抽選」という方法があり、ポイントを貯めると一般抽選にプラスして当選確率がアップする方法を採用しています。一度抽選で落選をしてもIPOポイントを使えば再度抽選権が与えられるというシステムになります。


このポイントを使ったことはまだありませんが、ポイントを使って当選した方をインターネットで見かけたことがあります。ポイントには有効期限があり、既になくなったポイントもあります。1,000ポイントからしか使えないため使い道も難しいように思います。




ポイントを使ったからと言ってSBI証券のようにIPO当選とはならないため、この辺りをどう考えるかだと思います。IPOに参加できるため口座は必要だと思いますが、上記2社よりは劣るかな?といったイメージです。と言いながら私は毎回しっかり申し込んでいます!

⇒ エイチ・エス証券公式サイトへ


むさし証券は前受金が必要ない証券会社

むさし証券は比較的新しく前受金を採用してきた企業です。幹事に入ることは少ないですが、口座を開設している方も少ないようです。私の感覚的にはどっぷりIPOに浸かっている人しか口座を開設していないイメージです。


むさし証券のIPO抽選ルールは前受け金不要


IPOに当選した回数は1回もしくは2回程度しかありません。知り合いや読者の方が当選できている感じがしているため、相性が悪いのかな~と勝手に考えています。幹事に入ることは少ないけれど、口座があればIPO当選の確率は上昇します!




幹事以外にも委託経由のIPO申込が出来るため、気が付かずにIPO申込みが終了している時もあります。インターネット申込みの場合はトレジャーネット口座から申し込みをするため注意が必要です。


最近は幹事引受けも増えているため期待の穴場証券になるかもしれません!口座開設者は少ないと予想します。

⇒ むさし証券(トレジャーネット)公式サイトへ


松井証券は前受金が必要ない証券会社

松井証券は後期型申し込みを採用していましたが、2018年9月から前受け金不要に変更されています。IPOの申し込みが多いとは言えませんが、何度か私も当選を頂いている企業になります。大型の銘柄の幹事になることも多いため口座は持っておくべきです。


松井証券のIPO抽選は前受け金不要


個人的にはIPO抽選よりも、一般信用売建があるため通常の取引で使っています。口座を開設しておくと色々と便利なのでお勧めできる証券会社です。知名度も高く日本のネット証券でも老舗企業になり、財務状況もよいです。


10万円までの株式手数料が無料になるため小額取引を好む方にも定評があります。手数料体系が他社と少し違いますが、メリットとデメリットがあるので手数料は確認しておきましょう。ボックスレートを採用しているため、得をすることもあります。




IPO抽選ルールや配分割などについて詳しく説明しているのでよかったら参考にしてください。個人的にはよく使う証券会社です。

⇒ 松井証券公式サイトへ


SBIネオトレード証券は前受金が必要ない証券会社

SBIネオトレード証券のIPO取扱いが発表されたのは2017年前半からです。もちろん前受金不要でIPO抽選に参加できます。しかし、他の証券会社と違い申込み方法が少し変わっています。


難しいことは何もありませんが、申込み方を知らないと参加できないため注意が必要です。


※ライブスター証券をSBIグループが買収しSBIネオトレード証券になりました


SBIネオトレード証券のIPOは前受け金が必要ない


SBIネオトレード証券といえば売買手数料が安いインターネット証券であることは知られていますが、IPO取扱いがあることは知られていません。


現在のところ、委託幹事になることが多いためIPO取扱いがあるのかどうかを知るには口座を持っていないと難しいと思います。また、2018年12月には初の幹事入りをしました!


IPO関係のウェブサイトやブログをよく見ている方は情報が入ると思いますが、気が付かずにIPO申込期間が終了していることもあります。それでも前受金が不要でIPOに参加できるため貴重な証券口座なので開設しておきましょう。




上記にIPO申込方法を書いているため、ご存じない方は参考にされてください。公式サイトでも説明されていますが、専用ページからの申し込みになるため気を付けましょう。


当選するとメールで購入方法などの案内が届きます。以前は「お問い合わせフォーム」からの申し込みだったので情報が古いサイトを見ていると間違う恐れがあります。


ちなみに幹事をはじめて引受けた銘柄に当選できました。妻と2口座で頑張っていますが未成年口座で参加することもネット証券では可能です。どれだけ事前準備をするかだと思います。

⇒ SBIネオトレード証券公式サイトへ


DMM株は前受金が必要ない証券会社

DMM.com証券(DMM株)は2019年2月からIPO取扱いを開始した企業です。なんと言っても株式の口座開設者がまだ少ないと思われるため非常に魅力的な企業です。


IPO取扱いだけでなく取引手数料や無料で使える自社ツールに定評があります。もともとFX取引やCFD取引を専門に行っていた企業だったため知名度は高いと考えられます。


DMM.com証券(DMM株)のIPOルール


機械的に乱数を用いた抽選方法になり、完全平等抽選を採用しています。裁量取引などはなくインターネット証券ならではの透明性をアピールしています。委託幹事としてIPO取扱いをまずは行いますが、早い段階で幹事入りしてくる可能性が高い企業だと考えられます。


委託幹事でもIPOに前受け金不要で参加できるのであれば、当選のチャンスがあるため積極的に参加しておきたいところです。抽選に参加した後に当選していれば、期限までに入金をしなければならないため気を付けましょう。この辺りは他社と同一となります。




ご紹介している証券会社の中ではIPO口座が特に少ないため穴場企業だと思います。IPO取扱いが増えれば口座数も増えてくるでしょう。委託幹事を行いつつ幹事入りする機会を狙っているはずです。

⇒ DMM.com証券(DMM株)公式サイトへ


岡三オンライン証券は前受金が必要ない証券会社

岡三オンライン証券もSBIネオトレード証券と同様に委託幹事になることが多いため、IPO取扱いが行われていることに気が付かない場合があります。岡三オンライン証券は岡三証券のインターネット部門になるため、IPOの取扱数が必然的に多くなります。


岡三オンライン証券IPO取扱いは前受け金が不要


2017年のIPO取扱数は急増し20件以上となっています。しばらく前までは地方上場銘柄の取扱いはありませんでしたが、現在は取り扱いが開始されているためIPOに参加する機会も増えているように思います。※その後は取扱件数が急増しています


過去にインタビューをさせて頂いた時のお話ですが、「前受け金は当たり前」と言われたのは予想外で今でも覚えています。大手ネット証券と同等、それ以上のサービスを今後展開していくと意気込んでおられました。最新のシステムなどが無料で使えるためまだ使ったことがない方にはお勧めです。

⇒ 岡三オンライン証券公式サイトへ


証券口座開設にはお金は必要ありませんが、口座開設の手間が必要になります。しかしIPOに当選するためには取扱い証券から申し込む他ないため、口座開設は乗り越えないといけません。知り合いにも口座開設が面倒だという方がいますが、その割に当選しているから腹が立ちます(汗)


世の中には運が良い方がいますが、私は運が良いほうとは考えていないため、自分が出来ることを常に頑張る性格です。IPOもどこまで真剣に頑張るかだと思います。おかげさまで10年掛かりましたが、手元に数千万円というお金があります。投資を始めた頃の資金は30万円なので継続する努力は大事だと感じます。


最近のIPOは初値が飛ぶことが多いため、連続当選をするとしっかり貯蓄できるので頑張りましょう!タイアップ特典もつくことになりました




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