いちよし証券のIPO抽選ルールについて詳しく説明します。前受け金不要でインターネット経由のIPO抽選に参加ができるため口座を開設しておきたい証券会社です。IPO取扱い実績が増え今後もコンスタンスに取扱いが期待できそうです。
いちよし証券のIPO抽選に参加するには「いちよしダイレクト」に口座を開設する必要があります。そうすることで「いちよしメンバーズクラブ」や「IPOブックビルディングの需要申告」サイトが使えるようになります。
いちよし証券のネット口座は「いちよしダイレクト口座」になります。ただしインターネットを経由した取引ができません。ダイレクト口座となっていますが、電話で株式等の取引を行う形になります。
もちろんIPO売却時の手数料も高くなります。しかしIPO抽選にネットから申込みを行えるようになり抽選参加の利便性は高まっています。
それに口座開設後に入金せずにIPO抽選に参加できるため口座開設さえしておけば当選できる可能性があります。私もいちよし証券でIPOに当選したことがあります!
- いちよし証券のIPO抽選ルールが変更になっていることに気が付いてしまった?
- IPO取扱い実績が多いことを説明している
- ダイレクト口座でもインターネットを使った注文ができない理由を書いている
- 他社と重複したIPO申込みが不可になっている理由と解決方法がわかる
いちよし証券(いちよしダイレクト)のIPO抽選ルールについて調べた結果
いちよし証券の支店口座(対面口座)を利用しない方以外はいちよしダイレクト口座になります。他社証券と少し異なる点があり、インターネット経由の投資商品の売買ができません。「いちよしメンバーズクラブ」「IPOブックビルディングの需要申告」のページも比較的新しいサイトになり、過去は自分が申込んでいるIPOすら把握できない状態でした。
理由としてIPO抽選に参加するためには全て電話申込だったからです。だからIPO取扱いが発表されると抽選に参加するために電話申込をしなければならず非常に手間がかかっていました。
しかし現在はネット申込が可能になっているためブックビルディング期間中であれば24時間申し込みが可能です。
全て電話申込だった頃は電話に出られる方の声がかれるほどの申込みがあったようです。そのためインターネット申込ができコールセンターの方と投資家双方にメリットができたと考えています。
いちよし証券IPOブックビルデング需要申告ページはこちら
電話でIPO抽選に参加される方はIPO専用ダイヤルの「0120-039-858」に電話をしなければなりません。IPOに参加するには専用ダイヤルが用意されているため別の窓口に電話をしても抽選に参加できないため気を付けてください!
IPO抽選ルールは一般投資家への配分が全体の10%になっています。残りの90%が店頭の本・支店に配分され担当者からの裁量配分、もしくは支店内での抽選などに回されます。
このことからいちよしダイレクト口座でも十分当選期待があると思います。
IPO抽選ルールが改悪?日本証券業協会の募集ルールから外れる可能性はないのか
いちよし証券の公式サイトに書かれている「募集等に係る株式等の顧客への配分に係る基本方針」を確認すると更新されていたことに気が付きました。その内容を確認するともしかしてIPO抽選ルール改悪なのか?と思えるような内容が書かれています。
日本証券業協会に加盟しているためそのようなことはないかもしれませんが気になったので掲載します。
当社は、お客様の⾦融商品取引に対する知識、投資経験、財産の状況及び投資⽬的、当社とのお取引実績、⻑期安定保有状況等を総合的に勘案の上、配分先を決定いたしますが、その具体的な配分の決定にあたっては、配分の機会を公平に提供するため、原則として、次の要領で⾏います。
①営業部支店、法人営業本部及び⾦融・公共法⼈本部、いちよしダイレクトへの配分数量のうち、94%を営業部支店に、5%を法⼈営業本部及び⾦融・公共法人本部に、1%をいちよしダイレクトに配分いたします。
②営業部支店、法人営業本部及び⾦融・公共法⼈本部については、その10%以上を営業部支店、法人営業本部及び⾦融・公共法⼈本部の抽選により、それ以外を営業部支店(桜⽣活・年⾦サポート成増オフィスを除きます)、法人営業本部及び⾦融・公共法⼈本部の抽選によらない方法により配分いたします。いちよしダイレクトについては、その全数量を抽選により配分いたします。
※2020年5月01日改定
上記から読み取れるものは幹事引受けの1%をいちよしダイレクトに回すと書かれているように思います。これまでの10%平等抽選から変更されているようです。
1%の当選枠を狙うのは効率が悪すぎだと思います。また取引実績や⻑期安定保有状況等を勘案したうえで配分されるとあります。マジか!と思うような内容になります。
ただこれまでも前受け金が必要になったり、不要になったりしたことがあるためIPO抽選ルールが変更される可能性があります。これに期待するしかないのかもしれません。
「株券等の募集等の引受け等に係る顧客への配分に関する規則」では以下のように書かれています。
協会員は、新規公開(外国株信託受益証券においては、金融商品取引法施行令第2条の3第3号に規定する受託有価証券となる外国株券を外国の金融商品市場(店頭市場を含む。以下同じ。)に上場していない発行者が発行する場合に限る。以下同じ。)に際して行う株券又は外国株信託受益証券の個人顧客への配分に当たっては、原則として、当該協会員における個人顧客への配分予定数量の10%以上について抽選により配分先を決定するものとする。ただし、次の各号に掲げる場合には抽選の割合を引き下げる又は抽選による配分を採用しない若しくは中止することができるものとする。
上記をまとめると10%抽選枠を本支店といちよしダイレクトで配分するけど、いちよしダイレクトには1%しか回さないと受取れます。IPO抽選に参加して当選を狙うには厳しいようです。
企業概要と取扱い金融商品について詳しく調べてみました
いちよし証券の企業概要と取扱い金融商品について調べてみました。私はIPOに当選した後に株式を売却したことがあります。しかし株式以外の金融商品を購入したことがありません。また私が住んでいる地域に支店がないため支店口座も開設していません。何度か支店口座に変更したいと思いいちよし証券に聞いたことがありますが支店がだいぶ遠いため諦めました。
証券会社の企業規模的には中堅証券の位置になると思います。
項 目 | その内容 |
会社名 | いちよし証券株式会社 英語表記: Ichiyoshi Securities Co., Ltd. |
創立 | 1950年8月18日 |
本社所在地 | 〒103-0025 東京都中央区日本橋茅場町一丁目5番8号 東京証券会館5階(総合受付) |
代表者 | 執行役社長 玉田弘文 |
資本金 | 145億77百万円(2020年3月末) |
純資産 | 287億72百万円(2020年3月末) |
自己資本比率 | 65.9%(2020年3月末) |
営業拠点数 | 49ヵ店(2020年5月01日現在) |
上場金融商品取引所 | 東京証券取引所市場第一部 |
事業内容 | 金融商品取引業を中核とする投資・金融サービス業 |
グループ会社 | いちよし経済研究所 いちよしアセットマネジメント いちよしビズネスサービス |
取扱い金融商品は株式、債券、保険、投資信託、いちよしファンドラップ「ドリーム・コレクション」、個人型確定拠出年金iDeCo「イデコ」などがあります。
株式では公募増資(PO)の抽選も行われています。立会外分売はないようです。基本的な営業スタイルが対面型になるためネット(いちよしダイレクト)口座だとあまり関係がないと思います。
いちよしメンバーズクラブとは?なにができる会員ページなのか調べてみた
いちよしダイレクトに口座開設を行うといちよしメンバーズクラブにログイン出来るようになります。メンバーズクラブではIPOに当選をした場合に電子交付サービスを受けたり、個別に連絡が掲載されています。その他、メンバーズクラブでは無料情報を確認することができます。「業績分析」「いちよしアナリスト・マンスリー」「 いちよし投資情報」「いちよしファンドラインナップ」等の情報が掲載されています。
自分の資産状況の確認や取引履の確認も可能です。現在は前受け金不要になっていますが、それ以前から抽選に参加していたため私は一定の資金を現在も入金しています。
メンバーズクラブのホームページはあまりIPOでは使わないホームページですが、目論見が電子交付されるようになりかなり便利になっています。
昔は目論見が自宅に届かないと購入申し込みができなかったためドキドキしていたことを思い出します。今回の記事作成で過去にいちよし証券で当選した実績を調べると6回くらい当選していました。
無料で情報公開してあるため株式取引を常に行っている方に「いちよしメンバーズクラブ」の利用価値があるように思います。IPO投資家の方はIPOに当選しないと利用する機会がないかもしれません。
いちよし証券の株式売却手数料が半端なく高い!それでもIPOで利益が見込める?
取引手数料について調べてみました。ネット売却ができないため、いちよしダイレクト(テレフォントレード)の株式委託手数料について調べました。IPO売却は電話連絡が必要なので気を付けてください!また株式委託手数料は支店口座の50%割引になります。電話売却にしてはかなりのディスカウント率だと思います。支店口座の方はテレフォントレードを利用できないため注意していください。
約定代金 | 手数料 |
50万円未満 | 最低手数料1,650円 |
50万円 | 3,575円 |
70万 | 4,675円 |
100万 | 6,094円 |
300万 | 14,894円 |
500万 | 23,364円 |
1,000万 | 40,964円 |
多くの場合は50万円未満の約定になるため最低手数料の1,650円になると考えられます。また上記はわかりやすいように金額を区切っています。
実際は約定代金に応じ数値が異なります。また支店と価格を比較した場合はダイレクト口座のほうがお得になっています。
※いちよし証券の店頭取引手数料
最低手数料が3,300円になっています。このことから支店口座だと手数料がかなり高いと感じます。大手証券の対面口座よりも若干高めの手数料のようです。
その分、サービスが行き届いているかもしれません。いちよし証券の支店口座でIPO配分を受ける方の話を聞いたことがあります。その方はコンスタンスに当選できていたようです。
IPOの裁量配分は担当者との相性も関係するため、余裕資金が多くある方は支店口座(対面口座)でIPO当選を狙ってみましょう。
前受け金不要の証券会社をご紹介します!SBIネオトレード証券もいちよし証券と同じで前受け金不要でIPO抽選に参加できます。また、松井証券も同様に前受け金不要です。段々と前受け金不要でIPOに参加できる企業が増えてきているためこれからIPO投資を始める方には魅力ある企業だと思います。
SBIネオトレード証券がIPOの取扱いを開始することを発表しました。なんと前受金不要でIPOに申し込めるため誰にでも当選する可能性があります。しかも取扱い数が増加傾向にあり、SBI証券が主幹事や平幹事を引き受ける場合に同社でも取扱 …
松井証券の幹事引受け数が増加傾向にあり当選者を見かけるようになってきました。IPO抽選ルールが変更され口座数も増えているようですが、なぜ当選できているのか?改めて抽選ルールをまとめてみました。過去に何度か私も当選できてい …
いちよし証券のIPO取扱い実績とIPO抽選ルールまとめ!取扱い件数が増加している
いちよし証券のIPO取扱い実績を調べると中小型成長株のマーケットに特化した企業の取扱いが多くコンスタンスに主幹事も引き受けています。上記は公式サイトにあるIPOリーグテーブル(総引受額ランキング)になります。引受け額ベースなのであまり参考になりませんがいちよし証券が7位に入っています。
野村証券は引受額が大きなIPO取扱いを行ってくるためダントツの1位となっています。引受額が大きければ良いわけではありませんが、参考になるデータです。
また過去画像からいちよし証券で当選したSKIYAKIとサインポストの画像が出てきました。手数料から爆益だったことがわかると思います。
これまでのIPO抽選ルールをまとめると下記のようになります。
- IPO抽選は前受け金不要で参加できる
- IPOに当選した場合の売却は電話注文
- 他社とIPO申込みが重複してはならない
- 幹事引受けの1%がいちよしダイレクト抽選になっている
- 入金手数料は自己負担
- 出金手数料は自己負担
- 口座開設費用や口座維持管理は無料
なおブックビルディング需要が積み上がらない場合(配分の申込み数量が配分予定数量に満たない場合)は、抽選による配分を採⽤しないことがあります。
また営業部支店、法人営業本部及び⾦融・公共法⼈本部、いちよしダイレクトへの配分数量の合計が50単元未満の場合は抽選を行わないことになっています。
ただ過去に電話口で50単元未満の抽選のことについてお聞きすると、抽選は行われると言われたことがあります。支店ルールが別にある事も考えられるため、とりあえずブックビルディング申込ができる状態であれば抽選に参加しておくほうが良さそうです。
IPOに当選した場合は登録の電話番号に電話があります。電話に出れない方は次の方にIPO配分を回される可能性があるため注意が必要です。
いちよしダイレクトで口座を保有されているお客様には、お電話でお知らせいたします。但し、募集最終日の前々営業日15時までに連絡がつかなかった場合、又は、連絡はついたものの募集最終日の前営業日17時までに明確な購入意思を確認することが出来なかった場合は、原則として当該当選の効⼒はなくなったものとみなし、キャンセルされたものとしてお取り扱いいたします。キャンセルされた株式は、営業部⽀店、法⼈営業本部及び⾦融・公共法⼈本部で⼝座を保有されているお客様に配分される場合があります。
上記のように募集等に係る株式等の顧客への配分に係る基本方針の「配分結果とキャンセルについて」項目に書かれています。これは昔から言われていることで電話申込の際にも確認事項等して話があります。
実際の需要申告の画面は上記のようになります。特に変わったところはありません。ただ、この画像の下にチェック項目があります。
- この需要申告は口座名義人本人が行います。
- 私は、発行会社の関係者ではありません。
- 私は、上記会社について、他の証券会社での需要申告(重複申告)はありません。
一番最後を見て頂くと「他の証券会社での需要申告」とあります。他社でIPO抽選に参加していたらいちよし証券のブックビルディングに参加できません。
ただ考え方によれば一番初めにブックビルデングに参加することでこの問題を解決できそうです。大きな声では言えませんが工夫次第でIPO抽選に参加することは可能だと考えられます。詳しく知りたい方はいちよし証券に電話をして聞いてください。
IPOに落選した場合は電話連絡がありません。また、キャンセル扱いになる場合の注意点も需要申告時に確認をしておきましょう。
電話でIPO抽選に参加してもインターネットでIPO抽選に参加しても当選確率に差はありません。しかし、⾦融商品取引に対する知識、投資経験、財産の状況及び投資⽬的、取引実績や⻑期安定保有状況等を総合的に勘案すると「募集等に係る株式等の顧客への配分に係る基本方針」に書かれています。
少し他社と比べるとグレーなところがあるように感じます。しかし、私はいちよしダイレクトに抽選参加しているだけで配分があるので全ての方に当選チャンスがあると考えています。
ちなみに妻はいちよし証券の口座を開設しておらず、私一人で抽選に参加しています!
1株からIPO抽選に参加できる証券会社があります!それはSBIネオモバイル証券の「ひとかぶIPO」です。SBI証券主幹事の時にIPO取扱いがあり複数株の当選期待もできます。
取引実績などによる当選確率アップも期待できるため面白い証券会社です。
SBIネオモバイル証券はIPOの他に単元未満株(端株)に特化している企業で毎月200ポイント貰えます。Tポイント投資が行えるためTポイントを保有している方はメリットが多い証券会社だと思います。詳細は下記記事にまとめているのでよかったら参考にしてください。
SBIネオモバイル証券(ネオモバ)でIPO取扱いの発表が行われました。IPO抽選のルールや注意点を徹底的にまとめたので応募をする前に確認をしてください。 もちろんIPO抽選に参加を行いIPO投資を楽しみたいと考えています …
それと忘れてはならない証券会社がありました。いちよし証券と同じで他社と重複申し込みを行うとIPO配分がなくなる可能性がある証券会社です。逆に考えると当選確率が高いかもしれません。
それはむさし証券です。むさし証券も前受け金不要の証券会社なので口座を開設して申込んでおくと当選できるかもしれません。重複申し込みが気になる方は証券会社の公式ページ等でご確認をお願いします。
他社との重複申し込みを聞かれるのはいちよし証券とむさし証券だけです。通常は複数の証券会社から参加して問題ありません!
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