野村証券のIPOは当選できないのか自分の当選履歴をもとに考えてみました。インターネット口座と店頭証券のIPO抽選ルールについてもふれています。野村証券がIPOの主幹事になる確率は高いですが、IPO当選を考えると個人的には難しい企業です。
理由はIPO抽選に前受け金が不要だからです。そのため抽選に参加する投資家が多いとされています。SMBC日興証券や大和証券、みずほ証券など大手はすべて前受け金が必要です!
※野村證券公式サイト引用
野村證券の個人顧客層はお金持ちが多いイメージが個人的にあります。首都圏の大企業にお勤めの方は野村證券との取引が多い気がします。
地方でも資産家の方は野村證券との取引が多いと推測できます。ということは店頭証券の口座を開設しても資金力がなければ、IPOを貰うことができないかもしれません。
それは自然のルールみたいなものなので仕方がありません。
また、「野村ほっとダイレクト」と「野村ネット&コール」が統一されたことで、ある意味店頭よりのデータとなる気がしています。過去の状況も踏まえて下記で説明します。
野村證券のIPOは当選できないのか!?自分の当選結果から感じたこと
野村證券のIPOに「当選できる」か「当選できない」かの結論ですが、前受け金不要でも当選できます。ただ当選数は多くなく1年に1回当選できれば良いほうかもしれません。過去には年に何回も当選できていましたが、現在はあまり当選する機会がありません。

SERIOホールディングス(6567)が当選していたのはまぐれですが、申し込まなければ当選もしません。今回は株数が少ないにも関わらず当選できましたが、基本的に野村證券のIPO攻略方法は株数が多い主幹事を狙います。主幹事を狙うことで当選する確率はぐっと引き上がります。
また、主幹事を引き受けない場合でも株数が多ければ当選する確率が高くなります。
仮条件が発表された後に、幹事引受株数も目論見の訂正事項に書かれていることが多いため要チェックです。下記はSGホールディングス(9143)の当選画像になります。

その他にも過去に色々なIPOを頂いていますが、年に1回当選できれば良いほうだと思います。15年間IPOを続けている私が個人的に思っているだけかもしれませんがデータ的にもあてはまります。
先ほども書きましたが前受け金不要のため参加者はどんどん増えます。IPO投資がローリスクだと知った方は必ずと言ってよいほど野村証券の口座は開設するでしょう。
そうすると飽和状態になると思われがちですが、その何割かはIPO投資が面倒でやめてしまう傾向にあるため思ったほど増えないのかもしれません。
最近もIPOが当選したため、継続して申込むことの大切さを感じています。銘柄は日通システム(4013)です。
野村證券主幹事で引受け株数が2,275,000株ありました。そのため初値期待はしていませんでしたが、公開価格3,000円に対して初値が5,500円になる驚きの事態が発生しました。利益は税引き前で25万円にもなります!

IPOになかなか当選できませんが、前受け金不要でIPO抽選に参加できるため地味に申し込みを行っておきましょう。何があるかわかりません。
今回のように株数が多くてもなかには大きな利益を得ることができるIPOがあります。運だけで25万円の利益を手に入れることができラッキーとしか言いようがありません。
面倒でも申込み続ける努力が必要だと実感しました。前受け金不要でIPO抽選に参加できる証券会社は下記記事でまとめています。よかったら参考にして下さい。
前受金不要でIPO抽選に参加できる企業を調べてみました。IPO投資を行うには基本的に前受金が必要です。銘柄別に資金が必要だったり、重複申し込みが可能だったり証券会社により申込方法は異なります。資金が少ない場合に、IPO投 …
野村證券の名寄せによりIPOブロガーも当選できなくなってきた
野村證券が「野村ほっとダイレクト」と「野村ネット&コール」の統一前に、双方の口座開設者を対象に名寄せを行いどちらか一つの口座でIPO抽選を実施するようになりました。過去の話ですが昔はどちらも抽選が行われていたんですよね。しかも特定口座で管理されていたため、知っている方は両方の証券口座から申し込みを行っていました。この時点でダブル申し込みできます。
なぜこのようなことが起きていたかと推測すると、野村證券のインターネット部門であったジョインベスト証券が過去にあったからです。私もこの時代からIPOに専念していたため口座を持っていたわけです。
ジョインベスト証券はその後自己資本比率の低下から野村証券と合体し野村ネット&コールになります。
ジョインベスト証券も色々と問題がありようやく野村證券と統一されています。これからIPOをされる方にはある意味公平な抽選が行われることでしょう。
ネットの口コミを確認してみるとIPOに当選している投資家が凄く多い矛盾!?
IPOに当選できなくなったと言われていますがネットでは当選報告が多くあります。ブロガーは当選しなくても誰かには当選しているはずですからね。立て続けに当選する「強運」の持ち主もいるためIPO投資は面白みがあります!!
オキサイド当選😄
— ユウ (@yu_k_n_cc) March 25, 2021
野村證券から初めていただきました。
Sharing Innovationsに続いての当選です。こんな事もあるんですね。 pic.twitter.com/UskHSrvAIk
IPOのスパイダープラスはアクシージアに続き、今年2度目の当選。主幹事の野村でした😀 pic.twitter.com/Olfpevt0Kt
— 五虎大将軍 (@EpuKAUFGSrURiUn) March 19, 2021
(9145)ビーイングホールディングスからIPO当選(200株)頂きました✨12月最初のIPOなので期待してしまいます🥰#IPO#当選#ビーイングホールディングス#野村證券 pic.twitter.com/D8L5eQzB0L
— miku@株主優待クロス初心者🔰 (@watawata1163) December 4, 2020
Twitterで当選者を探してみると短期間に複数回の当選を頂いている方もいます。私も経験あることですが本当にこのような事って起こるんですよね。
1回の当選で10万円位は利益が見込めるため上場日までワクワクできます。また銘柄によっては1回の当選で100万円を超えるような利益を上げることも可能です。
なかには1銘柄で数百万円の利益になる銘柄もありますが当選は難しいと思います。私は1銘柄で90万円位が最高利益です!!
今年初IPO当選頂きました。
— KAKASHI@IPO (@kakashi3737) July 21, 2020
4054日本情報クリエイト
野村證券では2年ぶりの当選です。
仮条件が想定価格を大きく上回っていますね!
大株主のロックアップもかかっており、その他保有者も継続保有との事なので売り圧の心配も少なく今後の成長に期待! pic.twitter.com/zPZ8ZH691z
Retty 主幹事でもない野村證券さんで当選、ビックリ!!( ; ロ)゚ ゚
— カッシー@12月からキャリコン受講 (@kassiii2009) October 23, 2020
今度は主幹事のAランクの時よろしくお願いいたしますm(_ _)m
でも、野村さんありがとう♪ pic.twitter.com/WEb5J4Lvgz
当選報告は野村證券が主幹事を行うとたくさん出てくる気がします。口座数が多いけれどやはり誰かに当選していると実感します。
家族でIPO抽選に参加している方も多くなったため何か関係があるのかも?と思ってしまいます。
口コミ系で当選報告を確認をしていると頻繁に当選している方もいますよね。やはり「運」が重要なのかもしれません。昔は運で連続当選したこともありますが、最近は運に恵まれないようです。
それでも当選できることがあるためこれからもIPO抽選に参加し続けたいと思います!
野村證券の店頭口座はIPOに当選できますか?
野村證券の店頭口座開設は今まで行ったことが無いため推測にすぎません。店頭口座とは支店口座のことを指します。ただ奥さんの父親が野村證券と付き合いがあったため話を聞くことは度々ありました。印象的なことは、1回の注文が500万円~1,000万円だったことです。手数料収入も半端なかったでしょうね。

当時の預け入れ資金は4,000万円程度だったと聞いています。某社の株を大量に持っていたため換金した時にお話があったようです。
上場企業の支店長をしていたため付き合いもかねて野村證券だと思っていましたが、主幹事が野村證券だったためストックオプションの関係で証券口座を開設していたそうです。
なるほど、そんなところにも売却手数料を得る収益構造があるのか!と感心したことを覚えています。
ただこれはどの証券会社も同じことが言えると思います。持ち株会などがあるところは、利用しないといけないルールなどがあるのかもしれません。
野村證券でIPO当選を狙うには地方支店に口座を開設してください
野村證券だけでなく大手証券ではどこも同じことが言えると思います。首都圏では資産家が多いため、数百万円程度の資産では相手にされないことが多いようです。このことから私は店頭口座を開設するのを昔からためらっています。

店頭(支店)に電話をして聞いたことも実際にありますが、電話口では優しいですが現実は厳しいと思っています。
読者からの報告もあり私のイメージはかなりハードルが高いと思っています。そこで人口密度が低い地方に口座を開設することでIPO当選確率を引き上げる方法があります。
考え方次第だと思いますが、機会があれば頑張ってみてください。まあ野村證券店頭を攻略するのは難しいと思いますが、他の証券会社なら可能性はあります。
口座開設時にあたかも「資産持ってます!」をアピールすれば1回~2回くらいは配分がある方がいらっしゃるようです。攻略には資産、もしくはメンタルが必要かもしれません。
資産家の方ではIPOって何?といった具合で担当者とお話される方もいるようです。どちらにもメリットある取引ができればウィンウィン(win-win)の関係でよいと思います。
野村證券のIPO抽選ルール詳細とネット&コール
野村証券ネット&コールが2018年からオンラインサービスと名前が変更されています。IPO申し込みは証券総合口座の開設が必要になります。同時に目論見書をPDFファイルで確認できることが条件になります。
【野村證券のIPO抽選ルール】
- 1口座1抽選方式を採用
- 最低申込株数が10万円未満となる場合には取得代金が10万円以上になるよう調整される
- 電話では原則IPOの申し込みは不可
- IPOに当選した場合購入代金相当の現金が必要
- 当選のほか補欠当選も採用している(繰り上げ当選)
- 購入申し込みを辞退すると当選は失効となる
- 個人顧客への配分は販売を予定している数量の10%以上を抽選に回す
抽選は1口座1抽選方式になり機械的に抽選を行います。また、10万円以下のIPOの場合は複数当選になるため、当選者は喜びますが当選確率はかなり低くなってしまいます。
入金に際して証券総合口座を開設すると野村カードが届くため、ATMで入金を済ませたほうが個人的に良いと思います。即時入金の場合はタイムラグが発生することもあるため、私は野村カードを利用しています。
※野村證券公式サイト引用
入金は取扱いATMで無料となっていますが、出金手数料がかかる場合があります。セブン銀行だと出金手数料が無料です。
ローソン銀行やゆうちょ銀行、三井住友銀行では110円(税込)の手数料が発生します。IPOで大きな利益が出ていれば出金手数料を支払ってもよいと思います。
IPO投資だけを純粋に楽しんでいる方は当選後に入出金するだけなので、忘れないようにしておきましょう。
※野村カード
インターネット送金を行っても即時反映されない経験が何度かあるため気になっているところです。反映時間を確認すればよい話ですけどね。
IPO当選後に購入を辞退してもペナルティーはないと思いますが、もしかすると取引履歴に残るのかもしれません。私は辞退した経験がありますがその後も当選できています。
野村證券のIPO抽選ルールまとめ(ネット抽選と店頭ルール)
野村証券のIPO抽選ルールを上記に書いていますが、インターネット配分についてい書いているため店頭口座(支店口座)の方は上記にあてはまりません。逆に販売数量の9割が店頭裁量や店頭抽選になるため資金量に応じて自分を評価してみることをお勧めします。

結局、面倒くさがらずに証券口座を開設し、取扱いがある数だけインターネット申し込みをする方が大半だと思います。
その中でも当選運がある方は続けて当選するし、1年間申し込み続けても当選できない方もいます。当選できない方は店頭口座へ移ることも考えてみるとよいと思います。
ただ、日本で一番ハードルが高いのかもしれないと個人的に思います。
店頭口座でも1回や2回当選することは可能だと思いますが、コンスタンスに当選を頂くのであれば数千万円の資産は必要じゃないかな?と思います。私はその土俵にも上れないためコツコツとインターネット抽選に申込み続けるほかありません。
面倒だと思う方はIPOをやめてしまえばいいだけの話です。証券口座開設にお金はかかりませんからね。
SBI証券のIPOチャレンジポイントも3年間くらい貯めないと当選できないような環境になっていますが、あきらめない人にご褒美が回ってきます。野村證券のIPOだけが当選しないと思うのは、口座数と前受け金不要といった理由があるからだと考えています。
何でもコツコツ続けることが人生では重要だと思います。IPOでも申込続けていればいずれ当選できる日が来ると思います!
Twitterやネットを見ていると連続で当選している人がいます。私も経験していますが、冗談抜きに連続で当選してしまう時があるんですよね。短期間に100万円くらいの利益を稼いでしまう方もいるため続ける事が大事だと思います。
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