レント(372A)がスタンダード市場に新規上場承認されたのでご紹介したいと思います。業績がしっかりしていることで機関投資家需要が期待できそうです。
主幹事はみずほ証券が務め公開株数844,000株、オーバーアロットメント126,600株です。上場規模は想定発行価格4,270円から計算すると約41.4億円になります。
※レント公式サイト引用
事業は産業機械や建設機械などのレンタルを行っている企業です。個人投資家にはあまり好まれない事業だと思います。
レンタル業界の動向として、土木・建設機械、産業機械等を主力としている総合レンタル業の売上高合計は、近年、コロナ禍による一時的な停滞はあったものの15年間で約2倍の規模に拡大しているそうです。
2024年度にはおおよそ売上2兆円となっています。
同社の業績確認でも増収傾向にあるため業種的に伸びている分野のようです。IPOではあまり人気はなさそうですけどね。
レント(372A)IPOの上場基本データと引受幹事について調べました
項目 | 上場基本データ |
上場日 | 6月30日 |
市場 | スタンダード市場 |
業種 | サービス業 |
事業内容 | 産業機械、建設機械及び産業車両等のレンタル事業等 |
ブックビルディング | 6月12日~6月18日 |
想定価格 | 4,270円 |
仮条件 | 6月10日 |
公開価格 | 6月19日 |
初値結果 | 未 |
企業情報 | https://www.rent.co.jp/ |
監査人 | EY新日本有限責任監査法人 |
手取金の使途 |
|
項目 | 株数データ |
公募株数 | 500,000株 |
売出株数 | 344,000株 |
公開株数(合計) | 844,000株 |
オーバーアロットメント | 126,600株 |
上場時発行済み株数 | 3,759,400株 ※公募分を含む |
想定ベースの時価総額 | 約160.5億円 |
幹事団 | みずほ証券(主幹事) 野村證券 三菱UFJモルガン・スタンレー証券 静銀ティーエム証券 丸三証券 SBI証券 楽天証券 |
委託見込 | 三菱UFJ eスマート証券 SBIネオトレード証券 DMM.com証券 |
レント(372A)の事業内容と上場に伴う評判を考察してみました
想定発行価格4,270円を基に吸収金額を算出すると約36.0億円となり、オーバーアロットメントを含めると約41.4億円規模の上場となります。同社グループはレント、連結子会社6社、持分法適用関連会社4社の合計11社で構成されています。
産業機械、建設機械及び産業車両等のレンタルを事業としており、約6千種・50万台超のレンタル資産を取り揃えて、グループの中核会社であるレントが日本国内に64ヶ所の営業所を展開しています。

※有価証券届出書引用
同社グループのレンタル事業の特徴としては、レンタルが広く一般に普及している土木・建築等の建設工事全般、及び製造業・運輸業・サービス業など様々な業界のレンタルニーズに対応しています。
さらに、ダンプカー・トラック等の車両、高所作業車や高所作業機、掘削機や道路舗装機械、クレーン・フォークリフト等の揚重運搬機械、発電機・コンプレッサーなどの大型機械に加え、
集塵機等の環境商品、各種工具類、電設・測量機材、照明・保安機器、台車等の資材類、その他様々な小型機械器具に至るまで、準広域大手レンタル会社としての事業規模を活かし、豊富なサイズ、種類、数量のレンタル資産を取り揃えています。

※有価証券届出書引用
顧客のニーズに対応するためにメーカーとの連携により独自仕様のレンタル資産の企画なども行いながら、現場において必要となる機器をまとめて同社からのレンタルで賄うことができるワンストップサービス体制を整備しています。
また、同業他社と大きく異なる点として、主力となる顧客の構成が異なること、レンタルに付随した様々な付加価値サービスの提供を行っていることの二点が挙げられるそうです。

※有価証券届出書引用
レント(372A)の株主状況とロックアップについて調べました
会社設立は1984年6月12日、静岡県静岡市駿河区国吉田一丁目6番10号に本社を構えます。代表取締役社長執行役員は岡田朗氏(1958年7月31日生まれ66歳)、株式保有率は2.60%(84,291株)です。※2025年5月27日調べ従業員数1,157人で臨時雇用者82人、平均年齢38.8歳、平均勤続年数10.0年、平均年間給与5,463,274円です。連結従業員数は1,543人で臨時雇用者は140人です。
セグメントはレンタル事業の単一セグメントになります。
氏名又は名称 | 所有株式数(株) | 所有株式数割合(%) | ロック |
双日 | 387,000株 | 11.92% | ○ |
ヤンマー建機 | 279,800株 | 8.62% | ○ |
レント社員持株会 | 196,600株 | 6.06% | ○ |
ユアサ商事 | 194,000株 | 5.98% | ○ |
AIRMAN | 168,000株 | 5.17% | ○ |
上位株主に180日間(2025年12月26日まで)のロックアップが付与されています。ロックアップ解除倍率の記載は目論見にありません。
上場前の第三者割当等による新株予約権の割当を受けた者との間に継続所有等の確約を行っています。
親引けは以下のようになります。
- ユアサ商事株式会社が80,000株を上限として要請を行う予定
- 古河機械金属株式会社が80,000株を上限として要請を行う予定
- 片桐機械株式会社が100,000株又は取得金額400百万円に相当する株式数のいずれか少ない数を上限として要請を行う予定
レント(372A)IPOの初値予想と幹事引受け株数をチェックしました
大手初値予想は仮条件発表後に掲載を予定しています。しばらくお待ちください。最新業績予想の他、仮条件発表後のPERやPBRなども後日追記します。
- 第一弾4,350円~4,600円
幹事名 | 割当株数 | 引受割合 |
みずほ証券(主幹事) | -株 | -% |
野村證券 | -株 | -% |
三菱UFJモルガン・スタンレー証券 | -株 | -% |
静銀ティーエム証券 | -株 | -% |
丸三証券 | -株 | -% |
SBI証券 | -株 | -% |
楽天証券 | -株 | -% |
スタンダード市場としては荷もたれ感あるサイズだと思います。ここ最近は上場規模を大きく設定してくる企業が多いようですね。
しかも値がさ株ということで個人投資家は手が出しずらいと考えています。案外、値がさ株は初値売却利益が大きくなることが多いため少し気にかけておきたいと思います。
当選を狙うのであればみずほ証券からの申込みを優先しておきましょう。公開株数が多いとは言えませんが通常よりも当選しやすいと思います。

とりあえず大手予想を確認してからブックビルディングスタンスを決めたいと思います。みずほ証券は資金不要でIPO抽選に参加できますからね。
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類似企業のPERやPBRを調べました
類似企業とPERやPBRは仮条件発表後に記載したいと思います。類似企業 | PER | PBR |
– | PER-倍 | PBR-倍 |
– | PER-倍 | PBR-倍 |
– | PER-倍 | PBR-倍 |
ストックオプションの株数や発行価格を調べました
ストックオプション行使期間 | 株式の数 | 発行価格 |
2013年8月31日~2043年8月30日 | 4,000株 | 1,026.13円 |
2014年9月11日~2044年9月10日 | 4,800株 | 1,182.77円 |
2015年8月29日~2045年8月28日 | 4,800株 | 1,378.01円 |
2016年8月31日~2046年8月30日 | 4,800株 | 1,570.01円 |
2017年8月31日~2047年8月30日 | 4,800株 | 1,719.85円 |
ストックオプション(新株予約権)は45,100株が上場時に行使期限を迎えます。
発行済株式総数3,259,400株に対する新株予約権の割合は1.38%に相当します。新株予約権による潜在株式数は45,100株です。
レントIPOの評価と申し込みスタンス!まとめ
レントのIPO悪くないかもしれませんが値がさ株なので割れた時が怖いですよね。ただしっかりした利益を計上しているため公開価格割れはなさそうな気がしています。競合比較で割安なら買われると思います。

※レント公式サイト引用
経営環境的には公共事業関係費の増加や企業の設備投資意欲の継続を背景として、政府投資・民間投資ともに建設投資が増加すると予想されています。
河川・道路施設・ライフライン・公共施設等に関する防災減災並びに老朽化対策に向けた工事も増加期待となっています。
企業規模が大きく業績もしっかりしていることでIPOとして買われることに期待したいと思います。ただ個人投資家好みの事業ではないため盛り上がりに欠けます。

小粒IT系のIPOがたくさん出てくれば良いんですけどなかなか出てきません。
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詳しくは公式サイト又は下記記事にまとめています。
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