岩井コスモ証券のIPOルールをわかりやすく解説したいと思います。後期型抽選方式を採用していますが「いまいちわかりにくい」と思う読者も多いようです。


通常のIPOとの大きな違いは需要申し込みの他に「購入申し込み」を行わなければならない事です。資金が用意できるのであれば、あまり難しく考えずに口座開設を行いIPOの抽選に参加しておきましょう。


岩井コスモ証券のIPOルール
※岩井コスモ証券公式サイト引用


岩井コスモ証券のIPO取扱いは意外に多いため穴場証券として紹介しているサイトもあります。そのため当ブログでも詳しく調べて情報を深掘りしてみたいと思います。


確かに穴場証券と言えますが抽選ルールをしっかり確認し申し込みを行っておきましょう。


ある程度余裕資金を確保している方や、IPOで稼ぎたいと思っている積極的な方に向ている証券会社だと思います。


引受け株数が多いとは言えないかもしれませんが、IPOに当選した方の報告もネットに続々上がっています。たまに大型銘柄で幹事引受け割合が多い時があるため、その場合は積極的に申し込んでおきましょう!


岩井コスモ証券のIPO取扱い実績を調べてみた結果多いことが判明

岩井コスモ証券のIPO取扱い数について調べてみました。公式サイト調べの情報になりますが2018年は90銘柄が上場しそのうち34銘柄の取引い実績があります。引受け割合は37.8%です。


2019年を気になり調べてみると92社上場中43銘柄の取扱いがあり引受率46.7%となっています。中堅証券の中では断トツにIPO取扱い数が多いようです。


大手証券に並ぶ程の取扱い数のため口座を開設しておいて損はありません。


岩井コスモ証券のIPO取扱い実績


同社のIPOルールは他社と少し異なるためしっかりと理解をしておきましょう。通常はブックビルディング期間に1回だけ抽選申し込みを行えば当落が発表されます。


しかし同社ではブックビルディング申し込み後に購入申し込みを行わなければなりません!購入申し込みを行わなければ抽選に参加したことにならないため気を付けてください。


kimukimu

実は多くの方が購入申し込みを本当に忘れてしまうんです!入金しているのに勿体ないですよね。



同社のIPO申し込みの流れは下記のようになります。入金のタイミングは購入申し込み時になります。ブックビルディング段階で資金は拘束されません。


岩井コスモ証券ブックビルディングの方法


抽選方法は90%を対面取引およびコールセンター取引へ配分し、10%をネット取引利用の顧客へ配分します。ネット口座への配分は申し込みに乱数を付与し完全平等抽選を行います。


キャンセルが発生した場合は対面取引利用者の配分に組み入れると「募集等に係る株券等のお客様への配分に係る基本方針」に書かれています。


さらに顧客への配分は「一人のお客様からの抽選の申込み数量の上限、および一人のお客様への当選数量の上限は10単位」と定められています。そんなにIPOに当選するとは考えられませんが、できるだけ多くの方に配分されるように取り決めが行われています。


ちなみに今回のIPOルールはネット口座(コスモ・ネットレ)について調べています。対面口座の方は預入金や手数料などで担当者に貢献しIPOを裁量で頂いてみましょう。


【IPO配分方法まとめ】
  • ネット口座は幹事引受けの10%を機械的に抽選する
  • ブックビルディングと購入申し込みの2回申し込みが必要
  • 資金拘束のタイミングは購入申し込み時
  • 他社でIPO落選後でも岩井コスモ証券でIPO抽選が可能
  • オンライン入金が使えるため資金移動が楽


資金が乏しい方はブックビルディング期間中に需要申し込みを行っておけば、他社でIPOに落選した資金を移動することで抽選に参加することも可能です。出金先をネットバンク等にしておけばこの手法は使えます!


どれだけIPOで稼ぎたいのか?という気持ちが当選につながるかもしれません。私の場合はある程度入金を行っているため申し込みを2回行うだけです。1回目は必ず申し込むのに2回目はなぜか忘れます。


特に上場する銘柄が続いたときにやらかしてしまいます。後期型抽選方式になると本当に忘れますからね。


【後期型抽選方式を採用している証券会社】


2019年まで松井証券も後期型抽選を採用していましたが現在は前受け金不要に変更されています。意外と前受け金不要の証券会社があるので一度チェックしておくことをお勧めします。


前受け金不要については下記記事でガッツリまとめています!




後期型抽選を採用している企業よりも前受け金不要を採用している証券会社が多くなっています。しかし、手間がかかるからこそ当選確率が高くなる場合もあります。


この辺りを投資家がどう考えるかだと思います。


また、岩井コスモ証券の最新のIPO幹事引受け状況は下記のようになっています。現在も安定した幹事引受け数です!!


岩井コスモ証券のIPO引受け実績


岩井コスモ証券のIPOにはデメリットがある!それは主幹事引受けが少ないこと

岩井コスモ証券のIPOにはデメリットがあります。それは主幹事を引受けることが少ないからです。これはIPO投資において大きなデメリットかもしれません。


このことからIPO参加目的の口座開設は少ないと思います。やはり主幹事を引受けないと当選確率が下がります。しかし、侮れない証券会社となっていることも事実です。










当選者はやはりいるようです。ネットにアップしている方が少ない状況ですが当選を信じて申し込むしかありません!最近当選者が増えてきた感がありますけどね。


主幹事引受けになることは少ないですが引受け株数が多い場合があるためその時は狙い目だと思います。引受株数が多い時だけ抽選に参加する方法も有効でしょう。


口座開設だけしておけば好きな時に抽選参加できると思います。後期型抽選になるためそこだけ理解しておきましょう!


岩井コスモ証券の株式委託手数料と入出金手数料について調べてみた結果

同社の株式委託手数料はIPO株に当選した場合少し割高になります。現物取引手数料を確認するとスタンダードコースの「1約定ごとの取引コース」になるため、500万円以下と500万円以上の約定代金でわけられます。


IPOに当選しても50万円以下の約定になることが殆どのため最低手数料の1,100円(税込)が適用されることになります。信用取引の場合はスタンダードコースでも別に手数料体系が設定されています。


岩井コスモ証券の株式売買手数料
※2022年8月14日調べ


またハードユーザーのためにマンスリーコース(1ヶ月定額制の取引コース)も用意されています。こちらは規定回数上限が定められており、1ヶ月間何度取引しても手数料が定額となっています。


下記画像のように50回コースと100回コースにわかれています。マンスリーコースを選択し売買を行っている方をたまにネットで見るため人気があると思います。


岩井コスモ証券マンスリーコース手数料
※2022年8月14日調べ


基本的に対面取引に力を入れている企業になりますが、ネット取引も強化しユーザーを獲得を行っているようです。外国債や米国株の人気が高く、興味があれば同社で提供されている金融商品の確認をお勧めします。


私のブログを訪れる方の多くはIPO投資メインになると思いますので、IPOに当選し売却を行う場合はスタンダードコースの500万円以下の約定代金となり、1,100円(税込)が多くの方で適用となるでしょう。


証券業界全般に言えることですが、岩井コスモ証券のマンスリーコース(1ヶ月定額制の取引コース)は凄いです。公式サイトの例文をご紹介すると「5,000万円の現物取引も1億円の信用取引も1取引あたり220円」となっています。


ちなみに取引を行わない月の手数料は発生しないため優れています。


現物取引と信用取引どちらも共通となっています。IPO売却時は手数料が高めですが、頻繁に売買される方にはコストが低く済む特徴があります。結構人気らしいです。


入出金手数料は意外と融通が利くからIPO投資に向いている

岩井コスモ証券ネット口座の「コスモ・ネットレ」について入出金を確認してみたいと思います。対面口座の場合は取引店舗の振込先口座へ入金する方法がありますが、ネット口座だとオンライン入金を利用するほうが賢いでしょう。


しかもオンライン入金は多くの金融機関と提携しているため使い勝手が良いです。大手金融機関取扱いの他にもネットバンクが利用できるためIPO投資では助かります。


岩井コスモ証券オンライン入金の提携企業


もちろん振り込み代金は無料になります。IPO投資を専門に行っていて資金が乏しい場合は入出金を繰り返すことが多いためオンライン入金(即時入金)の取扱いは助かります。


また証券口座からの出金手数料も無料となっています。よってオンライン入金を使えば入出金手数料が無料になるため資金移動で手数料が発生することはなさそうです。


まとめると次のようになります。


  • 顧客の証券口座(専用振込先口座)に振込む場合は手数料自己負担
  • オンライン入金サービスを利用すれば振込手数料無料
  • 証券口座から出金する場合の手数料は無料


多くの証券会社で入出金無料にできまが、オンライン入金(即時入金)できる環境は自分で作らなければなりません。


ネット銀行の口座を開設しておくと便利なので自分が好きな企業の口座を開設しておきましょう。ゆうちょ銀行は結構使えるので好きです。トークンもありますからね。

岩井コスモ証券の企業概要について調べてみました

同社の企業概要について調べてみました。現在の岩井コスモ証券という社名は「岩井証券」と「コスモ証券」が2012年5月に合併し誕生しています。それぞれ老舗企業でしたが業界再編のため合併の道を選んだようです。


IPO的には取扱い数がかなり増えたため歓迎できます。それまでは岩井証券とコスモ証券の両方にIPO申し込みを行っていました。また資金が別々に必要だったため苦労したことを思い出します。


岩井証券は1915年5月創業になります。コスモ証券は1917年12月創業です。記事作成時点の企業概要は以下のようになります。


項 目その内容
社名岩井コスモ証券株式会社
英文社名(IwaiCosmo Securities Co.,Ltd.)
本社所在地大阪府大阪市中央区今橋1丁目8番12号
資本金135億円
※岩井コスモホールディングス株式会社100%出資
代表者代表取締役会長CEO 沖津嘉昭
代表取締役社長COO 笹川貴生
従業員数843名
※2022年4月01日現在
登録番号金融商品取引業者 近畿財務局長(金商)第15号
※2022年8月14日調べ


同社は大阪府大阪市中央区今橋に本社を構え近畿地方に強みのある企業です。近畿地方に17店舗を構え関東に8店舗、中部地方3店舗、中国九州地方に5店舗を構えています。合わせると33店舗日本国内にあります。


これまでに何度も合併や吸収を行っていることから歴史を感じます。


また取扱金融商品の幅は広く国内株式や投資信託、債券、先物の他、米国株、中国株、ベトナム株の取扱いもあります。さらにFX(外国為替証拠金取引)やCFD(差金決済取引)も行っている証券会社です。


kimukimu

対面口座では外国株が店頭顧客に人気みたいだね。米国経済が好調だと収益が伸びる傾向にあるそうです!



手数料面ではハードユーザーが増えてきているイメージが個人的にあります。取引で利益が出せる人にはお勧めですよね。


私はコツコツIPO当選を狙って申し込みを行いたいと思います。また、株式移管の手数料が無料という情報もネットに上がっていました。


利用者が多い状況ではなさそうですが人気はあるようです。操作性が良くなればもっと良いと言ったツイートもありました。

一般信用売建ができるって知ってる?地味に凄い理由はこれだ!

これまであまりブログでも取上げていませんでしたが、実は岩井コスモ証券は一般信用売建が可能です。秘密にしていたわけではありませんが、私が信用口座を開設していないため記事にしていなかっただけです。


大手ネット証券が一般信用売建を開始し手数料収入を得ているようなので同社も?


しかし一般信用売建できることに気が付いている投資家は少ないと思われるため、株主優待狙いの優待クロス組は少ないでしょう。


株主優待をただ貰いする方法は下記記事でまとめています。信用取引を使った手法になります。




ただ上記で説明したようにスタンダードコース(現物株式)の手数料が高いため工夫が必要になります。手数料コースを変更する方法や信用取引を使い手数料を安くする方法などが考えられます。


信用買建した後に現引きすれば手数料を低く抑えることができそうです。


信用取引の日計りイメージ画像



kimukimu

信用取引の場合は同一資金で何度も同じ銘柄を売買できるメリットもあるよね。



証券口座も使い方次第なのでIPO投資以外にも色々と使うことができます。私の場合はたくさん口座があるので同社ではIPO投資に注力しています。


一般信用売建銘柄はログインしなくても公開されているため、興味がある方は確認してみるとよいでしょう。


岩井コスモ証券のIPO抽選に参加すべき人はどんなタイプなの?まとめ

同社のIPO抽選に参加すべき方は余裕資金がある方でしょう。そしてIPOのルールをしっかり確認できている方です。


後期型抽選方式を採用している企業はブックビルディング段階で申込相当額の資金が必要な企業もあります。同社では資金不要ですが後期型抽選の難しいところは、どのタイミングで資金が必要になるかです。


岩井コスモ証券の特徴


一般的な抽選参加ではブックビルディング(需要申込)段階で資金が不要でも、ブックビルディング締め切り日までに資金を用意しなければならない証券会社もあります。


この辺りがIPO初心者には難しいと感じています。


慣れれば深く考えなくても自然とわかってきますが投資を始めたばかりの方にはわかりにくいようです。時間があれば下記記事も参考になると思います。




また定評がある「アナリストによるレポート」や「市場ニュース」「トピックス」を見ることも可能です。これを目的に口座を開設する方もなかにはいるようです。


同社はIPOにそこまでこだわっている感じはありませんが、IPO取扱い数が多いのは事実です。キャンペーンも随時行われているため積極的な方にお勧めします。予想外にサービスが充実している証券会社だと思います。


さらにシステムがリニューアルされブックビルディング申し込みが少し簡単になっていました。見やすくなり使い勝手も改善しています。


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