IPOチャレンジポイントはSBI証券が行っているサービスです。ポイントを貯めることでIPOに当選できる仕組みになり、貯めれば貯めるほど優位な配分が行われます。
ただしIPOチャレンジポイントを貯めているにもかかわらず、当選して失敗する方がいるのでご紹介したいと思います。基本的な使い方や利用方法などもご紹介したいと思います!
簡単な仕組みですが理解していないとい大損することがあります。実質的な損害よりも精神的に凹むかもしれないため内容を確認してみましょう。私はIPOチャレンジポイントを有効に使えるようにひたすら貯めています。
今回はIPOになかなか当選しないと言ったお話を受け付けたため、近い将来IPOチャレンジポイントを活用してIPOが当選できる仕組みや活用方法をご紹介したいと思います。
せっかくポイントを貯めても有効に活用できていない投資家もいます。私の知人は毎回IPOチャレンジポイントを全て利用し350P程度を無駄に利用していた方がいました。その利益は5万円程度だったのでそんな人いるの?と逆に驚きです。
ポイントを利用すればIPO当選に近づきますが利用方法を間違うと思うような利益を出すことができません。簡単な内容なのでこの機会に理解しておきましょう。
- IPOチャレンジポイントの貯め方と使い方がわかる
- 最低でも200P貯めないと抽選枠の配分が狙えないことを書いている
- 頑張って貯めたポイントが消失することを説明している
- SBI証券のIPOは複数株の当選が狙える!さらに資金枠でも当選が狙える
- NISAの非課税枠を使って税金を支払わなくて済む方法があることを紹介している
IPOチャレンジポイントの仕組みと基本的な利用方法を調べました
SBI証券のIPOチャレンジポイントの基本的な内容をまずは把握しておきましょう。ポイントを貰える仕組みはIPO抽選に申込を行い「落選」すると1ポイント貰えます。そしてポイントをできるだけ多く貯め、そのポイントを利用することでIPO当選につながります。当選するための目標は200P位は必要になるため200回落選しなければ当選は難しいでしょう。
ここ数年は1年間に実施されるIPOの数が80社~90社になっているため最低でも2年数ヶ月は落選し続けなければなりません。この話を聞いてそんなことやってられないと思った方はIPO投資は行わないほうがよいかもしれません。
※SBI証券公式サイト引用
IPOに当選すれば利益が出る可能性が高いことはわかっていても面倒な投資なのでお勧めはしません。ただ考え方によってはIPO抽選に申込続けて数年後に利益が出るのであれば確実な投資だと考えられませんか?
家族4人で3年間落選しまくって4年目に100万円以上の利益を目指してみませんか?場合によっては1人100万円以上の利益を得ることも可能でしょう。これからIPOチャレンジポイントを貯める方は長期的な計画で参戦してみることをお勧めします。
【SBI証券サイト引用】
新規上場株式(既上場銘柄の公募増資・売出は除く)のブックビルディングの抽選・配分に外れた回数に応じてポイントが加算される当社のポイントプログラムサービスです。IPOチャレンジポイントは、次回以降のIPO(新規上場株式ブックビルディング)の際に使用することで当選しやすくなります。
またIPOに当選した場合はポイントを貰えません。その他、補欠当選の場合は購入申込みを行わないとポイントを貰えないのでご注意ください。さらにポイントを利用して補欠当選している場合は購入申込みを行わないと利用したポイントが返却されないため気を付けてください!
私はIPO投資を始めた頃にSBI証券の抽選ルールを理解していなかったため50P程度なくなったことがあります。当時はポイント枠当選は狙っていませんでしたが後から猛烈に後悔しました。
※SBI証券公式サイト引用
IPOに落選した場合は1P貰えるだけです。問題なのは補欠当選時にも購入意思表示を行わなければならないことです。購入意思を行わない場合もポイントを利用していると全て消失するため気を付けましょう。
そんな人はいないと思うかもしれませんが実際にいます。IPOに当選していても購入申込みを忘れる方がいるくらいですからね。
普段IPO投資を行わない方が当選後に購入忘れとなるケースが多いと思います。私も購入申込み忘れをしたことが過去にあります。
またIPOチャレンジポイント枠の当選は全体の30%になっています。残りの70%は通常の抽選枠になります。ポイント枠を使わなくてもIPOの当選は可能です。私も通常枠で当選したことが何度もあります。
しかし、SBI証券は口座数がネット証券最大規模のためIPOに参加する方が多いのが現状です。そのため毎回激戦が繰り広げられます。通常枠で当選を狙うのであればSBI証券が主幹事を引受けた時だと思います。
IPOチャレンジポイントを使えば複数当選する可能性があるって知っていますか?
実はSBI証券のIPOチャレンジポイント枠当選は謎が多いんです。複数当選になるときもあれば100株の単元株当選になるときもあります。主幹事を行った時のデータをまとめたのでご紹介します。
IPO当選のボーダーラインはSNSで情報収集しているため多少ずれが生じていると思います。そのため参考程度にお考え下さい。
表記しているポイント以上であれば100%当選となった訳ではありません。一応、実際にご当選された方のポイントを確認して掲載しているため掲載ポイントよりも少ないポイントで当選している可能性が高いはずです。
複数当選とポイント枠当選を確認してみると200,000株以上だと複数当選の可能性があるように思います。しかし、Branding Engineer(7352)のようなパターンも見受けられるようになり、段々と過去の配分傾向があてにならなくなっているように感じます。
2018年12月上場のリンク(4428)にポイントを使われた方は複数当選でラッキーという事例も出ています。
さらに2020年3月上場のサイバーセキュリティクラウド(4493)は60,000株弱しかないのに300株の複数配分です。ポイントが620P必要でしたがこのようなパターンも中にはあります。利益は300株配分で初値売りだと141.3万円になります。
このことから確実に大きな利益が出る銘柄にポイントを使うほうが良さそうだと考えています。
現在の私のポイント数は437Pになります。妻も同じくらいポイントを保有していますし、子供の未成年口座も利用しているためさらにポイントを貯めることができています。
そろそろポイントを利用して利益を確実に狙える水準にまで到達したように思います。ただ欲張りなので50万円以上の利益が狙えるような銘柄にIPOチャレンジポイントを利用したいと考えています。
利用するタイミングも難しいと感じます。
SBI証券のIPO抽選ルールを別記事でまとめています。よかったらこちらも参考にしてください。
SBI証券でIPOをはじめるための3つのポイントをチェックしながら裏技も考えてみました。どうしてSBI証券がIPOで人気なのか徹底的に調べています。実はIPOチャレンジポイントを利用した当選が恐ろしいほど魅力的なんです! …
IPOチャレンジポイントを貯める方法と絶対に行ってはならない1つの事実
ポイントを貯めた後は、利用するタイミングも考えながら行わないといけない事がわかったと思います。できるだけポイントを貯めて使うチャンスを伺いながら長期間抽選に参加することになります。そこで長期間IPO抽選に参加する場合に行ってはいけないことが1つあります。それは安易にポイントを利用すると通常枠当選でIPOチャレンジポイントをなくすことがあります。
例えば上記のようにSBI証券で通常枠当選だったとします。私はポイントを使いたくなかったので利用していませんが、仮に100P利用していたとしたらその100Pは無駄になります。1年以上貯め続けたポイントが通常枠当選で消失してしまうことになります。
もしIPOチャレンジポイントを貯めているのであればこのような失態とならないように、ポイントを利用せず貯めるべきです。
ポイント枠の当選を狙った抽選であれば構いませんが、たまに通常枠で当選することがあるので気を付けてください!SNSを見ていると、ポイントを少し使って通常枠で当選している方をお見かけすることがあります。勿体ないです。
リスクがあるけどポイント狙いでIPO抽選に参加する方法は有効だ
IPOに慣れてくると公開価格割れしそうな銘柄がだんだんとわかってきます。通常であれば抽選に参加することを控えたほうが良いと思います。しかし、SBI証券ではポイントをできるだけ多く貯めたほうが優位な取引ができるため、あえて公開価格割れしそうな銘柄にも抽選参加しておくべきでしょう。
もし公開価格割れしそうな銘柄に当選した場合はキャンセルすることでIPOを購入せずに済みます。地合いが変化し利益が出そうだと思ったら購入の判断をしても良いと思います。
公開価格割れしそうなIPOだと補欠当選になることが多いため、補欠当選の場合はキャンセル、もしくはポイントを狙って購入申込みを行う方法が考えられます。危険だと判断した場合は補欠当選をキャンセルしましょう。
この繰り返しを行うことでポイントをより貯めることができます。
過去にはSBI証券でソフトバンクが大量当選したことがあります。私は怖くなって辞退させて頂きました。
1ポイント差で当選することもあるのでできるだけ多くのポイントを貯めるようにしましょう。IPO投資で損失を出すと本末転倒なのでリスクを多少とっても良い方は、公開価格割れ懸念のある銘柄にも申込を行っておきましょう。
私は全ての銘柄で抽選参加しています。ソフトバンクでは辞退してしまいましたが、同じ考えの方が多いため購入申し込みを行っても落選になるケースが多いです。この辺りは自己判断になるため情報収集を行ったのち判断しましょう。
SBI証券ではIPO当選後にキャンセル(購入辞退)を行ってもペナルティーはありません。ネット証券だとこの辺りにメリットがあります。店頭証券で裁量配分の場合にキャンセルしてしまうと次回から配分がないかもしれません。
また、公開価格割れが予想される場合の抽選申込みは100株の最低単元で申込を行いましょう。複数株申込んでもポイントは1Pになります。
SBI証券のIPO申込み手順を画像付きで説明します
SBI証券のIPO抽選を始めて行う方に向けて申込手順をご紹介したいと思います。まずはSBI証券にログインを行います。その後上部タブの「国内株式」にカーソルを合わせるとIPOという項目が出てきます。※SBI証券公式サイト引用
IPOのタブをクリックすると次のページに進むことができます。
少し下のほうに進むと「新規上場株ブックビルディング/購入意思表示」と黄色いバナーがあるのでそこをクリックします。
※SBI証券公式サイト引用
はじめてIPO抽選に参加する方は「目論見書電子交付サービス承諾状況」で承諾を行ってください。承諾しないとIPOの申込みができません。
※SBI証券公式サイト引用
承諾するとIPOの申込みができるようになります。
抽選申込みは申込株数と価格を入力します。同じ画面でIPOチャレンジポイントの入力も行えるようになっているので使いたい方は入力を行いましょう。
※SBI証券公式サイト引用
3つの入力(確認)が終わると取引パスワードを入力します。すると確認画面に遷移するのでそれでよければ「申込」を行います。
申込を行った後もブックビルディングの取消や修正がブックビルディング期間に限り可能になっています。
1回申込みを行うとわかる内容になっているため迷うところは殆どないと思います。抽選参加後に落選となった場合は結果発表後にIPOチャレンジポイントが1p付与されます。
すぐ次のIPOにポイントが利用できるようになっています。
SBI証券は申込んだ株数だけ当選確率が高くなるの?お金持ち優遇のシステムだった
ここまでIPOチャレンジポイントについてまとめました。しかしSBI証券は完全抽選ではありません。申込株数が多ければ当選の期待が高まる不思議な証券会社なんです!少しグレーな内容になりますが、100株申込よりも10,000株申込を行った方のほうが当選しやすいです。
ただし100倍当選しやすくなるかと言えばわかりません。SBI証券のIPO抽選ルールには少し謎が多いためどのくらい当選しやすいのかわからないことが多いです。
今年初のSBI証券からIPO当選しました。
— ぺい@資産部 (@peikiti2) December 10, 2019
当選出来そうかなと思ってたマクアケはすべて落選でショックだったですが、出来なそうと思ってたBuySell Technologiesだから余計に嬉しいです。
後は初値がどれだけ上がってくれるか期待して上場日を待ちます。 pic.twitter.com/w1IVXquupR
https://twitter.com/yasopom/status/1239503245061447680
資産家の方だと資金枠でIPOの配分が行われることが多くなるため、IPOチャレンジポイントにこだわる必要がありません。ただ私を含め多くの投資家はポイント枠を狙ってコツコツ貯めているのが現状です。
毎回SNSでは資金枠の当選者が出ていますが、羨ましいというよりも普通にスゲーと感じます。人それぞれ環境が異なるため仕方がないことです。
自分ができることをコツコツ続けましょう!
IPOチャレンジポイントを貯める時に気を付けたい事をまとめてみました
SBI証券のIPOチャレンジポイントは他社にはない独自システムになります。他社にもIPOでポイントシステムを利用している証券会社はありますが、仕組みがよいとは言えないと思います。SBI証券は幹事引受けがネット証券の中では最大規模になるためIPO抽選の楽しみがあります。
- 落選し続けることでIPO当選に近づく可能性が高い
- ポイント枠当選は200P以上を目指さなければならない
- IPO抽選参加を行う場合は仮条件の上限(ストライクプライス)で申込を行うこと
- 安易にポイントを利用すると無駄になることがある
- 購入意思表示を必ず行っておくこと
- 資金をできるだけ多く入金し複数株で抽選に参加しておいたほうが良い
- 複数株の配分が期待できる場合がある
- IPOチャレンジポイントに有効期限はない
- IPO当選後の購入手数は無料
まとめると上記のようになります。
IPO抽選に参加する場合は、仮条件の上限もしくはストライクプライスで抽選に参加してください。ストライクプライスとは成行のことになります。詳しく知りたい方は下記記事を参考にしてください。
IPO申込時にストライクプライスという表示がSBI証券では出てきます。 比較的新しい取り組みなのでご存知ない方もいるようですが、最近はだいぶ慣れてきたように思います。サービス開始当初は何度か聞かれたことがあります。 IP …
殆ど仮条件上限で公開価格が決定するため上限申込みがベストです。仮条件が上限決定した場合はそれ以下の価格で抽選に参加していても参加ができないため注意してください。
とりあえずIPOチャレンジポイント当選を狙うなら、200回くらい落選しなければならないため気長に取り組めばよいと思います。
預け入れ資金が数千万円だと資金枠当選の期待が高まってきます。私は資金移動をあまり行っていないため資金枠での当選はほぼありません。
私がこれまでにSBI証券で当選したIPOは下記記事でご紹介しています。
SBI証券(旧イー・トレード証券)のIPO抽選ルールと当選画像を掲載しています。過去記事を利用しているため少し見にくくなっており申し訳ありません。追記するような形になっています。最近はポイントを使わなくても当選することが …
IPOチャレンジポイントを使って最大限に利益を高める方法はNISA口座を利用すること!
IPOが当選した場合の購入手数料は無料です。公募増資や立会外分売でも配分があった場合は無料で購入できます。ただし売却手数料はそれぞれ発生します。また税金が20.315%発生するため利益の2割以上税金で持って行かれます。税金の内訳は所得税および復興特別所得税が15.315%、住民税が5%がです。
rpaホールディングス、当選 pic.twitter.com/dnRM2NhCce
— 人生一度きり (@tXyzljc9k62rpxg) March 15, 2018
例えばRPAホールディングス(6572)の場合は公開価格3,570円の初値が14,280円になりました。100株あたりの利益が107.1万円になり、300株配分だと利益が321.3万円です。
321.3万円の利益の税金20.315%は652,720円になります。儲かっているとはいえ65万円以上の税金を支払うことになります。
そこでNISA口座でIPO買付けを行うと税金は0円です。65万円以上の税金を支払わなくて良いんです!現在のNISA投資可能枠が1年間で120万円になっていることから、多くの銘柄で非課税による取引ができると思います。
RPAホールディングスのようなIPOは滅多に出てきませんが、利益100万円程度のIPOはたまに出てくるのでNISA枠を利用してIPO株を買い付ければ税金を支払わずに済みます。賢い投資だと私は考えています。
IPOチャレンジポイントを貯めて複数株配分を狙い、NISA口座で非課税にしてしまえばこれほど喜ばしいことはないでしょう。ただし最低でも2年~3年は時間が必要になります。
特にお金を必要とするわけでもなく自分の努力で利益を出すことができるため、コツコツ派の投資家に向いている投資だと思います。
最後にまた書いておきますが、IPOチャレンジポイントを毎回利用して抽選に参加することはポイントを無駄にする場合があります。せっかく貯めたポイントを有効に活用できるよう抽選の仕組みは理解しておきましょう!
その他の証券会社の特徴や抽選ルールなどは下記記事でそれぞれまとめてみました。よかったらこちらも参考にしてください。
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