GMOクリック証券のIPO取扱いについて詳しく調べてみました。抽選ルールやメリット・デメリット、そして手数料を安く抑える裏技について調べました。


またIPO目的の口座開設者は少ないと考えられるため、IPO取扱いが行われると意外に当選確率が高かったりします。


過去にはIPOを沢山取り扱っていた時期もあるため今後取扱いが増える可能性もあります。IPOに興味がある投資家は口座を開設しておいたほうが無難でしょう。


GMOクリック証券のIPOルール
※GMOクリック証券公式サイト引用


GMOクリック証券は東証プライム市場に上場するGMOインターネット(9449)グループになります。GMO系のグループは沢山存在しているため案外身近な企業だと思います。


インフラ関係やメディア関係、インターネットをつかった金融事業など生活になくてはならない企業に成長しています。上場している子会社も多く、総合インターネットグループとして存在感ある企業です。


今回はIPOの抽選ルールを中心に調べてみましたが、取扱金融商品も多いためいろいろ紹介しておきたいと思います。


最近では優待クロスで利用する方も増えています。つなぎ売りのやり方も公式サイトに書かれています!!


GMOクリック証券のIPO取扱い実績や抽選ルールについて調べてみた結果

GMOクリック証券はあまりIPOに積極的な企業とは現在のところ言えません。年間に数社のIPO取扱いが行われる程度なので、IPO投資専門で稼ぎたいと思う方以外は口座を開設していないと思います。


私は妻と2名義でIPOにチャレンジしています!


ただIPO参加時に妻の証券口座を開設したことを忘れていたため、1名義で申込続けていた時期があります。家族でIPOを楽しまれている方には「あるある」な出来事でしょう。


GMOクリック証券のIPO抽選の流れと購入方法


【IPO抽選の流れ】
  1. ブックビルディングへの参加申し込み
  2. 購入申込み(この時点で資金拘束)
  3. IPO抽選
  4. 上場


IPO抽選までの流れは上記のようになります。ブックビル参加申込みと購入申込みの2回が必要になるため注意してください。


ブックビル時点で資金拘束はなく、購入申込時に申込相当の買い付け余力が必要になります。またブックビルディングを行っていないと購入申込みができません!ここは注意が必要なところです。


ただじ公式サイトには需要申告(ブックビルディング参加申込)を行わない場合もあると注意書きがあります。


GMOクリック証券では、ブックビルディングによる需要申告に参加し、かつ、申告価格が募集・売出価格以上であったお客様のみを購入申込の対象としております。但し、銘柄によりGMOクリック証券において需要申告の受付を行わない場合があります。その場合、すべてお客様を配分申込みの対象とし、申込みの意思表示をされたすべてのお客様を対象に抽選を実施します。



銘柄により需要申告をストライクプライス(成行注文)で行えたり、指値で行う場合があります。他社でIPO抽選に参加している方はすでにご存じの内容だと思います。


さらに購入申込時にNISA買付けを選択することもできます。抽選は購入申込最終日午後3時になっていて、その時点で買い付け余力が必要です。


抽選時に買い付け余力が不足している方は配分を取消されるため注意してください。買付余力が不足している場合でも当選表示があるようです。


信用取引などで余力が下がったりすることもあるため気を付けましょう。


抽選前の余力確認では、購入申込株数に係わらず「募集・売出価格 × 最低申込単位株数」分の余力の有無を確認します。但し、最低申込単位株数以上の株数が当選した場合で、当該株数分の余力が不足している場合、余力が不足している部分の配分を取り消します。

抽選・配分の際(原則として購入申込最終日の午後3時〜午後5時)にお客様の余力を拘束します。新たに入金される場合は、GMOクリック証券に午後3時までに着金されるようにお願いします。


最大のデメリットはIPO取扱いが少ない事かもしれない!

証券口座を開設することで費用などは一切かかりません。他社同様に口座開設や口座維持費用の発生はありません。


ただしIPO取扱いが少ない事が最大のデメリットだと思います。


銘柄名公開価格初値結果
GMOメディア(6180)2,740円5,510円(2.01倍)
GMO TECH(6026)5,800円13,640円(2.35倍)
GMOリサーチ2,100円4,900円(2.33倍)
GMOフィナンシャルゲート(4051)2,540円6,550円(2.58倍)
HCSホールディングス(9142)1,800円2,210円(1.28倍)


公式サイト上にあるデータを元に初値結果を調べてみました。昔からIPO投資をされている方はご存知だと思いますが、GMO関係のIPO取扱いが多くなっています。幹事入りもしくは委託幹事としての取扱いです。


それに全ての銘柄で公開価格を超えています。またGMO系の初値が好調だったこともわかります。市場の温度も関係してくるIPO投資ですが取扱いがあれば利益見込みが強そうです。


公式サイトにIPO取扱いの申し込みなどが現在も残っていることからIPOから撤退しているわけではなく、IPO以外の金融商品に注力しているようです。IPO取扱いが今後増えることを願いたいと思います。


たまに委託幹事でIPOを取扱うため申込み忘れとなる方も多いようです。私も抽選に参加し忘れることが委託販売では多いです。また、上記以外にもIPOの取扱いがあります。


IPO抽選に参加する前に知っておきたい事実と未成年口座の存在

IPO抽選に参加する前に知っておくべきことがあります。それはGMOクリック証券が引受けた株数を全て抽選に回していることです。抽選対象となる配分申込毎に番号(乱数)を付与し抽選を行います。


また配分数量の上限を5単元(500株)とし配分が公平に行われます。1口座1抽選方式になり完全平等抽選になります。口座数が多ければ当選確率が上がります。


1年間に当選する上限が3回までと決められていることも合わせて覚えておきましょう。


また100株申込と500株申込の当選確率は5倍にはなりません。このことから最低単元の100株申込でよいと思います!


GMOクリック証券未成年口座でIPO抽選


未成年口座でもIPO抽選に参加することができます。


もちろん公募増資(PO)にも参加できるため公募増資の抽選に参加し利益を出すことも可能です。IPOよりもPOのほうが配分確率が高いと思いますが、そのぶん利益も少めなのでIPO目的の口座でPO参加する方は少ないかもしれません。


未成年口座の定義は0歳~17歳の未婚の方になります。取引は原則、親権者または未成年後見人が行います。私の場合は子供の口座を私自身で活用しています。


また未成年口座は特定口座を開設していることが条件になり、一般口座はNGのようです。IPO目的の口座開設者は少ないので当選のチャンは他社よりも高いと思います。もう少しコンスタンスにIPO取扱いがあれば嬉しいですけどね。


それと後期型抽選の場合は購入申し込みを行った後にキャンセルできないので気を付けましょう。ブックビルディング参加申込期間(需要申込期間)中であれば申込を取り下げることができます。


それと未成年口座でもIPO当選したことがあるため少し内容を下記記事でまとめてみました。参考になる部分があると思います。




IPO投資の入出金は無料化できる方法がある

IPO投資で一番気にする事は口座への入出金です。口座維持にお金は掛かりませんが入出金は費用が発生することがあるため絶対に確認しておきましょう。


GMOクリック証券の即時入金サービス


ネット証券全般で即時入金の取り扱いがありGMOクリック証券でも用意されています。殆どの方が入出で費用が発生することはないと考えられます。


ネットバンク口座を持っていない方は証券会社の口座よりも先にネットバンク口座を開設しておきましょう。IPO投資ではネットバンクを頻繁に使うため持っておかないと手数料で相当な費用が発生します。


証券会社に入金しっぱなしでよい方は費用面のことを考える必要なないでしょう。私はゆうちょ銀行を頻繁に使います。


PayPay銀行(旧ジャパンネット銀行)や楽天銀行、イオン銀行なども使っています。ネットバンクも口座開設に費用が発生することはないため2つくらい持っておくと便利だとおもいます。


振込入金の場合は金融機関指定の費用が発生します。出金は証券会社負担になり無料です。

GMOクリック証券の取扱い金融商品が多く口座開設も簡単にできる設定が嬉しい

GMOクリック証券に口座を開設している投資家はご存知だと思いますが、証券口座を開設すると他のサービスの口座開設が簡単にできます。


GMOクリック証券のサービス内容


私はFX口座と外為オプション口座、CFD口座も開設しています。もちろん信用取引口座の開設も行っているため使っています。


ネット証券の信用口座はかなり使えるため個人的には積極的に開設しています。もちろん使う前提で開設しています!


同社では資金移動も簡単に行えるためメリットが多いです。証券口座から開設しなくてもGMOクリック証券【FXネオ】からの口座開設でも問題ありません。キャッシュバック特典を受けたい方はFX口座から開設したほうが少しお得です。


また、GMOインターネットグループのFXプライム byGMOでは当サイト特典を期間限定で付けて頂きました。興味があればグループ企業のFXスペックなどを確認してください。


参考になるかもしれません。




同系列の企業だと知らない方もいるようです。またスペックやサービスが異なるため比べてみると良いかもしれません。スキャルピングと言われる手法を用いる方はFXプライム byGMOを選択する投資家が多いようです。


約定能力に差があるようなので投資家の取引スタイル次第でしょう。ちなみに私も口座を開設し実際に取引しています。


ぱっと見テクニカルというツールだけを使いたい方も多いようです。これについても上記記事でまとめています。


GMOフィナンシャルホールディングス(7177)の株主優待を使えば手数料キャッシュバックあり

GMOフィナンシャルホールディングスの株主優待を利用するとGMOクリック証券の手数料がキャッシュバックされます。


優待の権利獲得月は6月と12月になります。少し複雑なので興味がある方は公式サイトをご確認ください。

⇒ GMOフィナンシャルホールディングスの株主優待ページ


権利取得株数とコースを選択することで割引対象が異なります。ちなみにAコースの割引は下記のようになります。


GMOクリック証券の取引手数料キャッシュバック


優待を利用するには権利を獲得したあとに株主優待サイトで優待申請受付期間内に登録手続きが必要になります。権利取得を行うと郵送されてくる書類に申請手順も同封されていると思います。


またGMOインターネット(9449)の株主優待を使うことでGMOクリック証券の売買手数料優待を受けることもできます。


グループ企業の株主優待を使うことで手数料キャッシュバックを多く受けることができます。


kimukimu

少し頭を使えばメリットが沢山あるから上場しているGMO系列の株主優待を調べてみましょう!


頻繁に売買される方は是非グループ企業の優待権利を取得してみましょう。私も使っています。


GMOクリック証券でIPOが当選した場合の売却手数料はいくらになるの?

GMOクリック証券でIPOが当選した場合は購入手数料が発生せず無料で株を取得することができます。ただし売却時には売却手数料が発生する仕組みになっています。


他の証券会社でも同様なので仕方がありません。また同社でIPOを目的とした口座開設の場合は「1日低額プラン」を選択しておくと手数料が低く抑えることができそうです。


約定代金が100万円以下の場合になります。


GMOクリック証券IPOの現物株式売却手数料


売買手数料が安いため積極的に株式売買を行いたい方に同社をお勧めできそうです。指値や成行によって手数料が高くなることはないためこの辺りは安心できます。


また手数料体系は簡単に切り替えができるため、取引状況に応じて切り替えを行うとメリットが高いと思います。私は頻繁に取引している時は1日定額プランを選択していました。


IPOに当選してから売買プランを考えてもいいかもしれません。


IPOで売却益が出ると手数料よりも税金のほうが大きくなることが多いため手数料はあまり考えない投資家もいそうです。


それよりもIPOに当選できるように証券口座を用意したり、余裕資金をできるだけ貯めることに専念したほうが賢そうです。

企業概要の詳細を調べてみました

GMOクリック証券の企業概要を調べてみました。企業概要を見ることは殆どないかもしれませんが、知らないよりは知っておきたい事柄です。


項 目その内容
商号GMOクリック証券株式会社
英語表記:GMO CLICK Securities, Inc.
登録番号関東財務局長(金商)第77号
代表者代表取締役会長 高島秀行
代表取締役社長 鬼頭弘泰
本店所在地〒150-0043
東京都渋谷区道玄坂1-2-3 渋谷フクラス
事業内容金融商品取引法に基づく金融商品取引業
会計監査人EY新日本有限責任監査法人
設立平成17年10月28日
資本金43億4,666万3,925円
加入協会
  • 日本証券業協会
  • 一般社団法人 金融先物取引業協会
  • 日本商品先物取引協会
  • 一般社団法人 第二種金融商品取引業協会
※2022年8月18日調べ


関連会社も多く存在しFXや仮想通貨(暗号資産)などを行う企業が多くなっています。


主な株主はGMOフィナンシャルホールディングス株式会社になります。GMOインターネット株式会社のグループ会社になります。

株主優待クロスができる一般信用売建ができるって知ってますか?

GMOクリック証券は一般信用買建が昔から行えたので私もよく使っていました。そして株主優待ブームが到来したため同社でも一般信用売建サービスが始まっています。


一般信用売建を利用した株主優待クロスの手法を下記記事でまとめているので参考になると思います。これから優待クロスにデビューする方はリスク限定で株主優待を得ることができるでしょう。


株主優待タダ取りやクロス取引と言われ、株式手数料や金利を支払うことで株主優待をタダ貰いする方法です。


少しのコストで大きなリターンを得ることができます。





GMOクリック証券一般信用売建の探し方


管理画面にログインして一般信用売建を探す方法は上記のように「株式>一般売り」でクイックサーチをかければすぐ見つかります。


株主優待クロスやタダ取りをメイン投資として行っている方にもGMOクリック証券をお勧めできます。一般信用取引は証券会社が在庫している株を個人投資家などに貸し出すサービスです。


資金を多く運用している方は、一般信用売建を行っている企業の証券口座を沢山持っていたほうが優位です。


これまではSBI証券やカブドットコム証券をメインとしていた投資家も、最近は他社を利用することも多くなっているようです。


GMOクリック証券でIPOに当選した投資家の口コミを探してみました!!

IPOの取扱いが多いとは言えない状況のため口コミは少ないようです。


IPOの取扱いが行われた場合は毎回誰かに当選しています。資金的な余裕があれば申込を行っておきましょう。








たまにしかIPOを取り扱わないと申込み忘れが頻発します。IPO取扱いに気が付いても面倒で申込まない事もあります。


当選している方は努力を惜しまない方が多いように思います。継続する力も大事だと身にしみて感じます!


GMOクリック証券のIPO抽選ルールまとめ!一部の投資家に人気の証券会社

IPO抽選ルールの他にIPO取扱いが現在のところ少ないことを説明しました。


ただ、一般信用売建が使えるため株主優待を「ただ貰い」したい投資家は、口座を開設しておくと優待権利獲得でメリットがあります。


GMOクリック証券のIPO投資イメージ画像


IPO抽選ルールをまとめると以下のようになります。


  • IPO取扱いが多いとは言えない
  • 1口座1抽選の平等抽選を採用している
  • 引受株数の100%を抽選に回している
  • ブックビルディング申込と購入申込の2回申込みが必要
  • ブックビルディングでは資金拘束なし、購入申込みで資金が必要になる
  • 口座開設費用や維持管理費は一切必要ない
  • 即時入金があるため入出金を無料化できる


決してIPO取扱いが多いとは言えませんが、GMO系列の上場の場合には取扱いが行われることが多いため期待できます。


そしてIPO取扱いが少ないため口座開設者も少ないと思います。また余裕資金があれば他の投資も簡単に行える環境にあるため使える証券会社だと思います。


積極的にIPO投資を行いたいと考えている方は口座開設を行っていたほうが良いでしょう。


IPO取扱いが発表されると口座開設が集中する可能性があるため早めの行動がよさそうです。口座開設で手間がかかることは公募組にとって残念なことですからね。


店頭系の証券会社だとと本人確認を徹底している企業もあり、口座開設に3週間くらいかかる企業もあります。同社の場合はネット証券なので1週間程度で口座開設できるはずです!


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