タスキ(2987)のIPOが東証マザーズに新規上場承認されたので詳しく情報をご紹介したいと思います。今回も業績や上場規模などを確認しIPO抽選に参考になるような情報を自己評価してみたいと思います。


主幹事はSBI証券が務め公開株数300,000株、オーバーアロットメント45,000株です。上場規模は想定発行価格630円から計算すると約2.2億円になります。またSBI証券主幹事案件が登場しIPOチャレンジポイント利用に悩みそうです。


グラフィコ(4930)まぐまぐ(4059)に続いて主幹事を行うため資金移動などの戦略を練る方も多いようです。株単価が低く株数も少なめなので人気がありそうです。


タスキIPO上場承認と初値予想
※タスキ公式サイト引用


東京23区を中心とした事業用地を取得し不動産の企画や開発、販売を行っている企業です。今まで対面で行っていた販売から、入居の対応をVR(仮想現実)を活用した非対面化に取り組んでいるそうです。


上場後には不動産特定共同事業法に基づき、「タスキFunds」というクラウドファンディング事業にも取り組むそうです。私も詳しく調べて別に記事を書きたいと考えています。1口10万円から投資可能なクラウドファンディングとなっています。


この他にも、給与前払いプラットフォームを今期から取り入れ収益が既にあがっているようです。では詳しく内容を確認してみましょう。


タスキ(2987)IPOの上場基本データと引受幹事

項目上場基本データ
市場マザーズ
業種不動産業
事業内容新築投資用IoTレジデンスの企画、開発、販売及びコンサルティング等
上場予定10月02日
ブックビルディング期間9月14日~9月18日
想定価格630円
仮条件610円~670円
公開価格9月23日
初値結果
企業情報https://tasukicorp.co.jp/
監査人仰星監査法人


【手取金の使途】

手取概算額164,880千円については、2021年9月期にLiveMana事業の新築投資用IoTレジデンスの開発における建築資金として120,000千円、DayPay事業の運転資金及び立替資金として44,880千円に充当する計画であります。

※有価証券届出書(新規公開時)引用



項目株数データ
公募株数300,000株
売出株数0株
公開株数(合計)300,000株
オーバーアロットメント45,000株
上場時発行済み株数5,300,000株(公募分を含む)
想定ベースの時価総額約33.4億円
幹事団SBI証券(主幹事)
藍澤證券
岩井コスモ証券
エイチ・エス証券
岡三証券
極東証券
東洋証券
むさし証券
水戸証券
委託見込岡三オンライン証券
ライブスター証券
DMM.com証券


タスキ(2987)上場評判とIPO分析

想定発行価格630円を基に吸収金額を算出すると約1.9億円となり、オーバーアロットメントを含めると約2.2億円規模の上場となります。


タスキは2013年8月に新日本建物(8893)の子会社として不動産仲介・流通を事業目的とした、株式会社TNエステートとして設立されています。2017年9月に新日本建物と資本関係を解消しています。


タスキはライフプラットフォーマーとして暮らしの住まいを提供する「LiveMana事業」と、主にLiveMana事業における取引先等が課題としている人財不足の課題解決策として、従業員向けの福利厚生サービスとなるFinTechを活用した、給与前払いプラットフォームを提供する「DayPay事業」を展開しています。


LiveMana事業では、東京23区を中心に当社の企画力・デザイン力を活かし、室内設備にIoT対応設備を標準仕様とした新築投資用IoTレジデンスを開発しています。ターゲット層は単身者やDINKS(2人居住用)を対象とした魅力あるレジデンスを投資家や企業等に販売しています。


タスキ(2987)上場評判と業績
※有価証券届出書引用


これまで全て対面で行っていた物件販売から入居の対応を、VR(仮想現実)を活用し、オンラインによる非対面化に取り組んでいるそうです。コロナ禍では良い施策だと感じます。


「Smart City View」は、最寄駅から建物までの導線をCGや360°カメラ等で撮影したVRを提供しています。また、「Smart VR」は、建物の外観や共用部、専有部の間取りやデザイン、設備等についてVRを活用し空間を表現し、パソコンやスマートフォンを通じたオンラインでのコミュニケーションを図ることができる非対面コンテンツを提供しているそうです。


タスキ(2987)事業の特徴
※有価証券届出書引用


この他、新築投資用IoTレジデンス及び開発用地の販売で培ったマネジメントノウハウを、その時々の日本の課題に応用し都市型スマートホテルやリゾート向けスマートホテル、認可保育園への取り組みに発展させています。


また、企業の福利厚生の充実を目的とした住宅制度の導入に応えるため、企業が保有する不動産の活用など、暮らしにまつわる提案を企業に行っています。


主なコンサルティング業務として、東京23区内に位置する空き家の不動産価値向上のためのソリューションをオーナーに提供するほか、ビジネスホテルの開発にかかるマーケティングや設計会社、施工会社、運営会社等との調整・交渉業務など幅広いコンサルティングを行います。


タスキIPOの販売実績と取引先
※有価証券届出書引用


DayPay事業は、FinTechを活用した企業の従業員向け福利厚生のアウトソーシングサービスです。主にLiveMana事業における取引先等が課題としている人財不足の課題解決策として、従業員に向けた福利厚生の充実を目的としたサービスです。


クラウド型の給与の日払い、週払い等の給与前払いを可能とするサービスプラットフォーム「タスキDayPay」の提供を行っています。


タスキDayPayは契約企業に代わって前払給与の立替払いをするサービスであり、月1回の給与の支払い日を日払い、週払い等に分散することを可能とし、月1回の給与日前に働いた分の給与の受け取りを求める従業員向けの福利厚生サービスです。


今後増加する国際的人財へのサービス拡充として、多言語対応を進めているそうで現在は12言語に対応しているそうです。


タスキ(2987)の企業財務情報と配当性向

回次第6期第7期
決算年月2018年9月2019年9月
売上高3,117,1945,118,432
経常利益108,210330,348
当期純利益73,282221,809
資本金300,000300,000
純資産額477,879699,689
総資産額3,392,9053,854,503
1株当たり純資産額149.34218.65
1株当たり当期純利益金額25.4169.32
自己資本比率(%)14.0818.15
自己資本利益率(%)18.7337.67
株価収益率(倍)
配当性向(%)
営業活動によるキャッシュ・フロー△1,543,55552,130
投資活動によるキャッシュ・フロー△35,619△115,586
財務活動によるキャッシュ・フロー1,751,256122,191
現金及び現金同等物の期末残高515,856574,591
※数値は千円単位



第8期第3四半期累計期間(2019年10月01日~2020年6月30日)
  • 売上高50億7百万円
  • 営業利益3億64百万円
  • 経常利益3億19百万円
  • 四半期純利益2億18百万円



【第8期第3期のチェックポイント!】
 
IoTレジデンス、スマートホテル及び認可保育園等の開発、販売及び運営を手掛けるLiveMana事業を積極的かつ効率的に推進するとともに、FinTechを利用した給与の日払い、週払いのプラットフォームを提供する「タスキDayPay」のサービスを2019年10月01日に開始したそうです。

また前事業年度に引き続き、積極的かつ効率的に販売活動を展開しています。このような結果から新型コロナウイルス感染症拡大の影響下にあっても、販売は好調に推移し新築投資用IoTレジデンス販売及び開発用地販売の合計で23件の引渡しを行っています。


タスキ社の特徴は?どんな会社のか動画を探してみた

タスキの動画は見つけることができませんでした。しかし「タスキ Funds」というエクイティ型のクラウドファンディングを行っていることがわかりました。


タスキFunds
※タスキFunds公式サイト引用


さらに高橋真麻さんが公式ページで登場しています。


売上・利益は順調に拡大しているようです!現在は第8期になりますが第6期あたりから業績が急拡大しています。


タスキ(2987)の株主状況とロックアップについて

会社設立は2013年8月12日、東京都港区北青山二丁目7番9号に本社を構えます。社長は村田浩司氏(1967年9月17日生まれ)、株式保有率は1.49%(83,200株)です。


従業員数19人で平均年齢42.0歳、平均勤続年数1.8年、平均年間給与7,778,287円です。


セグメント別従業員はLiveMana事業11人、DayPay事業3人、全社共通5人となります。臨時雇用者はいないようです。


氏名又は名称所有株式数(株)所有株式数割合(%)ロック
村上 三郎2,932,000株52.62%
東京ウエルズ440,000株7.90%×
ウェッジ400,000株7.18%
京東320,000株5.74%×
Sanyoホールディングス128,000株2.30%×
渡邉 裕128,000株2.30%×
ジープラン96,000株1.72%×
※株主上位7名の状況


【ロックアップについて】

本募集に関連して、当社役員かつ貸株人である村上三郎、当社役員かつ当社株主である村田浩司、米良浩幸並びに柏村雄、当社従業員かつ当社新株予約権者である小方裕、中山義秀、齋藤健治、狩野雄一郎、田中聡、橘龍介、立元賢司、中川亘並びに濵宣博、当社取引先かつ当社新株予約権者である合同会社N・TRUST及び三浦久は、主幹事会社に対し、元引受契約締結日から上場日後180日目の2021年3月30日までの期間中、主幹事会社の事前の書面による同意なしには、当社株式の売却等は行わない旨合意しております。

当社株主である株式会社ウェッジは、主幹事会社に対し、ロックアップ期間中、主幹事会社の事前の書面による同意なしには、当社株式の売却(ただし、その売却価格が「第1 募集要項」における発行価格の1.5倍以上であって、主幹事会社を通して行う東京証券取引所における売却等は除く。)は行わない旨合意しております。

※有価証券届出書(新規公開時)引用



上位株主には180日間(2021年3月30日まで)のロックアップが付与されています。ロックアップ解除倍率の設定は行われていません。


また別途ウェッジにはロックアップ解除倍率1.5倍で売却が可能になる設定が設けられています。株主上位にロックアップがあまり掛かっていないことは残念だと思います。


親引け設定はありません。


タスキ(2987)IPOの初値予想と幹事引受け株数

大手初値予想は仮条件発表後に掲載を予定しています。しばらくお待ちください。最新業績予想の他、仮条件発表後のPERやPBRなども後日追記します。


想定発行価格630円を挟む形で仮条件が610円~670円に決定しました。上限670円による吸収額は約2.3億円、時価総額は35.5億円になります。吸収額が少なく大きな需要が発生すると考えられます!


東京23区で投資マンションデベロッパーを行う企業のためIPOではあまり人気があるとは言えません。ただ今回は吸収額が少ないことで人気を集めそうです。既に上場3日目に初値が形成される観測が出ています。


大手初値予想(A社)3,000円~4,000円
※注目度C


この規模だと個人投資家主体の売買になると思います。株価の急騰や急落が起き「荒い値動き」になることが予想されます。


新築投資用IoTレジデンス販売で成功している他、給与の前払いを可能にするクラウド型のサービスプラットフォームを行っています。株主に不動産事業を行うジェイ・エス・ビー(3480)やプロパティエージェント(3464)の名前がありました。


2020年9月の連結業績予想は売上69.63億円となり前期比36.6%増、経常利益5.05億円となり前期比53.0%増になります。また四半期利益は3.38億円で前期比52.9%の増収増益を見込みます。成長率が高いため上場時点で業績評価はできると思います。


EPS71.91からPERは9.32倍、BPS432.54からPBRは1.55倍になります。類似企業と比較した場合は既に妥当だと感じます。そもそもPERが低い業種になるため成長が見込めなければ類似企業と似たような指標になるはずです。


初値だけ高くセカンダリーで息切れすると急落のパターンもあり得るでしょう。


幹事名割当株数引受割合
SBI証券(主幹事)276,000株92.00%
藍澤證券3,000株1.00%
岩井コスモ証券3,000株1.00%
エイチ・エス証券3,000株1.00%
岡三証券3,000株1.00%
極東証券3,000株1.00%
東洋証券3,000株1.00%
むさし証券3,000株1.00%
水戸証券3,000株1.00%


SBI証券主幹事が3つも続いています。SBI証券狙いの投資家も多いと思いますがIPOチャレンジポイントを利用した当選者も多くなると思います。


株単価が低いことが悩みの理由だと思います。そして複数配分(割り当て)が行われるのかはっきりしないため過去の配分から考えることも重要だと思います。SBI証券のIPO抽選ルールは下記記事にまとめています。




また今回は前受け金不要のむさし証券が幹事入りしています。株数が多いとは言えませんが口座を開設していない方はIPO取扱いが行われることがあるためお勧めします。


IPO抽選ルールは下記記事でまとめています。1年を通すと意外と取扱いがある証券会社です。




また今回は岡三証券主幹事のため岡三オンライン証券でもIPO取扱いが行われると思います。こちらも前受け金不要の証券会社になります。売買手数料の業界最安値水準になっています!




タスキのIPOチャレンジポイントボーダーラインは?複数株当選期待もあり得る

SBI証券が主幹事になることで今回もIPOチャレンジポイントを利用することができます。株単価が低いため300ポイント台で当選できると考えています。


利益を考えた場合に100株当選で10万円以上の利益が見込まれると思います。吸収額から考えた場合は初値5倍も考えられますが、上場承認が続いていることや投資用不動産と考えた場合、そこまで盛り上がらないのではないかと考えています。


タスキIPOチャレンジポイント当選ボーダーライン



想定発行価格が630円のため初値3倍でも12万円~13万円の利益と考えられます。個人的には300ポイントを投下することにも躊躇します。


仮条件で株単価が引上げられることも十分考えられますが、IT系ではなく不動産銘柄になるため悩ましいと思います。IPOチャレンジポイントを使われる方はよく考えて申込を行いましょう。200ポイント前半だと納得できそうです。


今回もSBI証券主幹事なのでSBIネオモバイル証券でIPO抽選が行われるはずです。単価が低いため利益よりも当選の2文字を見たい方が参加してきそうです。


IPO抽選ルールが少し異なるため事前に日程を確認しておきましょう。これから口座を開設してもまだ間に合うと思います。IPO抽選ルールは下記記事でまとめています。




勝手な予想になりますが、口座開設を行ったばかりの方や若年層の方は特にIPO配分が期待できると思います。ネオモバのIPO抽選ルールは少しわかりにくいですからね。


今回も当選を目指して頑張っってみたいと思います!


類似企業のPERやPBRを調べてみました

類似企業とPERやPBRは仮条件発表後に記載したいと思います。


類似企業PER
PBR
プロパティエージェント(3464)PER9.28倍PBR1.52倍
ディア・ライフ(3245)PER9.42倍PBR1.85倍
グローバル・リンク・マネジメント(3486)PER7.79倍PBR1.24倍
※2020年9月11日の株価基準

ストックオプションの株数や発行価格を調べました

ストックオプション行使期間株式の数発行価格
2019年12月27日~2027年12月26日308,000株130円
2020年9月19日~2028年9月18日264,000株130円


ストックオプション(新株予約権)の572,000株全てが行使期限を迎えており売却が可能となっています。


ただし新株予約権者の多くは180日間のロックアップ対象になるため、上場時点で基本的に売却不可になります。


ツイッターでもIPO記事のチェックができます!

最新情報を手に入れたい方やレア情報、気になったことをツイートしています。IPO投資歴は13年と長くソーシャルレンディングも4年目突入!安定の利益でブログも14年目に突入。


タスキ(2987)IPOの評価と申し込みスタンス

タスキIPOは評価が高く人気になると思います。初値も高くなることが予想できるため全力申し込みで良さそうです。


極東証券や東洋証券、水戸証券からの申込みはネット受付がないと思います。


タスキ(2987)IPOの評価
※タスキ公式サイト引用


9月末の上場ラッシュあけ、そしてキオクシアホールディングス(6600)の前に上場するため日程的には良さそうです。今のところIPO地合いは好調な相場が続いているため安心できそうです。


風向きが変わらないことを祈りたいと思います!2020年に上場するIPOがこのまま続けばもしかしたら前年度を超えるような数の上場承認が行われるかもしれません。


上場予備軍は多くあるようなので期待しています。少しずつ不人気IPOが登場しているのが気になっていますけどね。


それと都心の不動産価格が下落している話もニュースなどで取上げられているため、新築投資用レジデンス開発の遅延や完成在庫の滞留が発生しないのか心配する面もあります。


DayPay事業の企業従業員向け福利厚生のアウトソーシングサービスは新奇性が感じられます。


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キャンペーンについては下記記事でまとめてみたので参考になるかもしれません。実際に投資も行ってみました。


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またFunds(ファンズ)社長にインタビューを行い気になる事をズバット聞いてみました。貸付ファンドの仕組みや評判・評価を徹底的にまとめています。

Funds(ファンズ)公式へ

詳しくは下記記事でまとめているのでよかったら参考にしてください。先着方式と抽選方式の両方があり、優待付きファンドも用意され業界でも注目されている企業です。

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