I-ne(アイエヌイー)のIPOがマザーズに新規上場承認されたので詳しく情報をご紹介したいと思います。今回も業績や上場規模などを確認しIPO抽選に参考になるような情報を自己評価してみたいと思います。


主幹事はSMBC日興証券が務め公開株数2,142,000株、オーバーアロットメント321,300株です。上場規模は想定発行価格2,470円から計算すると約60.8億円になります。上場規模が大きいためしっかり考えたいIPOだと思います。


欧州及びアジアを中心とする海外市場の投資家に対して株式販売となる、簡易的なグローバルオファリングになりそうです!


I-ne(アイエヌイー)IPO上場承認と初値予想
※アイエヌイー公式サイト引用


主力ブランドは「BOTANIST」と「SALONIA」になります。BOTANISTの主力カテゴリーとしてヘアケア商品があり、ボタニカルカテゴリーのパイオニアとしてのブランド資産を元にスキンケア等の取扱商品数を拡充していくそうです。



海外戦略では中国での売上拡大を戦略の中心とするようです。BOTANISTとは植物が持つ豊かさと科学の最適なバランスを追求したヘアケア・スキンケア・ボディーケア製品のことだそうです。


SALONIA(サロニア)は有名だと私は思いますけど、美容家電ブランドのことです。我が家にはヘアアイロンが2つあります。化粧品業界は競争激化の方向にあるため上場後も業績が維持できるのかとても気になります。


I-ne(アイエヌイー)IPOの上場基本データと引受幹事

項目上場基本データ
市場マザーズ
業種化学
事業内容ヘアケア製品、美容家電、化粧品及び健康食品関連のファブレスメーカー
上場予定9月25日
ブックビルディング期間9月08日~9月14日
想定価格2,470円
※2,050円~2,890円の平均価格
仮条件2,580円~2,890円
公開価格2,890円
初値結果3,250 (公開価格1.12倍)
企業情報https://i-ne.co.jp/
監査人有限責任あずさ監査法人


【手取金の使途】

差引手取概算額3,867百万円に、海外販売の手取概算額(未定)及び本第三者割当増資の手取概算額上限727百万円を合わせた、手取概算額合計上限4,595百万円については、以下のとおりに充当する予定であります。

国内及び海外における当社ブランドの認知度向上及び価値向上のための広告宣伝活動や販売促進活動の資金として3,300百万円(2021年12月期:1,630百万円、2022年12月期:1,670百万円)。

なお残額につきましては、借入金の返済資金の一部として2020年12月期に充当する予定であります。また上記調達資金は、具体的な充当時期までは、安全性の高い金融商品等で運用していく方針であります。

※有価証券届出書(新規公開時)引用



項目株数データ
公募株数1,713,600株
売出株数428,400株
公開株数(合計)2,142,000株
オーバーアロットメント321,300株
上場時発行済み株数8,313,600株(公募分を含む)
想定ベースの時価総額約205.3億円
幹事団SMBC日興証券(主幹事)
SBI証券
みずほ証券
大和証券
楽天証券
三菱UFJモルガン・スタンレー証券
マネックス証券
委託見込au カブコム証券
ライブスター証券
DMM.com証券


I-ne(アイエヌイー)上場評判とIPO分析

想定発行価格2,470円を基に吸収金額を算出すると約52.9億円となり、オーバーアロットメントを含めると約60.8億円規模の上場となります。上場規模が大きく懸念材料だと思います。


I-ne(アイエヌイー)グループはヘアケア製品、美容家電、化粧品及び健康食品関連のブランド及び製商品の開発・販売を行っています。製商品は製造委託先及び仕入先から仕入を行っています。


グループ企業は、同社及び連結子会社4社で構成されており、販売地域を基礎とした「国内事業」及び「海外事業」の2つの事業に分類しています。


国内事業は、アイエヌイーが開発したブランド商品の日本国内の卸売事業者を通じた小売店及び量販店運営事業者への卸売販売、インターネットを活用した日本国内の一般消費者への直接販売です。


海外事業は、同社が開発したブランド商品のインターネットを活用した海外の一般消費者への直接販売、並びに海外のインターネット販売事業者、販売代理事業者、美容専門店への卸売販売です。


I-ne(アイエヌイー)上場評判と業績
※有価証券届出書引用


BOTANISTは「植物と共に生きる ボタニカルライフスタイル」をコンセプトとしたブランドです。2015年に植物由来の成分と、研究に基づく洗練されたテクスチャーにこだわり、植物を生活に取り入れた「ボタニカル」をテーマとしたシャンプー・トリートメントブランドとしてスタートしています。


ノンシリコン処方とダブルフレグランスに加えて、当時シャンプー・トリートメントとしては珍しかった透明パッケージを特徴としたブランドだそうです。


2016年よりヘアミルクやヘアオイルなどのインバスアイテム、また2017年からボディーソープを発売。さらにはディフューザーやボディーミルクなどターゲットユーザーのニーズを満たすべく商品ラインナップを拡張した展開を行っています。


I-ne(アイエヌイー)IPO事業系統図
※有価証券届出書引用


SALONIAは2012年にヘアアイロンから始まった美容家電ブランドになります。キレイになる選択肢として美容家電をもっと身近にしたい、という思いからブランドコンセプトに「BEAUTY is simple 続けられるキレイを」を掲げ、毎日手軽に使ってキレイになれる商品の開発に努めているそうです。


現在はヘアアイロンだけではなくドライヤーその周辺商品へと展開をしています。実はヘアアイロンは私の家にもあります。確かネットで購入したと思います。


取扱い開始当初はインターネットを活用した日本国内の一般消費者への直接販売が中心でしたが、量販店運営事業者への卸売販売へと展開が広がり、多くの大手家電量販店にて販売されるに至っているそうです。


ヘアアイロン市場におけるマーケットシェアは、民間調査会社であるGfK Japan社の調査で第1位になったこともあるそうです。そのため認知度は高いと思います。


I-ne(アイエヌイー)販売実績と取引先
※有価証券届出書引用


この他にも複数のブランドを保有し、その中で主なものとして「skinvill」「NICOLESS」「CAROME.」「CHILLOUT」「DROAS(ドロアス)」などがあるそうです。


skinvillは2018年10月に発売した「ホットスクラブクレンジングジェル」になり、2017年、2018年、2019年と年間楽天ベストコスメクレンジング部門1位になっているそうです。


CAROME.はダレノガレ明美氏と共同開発したブランド「CAROME.(カロミー)」を立ち上げ、「CAROME. リキッドアイライナー」を発売したそうです。


CHILLOUTは2019年7月に日本コカ・コーラ株式会社との共同事業として合同会社Endian(エンディアン)を設立したそうです。商品特徴としては、AI技術を用いて開発したオリジナルのフレーバーを採用し、一息ついて新しいアイデアを考えたいときなどに飲む商品となっています。


I-ne(アイエヌイー)の企業財務情報と配当性向

回次第12期第13期
決算年月2018年12月2019年12月
売上高20,57121,206
経常利益273649
親会社株主に帰属する当期純利益162464
包括利益162450
純資産額1,3051,775
総資産額10,6179,440
1株当たり純資産額34.1197.65
1株当たり当期純利益金額12.5558.27
自己資本比率(%)12.318.3
自己資本利益率(%)12.930.7
株価収益率(倍)
配当性向(%)
営業活動によるキャッシュ・フロー△257△853
投資活動によるキャッシュ・フロー△130△277
財務活動によるキャッシュ・フロー△402△1
現金及び現金同等物の期末残高2,9541,822
※数値は百万円単位



第14期第2四半期連結累計期間(2020年1月01日~2020年6月30日)
  • 売上高10,527百万円
  • 営業利益414百万円
  • 経常利益369百万円
  • 親会社株主に帰属する四半期純利益251百万円



【第14期第2期のチェックポイント!】

新型コロナウイルス感染症の感染拡大による自粛ムードが4月の緊急事態宣言発出によって一層高まり、外出や営業の自粛によって経済活動が急速に停滞しました。緊急事態宣言解除後も新しい生活様式に基づいた行動、企業業績や雇用環境の悪化、さらには感染拡大第2波の懸念等が景気の先行きを一段と不透明にしています。

国内事業では持続的な成長に向けて、同社が強みを持つヘアケア、スキンケア、美容家電分野の継続的な投資実行及び新たなトレンド発掘に注力したそうです。

海外事業では中国でアリババグループの越境ECである「Tmall Global」及び楽天株式会社が運営する越境ECである「楽天KAOLA」を通じた一般消費者への販売、シンガポール、マレーシア、オーストラリアにおいては同国内に多数の店舗が展開されている化粧品・コスメショップ・小売店での販売、台湾ではドラッグストアチェーン「ワトソンズ台湾」での販売を実施し、販売拡大に注力致したそうです。


アイエヌイー社の特徴は?どんな会社のか動画を探してみた

BOTANIST Tokyo原宿オープンの動画がありました。商品画像も沢山出てくることからイメージしやすいと思います。


少し昔の動画になりますが、植物と暮らすをコンセプトに「ボタニカライフスタイル」を体感できるパイロットショップだそうです。





この他にも新商品関係の動画がYouTubeには上がっていました。製品の紹介をしても面白くないので上記動画にしてみました。


I-ne(アイエヌイー)の株主状況とロックアップについて

会社設立は2007年3月28日、大阪府大阪市北区中之島六丁目1番21号に本社を構えます。社長は大西洋平氏(1982年5月18日生まれ)、株式保有率は41.02%(2,885,000株)です。


従業員数256人(臨時雇用者16人)、平均年齢33.0歳、平均勤続年数3.0年、平均年間給与4,677,000円です。


セグメント別では国内事業215人(臨時雇用者13人)、海外事業6人、全社共通34人(臨時雇用者3人)となっています。人員は連結で計算しています。


氏名又は名称所有株式数(株)所有株式数割合(%)ロック
YBO株式会社3,715,000株52.82%
大西 洋平2,885,000株41.02%
SMBC事業開発3号投資事業有限責任組合89,060株1.27%×
伊藤 翔哉70,000株1.00%
今井 新70,000株1.00%
杉元 将二70,000株1.00%
藤岡 礼記70,000株1.00%
※株主上位7名の状況


【ロックアップについて】

本募集及び引受人の買取引受による売出しに関し、売出人かつ貸株人である大西洋平、当社株主であるYBO株式会社、当社新株予約権者かつ当社役員である伊藤翔哉、今井新、杉元将二、藤岡礼記及び橋本恒平は、SMBC日興証券株式会社に対して、本募集及び引受人の買取引受による売出しにかかる元引受契約締結日に始まり、上場(売買開始)日から起算して180日目の2021年3月23日までの期間中は、主幹事会社の事前の書面による承諾を受けることなく、元引受契約締結日に自己の計算で保有する当社普通株式(潜在株式を含む。)及び当社普通株式を取得する権利を有する有価証券の発行、譲渡又は売却等を行わない旨を約束しております。

※有価証券届出書(新規公開時)引用



上位株主には180日間(2021年3月23日まで)のロックアップが付与されています。ロックアップ解除倍率の記載は目論見にありません。そのため180日間は基本的に売却不可になります。


ベンチャーキャピタルは1社存在し、SMBC事業開発3号投資事業有限責任組合にはロックアップが掛かっていないようです。


親引けは14,700株を上限として行われる予定となっています。


I-ne(アイエヌイー)IPOの初値予想と幹事引受け株数

大手初値予想は2社掲載予定です。しばらくお待ちください。

最新業績予想の他、仮条件発表後のPERやPBRなども後日追記します。


幹事名配分単位引受割合
SMBC日興証券(主幹事)1,810,100株84.51%
SBI証券107,100株5.00%
みずほ証券107,100株5.00%
大和証券42,800株2.00%
楽天証券42,800株2.00%
三菱UFJ・モルガンスタンレー証券21,400株1.00%
マネックス証券10,700株0.50%


上場承認段階の情報では難しいIPOだと感じています。製品の一部は有名だと思いますがこのまま市場がI-ne(アイエヌイー)の製品を選ぶのか?新規購入者は増えるのか?と感じました。


当選しやすいのは主幹事のSMBC日興証券になります。当選確率が高いことが予想できるので積極的な申込を行えば配分があるかもしれません。SMBC日興証券は大型IPOも取り扱うので口座は開設しておきたい証券会社です。




株数が多いことからマネックス証券も今回は当選確率が高いと思います。引受けた株数を全て抽選に回します!店頭系の証券会社は10%しか抽選に回さないため、IPO抽選に参加する方はそのあたりも考えておきましょう。




それとキャンペーンでLINE FXの期日が延長されました。1回取引で5,000円貰えるキャンペーンが10/2(金)まで延長されることが決まりました。私も参加したので5,000円貰うことができます。


5,000円の他にも株式を貰えるのでまだの方は参加してみると楽しめると思います!マジ簡単というか、ありがたいキャンペーンです。詳しくは下記記事でまとめました。




ただで株を貰っていますけどそのまま放置しています。そろそろ決済してもいいかな?と思っています!ちなみに奥さんも参加したのでダブルでお得でした。

類似企業のPERやPBRを調べてみました

大手初値予想は仮条件発表後に掲載を予定しています。しばらくお待ちください。最新業績予想の他、仮条件発表後のPERやPBRなども後日追記します。


仮条件範囲が2,580円~2,890円に決定しました。想定発行価格よりも高くなり上限2,890円算出の吸収額はOAを含めて約71.2億円になります。コロナ禍でも業績が伸びているあたりが評価されているようです。


地合いが良いとはいえ上場規模から考えると10%~20%程度の騰落率になりそうです。当選しやすいIPOなので積極的に申込めば当選確率は高いと思います。


大手初値予想(A社)3,000円~3,300円
※注目度B、上記価格は修正値です


同社はテレビCMは行わずSNSなどを使った広告戦略を用い、コロナ禍でもしっかりした収益を上げています。オンライン販売でも直接販売のビジネスモデルを行い卸業者などが間に入らない構造のようです。


海外ECサイトでの販売も行い今後も精力的に海外販売を行うそうです。ただ最近は売上が鈍化しているようなので上場後は新しい戦略を行ってくる可能性もあるようです。


2020年12月の連結業績予想は売上231.51億円となり前期212.06億円から9.2%増、経常利益13.07億円となり前期6.49億円から101.4%増の増収増益を見込んでいます。


四半期利益は9.0億円となり前期4.64億円から94.0%増になるそうです。現時点で配当金や株主優待の設定はありませんが、株主優待は自社製品が今後設定されると思います。


公開価格が2,890円に決った場合のPERはEPS123.63から23.38倍、BPS789.16からPBRは3.66倍になります。指標的には妥当な価格だと思います。上場規模が大きいため上値は重たいでしょう。


新日本製薬のようにいつか上向くと思いますが、短期投資だと難しいのかもしれません。公開価格割れはないと考えられるため個人的には積極的に投資を行うつもりです。


類似企業PER
PBR
アジュバンコスメジャパン(4929)PER33.96倍PBR1.89倍
新日本製薬(4931)PER25.46倍PBR3.95倍
ヤーマン(6630)PER55.33倍PBR6.29倍
※2020年9月08日の株価基準

ストックオプションの株数や発行価格を調べました

ストックオプション行使期間株式の数発行価格
2020年3月01日~2028年2月27日305,000株100円
2021年5月09日~2029年5月07日39,000株150円


ストックオプション(新株予約権)は305,000株が行使期限に入るようです。


新株予約権による潜在株式数は344,000株になるため発行済株式総数の約5.2%を占めることになります。


ツイッターでもIPO記事のチェックができます!

最新情報を手に入れたい方やレア情報、気になったことをツイートしています。IPO投資歴は13年と長くソーシャルレンディングも4年目突入!安定の利益でブログも14年目に突入。


I-ne(アイエヌイー)IPOの評価と申し込みスタンス

アイエヌイーIPOは少し難しい銘柄だと思います。簡易的なグローバルオファリングになるため海外配分も一つの重要項目です。


製品販売はインターネット等の広告宣伝により新規顧客を獲得し、広告宣伝は重要なファクターとなっています。現在はコロナ禍により巣ごもり消費期待もできそうです。


I-ne(アイエヌイー)IPOの評価
※アイエヌイー公式サイト引用


国内小売店及び量販店等の商習慣に影響を受ける販売形態となり、返品リスクや在庫リスクなどが発生する可能性があります。


またグループ間取引における為替リスクは本社が負うという方針があるそうなので、急激な為替変動は売上に影響しそうです。それとかなり気になったのは2019年12月期末における有利子負債は総資産の42.9%となっています。


何となくMTG(7806)のように急激な赤字になりはしないか?と頭によぎりました。地合いが異なるので適正価格で上場できれば株価変動率も低く抑えられるのかもしれません。


IPOに当選しやすいため準備だけ行っておきましょう!


投資初心者にお勧めなのはCMが行われている日興フロッギーで株式投資を行うことです。実はIPOにも申し込めるので是非ご検討ください。今ならdポイントも貰うことができます。そのdポイントで株も買えますからね。


詳しくは下記記事で全力でまとめています。今も日興フロッギーを利用しているので身近な投資です。100円から投資できる凄い証券会社です。


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またFunds(ファンズ)社長にインタビューを行い気になる事をズバット聞いてみました。貸付ファンドの仕組みや評判・評価を徹底的にまとめています。

Funds(ファンズ)公式へ

詳しくは下記記事でまとめているのでよかったら参考にしてください。先着方式と抽選方式の両方があり、優待付きファンドも用意され業界でも注目されている企業です。

ソーシャルレンディングへの投資総額は300万円を超えました。余裕資金があればぶち込みですね!