Macbee Planet(マクビープラネット)IPOが東証マザーズに新規上場承認されました。今回も業績や上場規模などを確認し評価していきたいと思います。


主幹事はSBI証券が務め3月上場だけで3社目になります。今回は株数が100万株を超えてくるため300株セットなのかもしれません。公開株数は1,003,500株、オーバーアロットメント150,500株です。上場規模は約21.5億円と少し大きめのサイズとなります!


Macbee Planet(マクビープラネット)IPO上場承認と初値予想


創業者の小嶋雄介は「まくびーインターナショナル」に入社しマーケティング部門で活躍していた人物だそうです。そしてまくびーインターナショナル代表取締役の松本将和氏の助力を得てMacbee Planetを設立したそうです。松本将和氏は同社の株主になっています。


取引先も大手企業が多く今回主幹事を務めるSBI証券とも取引があるようです。目論見ではSBIホールディングス(8473)とありSBI証券の他、SBIネオモバイル証券とあります。


この他、クオラスや三井住友フィナンシャルグループの名前もあります。ちょっと初値期待できそうなIPOですね。


Macbee Planet(7095)IPOの上場基本データと引受幹事

項目上場基本データ
市場マザーズ
業種サービス業
事業内容データを活用したマーケティング分析サービスの提供
上場日3月31日
ブックビルディング期間3月12日~3月18日
想定価格1,860円
仮条件1,830円~1,990円
公開価格3月19日
企業情報https://macbee-planet.com/
監査人 東陽監査法人


【手取金の使途】

前記「1 新規発行株式」の(注)4に記載の第三者割当増資の手取概算額上限257,535千円を合わせた手取概算額880,679千円については、①開発資金、②広告宣伝費、③人員採用費、④借入金の返済に充当する予定であります。具体的には以下を予定しております。

①ソフトウエアの機能追加及び機能強化に係る費用として218,267千円
②当社及び当社サービスの知名度向上及びプロダクト販売促進を目的とした広告宣伝活動費用として102,614千円
③事業拡大に必要な人員確保の費用として273,997千円
④金融機関に対する借入金の返済資金として285,801千円

※有価証券届出書(新規公開時)引用



項目株数データ
公募株数370,000株
売出株数633,500株
公開株数(合計)1,003,500株
オーバーアロットメント150,500株
上場時発行済み株数3,010,000株(公募分を含む)
想定ベースの時価総額約56億円
幹事団SBI証券(主幹事) ←当選チャンス
SMBC日興証券
みずほ証券
岩井コスモ証券
エース証券
極東証券
東海東京証券
マネックス証券 ←完全平等抽選
藍澤証券
エイチ・エス証券
東洋証券
むさし証券
委託見込SBIネオトレード証券
DMM.com証券


Macbee Planet(7095)上場評判とIPO分析

想定発行価格1,860円を基に吸収金額を算出すると約18.7億円となり、オーバーアロットメントを含めると約21.5億円規模の上場となります。新興市場としては荷もたれ感がある上場サイズになっています。


同社は主にインターネットを活用した販売促進、集客、知名度向上を目指す企業に対して、データ解析プラットフォーム「ハニカム」やWeb接客ツール「Robee」等を用いたマーケティングの課題解決を行っています。


アナリティクスコンサルティング事業は、データ解析プラットフォームである「ハニカム」を活用することで、複数のメディアにまたがって出稿しているWeb広告の一元管理を行います。


CPAマーケティングにおいて同社が連携している多くのメディアから、クライアントのマーケティング目標に合致した適切な出稿先を選定し、ランディングページへ流入数を高めるとともに、クライアントのマーケティング活動の戦略立案や運用支援を行っています。


Macbee Planet(マクビープラネット)IPO業績


同社は成果に連動した報酬をクライアントから受け取り、その一部を同じく成果に連動してメディアに対して支払います。


CPAマーケティングにおいてはアフィリエイト広告に加え、アドテクノロジーを活用した広告運用やオフライン広告を併用しています。また自社のプロダクトを開発・活用することにより、より効率的かつ効果的なマーケティングを実施しています。


マーケティングテクノロジー事業はWeb接客ツールである「Robee」を活用し、データ解析と機械学習により消費者のLPへの流入経路や行動パターンを収集し、消費者行動を予測することで成果につながるマーケティングを実施しています。


成果報酬型方式では成果に連動した報酬を、サブスクリプション方式では定額報酬をクライアントから受け取り、成果につながる改善を図っているそうです。


Macbee Planet(マクビープラネット)IPOの事業概要


またクライアントのLP(ランディングページ)における文言や画像、動画などのクリエイティブ改善を図り、クライアントLPへの流入数を高めるとともに、チャットボットや既存顧客との関係維持に着目した施策(リテンションマーケティング)も併せて行うことにより、戦略の幅を広げるマーケティングを提供しています。


「ハニカム」とは独自技術のもとで開発したデータ解析プラットフォームになり、複数のメディアにまたがって出稿しているWeb広告の一元管理が可能となり、クライアントにおける複数のメディアの広告管理の煩雑さを低減するとともに、流入経路を解析することでWeb広告の効果測定を可視化できます。


Macbee Planet(マクビープラネット)販売実績


「Robee」とは独自技術のもとで開発したWeb接客ツールになり、ユーザーがクライアントのWebサイトへ到達するまでの流入経路ごとに、成約率や離脱率、Webサイト内での滞在時間・読了率等をレポート化し見えにくい課題を抽出することができます。


その課題に対して、ユーザーの嗜好や傾向に合わせたクリエイティブの改善等のソリューションをワンストップで提供することが可能です。


同社は「アナリティクスコンサルティング事業」と「マーケティングテクノロジー事業」から得られる各々の情報やデータ等を相互利用するなど、密接に連携することにより、クライアントの要望に応じたマーケティング手法やデータ活用方法を迅速にサービスに反映し他社とのサービスレベルで差別化を行っています。


Macbee Planet(7095)の企業財務情報と配当性向

回次第3期第4期
決算年月2018年4月2019年4月
売上高3,361,8124,685,217
経常利益108,978195,754
当期純利益79,525139,447
資本金8,8008,800
純資産額156,952296,399
総資産額925,1631,348,428
1株当たり純資産額59.31112.13
1株当たり当期純利益金額30.1252.82
自己資本比率(%)16.922.0
自己資本利益率(%)68.161.6
株価収益率(倍)
配当性向(%)
営業活動によるキャッシュ・フロー114,039150,279
投資活動によるキャッシュ・フロー△19,328△27,537
財務活動によるキャッシュ・フロー327,9414,699
現金及び現金同等物の期末残高438,944566,385
※数値は千円単位


第5期第2四半期累計期間(2019年5月01日~2019年10月31日)
  • 売上高3,643,196千円
  • 営業利益326,031千円
  • 経常利益324,681千円
  • 四半期純利益220,812千円


【マクビープラネットIPOの第5期第2四半期累計期間のチェックポイント!】

新規取引先の開拓やプロダクト開発に力を入れることによる「Robee新規導入先の拡大」などによる事業拡大に取り組むそうです。

インターネット関連市場はスマートフォンやタブレット端末の普及等によるデバイスの多様化、FacebookやTwitter、LINEに代表されるソーシャルメディアの普及、ビジネス環境の変化は世界規模で進展しているため今後も市場拡大が期待されています。

よって引き続きアナリティクスコンサルティング事業において、既存事業のブラッシュアップを続け安定的な収益基盤を維持しつつ、マーケティングテクノロジー事業において自社プロダクトの研究開発を重ね、より良い製品を提供し収益力の強化を行っていくそうです。


Macbee Planet(7095)の株主状況とロックアップについて

会社設立は2015年8月25日、東京都渋谷区渋谷三丁目11番11号に本社を構えます。社長は小嶋雄介氏(1984年10月25日生まれ)、株式保有率は26.3%(768,000株)です。


従業員数47人で臨時雇用者15人、平均年齢30.4歳、平均勤続年数1.7年、平均年間給与5,516,000円です。


セグメント別従業員数はアナリティクスコンサルティング事業25人(臨時2人)、マーケティングテクノロジー事業6人(臨時2人)、全社共通16人(臨時11人)となっています。


氏名又は名称所有株式数(株)所有株式数割合(%)ロック
MG合同会社1,452,000株49.72%
小嶋雄介768,000株26.30%
松本将和340,500株11.66%
長谷川正和162,000株5.55%
浦矢秀行94,500株3.24%
千葉知裕21,000株0.72%×
高原英実15,000株0.51%×
※株主上位7名の状況


【ロックアップについて】

本募集並びに引受人の買取引受による売出しに関連して、当社の取締役であり売出人である小嶋雄介及び松本将和、当社の株主であり売出人かつ貸株人であるMG合同会社、当社の取締役である浦矢秀行は、主幹事会社に対し、元引受契約締結日から上場日後180日目の2020年9月26日までの期間中、主幹事会社の事前の書面による同意なしには、当社株式の売却等は行わない旨を合意しております。

また当社の新株予約権を保有する長谷川正和(時価発行新株予約権信託(第2回新株予約権)の受託者)は、主幹事会社に対し、元引受契約締結日から上場日後90日目(2020年6月28日)までの期間、主幹事会社の事前の書面による同意なしには、当社新株予約権及び新株予約権の行使により取得した当社普通株式の売却等を行わない旨を合意しております。

※有価証券届出書(新規公開時)引用



上位株主には180日間(2020年9月26日まで)のロックアップが付与されています。またロックアップ解除倍率の設定はありません。新株予約権を保有する長谷川正和氏には別途90日間(2020年6月28日)のロックアップが付与されます。


親引け設定はありません。


Macbee Planet(7095)IPOの初値予想と幹事引受け株数

美容業界と金融業界向けにデータ解析プラットフォーム「ハニカム」を使ってマーケティング分析サービスを行っている企業です。事前人気も高く初値に期待できそうです。


想定発行価格1,860円に対して仮条件は1,830円~1,990円に決定しています。SBI証券引受け株数が853,300株となっていることから複数配分は300株セットになるのではないかと考えています。ただし成行売りが多くなると考えられるためIPOチャレンジポイントを利用するのか悩みどころです。


SBIネオモバイル証券でもマクビープラネットIPOの取扱いが発表されているためネオモバで当選を狙いたいと思います。多分当選すると勝手に考えています!


2020年4月の単独業績予想は売上63.6億円となり前期比較で35.6%増と驚異的な伸び率となっています。事業規模がそこまで大きいとは言えませんが増収増益が続いています。経常利益は3.2億円となり前期比63.7%増です。四半期利益は2.1億円となり前期比51.8%増となるようです。


EPS79.01からPERを計算すると約25.19倍、BPS375.47からPBRを計算すると約5.30倍になります。成長株なので高く評価されそうです!


大手初値予想(A社)3,700円~4,300円
修正値2,400円~3,000円
再修正1,500円~2,000円
再々修正1,300円~1,800円

※注目度A

大手初値予想(B社)3,500円~4,000円
修正値1,830円~2,100円

※注目度5段階中上から1番目⇒3番目に変更(2020年3月26日追記)


kimukimu

大手初値予想のように本当に利益が見込めるのであれば私もポイントを使いたいと思います。ただ現在の相場が不安定過ぎて最後まで悩みそうです。基本的に使う気はありませんけどね。


ベンチャーキャピタル出資がないことは買い材料ですが、地合い悪化による投資家のメンタル悪化が気になっています。


幹事名配分単位引受割合
SBI証券(主幹事)853,300株85.03%
SMBC日興証券40,100株4.00%
みずほ証券40,100株4.00%
岩井コスモ証券10,000株1.00%
エース証券10,000株1.00%
極東証券10,000株1.00%
東海東京証券10,000株1.00%
マネックス証券10,000株1.00%
藍澤證券5,000株0.50%
エイチ・エス証券5,000株0.50%
東洋証券5,000株0.50%
むさし証券5,000株0.50%


株数が多く業績が好調のため初値期待ができそうです。事業もIPOでは人気のIT系です。また幹事数が多いため出来るだけ賢く申し込みを行いたいと思います。主幹事のSBI証券からの申し込みは絶対条件でしょう!


IPOチャレンジポイント枠当選だけでなく今回は通常当選期待もできる株数です。個人的に積極的に取りに行きたいと考えています。昨年はSBI証券で2銘柄頂いているので今年も期待しています。




その他はマネックス証券からの申し込みも期待ができそうです。対面口座の方はエース証券や極東証券からの申し込みも良さそうですね。普段から取引している方は対面口座からの配分が期待できます。




前受け金不要を考えるとむさし証券からの申し込みも行っておきたいと思います。さらに2019年12月から藍澤証券も前受け金不要になっています。






藍澤証券は幹事入りすることが少ないためそこまでお勧めはしませんが、いつかチャンスがあるかもしれません!私はまだ当選したことがありませんけどね。

SBI証券主幹事の複数配分とIPOチャレンジポイントの関係

またSBI証券主幹事のIPOが出てきました!今回も投資家に人気化しそうな銘柄になり株数が多く300株セット?ではないかと考えられます。今回の表はサイバーセキュリティクラウド(4493)にMacbee Planet(マクビープラネット)を追加した形になります。


バルテス(4442)と株数が近くもしかすると200株配分となる可能性もあります。BuySell Technologies(7685)が直近では参考になりそうです。これまでの複数配分を確認すると300株が濃厚だと思いますがバルテス200株配分が予想を狂わせますよね。


Macbee Planet(マクビープラネット)SBI証券IPOチャレンジポイントボーダーライン


マクビープラネットの上場規模であればSBI証券からのストレート当選期待もできると思います。さらに資金枠当選の方もかなり出てきそうですね!


そして今回はSBIネオモバイル証券から当選者が続出しそうです。公開株数が100万株超えなのでネオモバでもIPO当選期待ができます。


これまでIPOに当選したことがない方にはチャンスIPOだと思います。SBIネオモバイル証券でIPOに申し込む場合の注意点などを下記記事でまとめているのでよかったら参考にしてください。いくつが注意点があります。




SBIネオモバイル証券のサービス全般については下記記事でまとめています。Tポイントで株を買えるサービスを行っている企業です。SBI証券とCCCマーケティングがタッグを組んだ企業になります。




Tポイントを使って株が買えるの?と思う方もいると思いますが数百円から株が買える時代です。私は毎月取引しているため今回も当選するんじゃないかな?と勝手に思っています。期待しています!

類似企業のPERやPBRを調べてみました

類似企業とPERやPBRは仮条件発表後に記載したいと思います。


類似企業PER
PBR
ユナイテッド(2497)PER16.53倍PBR0.64倍
サイバーエージェント(4751)PER55.95倍PBR6.36倍
SMN(6185)PER16.62倍PBR1.84倍
※2020年3月11日の株価基準

ストックオプションの株数や発行価格を調べました

ストックオプション行使期間株式の数発行価格
2019年12月01日~2027年11月30日105,000株30円
2020年2月01日~2024年1月31日162,000株120円
2021年4月25日~2029年4月24日52,500株300円


ストックオプション(新株予約権)は上場段階で267,000株が行使期限に入ります。第2回の長谷川正和氏分は90日間のロックアップ対象になるため第1回の105,000株が対象になるはずです。


ツイッターでもIPO記事のチェックができます!

最新情報を手に入れたい方やレア情報、気になったことをツイートしています。IPO投資歴は14年と長くソーシャルレンディングも4年目突入!安定の利益でブログも14年目に突入。


Macbee Planet(7095)IPOの評価と申し込みスタンス

Macbee Planet(マクビープラネット)IPOは良さそうな銘柄だと思います。個人的には貯め込んだIPOチャレンジポイントを使えば当選できると考えているためしばらく悩んでみたいと思います。


2020年4月期第2四半期累計期間の取引先上位3社が、SBIホールディングス(SBI証券、SBIネオモバイル証券)、クオラス、三井住友フィナンシャルグループ(SMBCコンシューマーファイナンス、三井住友銀行)となっています。


総取引実績に占める割合は各社28.5%、12.3%、11.4%になり合計すると全体の50%を超過している状況です。


マクビープラネットIPOの評価


主幹事がSBI証券になっていることで今後も良好な関係が続くと思いますが、売上率が大きいですね。上場段階ではそれほど問題視されないと思いますが改善は必要でしょう。


またマクビープラネットはAmazon Web Services(AWS)など他のクラウド・サービスのサーバーを利用して広告配信や成果の管理をシステム化しているそうです。AWSというワードにIPO投資家が好感するかもしれませんね。


売上の98.4%がアナリティクスコンサルティング事業なので自社開発のデータ解析プラットフォームによる売上になっているようです。上場企業の中には似たよなサービスを行っている企業もあります。


SBI証券主幹事でIT系のIPOは個人投資家に人気があります。ただ成行売りも多くなるため今回のように上場規模が少し大きめだと初値上昇率が想定された数値よりも下げる可能性もあります。


IPOチャレンジポイントを使われる方は相当悩みそうです。利益は見込めますが地合いも悪化傾向なので利益の算出が難しそうです。


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委託経由のIPO取扱いが既に行われています!2020年はさらにIPO取扱いが行われることに期待しています。取扱い銘柄もまだ少ないけれどIPO目的の口座数は少ないと考えています。


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