バリオセキュア(4494)IPOが東証2部に新規上場承認されました。今回も業績や上場規模などを確認し自己評価していきたいと思います。


主幹事は野村証券が務めファンド売出し案件になります。売出株数は2,720,400株、オーバーアロットメント408,000株です。ちなみに再上場案件になります!


またウイングアーク1st(4432)が一時バリオセキュアを完全子会社化しているためオイオイ状態です。よりによってなぜこのタイミングで上場させるのか?収穫時期ということでしょうね。


バリオセキュアIPO上場承認と初値予想


同社がビジネス展開しているセキュリティ市場はガンガン需要が伸びている状況です。ランサムウェア被害が拡大し自社で対応できる企業が少なくなっているため、セキュリティベンダーへ運用や監視をアウトソーシングする傾向にありサービス利用の拡大が見込まれています。


通常セキュリティのIPOは人気がありますが、今回は少し警戒する必要がありそうです。


セキュリティ市場規模としては、2018年度の2,116億円から2023年度には約2,759億円に拡大し、年平均成長率5.5%で推移すると考えられているそうです。


バリオセキュア(4494)IPOの上場基本データと引受幹事

項目 上場基本データ
市場 東証2部
業種 情報・通信業
事業内容 ネットワークセキュリティ機器と独自監視システムによる運用、監視、サポートサービスの提供。ネットワークセキュリティ機器販売、ならびにネットワーク機器の調達、構築によるインテグレーションサービスの提供
上場予定 上場中止
ブックビルディング期間 3月11日~3月17日
想定価格 2,080円
仮条件 1,600円~1,700円
売出価格 3月18日
企業情報 https://www.variosecure.net/
監査人 EY新日本有限責任監査法人


【経営環境と経営戦略等】

当社のインターネットセキュリティサービス事業は、ネットワークセキュリティの導入から管理、運用・保守までをサービスとしてワンストップで提供し、ユーザーから定額の月額費用(初期費用含む)を徴収するリカーリングレベニューモデルとなっており、安定した収益が稼得できる事業基盤を有しております。今後もセキュリティ環境の変化に呼応したサービス及び製品の充実を図ってまいります。

具体的には主要サービスである、マネージドセキュリティサービスにつきましては、販売代理店との関係強化と各販売代理店内での当社サービスのシェア拡大、また中部圏の販売代理店との強化を図るため専任の担当者を置き売上の拡大を目指します。

※有価証券届出書(新規公開時)抜粋



項目 株数データ
公募株数 0株
売出株数 2,720,400株
※1,455,000株に変更
公開株数(合計) 2,720,400株
※1,455,000株に変更
オーバーアロットメント 408,000株
※218,200株に変更
上場時発行済み株数 3,726,600株(公募分を含む)
想定ベースの時価総額 約77.5億円
幹事団 野村證券(主幹事)
SMBC日興証券
大和証券
いちよし証券
みずほ証券
岡三証券
岩井コスモ証券
SBI証券
楽天証券
マネックス証券
委託決定 岡三オンライン証券


バリオセキュア(4494)上場評判とIPO分析

想定発行価格2,080円を基に吸収金額を算出すると約56.6億円となり、オーバーアロットメントを含めると約65.1億円規模の上場となります。上場規模も新興市場としては大きめです。


バリオセキュアはインターネットに関するセキュリティサービスを提供する企業として、インターネットからの攻撃や内部ネットワークへの侵入行為、またウィルスの感染やデータの盗用といった各種の脅威から企業のネットワークを守り、安全にインターネットを利用することができるようにする総合的なネットワークセキュリティサービスを提供しています。


セキュリティサービスで利用する機器の調達、機器にインストールする基幹ソフトウエアの開発、機器の設置/設定、機器設置後の監視・運用までをワンストップで行っています。


エンドユーザーは機器の選定や運用サービスを個別に検討する必要がなく、手間がかからずにサービスを利用することが可能となります。またワンストップでサービスを提供しているため、問題が発生した際に原因の究明と対応が行い易く、エンドユーザーは問い合わせやトラブルに対するサポートを迅速に受けることができます。


バリオセキュア(4494)上場評判と業績


収益構造は、監視・運用サービスを基本に各種セキュリティサービスを月額費用により提供しています。


導入企業が増加すれば年々収益が積み上がる「リカーリングビジネス」と呼ばれるモデルであり、収益の安定化と継続的な拡大に大きく貢献しています。


2020年1月末で全国47都道府県にVSR設置場所数が7,258拠点にも及ぶマネージドセキュリティサービスを提供しています。これにより継続的な収益の安定化を実現しているそうです。


第4期事業年度の「リカーリングビジネス」であるマネージドセキュリティサービスによる売上収益の売上収益全体に占める比率は85.7%となっています。


バリオセキュアIPOの国内拠点と収益構造


同社の販売モデルは、販売代理店を介した間接販売及び自社による直接販売に分類できますが間接販売が中心となっています。


通信事業者やインターネットサービス事業者、データセンター事業者など、サービスを付帯することで顧客へ付加価値を提供することを期待する販売代理店と契約しています。


これら販売代理店と日本全国をカバーする販売網を構築し、継続的な営業案件の創出が可能となっているそうです。


主力商品のマネージドセキュリティサービスで提供している商品は、VSRを利用した統合型インターネットセキュリティサービスとデータのバックアップサービス(VDaP)の2種類があります。


VSRを利用した統合型インターネットセキュリティサービスは、インターネットからの攻撃や内部ネットワークへの侵入行為、またウィルスの感染やデータの盗用といった各種の脅威から企業のネットワークを守り、安全にインターネットの利用を行えるようにする総合的なネットワークセキュリティを提供するものです。


バリオセキュアIPO販売実績


データのバックアップサービス(VDaP)では、一般的に企業の大切なデジタルデータがインターネットの脅威から隔離され、障害が発生した場合でもそれまでの事業の継続性を担保することが企業の大きな課題となっています。


この他、インテグレーションサービスでは中小企業向け統合セキュリティ機器であるVCR(Vario Communicate Router)の販売とネットワーク機器の調達や構築を行うネットワークインテグレーションサービスがあります。


VCRはマネージドセキュリティサービスと異なり、中小企業を専門とする販売代理店を通じて、UTM製造の世界有数の企業であるSOPHOS Ltd.の製品を自社ブランドとして輸入し、エンドユーザーに販売する事業として実施しています。


ネットワークインテグレーションサービスでは、通信ネットワーク及び機器等の導入のための設計、調達、構築を専門に行う人員を配置しネットワークの設計/調達/構築全般を実施し、企業ネットワーク領域全般への業容拡大を図っています。


バリオセキュア(4494)の企業財務情報と配当性向

回次 第3期 第4期
決算年月 2018年2月 2019年2月
売上高 2,226,157 2,299,255
経常利益 507,797 443,621
当期純利益 275,535 235,406
資本金 310,000 310,000
純資産額 2,096,883 2,332,290
総資産額 6,173,760 6,003,264
1株当たり純資産額 562.68 625.85
1株当たり当期純利益金額 73.94 63.17
自己資本比率(%) 33.96 38.85
自己資本利益率(%) 14.06 10.63
株価収益率(倍)
配当性向(%)
営業活動によるキャッシュ・フロー 576,870 389,018
投資活動によるキャッシュ・フロー △17,184 △50,726
財務活動によるキャッシュ・フロー △887,546 △401,000
現金及び現金同等物の期末残高 351,031 288,323
※数値は千円単位


第5期第3四半期累計期間(2019年3月01日~2019年11月30日)
  • 売上高1,880,298千円
  • 営業利益431,345千円
  • 経常利益413,218千円
  • 四半期純利益226,483千円


※参考情報としてIFRS(国際会計基準)に準拠した当第3四半期累計期間の業績は以下になります。
  • 売上収益1,880,298千円(前年同期比10.1%増)
  • 営業利益618,162千円(前年同期比12.8%増)
  • 税引前四半期利益568,163千円(前年同期比15.2%増)
  • 四半期利益393,703千円(前年同期比14.3%増)


【バリオセキュアIPOの第5期第3四半期累計期間のチェックポイント!】

セキュリティ業界ではセキュリティ脅威が高度化する中で、高度なセキュリティサービスに対する需要が拡大しています。そのような状況下で主力の統合型インターネットセキュリティサービスの受注が堅調に推移し、また機器の提供及びネットワークの構築を行うインテグレーションサービスのニーズも高まり売上増となっています。


バリオセキュア(4494)の株主状況とロックアップについて

会社設立は2015年9月17日、東京都千代田区神田錦町一丁目6番地に本社を構えます。社長は稲見吉彦氏(1965年10月27日生まれ)、株式保有率は2.19%(89,680株)です。


従業員数71人で臨時雇用者は1.5人、臨時雇用者は年間の平均人員のためこの数値になります。また平均年齢は39.4歳、平均勤続年数5.4年、平均年間給与6,912,438円です。


セグメント別ではマネージドセキュリティサービス31人、インテグレーションサービス6人、その他34人になります。


氏名又は名称 所有株式数(株) 所有株式数割合(%) ロック
アイ・シグマ事業支援ファンド2号投資事業有限責任組合 3,720,020株 91.02%
稲見 吉彦 89,680株 2.19%
山森 郷司 18,580株 0.45%
亀松 節子 16,100株 0.39%
梶浦 靖史 15,780株 0.39%
市瀬 敦彦 15,600株 0.38%
バレス ティモシー 13,140株 0.32%
※株主上位7名の状況


【ロックアップについて】

引受人の買取引受による売出しに関連して、売出人かつ貸株人であるアイ・シグマ事業支援ファンド2号投資事業有限責任組合及びアイ・シグマBAF役職員ファンド5アイ組合は、主幹事会社に対し、元引受契約締結日から上場日後90日目の2020年6月27日までの期間中、主幹事会社の事前の書面による同意なしには、当社株式の売却等(ただし、引受人の買取引受による売出し、オーバーアロットメントによる売出しのために当社普通株式を貸し渡すこと、グリーンシューオプションの対象となる当社普通株式を主幹事会社が取得すること及びその売却価格が「第2 売出要項」における売出価格の1.5倍以上であって、主幹事会社を通して行う売却等は除く。)は行わない旨合意しております。

加えて当社新株予約権者である稲見吉彦、山森郷司、亀松節子、梶浦靖史、礒江英子及びその他45名は、主幹事会社に対し、元引受契約締結日から上場日後90日目の2020年6月27日までの期間中、主幹事会社の事前の書面による同意なしには、当社株式の売却等を行わない旨合意しております。

※有価証券届出書(新規公開時)抜粋



上位株主には90日間(2020年6月27日まで)のロックアップが付与されています。またロックアップ解除倍率は売出し価格の1.5倍となっています。さらに新株予約権者には90日間のロックアップが付与されています。


親引け設定はありません。


バリオセキュア(4494)IPOの初値予想と幹事引受け株数

仮条件が1,600円~1,700円に決定し売出株とオーバーアロットメントも変更されています。投資をご検討されている方は要注意です!想定発行価格ベースの吸収金額は約65.1億円でしたが規模縮小で約28.4億円まで下げています。


2020年2月の単独業績予想は売上24.3億円を計上し前期の22.3億円から7.1%増になります。経常利益は6.8億円を計上し前期の6.4億円から6.4%増です。業績は増収増益とり2月決算であることからほぼクリアーしてくるでしょう。来期予想はまだ出ていません。


四半期利益は4.7億円となり前期比較で約4.6%増です。配当は未定となっているようです。EPS127.20からPERは13.36倍、BPS910.72からPBRは1.87倍になります。成長性は感じられませんが若干割安水準だと思われます。


ただ地合いが最悪の中VC換金売りのIPOに手を出す投資家はあまりいないと考えられるため、初値需要に心配を抱えるIPOだと個人的に思います。


大手初値予想(A社)2,000円~2,300円
修正値1,600円~1,800円
※注目度A

大手初値予想(B社)2,080円~2,300円
※注目度5段階中上から4番目


kimukimu

バリオセキュアは地合いが悪くなくても公開価格割れの可能性がある銘柄だと思います。完全スルーでよいと個人的に考えているため上場規模が縮小されても参加しません!


マザーズ上場であれば個人投資家の買い需給があったかもしれませんが、東証2部は地合いが悪化傾向にあるため投資先として選ばれないでしょう。株価が下げきったタイミングで買い付けるのであればリスクが少ないかもしれません。


業績が横ばいのため一定の利益は見込めると感じます。と言うことで私はIPO抽選に参加しません。


幹事名 配分単位 引受割合
野村證券(主幹事) 1,258,700株 86.51%
SMBC日興証券 43,700株 3.00%
大和証券 43,700株 3.00%
いちよし証券 29,100株 2.00%
みずほ証券 14,500株 1.00%
岡三証券 14,500株 1.00%
岩井コスモ証券 14,500株 1.00%
SBI証券 14,500株 1.00%
楽天証券 14,500株 1.00%
マネックス証券 7,300株 0.50%


前期売上が23億円で利益が2.3億円となっています。そして上場規模が65億円なのはどうでしょうね。2006年6月に大阪証券取引所のヘラクレスに上場し2009年12月に上場廃止になっています。


ファンドが絡んだ経営になり個人的には印象が悪いです。事情が色々とあると思いますが今回の再上場は「アイ・シグマ事業支援ファンド2号投資事業有限責任組合」へお金が流れるだけですよね。


それがファンドの仕事だと思いますがIPO的には人気がありません!また当選を考えた場合は野村證券からの抽選参加が有効でしょう。その他はSMBC日興証券マネックス証券がお勧めだと思います。




意欲的になれない内容ですが、上場市場が東証2部ということも懸念材料です。買いが入るのか見ものですね。好んで買う投資家はあまりいないと思いますがどうでしょうか。


それとLINE証券で始まったキャンペーンで初回取引を行うと期間限定で1,500円が貰えます。3万名限定のキャンペーンになりますが既に登録者が多いためこれから登録しても貰えるでしょう!


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類似企業のPERやPBRを調べてみました

類似企業とPERやPBRは仮条件発表後に記載したいと思います。


類似企業 PER
PBR
テリロジー(3356) PER56.97倍 PBR4.88倍
ラック(3857) PER17.85倍 PBR1.59倍
セグエグループ(3968) PER15.85倍 PBR2.5倍
※2020年3月10日の株価基準

ストックオプションの株数や発行価格を調べました

ストックオプション行使期間 株式の数 発行価格
2019年6月02日~2027年6月02日 292,860株 500円
2020年5月16日~2028年5月15日 29,720株 500円
2021年2月14日~2029年2月14日 41,300株 550円


ストックオプション(新株予約権)は292,860株が上場時点で行使期限を迎えています。2020年5月には29,720株なので近いですね。


ツイッターでもIPO記事のチェックができます!

最新情報を手に入れたい方やレア情報、気になったことをツイートしています。IPO投資歴は14年と長くソーシャルレンディングも4年目突入!安定の利益でブログも14年目に突入。


バリオセキュア(4494)IPOの評価と申し込みスタンス

バリオセキュアIPOはVC売出株のになり人気がないと考えています。事業的には好まれますが換金性が強いだけに警戒してしまいます。


上場後は案外右肩上がりかもしれませんが初値段階では人気が限られると思います。時価総額も低いことから上場市場も東証2部のままでしょう。


バリオセキュア(4494)IPO評価


事業的には参入壁が高いため簡単に真似できるような事業ではありませんが競合は存在します。日々、技術革新が行われセキュリティ業界も競争力維持のため開発コストが掛かるようです。


同社の場合は取引企業が増えることで安定した収益を確保できそうです。


ただし提供しているセキュリティサービスは、販売代理店を経由した取引が主であり2019年2月期段階で売上高の63.9%を上位5社の販売代理店に依存しているそうです。


また同社ホームページで外人登場が多いためアイ・シグマキャピタルを調べると総合商社丸紅グループの一員だそうです。プライベート・エクイティ事業になり投資を行っているようです。丸紅が儲かる構造のようですね。


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またFunds(ファンズ)社長にインタビューを行い気になる事をズバット聞いてみました。貸付ファンドの仕組みや評判・評価を徹底的にまとめています。

Funds(ファンズ)公式サイト

詳しくは下記記事でまとめているのでよかったら参考にしてください。先着方式と抽選方式の両方があり、優待付きファンドも用意され業界でも注目されている企業です。地味だけどお小遣いになるから助かっています。

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