ジィ・シィ企画(4073)のIPOがマザーズに新規上場承認されたので詳しくご紹介したいと思います。今回も業績や上場規模などを確認し、IPO抽選に参考になるような情報を自己評価してみたいと思います。


主幹事は岡三証券が務め公開株数414,400株、オーバーアロットメント62,100株です。上場規模は想定発行価格1,720円から計算すると約8.2億円になります。


久しぶりの岡三証券主幹事で盛り上がることを期待しています。当選は厳しいと思います全力申込です!


ジィ・シィ企画(4073)IPOの初値予想と上場
※ジィ・シィ企画公式サイト引用


実はIPOでは意外にキャッシュレス決済事業者は人気です。今回も買われる展開になるかもしれません!コロナ禍はジィ・シィ企画にとって追い風でしょう。


目論見では、更なる収益の向上と持続的な成長を確保するため、カード会社加盟店にとって導入が容易で低コストとなるクラウド型の決済ASPサービスの拡充に努めるとあります。


前期業績が急拡大しているため実績も出ているようです。


開業以来25年間、キャッシュレス決済システムの開発と決済サービスの提供を継続的に行なってきたそうです。そのため企業信頼を考えると高そうです。上場を行うくらいですからね。


技術力や開発力などは業界内でも評価が高いようです。オリンピック・パラリンピックが通常通り行われていればさらに収益が見込めたのかもしれません。


ただ追い風が吹いていることは間違いなさそうです!!


ジィ・シィ企画(4073)IPOの上場基本データと引受幹事

項目上場基本データ
市場マザーズ
業種情報・通信業
事業内容クレジットカード等のキャッシュレス決済に係るシステム開発及び導入後の保守運用並びにクラウド型の決済 ASP サービスの提供
上場日7月07日
ブックビルディング期間6月18日~6月24日
想定価格1,720円
仮条件1,720円~1,840円
公開価格6月25日
初値結果
企業情報http://www.gck.co.jp/
監査人EY新日本有限責任監査法人


【手取金の使途】

手取概算額310,480千円については、「1新規発行株式」の(注)4に記載の第三者割当増資の手取概算額上限98,267千円と合わせた手取概算額合計上限408,747千円について、事業拡大に向けて、設備投資及び人材採用費として充当する予定であり、具体的な内容及び充当時期は以下のとおりであります。

①決済システムの能力増強、データセンター設備の容量拡大及びサービスレベルの向上を目的としたサーバー機器類、運用監視ソフトウェア、バックアップ設備、社内情報機器類並びに社内用基幹システムへの設備投資資金として、375,000千円

②決済システムの機能強化や新機能の開発等を行うにあたり必要となる優秀な人材を確保するため、エンジニア、営業及びカスタマーサービス等の人材採用費33,747千円を投資する予定

※有価証券届出書(新規公開時)引用



項目株数データ
公募株数200,000株
売出株数214,400株
公開株数(合計)414,400株
オーバーアロットメント62,100株
上場時発行済み株数2,288,160株(公募分を含む)
想定ベースの時価総額約39.4億円
幹事団岡三証券(主幹事)
みずほ証券
ちばぎん証券
いちよし証券
SBI証券
エイチ・エス証券
水戸証券
むさし証券
委託見込岡三オンライン証券
DMM.com証券


ジィ・シィ企画(4073)上場評判とIPO分析

想定発行価格1,720円を基に吸収金額を算出すると約7.1億円となり、オーバーアロットメントを含めると約8.2億円規模の上場となります。吸収額が小さく爆上げの可能性があります!


ジィ・シィ企画の代表はカード会社と契約してクレジットカード決済を行う加盟店が、決済のデータを自在に活用するニーズが高まると予想し、カード会社加盟店のPOSシステムと連動可能なカード決済パッケージシステムを開発したそうです。


そして販売する事業を目的に、1995年に千葉県佐倉市において創業を開始したそうです。元はシステムエンジニアだったそうです。


電子マネーの急速な普及に伴い多様化するカード取引に対応するシステムを開発し、「キャッシュレス決済サービス事業」としてカード会社加盟店や企業への導入及びクラウドによる決済ASPサービスを行っています。


導入後の保守・運用に関するサポートサービスは自社でヘルプデスクを備え、24時間体制でタイムリーに対応できるよう整備しているそうです。


ジィ・シィ企画(4073)上場評判と業績
※有価証券届出書引用


顧客は中堅から大手の流通事業者が中心となっています。これら事業者は複数のテナントがあったり、フランチャイズで多店舗展開を行ったりしており、複数のレジで発生するクレジットカードや電子マネー等の決済を行う特性があります。


これに伴う与信処理や取消・返品の対応、決済後のクレジットカード会社等との精算業務などが必要となります。


同社が提供するキャッシュレス決済サービスはこれらカード会社加盟店とカード会社を接続し、クレジットカード会社などの事業者の間に入って決済処理、精算データ生成のうえ、カード会社加盟店にデータ還元を行うなどのプロセシングの一部を担っています。


ジィ・シィ企画(4073)IPOの事業内容
※有価証券届出書引用


同社の提供するキャッシュレス決済サービス事業は、カード会社加盟店の運用負担やコスト低減、セキュリティの確保など多様なニーズにこたえるため、カード会社加盟店が自身で管理する環境へシステム構築を行うオンプレミス型に加え、同社が保有するシステムをクラウドとして利用いただく決済ASPサービスを提供しています。


いずれの場合にもカード会社加盟店向けのサービスとして24時間365日のヘルプデスクを設置し、開発、導入から保守、運用までワンストップで提供しています。


ジィ・シィ企画(4073)IPOの販売実績
※有価証券届出書引用


情報システム開発は、プロセシング業務を顧客自身が運用する場合に必要な決済処理システムを提供するものです。


顧客は同社が直接契約するカード会社加盟店と大手システムインテグレータを通して、契約するカード会社加盟店となっています。


アウトソーシングサービスは、ストック収益となっており決済ASPサービス(クラウド型)と保守運用サービスにわかれます。


セキュリティが厳しく安定的なシステム運用ができることが必要になり、24時間365日対応の保守運用体制とヘルプデスクを自社で用意し対応したりしているそうです。


ジィ・シィ企画(4073)の企業財務情報と配当性向

回次第24期第25期
決算年月2019年6月2020年6月
売上高1,546,1562,638,337
経常利益95,594377,305
当期純利益80,482268,087
資本金186,030186,030
純資産額433,616681,357
総資産額1,073,6592,013,397
1株当たり純資産額213.11334.87
1株当たり当期純利益金額39.55131.76
自己資本比率(%)40.433.8
自己資本利益率(%)19.948.1
株価収益率(倍)
配当性向(%)25.313.3
営業活動によるキャッシュ・フロー171,281357,633
投資活動によるキャッシュ・フロー△127,767△100,287
財務活動によるキャッシュ・フロー△11,162520,052
現金及び現金同等物の期末残高317,3221,095,092
※数値は千円単位



第26期第3四半期累計期間(2020年7月01日~2021年3月31日)
  • 売上高は1,516,080千円
  • 営業利益は118,866千円
  • 経常利益は116,787千円
  • 四半期純利益は88,500千円



【第26期第3期のチェックポイント!】

今期はスーパーマーケット・ディスカウントストア等の小売業を中心に、ICクレジットに対応した決済システム及び端末の提案や導入を進めているそうです。その影響もあり、顧客のニーズに応じた既存システムへの改修・機能強化の案件を受注することができています。

一方で、前期の特需要因であった「キャッシュレス・消費者還元事業」が終了し、その反動減があるものの、今年度の業績は堅調に推移している状況となっています。

政府が示す「新しい生活様式」でも電子決済の利用が推奨されているため、同社には追い風が吹いているようです。


ジィ・シィ企画(4073)の株主状況とロックアップについて

会社設立は1995年9月13日、千葉県佐倉市王子台一丁目28番8号に本社を構えます。社長は矢ヶ部啓一氏(1962年3月02日生まれ)、株式保有率は8.76%(203,600株)です。


従業員数117人で臨時雇用者7人、平均年齢40.3歳、平均勤続年数6.0年、平均年間給与6,095,000円です。


セグメントはキャッシュレス決済サービス事業の単一セグメントになります。


氏名又は名称所有株式数(株)所有株式数割合(%)ロック
株式会社コミューン607,440株26.13%
金子 哲司274,000株11.78%
矢ヶ部 啓一203,600株8.76%
株式会社アイネット160,000株6.88%
坂井 正人158,000株6.80%
ジィ・シィ企画従業員持株会145,240株6.25%×
金子 京子134,400株5.78%
※株主上位7名の状況


【ロックアップについて】

本募集並びに引受人の買取引受による売出しに関連して、売出人及び貸株人である金子哲司、売出人である矢ヶ部啓一、坂井正人及び金子京子並びに当社株主である株式会社コミューン、小坂大輔、近藤茂男、小関哲及び髙木洋介は、主幹事会社に対し、元引受契約締結日から上場日後180日目の2022年1月02日までの期間中は、主幹事会社の事前の書面による同意なしには、当社普通株式の売却等を行わない旨合意しております。

また、当社株主である株式会社アイネットは、主幹事会社に対し、元引受契約締結日から上場日後90日目の2021年10月04日までの期間中、主幹事会社の事前の書面による同意なしには、当社普通株式の売却等(ただし、その売却価格が「第1募集要項」における発行価格の1.5倍以上であって、主幹事会社を通して行う東京証券取引所における売却を除く)を行わない旨合意しております。

※有価証券届出書(新規公開時)引用



上位株主には180日間(2022年1月02日まで)のロックアップが付与されています。ロックアップ解除の設定はありません。


また別途、株式会社アイネットにはロックアップ90日間(2021年10月04日まで)と発行価格の1.5倍以上でのロックアップ解除が設定されています。


親引けは行われません。従業員持株会はロック対象外となっているためイメージ的に良くありません。売らないとは思いますけどね。


ジィ・シィ企画(4073)IPOの初値予想と幹事引受け株数

大手初値予想は仮条件発表後に掲載を予定しています。しばらくお待ちください。最新業績予想の他、仮条件発表後のPERやPBRなども後日追記します。


仮条件範囲が想定発行価格を下限として1,720円~1,840円に引き上げられました。吸収金額は最大で8.8億円で時価総額は42.1億円です。


ただし取引先のアイネットは発行価格の1.5倍以上で株式売却ができることになっています。主要取引先のため全株式を売ってくることはないと考えていますが、気にかけておきましょう。


ベンチャーキャピタル出資はなく売り急ぐ株主も限定されそうです。新株予約権は全株が行使期限を迎えているためやや注意が必要です。


大手初値予想3,500円~5,000円
修正値4,300円~6,000円

※注目度B、修正値は6月18日に追記


2021年6月期の単独業績予想は売上21.87億円となり前期比17.10%減、経常利益2.07億円となり前期比45.10%減になります。


四半期利益は1.44億円となり前期比46.27%減を予想しています。大幅な減収減益となっていますが政府主導で行われた「キャッシュレス・消費者還元事業」による反動になります。


消費税引上げに伴う大規模還元策を行っていたため特需が発生していたようです。その反動を差し引いても今期はコロナ禍により業績が伸びているとされています。


今後もキャッシュレス決済が加速化すると見込まれているため上場時点で業績の心配はなさそうです。逆にコロナ禍による追風状態となっています。


また2021年6月期は配当を予定しているとありますが数値は未定となっています。同社の上場日が7月07日となっていることから上場時点で配当金による評価はないでしょう。


IPOでも人気のキャッシュレス事業となっていることから需給の心配はなさそうです。初値は2倍以上が狙えると思いますが翌日持ち越しの力はなさそうです。IPOに流入する資金が少なくなっているため地合い改善となる銘柄待ちでしょう。


幹事名割当株数引受割合
岡三証券(主幹事)356,800株86.10%
みずほ証券20,700株5.00%
ちばぎん証券8,200株1.98%
いちよし証券8,200株1.98%
SBI証券8,200株1.98%
エイチ・エス証券4,100株0.99%
水戸証券4,100株0.99%
むさし証券4,100株0.99%


岡三証券が主幹事のため岡三オンライン証券でも取扱いが期待できます。両方とも申込んでおいたほうがよさそうです。


タイアップ中なのでまだ口座開設していない方は現金3,500円を頂いてください。詳細は下記記事で詳しくまとめています。キャンペーンコードを入力するだけです!




また未上場企業に興味がある方はファンディーノさんともタイアップしています。こちらはAmazonギフト券1,000円分となっています。


業界最大手となり既に取扱い企業が上場しています。そのため投資家が増加傾向にあります。タイアップの内容は下記記事でまとめています。




またTポイント投資に興味があればSBIネオモバイル証券もお勧めできます。IPO申し込みもできますがTポイントで投資ができるため魅力がある証券会社です。


SBI証券が主幹事を行うとIPO取扱いの期待ができます。取扱い実績も増加しています!




類似企業のPERやPBRを調べてみました

類似企業とPERやPBRは仮条件発表後に記載したいと思います。


類似企業PER
PBR
ウェルネット(2428)PER22.01倍PBR1.42倍
GMOペイメントゲートウェイ(3769)PER125.09倍PBR23.85倍
インテリジェント ウェイブ(4847)PER21.57倍PBR2.5倍
※2021年6月17日の株価基準

ストックオプションの株数や発行価格を調べました

ストックオプション行使期間株式の数発行価格
2016年7月01日~2022年6月30日130,800株200円
2015年9月18日~2025年9月17日39,200株225円
2016年9月21日~2026年9月20日46,400株250円
2021年7月01日~2028年6月30日21,200株300円


ストックオプション(新株予約権)は237,600株が行使期限に入っています。


ベンチャーキャピタル出資はないようですね。


ツイッターでもIPO記事のチェックができます!

最新情報を手に入れたい方やレア情報、気になったことをツイートしています。IPO投資歴は15年と長くソーシャルレンディングも6年目突入!安定の利益でブログも15年目に突入。


ジィ・シィ企画(4073)IPOの評価と申し込みスタンスまとめ

ジィ・シィ企画のIPOは上場タイミングがよさそうです。7月のIPOになり6月上場ラッシュから一服していることも好感できます。


ジィ・シィ企画(4073)IPOの評価
※ジィ・シィ企画公式サイト引用


25年間の実績がある企業なのでキャッシュレス決済事業者としての信用や信頼もあるはずです。ただスピード上場とはならず東証の市場変更前の滑り込みと感じました。


それでもコロナ禍という強烈な材料があるため人気化しそうです。


キャッシュレス決済では諸外国に日本は遅れをとっているため今後も需要が見込めるはずです。ただし、スマートフォンを利用したバーコード決済やQRコード決済などが登場し、同社にも環境の変化が起きていると考えられます。


しばらくは業績拡大となるはずですが、新しい事業も求められそうですね。キャッシュレス市場は急速な勢いで拡大しているため業績期待はあります!


競合との差別化は価格になるようです。顧客からの価格要求は厳しさを増すばかりだそうです。有利子負債の割合は第26期第3四半期末で17.1%低いため財務基盤は問題なさそうです。


IPO当選を目指してやれることを頑張りましょう!


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