レナサイエンス(4889)のIPOがマザーズに新規上場承認されたので詳しくご紹介したいと思います。今回も業績や上場規模などを確認し、IPO抽選に参考になるような情報を自己評価してみたいと思います。


主幹事はSMBC日興証券が務め公開株数2,951,400株、オーバーアロットメント442,700株です。上場規模は想定発行価格630円から計算すると約21.4億円になります。


また赤字バイオ株だと思いましたが気になる銘柄です。VC保有率は約30%となっていますが、売出に応じていません!!


レナサイエンス(4889)IPOの初値予想と上場
※レナサイエンス公式サイト引用


ただのバイオ株ではないところがポイントです。業績は赤字となっていますが赤字がやや縮小傾向にあるようです。


自社でパイプラインをいくつも持っており、これから資金が特に必要となる第Ⅲ相案件を多数抱えています。共同研究を行う機関も多く、ニプロやNECなど大手企業と共同研究契約を交わしていたりします。


もしかして、人気があるIPOなのかな?と現段階では考えています。


ただし赤字バイオのカテゴリーだと、直近上場のペルセウスプロテオミクス(4882)やステラファーマ(4888)のように売り込まれてもおかしくありません。


面白いIPOだと良いですよね。単価が低いためセカンダリーで盛り上がる期待もありそうです!


レナサイエンス(4889)IPOの上場基本データと引受幹事

項目上場基本データ
市場マザーズ
業種医薬品
事業内容 医療現場の課題を解決するため、多様なモダリティ(医薬品、医療機器、人工知能(AI)等)を活用して新たな医療ソリューションを研究開発する
上場日9月24日
ブックビルディング期間9月07日~9月13日
想定価格630円
仮条件630円~670円
公開価格670円
初値結果976円(公開価格1.46倍)
企業情報https://www.renascience.co.jp/
監査人東陽監査法人


【手取金の使途】

差引手取概算額1,286,304千円に、本募集における海外販売の手取概算額(未定)及び本第三者割当増資の手取概算額上限255,690千円を合わせた手取概算額合計上限1,541,994千円については以下の項目に利用される予定です。

  1. 慢性骨髄性白血病第Ⅲ相試験に450,000千円
  2. 基礎研究投資に20,000千円
  3. AI医療ソリューションに150,000千円
  4. 新規モダリティ導入資金に600,000千円
  5. RS5614医師主導治験のグローバル展開に200,000千円
  6. 残額を銀行借入の返済に充当予定

※有価証券届出書(新規公開時)引用



項目株数データ
公募株数2,240,000株
売出株数711,400株
公開株数(合計)2,951,400株
オーバーアロットメント442,700株
上場時発行済み株数12,269,000株(公募分を含む)
想定ベースの時価総額約77.3億円
幹事団SMBC日興証券(主幹事)
大和証券
SBI証券
極東証券
東洋証券
いちよし証券
丸三証券
委託見込SBIネオトレード証券
DMM.com証券


レナサイエンス(4889)上場評判とIPO分析

想定発行価格630円を基に吸収金額を算出すると約18.6億円となり、オーバーアロットメントを含めると約21.4億円規模の上場となります。上場規模は荷もたれ感がありますが、株数が多いため当選しやすそうです。


レナサイエンスは、医療現場の課題を解決するための多様なモダリティを、医師と共に医療現場で研究開発し、医療イノベーション創出に貢献し続けることで、ヒトが心身共に生涯にわたって健康を享受できるための新しい医療を創造したいと考えています。


モダリティとは医薬品、医療機器、人工知能ソリューション等を指しいています。


同社は老化関連疾患(がん・糖尿病・呼吸器疾患・循環器疾患)や女性・小児の疾患、新型コロナウイルス感染症など医学的あるいは社会的にも重要な課題を解決すべく、研究開発や事業に取り組んでいるそうです。


設立当初はコンピューター工学及び低分子スクリーニングから創薬した、PAI-1阻害薬などの低分子医薬品の開発を主体に開発を展開していたそうです。


しかし研究・医療機関からの要請、更に医療現場の課題を解決するための必要性から、現在では医薬品のみならず、医療機器やAIソリューションなど多岐にわたっています。


レナサイエンス(4889)上場評判と業績
※有価証券届出書引用


同社は国内外の大学や他の研究機関で発掘された多くのモダリティにわたるコンセプトやシーズを、基礎研究から臨床開発までを一気通貫で繋げる研究開発を行います。


大手製薬企業等に繋ぐことで医療イノベーション創出に貢献しています。


自社シーズをオープンリソースとして外部研究者に提供し研究することで新たな医療用途を発見し、この中から科学性や医学性、経済性の観点から選択し医師主導治験に繋げていくビジネスを行っています。


革新的な医療シーズの橋渡しを具現化できるベンチャー企業と目論見にあります。自信はあるようですが、業績は赤字続きとなっています。


レナサイエンス(4889)IPOのパイプライン
※有価証券届出書引用


レナサイエンスは、これまで21件に及ぶ複数疾患に対する複数研究開発パイプラインでの医師主導治験の実績があり、多面的・多層的な研究開発事業を展開しています。


上場承認時点では医師主導治験を活用した臨床開発パイプライン数では、国内バイオベンチャーの中でもトップクラスと考えられるそうです。


また、現在医師主導治験に取り組んでいる医薬品プロジェクトの6件全てが、基礎研究から一貫して開発に取り組んでいる新規自社シーズになり、先行事例のない国内外の未承認薬です。


オーファン疾患は2件あり、自社シーズで特許もグローバルで確保しており、オーファン疾患治療薬といえども上市以降は確実な収益が期待できるそうです。


レナサイエンス(4889)IPOの販売実績と取引先
※有価証券届出書引用


事業収入の形態は「契約一時金」「マイルストーン収入」「ロイヤリティ収入」「共同研究収入」になります。


自社開発品を有する一方で、大学等からの外部シーズを獲得し医師主導治験を活用しながら治療コンセプトの実証Proof-of-concept(POC)まで成長させ、製薬企業等へライセンスアウトすることが、同社のビジネスモデルです。


現パイプラインの中で自社シーズは、PAI-1阻害薬及びピリドキサミン等であり、外部シーズはこれら化合物の新たな用途等が該当します。


多様なモダリティの研究開発を業務としていますが、大学等研究機関との共同研究で基礎研究を行い、その成果を活用して臨床開発までを一気通貫で繋げる開発を行う特徴があります。


目論見を読んでもいまいち入ってきませんよね。パイプラインは第Ⅱ相となっているものが多く、医療機器は2021年度内に申請予定となっています。


レナサイエンス(4889)の企業財務情報と配当性向

回次第21期第22期
決算年月2020年3月2021年3月
事業収益72,014209,802
経常損失△183,802△90,728
当期純損失△184,095△100,054
資本金496,17590,000
純資産額621,587561,533
総資産額1,012,6461,066,632
1株当たり純資産額63.3057.01
1株当たり当期純損失金額△18.75△10.19
自己資本比率(%)61.452.6
自己資本利益率(%)
株価収益率(倍)
配当性向(%)
営業活動によるキャッシュ・フロー△178,313△89,255
投資活動によるキャッシュ・フロー△380,697△1,719
財務活動によるキャッシュ・フロー380,000135,650
現金及び現金同等物の期末残高600,269644,944
※数値は千円単位



第23期第1四半期累計期間(2021年4月01日~2021年6月30日)
  • 事業収益31,061千円
  • 営業損失29,937千円
  • 経常損失32,818千円
  • 四半期純損失は32,890千円



【第23期第1期のチェックポイント!】

新型コロナウイルス感染症の世界的大流行により、創薬研究事業を営む同社が行っているRS8001PMS/PMDDや、RS8001自閉症に係る医師主導治験の進捗や販売活動でも治験等の進捗が遅れるなど、少なからず影響がでているそうです。

今期第1期は医療現場の課題を解決するための多様なモダリティ(医薬品、医療機器、人工知能ソリューション等)を、医師と共に医療現場で研究開発し、医療イノベーション創出に貢献する事業活動を行っているそうです。進捗はたいしてなさそうですね。


レナサイエンス(4889)の株主状況とロックアップについて

会社設立は2000年2月15日、東京都中央区日本橋本町二丁目3番6号協同ビル401に本社を構えます。社長は内藤幸嗣氏(1959年3月14日生まれ)、株式保有率は0.04%(3,600株)です。田辺三菱製薬との関係深い方のようです。


従業員数5人で臨時雇用者1人、平均年齢36.2歳、平均勤続年数2.3年、平均年間給与6,348,000円です。


セグメントは医薬品等の開発・販売等事業のみの単一セグメントになります。


氏名又は名称所有株式数(株)所有株式数割合(%)ロック
宮田 敏男3,420,000株34.05%
大和日台バイオベンチャー投資事業有限責任組合2,341,200株23.31%
宮田 あや1,200,000株11.95%
宮田 萌美1,050,000株10.45%
加藤 敬子600,000株5.97%
宮田 光世480,000株4.78%
THVP-1号投資事業有限責任組合360,000株3.58%
※株主上位7名の状況


【ロックアップについて】

本募集及び引受人の買取引受による売出しに関し、貸株人かつ売出人である宮田敏男、売出人である加藤敬子及び宮田光世、当社株主である宮田あや、宮田萌美、宮田一慶、大塚ホールディングス株式会社及び野口一夫は ~省略~ 上場日から起算して180日目の2022年3月22日までの期間中は、主幹事会社の事前の書面による承諾を受けることなく、元引受契約締結日に自己の計算で保有する当社普通株式及び当社普通株式を取得する権利を有する有価証券の発行、譲渡又は売却等を行わない旨を約束しております。

当社株主である大和日台バイオベンチャー投資事業有限責任組合、THVP-1号投資事業有限責任組合、KSP5号投資事業有限責任組合及び77ニュービジネス投資事業有限責任組合は、90日間の2021年12月22日までロックアップが掛けられ、発行価格又は売出しにおける売出価格の1.5倍以上であれば売却が可能です。

※有価証券届出書(新規公開時)引用



上位株主には180日間(2022年3月22日まで)のロックアップが付与され解除倍率の設定はありません。


90日間(2021年12月22日まで)のロックアップ分には、売出価格の1.5倍以上であればロックアップが外れることになっています。


上記には名前が出てきませんが、第一三共株式会社や東北化学薬品株式会社も株主名簿に名前があります。


親引けは行われません。


レナサイエンス(4889)IPOの初値予想と幹事引受け株数

大手初値予想は仮条件発表後に掲載を予定しています。しばらくお待ちください。最新業績予想の他、仮条件発表後のPERやPBRなども後日追記します。


仮条件範囲がなんと上振れし630円~670円に決定しています。吸収金額は最大で22.7億円、時価総額82.2億円になります。


大幅なダウンラウンド案件かつ新型コロナウイルス感染症関連株と言うことで、少しは期待できるのかもしれません。コロナに関してはあまり関係があるとは言えないと思いますが、投資家の材料になり得るようです。


ただ赤字企業のため、結局は短期筋のターゲットになるのかどうかだと考えられています。バイオ株も株価設定が割安であれば内容を度外視して買われる傾向にあるようです。


上場後に短期筋がいなくなると出来高が細り、株価が下落する傾向にあります。今回は株価が3桁で手掛けやすく、吸収金額がやや軽いため心理戦となりそうです。


大手初値予想800円~1,000円
修正値900円~1,000円

※注目度B


2022年3月期の単独業績予想では売上1.22億円となり前期比41.63%減、経常利益-3.99億円となり前期-0.9億円から赤字額が4.43倍に拡大します。


四半期利益は-4.00億円となり前期-1.00億円から赤字額が4倍となる予想が出ています。開発費の負担だと思いますが業績の評価は難しいようです。短期筋に期待するしかなさそうです。


EPSは-36.00なのでPERは出ません。ロックアップは1.5倍なので一旦の目標値は1,005円となる可能性があります。需要が見込めればの話ですけどね。


上場前価格が1,333円となっているようなのでダウンラウンド案件であることは間違いありませんが、公開価格割れせず上場できれば大成功と言えそうです。


9月24日上場となっており他のIPOと日程も被っていないため投資妙味はありそうです。ただ値動きがどうなるのか予想ができません!!


幹事名割当株数引受割合
SMBC日興証券(主幹事)2,095,600株71.00%
大和証券442,700株15.00%
SBI証券295,100株10.00%
極東証券29,500株1.00%
東洋証券29,500株1.00%
いちよし証券29,500株1.00%
丸三証券29,500株1.00%


公開株数が多いため申込めるところから申込んでおきましょう。主幹事のSMBC日興証券からの申込みが一番当選確率が高そうです。


これから口座開設する方はブロンズランクが一定期間適用されるため、通常よりも少し当選しやすいと思います。資金を拘束されるため事前入金が必要です。


IPOルールは下記記事でまとめています!!




穴場証券的存在なのは丸三証券でしょう。私は極東証券や東洋証券に口座がありません。いちよし証券も複数配分であれば良さそうですが、単元株配分だと手数料が高く手数料負けも考えられます。


丸三証券のIPOルールもまとめてみました。ネット申し込みでこれまでに何度か当選を頂いています。


今回は当選を狙ってみたいと考えています。




また、不動産投資型クラウドファンディングのCOZUCHIでリニューアルキャンペーンが行われています。口座開設だけで2,000円分のAmazonギフト券となっています!


最新の状況などは下記記事で確認をお願い致します。先着1,000人となっており増枠などは行われないそうです。




類似企業のPERやPBRを調べてみました

類似企業とPERやPBRは仮条件発表後に記載したいと思います。


類似企業PER
PBR
そーせいグループ(4565)PER143.19倍PBR2.82倍
ステラファーマ(4888)PER-倍PBR45.46倍
ペルセウスプロテオミクス(4882)PER-倍PBR4.91倍
※2021年9月08日の株価基準

ストックオプションの株数や発行価格を調べました

ストックオプション行使期間株式の数発行価格
2022年4月12日~2029年4月11日9,000株817円
2022年4月12日~2029年4月11日3株817円
2019年4月11日~2029年4月10日10株817円
2022年3月24日~2030年3月23日12株1,030円


ストックオプション(新株予約権)は新株予約権1個につき目的となる株式が300株となっています。


ベンチャーキャピタルが組成した投資事業有限責任組合が所有している株式の所有割合は30.2%です。


ツイッターでもIPO記事のチェックができます!

最新情報を手に入れたい方やレア情報、気になったことをツイートしています。IPO投資歴は15年と長くソーシャルレンディングも6年目突入!安定の利益でブログも15年目に突入。


レナサイエンス(4889)IPOの評価と申し込みスタンスまとめ

レナサイエンスIPOは大きな利益を期待できそうにありませんが気になる銘柄です。


創薬とは別に医療機器やAIソリューションなどを手掛けています。でも赤字業績なんですけけどね。


レナサイエンス(4889)IPOの評価
※レナサイエンス公式サイト引用


同社は医薬品のパイプラインの一部を製薬企業やベンチャー企業に導出済となっています。


加えてオプション契約及び共同研究契約等を締結し、契約一時金などの収益を上げる構造になり医薬品候補品はすべて研究開発のステージにあります。


これまでの創薬バイオベンチャー企業と事業内容が少し異なるため、投資を行ったら儲かるのか?とワクワク感があります。


人工知能(AI)を用いた医療ソリューションを提供するための新規事業開発などを質・量ともに充実させることが、企業価値を高め、経営を安定させる上での不可欠な目標と認識していると目論見にあります。


なんか色々と意識している材料が多いんですよね。


多大な研究開発費を自社で負担する構造となっていますが新規性も感じられます。とりあえず複数の大手予想を確認し、仮条件発表後にこの記事にスタンスを追記したいと思います。


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