JDSC(ジェイディーエスシー)IPOの初値予想と幹事割当数などを今回も評価したいと思います。AI関連の銘柄になり個人投資家からも注目されている企業です。
しかしVC売出し色が強く、上場による吸収金額が大きく、利益見込みが高いとは言えません。公開価格割れはないかもしれませんが油断ならないIPOだと思います。
項目 | 株数データ |
想定価格 | 1,620円 |
仮条件 | 12月02日 |
公開価格 | 12月10日 |
公募株数 | 400,000株 |
売出株数 | 2,040,000株 |
公開株数(合計) | 2,440,000株 |
オーバーアロットメント | 366,000株 |
幹事団 | 大和証券(共同主幹事) SBI証券(共同主幹事) SMBC日興証券 みずほ証券 野村證券 三菱UFJモルガン・スタンレー証券 マネックス証券 いちよし証券 岩井コスモ証券 岡三証券 |
委託見込 | 岡三オンライン証券 SBIネオトレード証券 |
同社はAIや機械学習等を活用したソリューションを提供している企業になります。
取引先には知名度が高い企業名が多いようです。さらにプロダクト開発では大手企業から出資を受け共同開発も行います。
収益方法2通りありフロー型収益とストック型収益となっています。ただ割合がわからないと言った指摘もあり、黒字化した現状でも将来性があるのかわかりにくようです。
AI関連は我先に上場と言った個人的なイメージもあり上場ゴール感が強い銘柄です。上場後は2極化し落ちぶれる銘柄も多い気がします。
同社の場合は業績の割に上場規模が想定ベースで約45.5億円と大きいことが問題だと思います。時価総額も207.5億円と大きいため上場規模さえ小さければ人気化できたと感じます。
急激な成長となっているため業績の勢いはありますが、利益がしょぼいです!
JDSC(ジェイディーエスシー)IPOの大手初値予想と評価はこうなる!
大手初値予想の数値を調べてみました。どうなるのか心配していましたが利益見込みは強いようです。最新の初値予想は下記のようになっています!
大手初値予想2,000円~3,000円
※注目度A
※注目度A
注目度が高く機関投資家も参戦してくるレベルの上場規模です。ただ本当に参戦してくるのかはわかりません。
ロックアップ率が高く売却を急ぐ投資家はベンチャーキャピタルくらいでしょう。
上場時に行使できる新株予約権はなく、上場後1年後から行使可能となっています。ダブル主幹事のため公開価格割れは何とか回避できると考えています。
業績に対して上場規模が大きいため不安なんですよね。同社の事業内容や株主構成などは下記記事でまとめています。
JDSC(ジェイディーエスシー)の上場データと初値予想
JDSC(ジェイディーエスシー)IPOの幹事割当数と引受割合を調べました
幹事割当数と引受割合を調べました。主幹事は大和証券とSBI証券が共同で務めます。幹事名 | 割当株数 | 引受割合 |
大和証券(主幹事) | 1,927,700株 | 79.00% |
SBI証券 | 317,200株 | 13.00% |
SMBC日興証券 | 73,200株 | 3.00% |
みずほ証券 | 31,700株 | 1.30% |
野村證券 | 31,700株 | 1.30% |
三菱UFJモルガン・スタンレー証券 | 24,400株 | 1.00% |
マネックス証券 | 12,200株 | 0.50% |
いちよし証券 | 7,300株 | 0.30% |
岩井コスモ証券 | 7,300株 | 0.30% |
岡三証券 | 7,300株 | 0.30% |
幹事引受け割合から大和証券からの申込を徹底しておいたほうがよさそうです。利益は3万円~5万円と言ったレベルなのかもしれません。
また、大和証券グループのCONNECT(コネクト)からも申込を行っておきましょう。私もそろそろ当選できると考えています。
しばらく前に取扱われたAB&CompanyのIPOでは参加しませんでした。当選しそうだったためスルーしていました!
大和コネクト証券でIPOの取扱いが発表されました。IPOルールや抽選に参加する際の注意事項などを徹底的にまとめてみたので、応募を行う前に確認を行っておきましょう。実は凄いことに気が付きました。当選確率を高める方法 …
JDSC(ジェイディーエスシー)IPOの業績予想と抽選参加スタンスまとめ
最新の業績予想を調べ抽選参加スタンスについて考えてみたいと思います。現状では微妙な感じもしますがブックビルディングには参加したいと思います。もっと酷いことになりそうなIPOがあるため比較するとまだよさそうです。
業績を確認すると2022年6月期の単独業績予想を確認することができました。それによれば売上14.73億円となり前期10.89億円から35.26%増、経常利益3,200万円となり前期2,700万円から18.52%増になります。
四半期利益は3,000万円で前期2,700万円から11.11%増の予想が出ています。
想定発行価格1,620円から指標を計算するとEPS2.40からPER675.00倍、BPS290.35からPBRは5.58倍になります。そもそもPERが高い業種だと思いますが、成長性がどの程度あるのか見通しが難しいため判断も鈍ります。
2桁幅で成長していますが業績水準が低く、少しの誤差で前年比が大きく変わることが心配です。
類似企業だとPKSHA Technology(3993)やHEROZ(4382)などがあります。どちらもPERは300倍程度なのでJDSCのほうが評価が高いようです。仮条件が引上げられると投資妙味が減りそうです。
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