クリーマ(4017)のIPOが東証マザーズに新規上場承認されたので詳しくご紹介したいと思います。今回も業績や上場規模などを確認し、IPO抽選に参考になるような情報を評価してみたいと思います。
主幹事はSBI証券が務め公開株数1,672,700株、オーバーアロットメント167,200株です。上場規模は想定発行価格3,250円から計算すると約59.8億円になります。SBI証券にしては微妙な銘柄だと感じています。これまでが良質過ぎたのかもしれませんね。
※クリーマ公式サイト引用
クリーマはマーケットプレイスサービスでユーザー数(アプリDL数や訪問数等)を安定的に積み上げてきている企業です。
そのためマーケットプレイスの運営を通じて構築される豊富なユーザー基盤、プラットフォーム基盤を活用し、広告サービスやイベント・ストアサービス等、周辺領域でのサービス収益もスケールしていくビジネスモデルとなっています。
事業収益の基盤となるマーケットプレイスサービスの品質向上を通じたストック収益と、戦略資産の積み上げに対し優先的にリソースを投下し続ける事業スタイルとなっています。
日本の市場で言えばクリーマ運営の「Creema」とGMOペパボが運営する「minne」の二大サービスが大手になると思います。というよりもこの2社が市場を牽引していると言ってよさそうです。
スマートフォンの普及により個人間の電子商取引(CtoC)市場が拡大しているため、日本のハンドメイドマーケット市場も直近4年間で年平均成長率が168%となっています。面白いIPOとなっていますがどうでしょうか!詳しく調べてみたので投資材料にしてください。
クリーマ(4017)IPOの上場基本データと引受幹事
項目 | 上場基本データ |
市場 | マザーズ |
業種 | 情報・通信業 |
事業内容 | ハンドメイドマーケットプレイス「Creema」の運営、及びクリエイターのエンパワーメントを目的とする各種サービスの提供 |
上場日 | 11月27日 |
ブックビルディング期間 | 11月11日~11月17日 |
想定価格 | 3,250円 |
仮条件 | 3,250円~3,570円 |
公開価格 | 3,570円 |
初値結果 | 4,850円(公開価格1.36倍) |
監査人 | 有限責任監査法人トーマツ |
【手取金の使途】
手取概算額332百万円に前記「1 新規発行株式」の(注)4.に記載の第三者割当増資の手取概算額上限380百万円を合わせた手取概算額合計712百万円については、既存事業であるクリエイターエンパワーメント事業の運転資金、ならびに新規事業の開発・プロモーション費、その他、オフィス移転費用などに充当する予定であり、具体的な内容及び充当時期は、以下の通りです。
①クリエイターエンパワーメント事業における既存サービスの拡大費用200百万円
②クリエイターエンパワーメント事業における新サービスの実施400百万円
③インフラ強化のための運転資金112百万円
なお今後具体的な資金需要が発生し、支払時期が決定するまでは、安全性の高い金融商品等で運用していく方針であります。
※有価証券届出書(新規公開時)引用
項目 | 株数データ |
公募株数 | 113,000株 |
売出株数 | 1,559,700株 |
公開株数(合計) | 1,672,700株 |
オーバーアロットメント | 167,200株 |
上場時発行済み株数 | 6,089,000株(公募分を含む) |
想定ベースの時価総額 | 約197.9億円 |
幹事団 | SBI証券(主幹事) 大和証券 みずほ証券 SMBC日興証券 エース証券 岩井コスモ証券 岡三証券 丸三証券 水戸証券 |
委託見込 | 岡三オンライン証券 SBIネオトレード証券 DMM.com証券 |
クリーマ(4017)上場評判とIPO分析
想定発行価格3,250円を基に吸収金額を算出すると約54.4億円となり、オーバーアロットメントを含めると約59.8億円規模の上場となります。同社グループは、クリーマと海外子会社1社で構成されクリエイターエンパワーメント事業の単一セグメントで事業運営を行います。コンセプトは「本当にいいものが埋もれてしまうことのない、フェアで新しい巨大経済圏を確立する」になるそうです。
創作活動に取り組む全国のクリエイターと生活者(ユーザー)が、オンライン上で直接オリジナル作品を売買できるCtoCのハンドメイドマーケットプレイス「Creema」の運営を2010年から行っています。
2013年以降は来場者数5万人を誇る、日本最大級のクリエイターの祭典等の大型イベント開催や、常設ショップの運営、「Creema」に出店するクリエイターにさらなる活躍の場を提供すると同時に、生活者がリアルの場で作品に触れられる機会を数多く創出することで、日本のクラフト文化を創造・牽引しながらクリエイターの活動支援に長年注力してきたそうです。
品質の高いプロ志向のクリエイターの作品が多く集まるため、同社グループのマーケットプレイスでは高品質の作品を求める生活者の安定的な集客が可能となり、感度の高い良質なコミュニティの構築につながり、サービスの明確な独自性・競争優位性のひとつとなっています。
同社グループの収益は、マーケットプレイスサービスにおける「Creema」 上での販売手数料収入に加え、プラットフォームサービスにおける各種広告収入、イベント・ストアサービスにおける出店料・入場料、及び販売手数料収入、そして、クラウドファンディングサービスの成約手数料等から構成されています。
※有価証券届出書引用
マーケットプレイスサービスの「Creema」はオンライン上で個人が直接、オリジナルのハンドメイド作品を売買できるCtoCマーケットプレイスです。
同社の中心的なサービスで、「Creema」は日本国内におけるハンドメイドマーケットプレイスの先駆的サービスでもあり、リリース以降多くのクリエイターの支持を獲得してきたそうです。
Creemaでは、クリエイターが自身の作品を同社マーケットプレイスに出品し、ユーザーがその作品を購入する際に決済の仲介を行い、購入代金から一定の販売手数料を差し引き、その残金を売上金としてクリエイターに入金するというビジネスモデルです。
2016年7月には、海外展開の第一歩として、中国語版「Creema」をリリースし海外子会社「可利瑪股份有限公司」を台湾(台北市)に設立しています。
※有価証券届出書引用
また、Creemaのプラットフォームを活用し、出店クリエイター・企業・地方公共団体のマーケティング支援等を行うプラットフォームサービスも提供しています。
その一環として、作品プロモーションと呼ばれる広告機能を2018年9月にリリースし、内部広告サービスの提供を開始しています。
クリエイターは自身の作品の広告を「Creema」上にある所定の広告枠に表示することができるようになっています。この機能はクリック課金型の収益モデルとなっており、表示された広告作品をユーザーがクリックするごとに、設定されたクリック単価をクリエイターが同社に支払う仕組みになっています。
※有価証券届出書引用
さらに、クリエイター作品の販路として、ハンドメイドマーケットプレイスの提供だけでなく、直接クリエイターとユーザーとをリアルの世界で結びつけるクラフトイベントやエディトリアルショップ(常設店舗)も積極的に展開しています。
このような展開はサービスの認知度向上と、クリエイターやユーザーとのエンゲージメント強化にも意味を持つと同時に、ハンドメイド市場やハンドメイドカルチャーの拡大にも貢献していると認識しているそうです。
2020年6月からはハンドメイドに限定することなく、あらゆるジャンルのクリエイターの創造的な活動を応援することに特化した、購入型クラウドファンディングサービス「Creema SPRINGS」も展開しています。
目標金額に到達した場合のみプロジェクトの実施及び商品の提供が決定する「目標達成型」のプロジェクトと、目標金額に到達しない場合でもプロジェクトの実施及び商品の提供が行われる「実行確約型」プロジェクトの2つが存在し、クリエイターは任意の方法で必要資金の調達が可能となっています。
クリーマ(4017)の企業財務情報と配当性向
回次 | 第10期 | 第11期 |
決算年月 | 2019年2月 | 2020年2月 |
売上高 | 1,150,296 | 1,517,668 |
経常利益又は経常損失 | △372,886 | 45,914 |
親会社株主に帰属する当期純損失 | △373,402 | △28,035 |
包括利益 | △371,177 | △30,952 |
純資産額 | △130,069 | 39,068 |
総資産額 | 1,650,659 | 1,943,793 |
1株当たり当期純損失 | △100.92 | △7.58 |
潜在株式調整後1株当たり当期純利益 | – | – |
自己資本比率(%) | △8.0 | 1.9 |
自己資本利益率(%) | – | – |
株価収益率(倍) | – | – |
配当性向(%) | – | – |
営業活動によるキャッシュ・フロー | △262,904 | △164,590 |
投資活動によるキャッシュ・フロー | △90,124 | △29,195 |
財務活動によるキャッシュ・フロー | 515,267 | 422,732 |
現金及び現金同等物の期末残高 | 1,179,436 | 1,403,426 |
- 売上高1,037,519千円
- 営業利益248,593千円
- 経常利益242,834千円
- 親会社株主に帰属する四半期純利益236,804千円
マーケットプレイスサービスは、前期から力強い成長トレンドが継続していることに加え、新型コロナウィルス感染拡大防止のための生活様式変容における「巣ごもり消費」のニーズを捉えた各種マーチャンダイジング・キャンペーン施策の展開が功を奏し、マーケットプレイス全体の利用者数・購入品数が大きく伸長しています。
プラットフォームサービスは、「Creema」のプラットフォームならびにユーザー基盤を活用した企業・地方公共団体向けのPR支援を行う外部広告サービスで、地域産品を発掘するクラフトコンテストや、大手メーカーブランドとのコラボレーション企画、伝統工芸産業のデジタルシフト支援などの案件の受注・納品が進んでいます。
イベント・ストアサービスは、新型コロナウィルス感染拡大防止のための外出自粛要請等による影響を大きく受けています。ストア領域では、当社ストアが出店するショッピングセンターが4月下旬以降に次々と休業となったため、同社ストアも全店が約1ヶ月の間、営業できない状態に陥ったそうです。そのため2店を閉店しています。
6月には、クリエイターの創造的な活動を応援することに特化した購入型クラウドファンディングサービス「Creema SPRINGS」をリリースし、8月にはタレントの千秋氏が創業・団長を務め、ハンドメイド関連事業を展開する「ハローサーカス」をM&Aし、事業及び商標権を譲受するなど、クリエイターの方々の活動を今まで以上にエンパワーメントすべくサービス領域を拡張させています。
クリーマ社の特徴は?どんな会社のか動画を探してみた
クリーマのテレビコマーシャルがYouTubeに掲載されていました。「500万点以上のバリエーション豊かな作品から、他にはない自分だけのお気に入りを探す楽しさを伝える」と題されています。15秒の動画になりますが、どんな企業なのか伝わる動画だと思います。
知名度が高い企業の上場となっているため期待したいと思います。ただ業績面の心配が大きく株価設定も高いため微妙だと思います。VC保有株も多いですからね。
クリーマ(4017)の株主状況とロックアップについて
会社設立は2009年3月03日、 東京都港区北青山二丁目12番5号に本社を構えます。社長は丸林耕太郎氏(1979年7月31日生まれ)、株式保有率は31.89%(2,200,000株)です。従業員数は70人で臨時雇用者16人、平均年齢30.7歳、平均勤続年数2.3年、平均年間給与4,026,000円です。
セグメントはクリエイターエンパワーメント事業の単一セグメントになります。
氏名又は名称 | 所有株式数(株) | 所有株式数割合(%) | ロック |
丸林 耕太郎 | 2,200,000株 | 31.89% | ○ |
アニマリズムグループ株式会社 | 628,000株 | 9.10% | ○ |
グロービス4号ファンド投資事業有限責任組合 | 591,000株 | 8.57% | ○ |
グローバル・ブレイン6号投資事業有限責任組合 | 490,000株 | 7.10% | ○ |
大橋 優輝 | 477,000株 | 6.92% | ○ |
KDDI新規事業育成2号投資事業有限責任組合 | 421,000株 | 6.10% | ○ |
KDDI新規事業育成投資事業有限責任組合 | 400,000株 | 5.80% | ○ |
【ロックアップについて】
本募集並びに引受人の買取引受による売出しに関連して、売出人かつ貸株人である丸林耕太郎、売出人である大橋優輝、並びに当社株主である丸林有紀子、丸林幹久及び大橋恵明は、主幹事会社に対し、元引受契約締結日から上場日後180日目の2021年5月25日までの期間中、主幹事会社の事前の書面による同意なしには、当社普通株式の売却等を行わない旨合意しております。
また、売出人であるグロービス4号ファンド投資事業有限責任組合、グローバル・ブレイン6号投資事業有限責任組合、KDDI新規事業育成2号投資事業有限責任組合、KDDI新規事業育成投資事業有限責任組合 ~省略~ は、主幹事会社に対し、元引受契約締結日から上場日後90日目の2021年2月24日までの期間中、主幹事会社の事前の書面による同意なしには、当社普通株式の売却(ただし、引受人の買取引受による売出し及びその売却価格が「第1 募集要項」における発行価格の1.5倍以上であって、主幹事会社を通して行う東京証券取引所での売却等は除く)等を行わない旨合意しております。
さらに、当社の新株予約権を保有するアニマリズムグループ株式会社及び大橋優輝は、主幹事会社に対し、元引受契約締結日から上場日後180日目の2021年5月25日までの期間中、主幹事会社の事前の書面による同意なしには、当社新株予約権及び新株予約権の行使により取得した当社普通株式の売却等を行わない旨を合意しております。
※有価証券届出書(新規公開時)引用
上位株主には180日間(2021年5月25日まで)のロックアップが付与されています。売出人のベンチャーキャピタル等には90日間(2021年2月24日まで)のロックアップと発行価格1.5倍以上のロックアップ解除が設定されています。
さらに、新株予約権保有者のアニマリズムグループ株式会社と大橋優輝氏には180日間のロックアップが適用されます。
親引けは今回の上場で行われません。
クリーマ(4017)IPOの初値予想と幹事引受け株数
大手初値予想は仮条件発表後に掲載を予定しています。しばらくお待ちください。最新業績予想の他、仮条件発表後のPERやPBRなども後日追記します。仮条件範囲が3,250円~3,570円に決定し、想定発行価格を下限として上限方向広げられています。吸収レンジは新興市場にしては大きく約54.4億円~約65.7億円になります。ただ個人投資家の猛烈な買い需要が期待できるとあり、初値が好調になる観測が出ています。
コロナ禍による巣ごもり需要がの影響でクリーマーの業績も好調に推移するようです。類似企業のGMOペパボと2強となっていますが、専業という意味では同社が一歩リードしているようです。GMOペパボの決算も良かったことから同社にも注目が集まっているそうです!
修正値4,800円~5,355円
※注目度A
ただベンチャーキャピタルが保有する株が多くロックアップ1.5倍以上の初値は厳しいとの見方です。そのため公開価格3,570円の1.5倍で5,355円となっているみたいですね。VCは売出しに参加し、さらに市場でも株式を売却する可能性が強いようです。
そのため初値後の値動きが荒くなりそうです。また、ネット証券主幹事のため短期売買を中心とした投資家が公募株を手に入れやすいことから、売り圧力も大きくなる傾向にあります。直近に上場したIPOのセカンダリーが好調のため需給不安はなさそうです。
SBI証券でIPOチャレンジポイントを使う予定の方は、初値予想が上方修正されているため強気姿勢でしょうか。
2021年2月期の連結業績予想は売上19.37億円で前期比27.7%増、経常利益1.44億円で前期比220%増になります。四半期利益は1.98億円となり前期2,800万円の赤字から大幅な黒字転換になります。
EPS40.00からPERは89.25倍、BPS96.03からPBR37.18倍になります。単純比較できませんがGMOペパボが5,340円の株価でPER45.68倍、PBR15.71倍になります。※2020年11月11日調べ
GMOペパボのミンネ(minne)との2強でどちらが市場拡大となるのか現在はわからない状況です。専業のクリーマに期待感があるように思います。初値が高くなりそうなのでIPOチャレンジポイントを使ってみるのも面白そうです。株単価が高いため複数株当選の場合を考えて買付余力に余裕を持たせておきましょう!
幹事名 | 割当株数 | 引受割合 |
SBI証券(主幹事) | 1,421,800株 | 85.00% |
大和証券 | 83,600株 | 5.00% |
みずほ証券 | 58,600株 | 3.50% |
SMBC日興証券 | 41,800株 | 2.50% |
エース証券 | 16,700株 | 1.00% |
岩井コスモ証券 | 16,700株 | 1.00% |
岡三証券 | 16,700株 | 1.00% |
丸三証券 | 8,400株 | 0.50% |
水戸証券 | 8,400株 | 0.50% |
SBI証券主幹事がまた登場しました。ただポイントを使いたくなるようなIPOではないと考えています。コロナ禍の環境下で黒字予定の業績は高感できそうです。しかし、前期まで赤字が続きベンチャーキャピタルの資金回収イメージが強いIPOとなっています。
知名度は高いため公開価格割れはないかもしれませんが、上場承認段階での評価はあまり高くない気がしています。Retty(レッティ)が公開価格割れするようなことがあれば初値利益は狙いにくいかもしれません。一応黒字化する予定なので安心感はクリーマのほうがあると思います。
SBI証券でチャレンジを使えば当選できそうですね。これまでのようにポイントを多くつぎ込まなくても当選できそうです。上場規模も大きめですから投資家も悩みそうです。IPO抽選ルールの詳細は下記記事にまとめています。
SBI証券でIPOをはじめるための3つのポイントをチェックしながら裏技も考えてみました。どうしてSBI証券がIPOで人気なのか徹底的に調べています。実はIPOチャレンジポイントを利用した当選が恐ろしいほど魅力的なんです! …
Funds(ファンズ)の藤田雄一郎氏にインタビューを行わせて頂きました。投資金を持て余している方や少しでも資産を増やしたい方に参考になる内容となっています。
これまでよりもファンド組成が増える見込みとなっています!詳しくは下記記事で詳細をお聞きしています。ドキドキしたインタビューでした。
Funds(ファンズ)の代表取締役である藤田雄一郎氏に独占インタビューをさせて頂きました。貸付ファンドの仕組みを利用し個人投資家に凄まじい人気がある企業です。 評判や評価、さらに口コミなどのワードで検索し目にした方も多い …
また、有料の株式情報を無料で手に入れることができる方法をご紹介したいと思います。モーニングスターの株式新聞Web有料版の無料購読になります。
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クリーマのIPOチャレンジポイントボーダーラインは?ポイント利用は無駄の可能性
今回もSBI証券が主幹事を単独で引き受けるため、これまでのIPOチャレンジポイントによる配分を確認しておきたいと思います。流石に今回はポイント合戦とはならないでしょう!
公開株数が1,672,700株でオーバーアロットメントが167,200株と上場承認時に発表されています。SBI証券では複数配分の期待があると過去データからも感じます。
人気化するのであればポイントを利用してもよいと思いますが、承認時のデータだけだと個人的にはポイント利用はしません。上場規模も大きめですし、株数も多いため悩む投資家は多いでしょう。
株価設定が高いため利益も狙いやすい状況です。機関投資家の買いが見込めれば買い上がると思いますが、そこまでの力はない気がします。ポイントが少なくても当選できそうなので早く利用したい方にはよい銘柄かもしれません。
ただし株価設定が高いため買付余力には気を付けておきましょう!
IPOチャレンジポイントはSBI証券が行っているサービスです。ポイントを貯めることでIPOに当選できる仕組みになり、貯めれば貯めるほど優位な配分が行われます。 ただしIPOチャレンジポイントを貯めているにもかかわらず、当 …
類似企業のPERやPBRを調べてみました
類似企業とPERやPBRは仮条件発表後に記載したいと思います。類似企業 | PER | PBR |
GMOペパボ(3633) | PER45.59倍 | PBR15.68倍 |
メルカリ(4385) | PER-倍 | PBR18.76倍 |
BASE(4477) | PER683.11倍 | PBR56.4倍 |
ストックオプションの株数や発行価格を調べました
ストックオプション行使期間 | 株式の数 | 発行価格 |
2013年9月10日~2023年9月09日 | 250,000株 | 103円 |
2015年9月01日~2023年8月29日 | 46,000株 | 100円 |
2017年2月28日~2025年2月26日 | 30,000株 | 250円 |
2015年2月28日~2025年2月26日 | 135,000株 | 253円 |
2018年3月01日~2026年2月23日 | 22,000株 | 277円 |
2016年3月01日~2025年2月23日 | 70,000株 | 281円 |
2020年2月27日~2028年2月25日 | 41,000株 | 290円 |
2018年2月27日~2028年2月26日 | 117,000株 | 294円 |
2021年2月27日~2029年2月24日 | 72,000株 | 312円 |
2019年2月27日~2029年2月24日 | 49,000株 | 316円 |
2022年2月27日~2030年2月24日 | 60,000株 | 336円 |
2020年2月27日~2030年2月24日 | 17,000株 | 342円 |
ストックオプション(新株予約権)で行使期限を迎えている株数は777,000株あります。ただしアニマリズムグループ株式会社と大橋優輝氏はロックアップ対象になっています。
対象者は取締役と従業員、監査役、取締役の資産管理会社となっています。
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最新情報を手に入れたい方やレア情報、気になったことをツイートしています。IPO投資歴は15年と長くソーシャルレンディングも6年目突入!安定の利益でブログも15年目に突入。クリーマ(4017)IPOの評価と申し込みスタンス
クリーマIPOは微妙だと思います。成長軌道に乗ったような気もしますが、ベンチャーキャピタルが売出しを実施しているため上場ゴールが感じられます。ハンドメイドマーケットプレイスはメディアで取り上げられることも多いため、今後成長する可能性はあると思います。ただいつまで続くのか?という疑問は常に付きまとうと思います。人は飽きますからね。
※クリーマ公式サイト引用
2020年8月末時点で約19万人の登録クリエイターと、約1,000万品の登録作品があると目論見に書かれています。様々な収益方法があり登録者が上場により急増する可能性が十分あります。
また上場企業が運営しているため企業信頼の面で購入者も増えると思います。クリーマはIPOにより資金調達を行いVCは資金回収ができます。良い流れだと思います。
今後の問題は収益モデルの複層化を同社は上げています。クリエイター支援を目的とする新サービスを提供することで、結果として収益の強化・複層化につながるそうです。
オンラインマーケットプレイス「Creema」からの販売手数料収入と広告収入を主な収益源となっているため上場後も積極的なビズネスを行って頂きたいと思います。
新型コロナウイルス感染症の状況は、生活様式変容における「巣ごもり消費」が活況となる反面、実店舗での業績悪化が拡大することや、イベントの開催自粛の継続などが問題視されています。
今期黒字化する見込みですが、来期の業績予想を確認しなければ積極的に投資は難しそうです。SBI証券主幹事なので真剣に考えている方は多いと思います!
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