Welby(ウェルビー)IPOがマザーズに新規上場承認されました。主幹事はSMBC日興証券が務め公開株数172,000株、オーバーアロットメント25,000株、想定発行価格3,660円から上場による吸収額を算出すると約7.2億円です。ネガサかつ上場規模が小さいことから人気化もあり得ます。


事業はPHRプラットフォームサービス事業になり、糖尿病や高血圧症などの生活習慣病、がん領域、特定慢性疾患領域などの患者に対し自己管理をサポートするアプリなどを利用し医療機関などとデータ共有などを可能にするサービスを行います。


Welby(4438)IPO上場と初値予想


デジタルガレージや日本郵政グループとの第三者割当増資、NTTドコモとのヘルスケア領域での業務提携なども材料になりそうです。今期は皮膚領域をはじめとする慢性疾患分野に注力しているようです。


Welby(4438)IPOの詳細データ

項目 上場基本データ
市場 マザーズ
業種 情報・通信業
事業内容 PHRプラットフォームサービス事業
※PHRとは、個人によって電子的に管理される自らの健康・医療情報のことを指す
公開予定 3月29日
ブックビルディング期間 3月13日~3月19日
想定価格 3,660円
仮条件 4,750円~5,200円
公開価格 3月20日
企業情報 https://welby.jp/


【手取金の使途】

差引手取概算額246,540千円に本第三者割当増資の手取概算額上限83,885千円を合わせた、手取概算額合計上限330,425千円については、以下のとおり充当する予定であります。

①当社が運営するPHRプラットフォームサービス事業における患者及び医療機関向けの新規PHRプラットフォームの開発及び改修に係る費用として248,000千円。内訳は、自社開発ソフトウエアとしてオンコロジー(がん全般)におけるPHRプラットフォームの開発費用として2019年12月期に35,000千円を充当し、残額はすべて改修費用に係る費用として充当する予定であります。

②今後の事業拡大のために必要となる、PHRプラットフォームの医療実臨床現場における治療サポート効果のクリニカル・エビデンス構築に係る費用として72,425千円。具体的には、医療機関等と共同で各疾患における実臨床研究の実施及びその結果のデータ解析並びにその成果を発表するための各種学会への出展、セミナー開催に係る費用として62,425千円、実臨床研究の実施及びデータ解析のための専門家等の人材採用費として2021年12月期に10,000千円を充当する予定であります。

なお、残額はPHRプラットフォームサービス事業における新規PHRプラットフォームの開発及び改修に係る費用、及びPHRプラットフォームの医療実臨床現場における治療サポート効果のクリニカル・エビデンス構築に係る費用の一部として2021年12月期までに充当する予定です。また、上記調達資金は、具体的な充当時期までは、安全性の高い金融商品等で運用していく方針であります。



項目 株数データ
公募株数 75,000株
売出株数 97,000株
公開株数(合計) 172,000株
オーバーアロットメント 25,000株
上場時発行済み株数 1,930,000株(公募分を含む)
想定ベースの時価総額 約70.6億円
幹事団 SMBC日興証券(主幹事) ←主幹事多い
みずほ証券
大和証券
岡三証券
岡三オンライン証券 ←前受け金不要
いちよし証券
SBI証券
マネックス証券


Welby(4438)上場評判とIPO分析

想定発行価格3,660円を基に吸収金額を算出すると約6.3億円となり、オーバーアロットメントを含めると約7.2億円規模の上場となります。上場規模が小さくIPOとして魅力があります。


同社は「Empower the Patients」を事業ミッションに掲げ、糖尿病・高血圧症などの生活習慣病をはじめとする様々な疾患の治療分野において、患者の自己管理をサポートするPHR(Personal Health Record)プラットフォームサービスを展開しています。


PHRとは、個人によって電子的に管理される自らの健康・医療情報のことを指します。また、個人のスマートフォン経由で記録された血圧、体重、血糖値等の数値情報や生活情報、医療機関と連携して取得された検査数値、薬剤処方記録など、システム上で収集された健康情報も含めたうえで、これを広義のPHRと表現することも近年では一般的となっており、この考え方を援用し「PHR」を定義すると決めています。


またプラットフォームとは構築・運営する各疾患別のアプリを経由して、患者から提供された症状その他の医療情報等の記録、医療情報のデータベースへの保存・管理、Webサービスを利用した医療情報の医療機関等との共有などを可能にする、同社が運営する一連サービスのことを指します。


Welby(ウェルビー)上場評判


医療者と患者がPHRプラットフォーム上で患者の健康・医療情報等を共有することで、本PHRプラットフォームサービスは疾病管理ツールとして機能します。


具体的には、患者がアプリに記録したデータを医療者が定期的に確認し、またアプリを通じて、医療者が患者へメッセージ送信を行なうことができるなど、双方向のコミュニケーションをもって患者の治療継続の支援と行動変容を促進することで、治療による臨床上の効果を高めることが可能となります。


同社が提供するPHRプラットフォームは、患者の「治療継続の支援」や「自己健康管理の促進」にフォーカスしたものであり、医療者によるアプリの推奨のほか、医療機器メーカーや医薬品卸事業者との提携、製薬企業との連携、ウェブマーケティングの実施等、様々なチャネルを活用して拡大施策を講じており、2018年12月末時点で各アプリの合計ダウンロード数は53万回に達しています。


Welby(4438)IPOのアプリ利用例


疾患ソリューションサービスは製薬企業からの依頼によるPHRプラットフォームの開発等です。具体的には、生活習慣病領域、がん及び特定慢性疾患領域において、製薬企業からの依頼を受けて、主に新薬の上市に伴う医薬品の適正使用促進と疾患啓発のために、当該疾患に関わる医療従事者や患者からの意見を頂きながら、当該疾患領域の患者及び医療従事者向けに、疾患治療における自己管理や治療継続を支援、


また医療機関や臨床研究との連携を促進するためのPHRプラットフォームサービスを開発・運営しています。製薬企業にとっては当該プラットフォームサービスを活用した活動を通じて、自社医薬品の医療従事者間における知名度の向上と、患者の治療継続へのサポートによる医薬品の売上増加等の効果が期待されます。


疾患ソリューションサービスの売上高は製薬企業からのサービス構築費用を中心に、売上高の約7割強を占める状況となっており、プラットフォームサービスの導入製薬企業数、疾患数等と連動して、収益が変動する仕組みとなっています。本書提出日現在、14社の製薬企業向けにサービスを提供しています。


Welby(ウェルビー)販売実績と取引先


Welbyマイカルテサービスは、糖尿病や高血圧症等生活習慣病全般、及び生活習慣病予備軍の患者の自己管理をサポートする自社構築・運営のクラウドサービスです。


通信機能を持つ血圧計、血糖測定器、及びウェアラブル機器等とのデータ連携により、血糖値・血圧・体重などの測定値や、食事や運動などの疾患治療に必要なデータの記録を簡単にできます。また、患者が記録したデータを自分の家族や、登録医療機関とデータを共有し医師による治療サポートを受けることも可能です。


Welbyマイカルテサービスの売上高は、自治体の住民や一般企業の従業員の生活習慣病重症化予防ツールとしての利用料課金、機器メーカー、検査会社等医療周辺企業への月額利用料課金、及び有料利用医療機関へ月額利用料の課金によって構成されています。


有料利用の企業数、医療機関数等と連動して、収益が変動する仕組みとなっており売上高の約3割弱を占める状況となっています。


Welby(4438)の企業財務情報と配当性向

回次 第6期 第7期
決算年月 2016年12月 2017年12月
売上高 253,464 474,753
経常利益又は経常損失 △136,122 △76,092
当期純利益又は当期純損失 △136,412 △76,963
資本金 178,900 684,900
純資産額 131,726 1,066,763
総資産額 211,416 1,227,179
1株当たり純資産額(普通株式) △96.35 461.48
1株当たり当期純利益金額又は当期純損失金額(普通株式) △106.50 △65.64
自己資本比率(%) 62.3 86.9
自己資本利益率(%)
株価収益率(倍)
配当性向(%)
営業活動によるキャッシュ・フロー △138,555 △23,631
投資活動によるキャッシュ・フロー △27,393 △8,070
財務活動によるキャッシュ・フロー 59,787 1,034,231
現金及び現金同等物の期末残高 88,939 1,091,469
※数値は千円単位


第8期第3四半期累計期間(2018年1月01日~2018年9月30日)
売上高473,368千円
営業利益27,450千円
経常利益27,354千円
四半期純利益22,073千円


当第3四半期累計期間において、既存のPHRプラットフォームの改善に加え、皮膚領域をはじめとする慢性疾患分野におけるPHRプラットフォームサービスの新規提供により、事業基盤の強化に向け注力してまいりました。また、「Welbyマイカルテ」は、企業の従業員向けの生活習慣病重症化予防プラットフォームとして、株式会社デジタルガレージと共に生活習慣病の重症化予防として、ユーザーの食事に対するAIによる指導について研究を開始しました。



Welby(4438)従業員と株主の状況

会社設立は2011年9月20日、東京都中央区日本橋本町三丁目8番3号に本社を構えます。社長は比木武氏(1973年8月13日生まれ)、株式保有率は42.41%です。従業員数33人で臨時雇用者14人、平均年齢36.8歳、平均勤続年数1.6年、平均年間給与5,994,000円です。


業容拡大に伴う採用により最近1年間で13名人員の増加があります。労働組合の結成はなく、全従業員の互選により労働者代表が選出されているそうです。


氏名又は名称 所有株式数(株) 所有株式数割合(%)
比木 武 852,000 42.41
株式会社デジタルガレージ 370,000 18.42
株式会社ブライトリンクパートナーズ 140,000 6.97
日本郵政キャピタル株式会社 110,000 5.48
姜 琪鎬 100,000 4.98
成松 淳 50,000 2.49
森下 満成 42,000 2.09
※株主上位7名の状況


【目論見抜粋】

本募集及び引受人の買取引受による売出しに関し、貸株人かつ売出人である比木武、売出人である株式会社ブライトリンクパートナーズ、姜琪鎬、成松淳、森下満成、高橋朗及びサンエイト3号投資事業有限責任組合、当社株主である株式会社デジタルガレージ、立石知雄、株式会社ワン、サンエイトOK組合、株式会社キョーエン、姚志鵬、井上秀樹、池田宗高、小松恒彦、株式会社メディカル・インサイト、佐藤輝英、佐藤寿彦及び木野英明、当社新株予約権者である石橋太郎及び岸倫太郎は、SMBC日興証券株式会社(以下「主幹事会社」という。)に対して、本募集及び引受人の買取引受による売出しにかかる元引受契約締結日に始まり、上場(売買開始)日から起算して180日目の2019年9月24日までの期間(以下「ロックアップ期間」という。)中は、主幹事会社の事前の書面による承諾を受けることなく、元引受契約締結日に自己の計算で保有する当社普通株式(潜在株式を含む。)の売却等を行わない旨を約束しております。

また、当社は、主幹事会社に対し、ロックアップ期間中は、主幹事会社の事前の書面による承諾を受けることなく、当社普通株式及び当社普通株式を取得する権利あるいは義務を有する有価証券の発行又は売却(本第三者割当増資に係る新株式発行並びに株式分割による新株式発行等及びストック・オプションに係る新株予約権の発行を除く。)を行わないことに合意しております。



上位株主には180日間(2019年9月24日まで)のロックアップが付与されています。ロックアップ解除倍率の記載は目論見にありません。株主第三位のブライトリンクパートナーズはVCになるようです。


Welby(4438)IPO大手初値予想と各社配分

想定発行価格3,660円に対して仮条件が4,750円~5,200円に決定しています。これほど差が生まれる銘柄は久々だと思います。仮条件上限5,200円から吸収される金額は約8.9億円、オーバーアロットメントを含め約10.2億円です。想定から約3億円程度吸収額が増えています。


2019年12月の単独業績予想は売上34.03%増、経常利益20.26%増(3,100万円増)の増収増益予想となっています。EPS82.04からPERを算出すると約63.38倍、BPS856.47からPBRを算出すると約6.07倍となります。配当や株主優待の設定はありません。


ベンチャーキャピタルファンドには180日間のロックアップが付与されています。ただし、日本郵政キャピタル保有の110,000株にはロックがかかっていないため、上場後売却してくる可能性が高いと考えています。1回の当選で100万円抜きが期待できそうなIPOとなっています。


初値予想8,500円~15,000円


幹事名 配分単位(株)
SMBC日興証券(主幹事) 147,500
みずほ証券 4,900
大和証券 4,900
岡三証券 1,600
いちよし証券 1,600
SBI証券 1,600
マネックス証券 1,600


類似企業 PER
PBR
エス・エム・エス(2175) PER39.56倍 PBR12.53倍
エムスリー(2413) PER56.02倍 PBR13.36倍
MRT(6034) PER71.2倍 PBR3.72倍


当選を狙うならSMBC日興証券からの申し込みは必要です。その他のネット申し込みは基本的に厳しいと考えられます。それでも申し込みを行い続ける他ありませんが、資金移動までする必要はないかもしれません。


SMBC日興証券のIPO概要と当選履歴


またSMBC日興証券はステージ制の採用が始まっているため、新規口座開設者には3ヶ月間の優遇措置が行われます。通常申し込みよりもIPO当選しやすくなっています。新規で口座開設を行った後は3ヶ月抽選確率が通常の2倍になります!


SMBC日興証券のステージ制抽選とは?


株数が少し多い銘柄だとかなり当選しやすいと考えられます。主幹事を多く手掛けているSMBC日興証券の口座は開設しておきましょう。

Welbyのストックオプション詳細を調べました

ストックオプション行使期間 株式の数(株) 発行価格(円)
2016年12月18日~2024年12月17日 9,000 600
2019年2月28日~2027年2月21日 56,000 1,365
2020年4月17日~2028年3月29日 82,000 4,600
2020年8月21日~2028年3月29日 7,000 4,600


ストックオプション(新株予約権)で行使期限を迎えている株数は65,000株になります。行使条件では「本新株予約権者は、権利行使時において、当社又は当社が50%超の株式を直接又は間接に保有する会社の取締役又は使用人であること、または当社の業務に協力いただく契約が継続していることを要する」とあります。


この他、経常利益額が6億円を超過した場合に行使できる条件が56,000株に適用されます。


Welby(4438)IPO私見と申し込みスタンス

Welby(ウェルビー)IPOは将来性がありよいと個人的に考えています。スマートフォンは一人一台の時代となり身近にあるものです。そしてアプリを使って健康を管理でき、医療機関とのデータ共有なども魅力です。収益の7割が製薬会社なのはやや気がかりです。


業績は売上拡大により赤字から黒字転換するようです。前期のデータでは売上4.7億円に対して利益が△7,600万円の赤字となります。今期は第三四半期段階で2,200万円の黒字となっています。なんでもかんでもアプリにしてしまえばよいと言う訳ではありませんが、イノベーションを感じます。


アプリも17個あるようですし、普及状況もダウンロード数から拡大していることが伺えます。年代別利用者のアクティブ率では50代~70代が多くなっています。70代の方がスマホでアプリを使えることが凄いと思います。私の父はガラケーもマスターできません。


業績が黒字化するところまで来ているように思われるため、IPOでも人気となるはずです。株数や上場期日にも妙味あります。と言うことで全力申し込みを行いたいと考えています!面白いIPO登場ですね。


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