アイズ(5242)のIPOがグロース市場に新規上場承認されたのでご紹介したいと思います。吸収金額が低く利益見込みがありそうです。


今回はIPOチャレンジポイントを利用して当選したいと考える方が出てきそうです!


主幹事はSBI証券が務め公開株数380,000株、オーバーアロットメント57,000株です。上場規模は想定発行価格2,020円から計算すると約8.8億円になります。


アイズ(5242)IPOが上場承認
※アイズ公式サイト引用


同社は広告業界に属しており今後も広告業界の規模が拡大すると考えています。インターネット業界は今後も成長すると考えられ広告業界も続くはずです。


同社の「トラミー」は、多くの一般会員を自社でディレクションしサービス提供することで類似サービスと差別化をはかり売上規模が拡大しているそうです。


トラミーとは自社SNS利用会員サービスになり、一般女性を中心としたクチコミマーケティングのプラットフォームです。


インフルエンサーを活用する企業が多い中で差別化のアピールだと考えられます。


BtoBプラットフォームを展開する「メディアレーダー」も広告・マーケティング業界のリードジェン市場を開拓し売上規模を拡大しているとあります。


しかし、売上は伸びているものの業績水準が低く上場後の売買は低調になる可能性が高いように感じます。上場後は他社同等の株価に落ち着くと思います。


リーディングカンパニー的な存在のように書かれていますがどうでしょうか。


アイズ(5242)IPOの上場基本データと引受幹事について調べました

項目上場基本データ
上場日12月21日
市場グロース市場
業種情報・通信業
事業内容広告業界に特化したプラットフォーム「メディアレーダー」、クチコミマーケティングのプラットフォーム「トラミー」等のサービスの提供
ブックビルディング12月06日~12月12日
想定価格2,020円
仮条件2,020円~2,200円
公開価格2,200円
初値結果5,160円(公開価格2.35倍)
企業情報https://www.eyez.jp/
監査人仰星監査法人
手取金の使途
  • 広告宣伝費
  • 新規採用費
  • 長期借入金の一部返済


項目株数データ
公募株数150,000株
売出株数230,000株
公開株数(合計)380,000株
オーバーアロットメント57,000株
上場時発行済み株数950,000株(公募分を含む)
想定ベースの時価総額約19.2億円
幹事団SBI証券(主幹事)
みずほ証券
あかつき証券
東洋証券
松井証券
マネックス証券
岩井コスモ証券
委託見込SBIネオトレード証券


アイズ(5242)の事業内容と上場に伴う評判を考察してみました

想定発行価格2,020円を基に吸収金額を算出すると約7.7億円となり、オーバーアロットメントを含めると約8.8億円規模の上場となります。


アイズは既存の業界を変革する「win-win」なマッチングプラットフォームサービスを複数展開している企業となっています。


主要サービスは、広告業界のプラットフォーム「メディアレーダー」、クチコミマーケティングのプラットフォーム「トラミー」の2つです。


メディアレーダーは「広告業界のインフラへ」を掲げ、広告・マーケティングに関するサービスの売り手と買い手をつなぐBtoBプラットフォームです。


掲載社にとっては展示会への出展やセミナーの開催、BtoBマーケティングにおける見込み顧客情報の獲得に位置づけられるサービスとなっています。


顧客はTV局やラジオ局、出版社、WEBメディア、マーケティングサービスの提供会社などさまざまで、広告・マーケティングサービスを持つ企業に通年でのリード獲得を目的に利用されているそうです。


アイズ(5242)の業績
※有価証券届出書引用


会員は資料のダウンロードや動画視聴、セミナーを申込みをする際に無料の会員登録が必要となり、登録された会員情報をリードとしてサービス提供元に提供します。


同社はこのリード提供を対価としてマネタイズしているそうです。


掲載社は獲得したリードに対して営業活動が可能となるため、プッシュ型の営業をするよりも有利にすすめることが可能となり多くの企業が利用しているそうです。


アイズIPOのビジネスモデル
※有価証券届出書引用


トラミーは、SNSを利用する20代~40代の一般女性を中心とした約12万人の会員を保有しています。※2022年7月時点


事業展開の基盤は「SNSを利用する多くの一般女性会員」「品質管理」「リード管理および獲得」となるそうです。


クライアントの商品やサービスをトラミー会員が体験し、体験した会員自身が利用するSNS上でクチコミ・レビューを公開するサービスです。


一連の業務をすべて同社がディレクションすることで品質を確保します。


会員が投稿した広告物やアンケートデータはクライアントのHPや広告等に自由に掲載可能となっており、同社はこれらを対価としてクライアントへ提供しています。


アイズIPOの販売実績
※有価証券届出書引用


主なクライアントは代理店を通してスキンケアやメイクアップ、日用品、健康食品/サプリメントなど女性が定期的に購入する商品を取り扱う企業が中心となっています。


SNS上で影響力が高いインフルエンサーの提供も行っているそうです。


最適な広告商品を提供する体制を整え、クライアントが申込んだ広告商品の成果物の納品、役務の提供を行いマネタイズしています。


また、その他としてGoogleやYahoo、Twitter、Facebook、Instagram、LINE、TikTokなどの主要インターネットメディアが提供する広告枠を一部代理販売しています。


アイズ(5242)の株主状況とロックアップについて調べました

会社設立は2007年2月14日、東京都渋谷区渋谷三丁目12番22号に本社を構えます。社長は福島範幸氏(1974年3月17日生まれ)、株式保有率は24.74%(217,600株)です。


従業員数54人で臨時雇用者7人、平均年齢28.2歳、平均勤続年数2.5年、平均年間給与4,427,000円です。


セグメント別従業員数はセールス部門45人(臨時7人)、管理部門9人となっています。


氏名又は名称所有株式数(株)所有株式数割合(%)ロック
合同会社シエル400,000株45.48%
福島 範幸217,600株24.74%
牧田 伸一130,000株14.78%
三谷 翔一83,600株9.51%
安部 浩生9,200株1.05%
君島 佑介8,000株0.91%
光清 拓也6,400株0.73%
※株主上位7名の状況、△表示は新株予約権を表します


上位株主には180日間(2023年6月18日まで)のロックアップが付与されています。ロックアップ解除倍率の記載は目論見にありません。


上場前の第三者割当等による新株予約権の割当を受けた者との間に継続所有等の確約を行っています。


親引けは行われません。


アイズ(5242)IPOの初値予想と幹事引受け株数をチェックしました

大手初値予想は仮条件発表後に掲載を予定しています。しばらくお待ちください。最新業績予想の他、仮条件発表後のPERやPBRなども後日追記します。


仮条件範囲は想定発行価格を下限として2,020円~2,200円に上振れしています。吸収金額は最大で約9.6億円、時価総額20.9億円になります。


競合も多く新味のない事業となっていますが、VC保有株がないことで高値になると観測が出ています。業績水準が低い割に成長期待があるそうです。


また、オファリングレシオが高くSBI証券が上手く上場させてくるのか?と個人的に感じます。赤字上場ではない安心感があり初値は高くなると考えています。


大手初値予想3,500円~4,000円
修正値4,000円前後
直前予想4,700円

※注目度B


業績を確認すると2022年12月期の単独予想を確認できました。売上7.96億円となり前期比31.57%増、経常利益1.44億円となり前期比92.00%増となります。


四半期利益は0.94億円となり前期比100.00%増となる予想が出ています。


公開価格が2,200円決定の場合の指標はEPS116.33からPER18.91倍、BPS490.58からPBR4.48倍になります。配当や株主優待の設定は現時点でありません。


資金の入りやすい業種になり仮条件の上振れ、VC不在かつロックアップ解除設定なしなどIPOとしての好材料があります。


売り圧力があまりないため初値高騰のパターンが予想されています!公開株数が少ないため投資家のターゲットになればストップ高も可能かもしれません。


事業に期待感はあまりないと思います。


幹事名割当株数引受割合
SBI証券(主幹事)342,000株90.00%
みずほ証券19,000株5.00%
あかつき証券3,800株1.00%
東洋証券3,800株1.00%
松井証券3,800株1.00%
マネックス証券3,800株1.00%
岩井コスモ証券3,800株1.00%


SBI証券主幹事がまた登場しました。今回は安心して投資できそうです!


上場ラッシュでなければ初値2倍に届くと思いますが、同日上場もさることながら大混雑の日程となっています。とりあえずSBI証券は抑えておきましょう。


株単価が高いためある程度の利益が期待できそうです。また、委託販売でSBIネオトレード証券で取扱いが行われるはずです。


資金不要でIPO抽選に参加できるため申込んでおきましょう。落選あたり前で申込めば気が楽だと思います。IPOルールは下記記事にまとめています。




アイズのIPOチャレンジポイントのボーダーラインを予想してみました

アイズのIPOチャレンジポイントのボーダーラインを予想してみます。年内に利用したい方も多いはずです。


アイズのIPOチャレンジポイントのボーダーライン予想


アイズIPOは利益見込みが高いためポイントボーダーは350ポイント~400ポイントくらいかもしれません。初値2倍予想が大手から発表されれば400Pを超えてくる可能性があります。


初値1.5倍くらいだと300Pくらいが目安になりそうです。2022年も終わりに近づいているためまとまった資金を得たい投資家が多いはずです。


大手から発表される予想値はこの記事に追記したいと思います。


個人的には約19.2億円の時価総額で約8.8億円の吸収額に違和感があります。オファリングレシオ45.8%くらいですからね。


COZUCHIさんとタイアップが再開されました。口座開設でAmazonギフト券1,000円分をプレゼントしています。


他社が手掛けないようなファンド組成を得意とし利回りを高く設定して投資家に提供しています。キャピタルゲイン型ファンドに期待しています。


詳しくは下記記事でまとめています。




類似企業のPERやPBRを調べました

類似企業とPERやPBRは仮条件発表後に記載したいと思います。


類似企業PER
PBR
イード(6038)PER8.92倍PBR1.24倍
イトクロ(6049)PER-倍PBR0.70倍
ラバブルマーケティンググループ(9254)PER15.7倍PBR4.49倍
※2022年12月06日の株価基準

ストックオプションの株数や発行価格を調べました

ストックオプション行使期間株式の数発行価格
2023年4月01日~2031年3月31日79,520株444円


ストックオプション(新株予約権)で上場時に行使期限を迎える株数はありません。


発行済株式総数800,000株に対する新株予約権の割合は9.9%に相当します。新株予約権による潜在株式数は79,520株です。


アイズ(5242)IPOの評価と申し込みスタンス!まとめ

アイズのIPOは利益が見込めると考えています。問題は複数の銘柄が連日上場することです!


一番混雑するタイミングだと思います。


投資家の資金がそろそろ尽きてくるためパフォーマンスの低下が気になります。


アイズ(5242)IPOのまとめ
※アイズ公式サイト引用


目論見では広告・マーケティング業界のリードジェン市場の開拓とニーズに対応できる新たなマーケティング手法の開発、これまでのノウハウを他業界へ横展開などの文言で意欲が伝わります。


しかし資金が流れ込む業界とは言え、激戦市場となるため優位性が求められます。そして技術革新などへの対応でしょうか。


また、業績が期待される「トラミー」はクチコミマーケティングの信頼性の低下などの問題を抱えています。


「メディアレーダー」に関しては大手検索サイトからの集客が重要だとあります。検索エンジン最適化への対策を継続的に行うそうです。


全般的にIPOでは好まれる事業となっていますが、企業規模の割に吸収金額が欲張りだと感じました。同社の言うように今後の業績は伸びそうです。


ただ16期目となる今期の売上が6.4億円程度なので期待し過ぎないほうがよさそうです!


マイメイトをご存知でしょうか?強化学習型AIを利用してFX売買を行うサービスになります。


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