ユナイトアンドグロウ(Unite and Grow)IPOが東証マザーズに新規上場承認されました。今回も業績や上場規模などを確認し自己評価していきたいと思います。


主幹事はSMBC日興証券になり公開株数469,400株、オーバーアロットメント102,000株で上場規模は約6.9億円と小粒上場です。業績に勢いが感じられ個人投資家に人気となりそうです。


ユナイトアンドグロウIPO上場承認と初値予想


事業は「IT人材・知識のシェアリングサービスの提供」「セキュリティコンサルティングサービス」などを行っています。自社から近い企業をサポートしているそうです。


東京23区内の企業をサポートし上場するって凄いですね。ただ2016年8月まではシンガポール支店もあったようです。2018年7月には大阪オフィスも閉鎖しています。


ユナイトアンドグロウ(4486)IPOの上場基本データと引受幹事

項目 上場基本データ
市場 マザーズ
業種 情報・通信業
事業内容 中堅・中小企業の情報システム部門を対象としたIT人材・知識のシェアリングサービスの提供とセキュリティコンサルティングサービスの提供、およびオープンナレッジサービス「Syszo」の運営
公開予定 12月18日
ブックビルディング期間 12月03日~12月09日
想定価格 1,210円
仮条件 1,210円~1,270円
公開価格 12月10日
企業情報 https://www.ug-inc.net/
監査人 有限責任監査法人トーマツ


【手取金の使途】

差引手取概算額399,989千円は、以下のとおりに充当する予定であります。

①事業の拡大に伴う人材確保に係る人材採用費として178,000千円(2020年12月期:54,000千円、2021年12月期:62,000千円、2022年12月期:62,000千円)

② 役社員の業務スキル向上のための教育研修費として43,989千円(2020年12月期:20,000千円、2021年12月期:23,989千円)

③ 当社グループの認知度向上及び事業の拡大のための広告宣伝費として78,000千円(2020年12月期:21,300千円、2021年12月期:28,300千円、2022年12月期:28,400千円)

④ 業務効率化のためのシステム投資費用として2021年12月期に50,000千円

⑤ 全国の情報システム担当者への情報提供を目的としたメディア構築のための費用として2020年12月期に50,000千円

上記調達資金は、具体的な充当時期までは、安全性の高い金融商品等で運用していく方針であります。

※有価証券届出書(新規公開時)抜粋



項目 株数データ
公募株数 367,400株
売出株数 102,000株
公開株数(合計) 469,400株
オーバーアロットメント 102,000株
上場時発行済み株数 1,815,500株(公募分を含む)
想定ベースの時価総額 約22億円
幹事団 SMBC日興証券(主幹事) ←IPO必須口座
SBI証券
マネックス証券 ←完全平等抽選
岩井コスモ証券
丸三証券
エース証券
委託見込 ライブスター証券
DMM.com証券


ユナイトアンドグロウ(4486)上場評判とIPO分析

想定発行価格1,210円を基に吸収金額を算出すると約5.7億円となり、オーバーアロットメントを含めると約6.9億円規模の上場となります。上場規模が小さく業績も良いため初値期待が高まります!


グループ企業は同社と連結子会社1社により構成され、「シェアード・エンジニアリング」を基盤としIT人材と知識を「シェア」するサービスを提供しています。会社設立時は株式会社テクネットでしたが2014年1月に現在のユナイトアンドグロウに商号が変更されています。


同社サービスは「限りある人的資源や知的資源をオープンかつ安全に共有」し、顧客が抱える情報システム部門の課題を解決することで、成長支援に貢献できると考えているそうです。時代にマッチングした企業ですね。


シェアする範囲は幅広く、ITに関する人材、技術、知識、人脈、また人材採用、社員育成、組織づくりのノウハウなど企業活動全般に係るシェアの技術が同社の強みだそうです。


シェアード・エンジニアリングとは限りある人的資源や知識資源をオープンかつ安全に共有する独自技術になり同社事業の基盤技術となっています。



事業はインソーシング事業とセキュリティ事業があります。インソーシング事業では中堅・中小企業に対して情報システム部門を支援する会員制サービスを行っています。


IT人材と知識をシェアすることで、中堅・中小企業のITに関する人材不足の解消、課題解決、経済的負担の軽減、企業のデジタル化を推進し顧客の成長加速を支援しています。


ユナイトアンドグロウIPO上場評判と業績


対象となる企業は、業種に偏ることなく従業員数50名~1,000名規模で同社グループ拠点である東京都千代田区を中心とした東京23区内に所在する企業や事業所です。サービス提供方針を明確に定めることで、事業の効率化やサービス品質の維持を実現しているそうです。


顧客としている情報システム部門は、従業員50名の企業で専任者が1名あるいはゼロ、従業員1,000名の企業でも多くて10名程度とIT人材不足は深刻のようです。知識や経験の蓄積があっても再利用や継承の機会がなく、人の異動も少ないため生産性が上がりにくい状況です。


同社「シェアード社員」が直接、顧客オフィスへ出向き顧客が自社人材だけでは対応できないITに関する課題等をヒアリング・整理しスクラム体制で解決の支援を行います。


ユナイトアンドグロウIPOの事業系統図


具体的にはITインフラの整備やヘルプデスク等のシステム運用に関するもの、IT課題策定や内部統制等のシステム活用に関するコンサルティング、システム担当者の育成や交流支援等、中堅・中小企業における情報システム部門の多様なニーズをサポートしています。


サービスの提供においてポイント制料金システムを採用し、顧客はポイントを事前に購入し時間課金により利用したポイント分が月々消費され、余ったポイントは翌月以降に繰り越しできます。


顧客の月々の利用時間を見積り、それに見合った支払コースから選択できるサービス提供形態となっています。


ユナイトアンドグロウIPOの販売実績


セキュリティ事業はPCI DSS準拠や認証取得のための支援・コンサルティングサービスの提供、情報セキュリティマネジメント関連文書の整備支援業務、海外企業の日本展開における日本基準への適合支援業務を提供しています。


また、サイバーテロ、セキュリティ事件・事故が発生した場合の対応支援や、ペネトレーションテストサービス(ネットワークに接続されているコンピュータシステムの脆弱性に関するテストサービス)を提供しています。


PCI DSSとはカード会員情報の保護を目的として、国際ペイメントブランド5社(アメリカンエキスプレス、Discover、JCB、マスターカード、VISA)が共同で策定したカード情報セキュリティの国際統一基準です。



ユナイトアンドグロウ(4486)の企業財務情報と配当性向

回次 第13期 第14期
決算年月 2017年12月 2018年12月
売上高 1,175,661 1,388,342
経常利益 103,838 176,262
親会社株主に帰属する当期純利益 67,577 123,343
包括利益 67,577 123,343
純資産額 336,981 491,718
総資産額 751,896 918,026
1株当たり純資産額 241.86 339.56
1株当たり当期純利益金額 48.50 88.49
自己資本比率(%) 44.8 53.6
自己資本利益率(%) 22.3 29.8
株価収益率(倍)
配当性向(%)
営業活動によるキャッシュ・フロー 163,981 148,568
投資活動によるキャッシュ・フロー △14,793 △13,030
財務活動によるキャッシュ・フロー △17,720 19,779
現金及び現金同等物の期末残高 569,649 724,967
※数値は千円単位


第15期第3四半期連結累計期間(2019年1月01日~2019年9月30日)

  • 売上高1,186,003千円
  • 営業利益158,740千円
  • 経常利益156,579千円
  • 親会社株主に帰属する四半期純利益111,606千円



【ユナイトアンドグロウIPOの第15期第3期のチェックポイント!】

同社グループはUGアカデミー(社内大学)による新卒向けやマネジメント層向けの研修プログラムを実施し、人材の育成を推進しています。グループが提供するサービスを通じて顧客のニーズに柔軟に対応し、付加価値を創出し続けることで顧客側の組織を強くすることに貢献していきたいと考えています。

インソーシング事業とセキュリティ事業が位置するIT人材市場は、経済産業省の平成30年度IT人材等育成支援のための調査分析事業によれば、IT需要の伸び率を中位(2%~5%)とした場合、2030年度には約45万人が不足すると推測されているそうです。長期的に追い風のようですね!


ユナイトアンドグロウ(4486)従業員と株主の状況

会社設立は2005年2月23日、東京都千代田区神田駿河台四丁目3番地に本社を構えます。社長は須田騎一朗氏(1966年5月14日生まれ)、株式保有率は36.37%(599,600株)です。


従業員数155人で平均年齢35.1歳、平均勤続年数3.4年、平均年間給与5,302,188円です。連結従業員数は158人となっています。


セブメント別従業員数はインソーシング事業136人、セキュリティ事業3人、全社共通19人です。


氏名又は名称 所有株式数(株) 所有株式数割合(%) ロック
須田 騎一朗 599,600株 36.37%
エス・アセットマネジメント株式会社 500,000株 30.33%
横河レンタ・リース株式会社 80,000株 4.85%
ニッセイ・キャピタル5号投資事業有限責任組合 60,000株 3.64%
岡 美恵子 46,900株 2.85%
ユナイトアンドグロウ従業員持株会 31,800株 1.93%
須田 愛子 30,000株 1.82%
YSアセットマネジメント株式会社 27,300株 1.66%
藤森 肇 20,000株 1.21%
グローバル・タイガー・ファンド3号 投資事業有限責任組合 17,000株 1.03%
※株主上位10名の状況


【ロックアップについて】

本募集及び引受人の買取引受による売出しに関し、貸株人かつ売出人である須田騎一朗、売出人である横河レンタ・リース株式会社、当社株主かつ当社役員である岡美恵子、藤森肇、髙井庸一、肥後一雄、依田修一、土居明史、当社子会社役員である瀬田陽介、当社株主であるエス・アセットマネジメント株式会社、ユナイトアンドグロウ従業員持株会、須田愛子、YSアセットマネジメント株式会社は、SMBC日興証券株式会社に対して、本募集及び引受人の買取引受による売出しに係る元引受契約締結日に始まり、上場日から起算して180日目の2020年6月14日までの期間中は、主幹事会社の事前の書面による承諾を受けることなく、元引受契約締結日に自己の計算で保有する当社普通株式及び当社普通株式を取得する権利を有する有価証券の発行、譲渡又は売却等を行わない旨を約束しております。

当社株主である岡部賢治、市ヶ谷理加、市ヶ谷麻以、市ヶ谷菜未、新井純一、深尾啓介、加藤明人、伊嶋謙二、今泉義雄は、主幹事会社に対して、本募集及び引受人の買取引受による売出しに係る元引受契約締結日に始まり、上場日から起算して90日目の2020年3月16日までの期間中は、主幹事会社の事前の書面による承諾を受けることなく、元引受契約締結日に自己の計算で保有する当社普通株式及び当社普通株式を取得する権利を有する有価証券の発行、譲渡又は売却等を行わない旨を約束しております。

当社株主であるニッセイ・キャピタル5号投資事業有限責任組合、グローバル・タイガー・ファンド3号投資事業有限責任組合は、主幹事会社に対して、本募集及び引受人の買取引受による売出しに係る元引受契約締結日に始まり、上場日から起算して90日目の2020年3月16日までの期間中は、主幹事会社の事前の書面による承諾を受けることなく、元引受契約締結日に自己の計算で保有する当社普通株式及び当社普通株式を取得する権利を有する有価証券の発行、譲渡又は売却等(ただし、その売却価格が募集における発行価格又は売出しにおける売出価格の1.5倍以上であって、主幹事会社を通して行う東京証券取引所での売却等は除く。)を行わない旨を約束しております。

※有価証券届出書(新規公開時)抜粋



株主には180日目日間(2020年6月14日まで)と90日間(2020年3月16日まで)のロックアップが付与されています。ロックアップ解除倍率の記載はありません。


またニッセイ・キャピタル5号投資事業有限責任組合とグローバル・タイガー・ファンド3号投資事業有限責任組合には90日間のロックアップとロックアップ解除倍率1.5倍が適用されます。ロックアップ率は高いようです。


ユナイトアンドグロウ(4486)IPOの初値予想と幹事引受け株数

仮条件は想定発行価格を下限として1,210円~1,270円に決定しました。60円の引き上げになり3,428万円の増額となります。上場規模は約7.26億円なので公開価格割れ不安はありません。


2019年12月の連結業績予想は売上16.1億円を見込み前期比較で15.7%増、経常利益1.8億円を見込前期比較で4.5%増、四半期利益1.2億円を見込前期比0.8%増となります。EPS85.03からPERを計算すると約14.94倍、BPS553.08からPBRを計算すると約2.30倍になります。また配当金が8円出る予定となっています。配当利回りは0.63%とかなり低めです。


IT人材と知識をシェアするというコンセプトがあるようですが、時代の流れなのか?又は今後このようなスタイルが流行るのか?と考えるところがあります。働き方改革などにも関係がありそうですね。


シビアな言い方では「人材派遣」と中身はあまり変わらないのでは?という話もありますがどうなんでしょうね。ポイント料金システムは面白いと思います。ただ担当のスキルが大きく関係しそうですね。


ベンチャーキャピタル2社のロックアップが公開価格の1.5倍になると解除されることは覚えておいたほうが良さそうです。仮条件上限の1.5倍は1,905円になります。


初値予想2,500円~3,000円


幹事名 配分単位 引受割合
SMBC日興証券(主幹事) 422,900株 90.09%
SBI証券 9,300株 1.98%
マネックス証券 9,300株 1.98%
岩井コスモ証券 9,300株 1.98%
丸三証券 9,300株 1.98%
エース証券 9,300株 1.98%


SMBC日興証券からの申込を徹底し平幹事からの申込を行うスタンスでよいでしょう。OA含め571,400株なので通常よりも少し多めです。SMBC日興証券のIPO抽選ルールは下記にまとめたので参考になるかと思います。


SMBC日興証券IPO抽選ルール完全版の記事へ


岩井コスモ証券も後期型なので申込者が少なさそうですが、やはりマネックス証券からの当選期待は残りますよね。完全平等抽選なので引受株数が多ければチャンスです!12月IPOは株数が多めの銘柄が多いため当選しやすいでしょう。


マネックス証券のIPO配分は完全抽選の記事へ


IPOになかなか当選できない方は将来のIPO候補の株主になりませんか?FUNDINNO(ファンディーノ)を通してベンチャー企業の株主になることができます。エンジェル投資家に一般投資家がなれる時代になりました!


未公開株式を手に入れるチャンスがあり、企業支援の意味でも投資を行っている投資家が増えています。私は完全に利益狙いですけどね。


もっと詳しく知りたい

ファンディーに詳細情報を知りたい方は下記記事にまとめているので参考にしてください。株式型のクラウドファンディング投資になります。

FUNDINNO(ファンディーノ)の評判がいいのに審査が厳しい?



良い技術を持っていても資金面で苦労する企業もあります。ユナイトアンドグロウのようにIPOを行いたい企業へ投資をすることで大きなリターンを得ることが魅力となっています。ユニコーンも今後案件が増える予定です。

⇒ ユニコーン(UNICORN)評判とデメリット!上場で利益が出る仕組み

類似企業のPERやPBRを調べてみました

類似企業とPERやPBRは仮条件発表後に記載したいと思います。


類似企業 PER
PBR
インフォメーションクリエーティブ(4769) PER15.07倍 PBR1.24倍
セラク(6199) PER23.17倍 PBR3.87倍
旭情報サービス(9799) PER12.01倍 PBR1.13倍
※2019年12月03日の株価を基に算出

ストックオプションの株数や発行価格を調べました

ストックオプション行使期間 株式の数 発行価格
2017年3月01日~2025年2月01日 51,200株 200円
2016年1月01日~2040年12月31日 100,000株 600円
2021年1月01日~2028年12月25日 49,400株 700円


ストックオプション(新株予約権)は151,200株が行使期限を迎えています。行使条件は通常条件となり取締役又は従業員であることが条件となっています。


ツイッターでもIPO記事のチェックができます!

IPOの最新情報やレア情報、気になったことをツイートしています。IPO投資歴は15年と長くソーシャルレンディングも4年目突入!安定の利益でブログも14年目に突入しています。


ユナイトアンドグロウ(4486)IPOの評価と申し込みスタンス

ユナイトアンドグロウIPOは大きな利益が見込めると思います。直近のIPOの中でもずば抜けて人気となりそうです。吸収金額が低いIPOは必ず参加しておくべきでしょう!当選イコール利益の構造です。


ウィルズ(WILLs)も吸収額が低いため参加しておきましょう。当選しにくくても申し込み続ければいつか当選します。


ユナイトアンドグロウ(Unite and Grow)IPOの特徴


サービスは「中堅・中小企業」向け事業になるため、国内外の経済情勢や景気動向等の影響を受けやすい傾向にあります。日本の景気が傾きかければ多大なる影響が及ぶことになるでしょう。


同社だけではなく日本全体に言えることなので仕方がありません。ただ同社は将来にわたり成長が見込まれる市場と判断しているようです。参入障壁は低いようですが一つ一つの取引規模が小さく収益化が困難なビジネスモデルとなっています。大手は参入してこないでしょうね。



給与平均は年間に530万円となっています。東京で優秀な人材の確保や育成を考えるとギリギリなのかもしれません。従業員の流出には注意が必要だと感じます。


主力のインソーシング事業への売上げが85%を超えているため依存度が高く、他の事業の強化が必要だと感じます。今後は「シェアード・エンジニアリング」を基盤とした新しいサービスの開発や提供を行うことが課題だそうです。


とにかくユナイトアンドグロウは初値利益が大きく見込めるので参加しておいたほうがよいです。初値2倍でも10万円の利益です。11月上場であれば初値3倍もあり得たかもしれません。


ユナイトアンドグロウIPO主幹事です! 【私はネット口座だけで当選しています】
⇒ SMBC日興証券公式サイト






クラウドバンクを使った投資を4年間続けています!

1万円から投資可能でコツコツ貯まるから面倒くさがりの方にも向いている投資だと思います。利回りが以前より高くなり投資チャンス到来なのかもしれません。

またクラウドバンク社長にインタビューを行い気になることもズバット聞いてみました。全ての問いに回答頂けるなんて思ってもおらず私の中で信頼度UPとなっています。

クラウドバンクの待つだけ資産運用

詳しくは下記記事でまとめているのでよかったら参考にしてください。100万円投資すると1年間に69,900円の利益試算になります。地味だけどお小遣いになるから助かっています。

現在のところ投資額は60万円弱でソーシャルレンディングへの投資は総額250万円を超えています。余裕資金があればぶち込みですね!

クラウドバンク投資4年の実績と評価記事