オーウエル(7670)IPOが新規上場承認されました。大和証券が主幹事を引受け、東証2部ではあるもののグローバルな企業活動を行っています。公開株式数1,628,000株、オーバーアロットメント244,200株と株数が多く当選できる可能性が高い銘柄になります。個人的にもこのような株は長期保有の対象となります。


事業は「塗料や表面処理剤、塗装関連機器、設備等」を扱っている企業になります。上場規模はそれほど大きくなく想定発行価格ベースで約13.1億円です。初値1.5倍程度は期待が出来そうな気がしますがどうでしょうか。


オーウエル(7670)新規上場と初値予想


同日上場に、FUJIジャパン(1449)が発表されています。しかし札幌証券取引所のアンビシャス上場になるため資金分散とまではいかないでしょう。同社は企業規模も大きいことから買いが入るとにらんでいます。


オーウエル(7670)IPOの詳細データ

項目 上場基本データ
市場 東証2部
業種 卸売業
事業内容 塗料、表面処理剤、塗装関連機器・設備、意匠・保護フィルム等の販売および電気・電子部品等の販売ならびに、それらに付帯する各種工事の請負および設計・監理
公開予定 12月13日
ブックビルディング期間 11月28日~12月04日
想定価格 700円
仮条件 11月26日
公開価格 12月05日
企業情報 http://www.owell.co.jp/index.html


【手取金の使途】

手取概算額1,044,130千円及び「1 新規発行株式」の(注)5に記載の第三者割当による自己株式処分の手取概算額上限158,102千円については、設備投資資金に543百万円、子会社への出資に300百万円、運転資金に32百万円を充当する予定であり、残額を借入金の返済に充当する予定であります。なお、資金使途の内容及び充当予定時期は、以下の通りであります。

・塗装工程における現場管理システム構築のためのハード・ソフトウエアの開発、技術センターのロボットの更新等、設備投資資金として、260百万円(平成31年3月期:50百万円、平成32年3月期:176百万円、平成33年3月期:34百万円)

・老朽化した営業所の改築、修繕、建替え等の資金として282百万円(平成32年3月期:267百万円、平成33年3月期:15百万円)

・子会社への出資は、当社からの出資資金を塗装設備資金として300百万円(平成31年3月期:300百万円)

・センサー関連事業のマーケティング用器具備品、特許関連費用等の運転資金として32百万円(平成32年3月期:29百万円、平成33年3月:2百万円)

・借入金の返済資金として326百万円(平成31年3月期:326百万円)



項目 株数データ
公募株数 1,628,000株
売出株数 0株
公開株数(合計) 1,628,000株
オーバーアロットメント 244,200株
上場時発行済み株数 10,500,000株(公募分を含む)
想定ベースの時価総額 約73.5億円
幹事団 大和証券(主幹事)
野村證券
三菱UFJモルガン・スタンレー証券
カブドットコム証券 ←後期型抽選です
SMBC日興証券
みずほ証券
SBI証券


オーウエル(7670)上場評判とIPO分析

想定発行価格700円を基に吸収金額を算出すると約11.4億円となり、オーバーアロットメントを含めると約13.1億円規模の上場となります。同社は、株式会社設立以前に3人の事業主がそれぞれ行っていた塗料販売事業を、昭和18年11月に近江屋興業株式会社に事業を承継させ、大阪市北区に設立したことが始まりになります。


業績は東証2部らしく売上が横ばいとなり、利益が増加傾向にあります。連結子会社は海外にもあり、中国、インドネシア、ベトナム、メキシコ、韓国、タイ、シンガポール、ドイツ、アメリカ、香港(中国)など16社にもなります。また、持分法適用関連会社4社の計21社で構成されているそうです。


「塗料関連事業」「電気・電子部品事業」の2つの事業に関する商品の販売を行っている企業です。同社グループは、塗料及び電気・電子部品に関する様々な商品・サービスを広範な産業に供給していることから、販売先は約3,000社、仕入先は約2,000社と取引があります。主力事業は塗料関連事業となっているようです。


オーウエル(7670)評判と業績推移


同社グループの主力取扱商品である塗料は、その用途により「汎用塗料」と「工業用塗料」に大別されています。汎用塗料は、建築用塗料に代表される塗料メーカーが市場分析し、自主的に企画、設計、開発、製造、販売する塗料です。工業用塗料は、自動車用塗料に代表される、いわゆる生産ラインで連続的に量産される工業製品に使用される塗料であり、固有の条件に配慮して開発した塗料です。


同社グループは、製品ごとに塗膜になるまでのプロセス即ち塗料の選定、塗装仕様、塗装工法、塗装環境等について、様々な顧客の課題解決に寄与する商品、サービスの提供を行っています。


神奈川事業所に技術センターを有し、塗料業界の中で最も品質が要求される自動車業界で培った塗膜形成技術を基盤として、塗料と塗装設備・機器・装置等とのトータルプランニング、提案をはじめ、新材料、新工法の開発等を行っています。その他、塗装請負や塗料調色加工なども行っています。


オーウエル(7670)IPO連結売上の割合


電気・電子部品事業では、「ホールIC」「LED照明製品」を取り扱っています。ホールICは磁気センサーであり、磁界の変化や強さを検出し、被計測体の位置や回転等を検知するセンサーです。その用途には車載向けと民生向けがありますが、車載向け用途では、変速制御やブレーキ制御、ステアリング制御、エンジン制御等に採用実績があります。


ホールICの専業的な代理店として事業拡大を行い、品質、技術、グローバル物流、外観検査に至るまで最適な役割を担い、BCP対応も踏まえ国内外の複数拠点で在庫を保有し、災害等が発生しても安定して供給できる体制を整えています。


オーウエル(7670)販売実績と取引先


LED照明製品はサイン、工場構内の照明、植物プラント向け、組み込み市場に向けた製品を設計・開発し、協力会社にて製造しブランドで販売しています。


オーウエル(7670)の企業財務情報と配当性向

回次 第75期 第76期
決算年月 平成29年03月 平成30年○3月
売上高 63,457 63,750
経常利益 1,265 1,337
親会社株主に帰属する当期純利益 770 823
包括利益 2,074 1,493
純資産額 14,965 16,373
総資産額 41,253 45,442
1株当たり純資産額 1,726.51 1,886.89
1株当たり当期純利益金額 89.36 95.45
自己資本比率(%) 36.1 35.8
自己資本利益率(%) 5.6 5.3
株価収益率(倍)
配当性向(%)
営業活動によるキャッシュ・フロー 442 3,328
投資活動によるキャッシュ・フロー △414 △99
財務活動によるキャッシュ・フロー △281 △554
現金及び現金同等物の期末残高 3,274 6,013
※数値は百万円単位


第77期第2四半期連結累計期間(平成30年4月01日~平成30年9月30日)
売上高31,442百万円
営業利益629百万円
経常利益726百万円
親会社株主に帰属する四半期純利益501百万円


当第2四半期連結累計期間におけるわが国経済は、西日本豪雨、台風21号、北海道胆振東部地震など天候不順の影響から、景気は足踏み状態が続きました。海外経済は、米国の保護貿易主義の拡大による貿易摩擦の激化や、欧米の政治的な混乱、中東、北朝鮮情勢の緊迫化などの地政学的リスクが懸念されておりますが、安定した回復基調が継続されました。

塗料関連事業では、主たるお客様である自動車メーカーの生産減がありましたが、大型塗装設備の受注や、自動車関連以外の主要顧客の生産増がありました。電気・電子部品事業では、当社子会社であるユニ電子㈱の車載向けモジュール、カーナビゲーション向けソフト販売ビジネスが好調に推移いたしました。



オーウエル(7670)従業員と株主の状況

会社設立は1943年11月08日、大阪市西淀川区御幣島五丁目13番9号に本社を構えます。社長は飛戸克治氏(昭和32年11月26日生まれ)、株式保有率は0.58%です。従業員数は390人で臨時雇用者89人、平均年齢42.2歳、平均勤続年数13.3年、平均年間給与6,409,000円です。連結従業員数は603人で臨時雇用者数113人となっています。


氏名又は名称 所有株式数(株) 所有株式数割合(%)
オーウエル従業員持株会 1,403,000 16.27
日本ペイント 900,000 10.43
関西ペイント 700,000 8.12
大日本塗料 550,000 6.38
三菱UFJ銀行 420,000 4.87
日油 400,000 4.64
三井住友銀行 300,000 3.48
※株主上位7名の状況


【目論見抜粋】

本募集に関連して、当社の株主であるオーウエル従業員持株会、日本ペイント株式会社、関西ペイント株式会社、大日本塗料株式会社、株式会社三菱UFJ銀行、日油株式会社、株式会社三井住友銀行、株式会社みずほ銀行、宮本文義、神東塗料株式会社、三菱UFJ信託銀行株式会社、宮本まき子、豊田みどり、片山武宏、オーウエル役員持株会、日本特殊塗料株式会社、川上塗料株式会社、小野靖子、中国塗料株式会社、住友生命保険相互会社、明治安田生命保険相互会社、日本生命保険相互会社、飛戸克治、阿藤敬子、日本パーカライジング株式会社、豊田安昌、尾崎美貴子、田中晋哉、宮崎素伸、内藤勝子、中田和雄、山中克敏、原一裕、手賀誠、カシュー株式会社、萬代機械株式会社、ユシロ化学工業株式会社、株式会社トウペ、株式会社ネオス、竹林塗装工業株式会社、スズカファイン株式会社、損害保険ジャパン日本興亜株式会社、酉川周平、大津直樹、宮本義敬、宮本敬文、東奈津子、加藤春樹、池田泉州キャピタル株式会社、オキツモ株式会社、鋳物亮一、稲葉譲及び他110名は、主幹事会社に対し、元引受契約締結日から上場日(当日を含む)後90日目(平成31年3月12日)までの期間(以下、「ロックアップ期間」という。)、主幹事会社の事前の書面による同意なしには、当社普通株式の売却等(ただし、引受人の買取引受による売出し、オーバーアロットメントによる売出しのために当社普通株式を貸し渡すこと等及びその売却価格が本募集等における「第1 募集要項」における発行価格の1.5倍以上であって、主幹事会社を通して行う株式会社東京証券取引所取引での売却等を除く。)を行わない旨を合意しております。



上位株主には90日間(平成31年3月12日まで)のロックアップが付与されています。ロックアップ解除倍率は発行価格の1.5倍となっています。持株会が筆頭株主になり、大手塗料メーカーが大株主上位に入っています。ベンチャーキャピタル保有株は池田泉州キャピタルの25,000株だけのようです。生保や損保保有株もあるようです。


オーウエル(7670)IPO大手初値予想と各社配分

後程記載します。

PERやPBR、類似企業なども後日追記します。


幹事名 配分単位(株)
大和証券(主幹事)
野村證券
三菱UFJモルガン・スタンレー証券
SMBC日興証券
みずほ証券
SBI証券


類似企業 PER
PBR
PER-倍 PBR-倍
PER-倍 PBR-倍
PER-倍 PBR-倍


公開株とオーバーアロットメントを合わせて1,872,200株あるため通常のIPOよりも当選期待ができます。大和証券や三菱UFJモルガン・スタンレー証券からの店頭申し込みは期待が出来そうです。ネット申し込みでは大和証券だとやや期待できそうです。


後期型抽選のカブドットコム証券からの申し込みも忘れないように行っておきましょう。SBI証券はポイントを使ってまで申し込む方は限定的でしょうか。


ついでに、ソフトバンク上場に控えて前受け金不要の口座も開設しておくと期待が出来そうです。下記の記事にすべてまとめているのでよかったら参考にしてください。7社も前受け金不要なので当選するかもしれません!


前受け金不要でIPOに参加できる証券会社


東海東京証券のIPO抽選ルール詳細


オーウエルのストックオプション詳細を調べました

ストックオプション行使期間 株式の数(株) 発行価格(円)
ストックオプションは該当事項なし

ストックオプション(新株予約権)は採用されていません。従業員持株会と役員持株会の存在があるようです。


オーウエル(7670)IPO私見と申し込みスタンス

オーウエルは東証2部と言うことで基本的にIPO市場では不人気となりますが、個人的には期待したい銘柄です。私も自動車業界にいましたし、塗料関係は勉強をしていたため、大体事業内容がつかめます。株主には大手塗料メーカーがいますし、実際に取引もあるため身近な企業です。


直接取引は無いものの、自動車業界は下降気味なので零細企業は心配が絶えません。原油の高騰により商品の値段も上がっていることから同社もコストがかさんでいるはずです。商品価格に転嫁できているからこそ利益も増加しているのかもしれません。


同社は新材料や新工法の開発なども行い、品質やコスト、納期の改善を常に実施しているようです。センサーなどの電子部品では採用実績があると言うことで提携次第では大きな利益を生みそうです。


初値がガンガン上がるような銘柄ではないにしても、IPO当選を狙う方は積極的に申し込みを行っておきましょう。ちなみに私は全力申し込み予定です!


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