Sony Bank GATE(ソニーバンクゲート)への投資を行うために詳しく調べました。評判や評価から自分が投資を行ってもよい企業なのか考察します。また既に投資を行っている投資家の口コミも確認したいと思います。


儲かるのか?儲からないのか?という目線で考えています。自分が投資を行う場合のメリットとデメリットについても考えてみました。


Sony Bank GATE(ソニーバンクゲート)評判とデメリット


Sony Bank GATEの投資を行うにはソニー銀行の口座が必要になります。また銀行が直接行っているクラウドファンディングでは第1号になります。そもそも銀行でクラウドファンディングを行う企業が珍しいと考えられます。


Sony Bank GATEに投資を行う最大のメリットはソニー銀行がファンド募集を行うため審査基準が高いことだと思います。


金融機関(銀行)がクラウドファンディングを行うことで話題性はあると思いますが、デフォルトにつながるようなファンドがあると企業の信頼性を損なうことが予想できます。

【この記事を読んでわかること】
  • ソニー銀行とSony Bank GATEについて詳しく説明している
  • 投資型クラウドファンディングについて知ることができる
  • 利益重視であれば投資をお勧めしない事実がわかる
  • Sony Bank GATEに対する投資スタンスを投資家として考えてみた結果を書いている



投資型クラウドファンディングとは?リスクが高くリターンに不確実性がある投資

クラウドファンディングの種類的には「投資型クラウドファンディング」になります。大きく分けると寄付型、購入型、投資型にクラウドファンディングを分類できます。


さらに投資型は融資型(貸付型)、株式投資型、ファンド型に区別できます。


Sony Bank GATEの投資型クラウドファンディングの説明


Sony Bank GATEの投資型クラウドファンディングは「ファンド型」になります。少し難しいと思いますが一般的にクラウドファンディング(ソーシャルレンディング)投資を指す時には、融資型(貸付型)のことを指すことが多いです。


融資型(貸付型)クラウドファンディングの場合は、投資前から貸付金に対するリターンが決まっています。大手の名前をあげると、クラウドバンクや最近力を付けているFunds(ファンズ)などがわかりやすいと思います。


投資イメージが湧かない方は下記記事を参考にして頂くとわかりやすいと思います。あらかじめ利回りが決まっているため投資しやすい金融商品です。






株式投資型クラウドファンディングはファンディーや優待が必ず付いているユニコーンなどを指します。過去にはエメラダエクイティーなどもありましたが現在は運営されていません。


イメージが湧きにくい場合は下記記事を参考にして頂くとわかりやすいと思います。


投資先がいくつもあるので理解するにも苦労がいると思いますが、融資型(貸付型)のクラウドファンディングよりも投資リスクが高まるため余裕資金がある方だけに株式投資型はお勧めします。






そして最後に投資型クラウドファンディングのことを説明したいと思います。投資型の場合はファンド型(みなし有価証券)と言われ融資型と株式型の中間に位置するクラウドファンディングになります。


私はこれまでファンド型に投資を行ったことがありません。なぜなら利回りや元本の返済期限が決まっていないため投資でリターンを得るには不確実性が高いと考えているからです。


お金が沢山あれば応援の意味を込めてファンド型(みなし有価証券)へ投資を行うかもしれませんが、利益が欲しい弱者のため分配金と元金の両方を欲しいと考えてしまいます。


このことから私の中では投資対象ではありません。リスクが高い株式投資型への投資は行っていますがファンド型に投資を行うくらいなら、融資型(貸付型)で確実に利益を得たいと思う気持ちが正直なところです。


Sony Bank GATE(ソニーバンクゲート)分配金の仕組みは必ず理解しておきたい!損失の可能性あり

Sony Bank GATEの分配金は事業の売上高に基づいて計算される仕組みになります。事業の売上高が大きくなるほど分配金が増える仕組みなので一見期待があるように感じます。


しかし、反対に事業の売上高が出資金回収売上高を下回ると、分配金は出資金を下回り「損失」にるため、個人的には不確実性が高く投資対象として考えにくいです。


Sony Bank GATE(ソニーバンクゲート)分配金の仕組み


売上高に対する分配金の比率を「分配率」といい、資金募集を行う企業の事業計画などを基にファンドごとに決定されます。また、分配率は事業売上高の進捗に対して複数設定されている場合があるそうです。


画像からもわかるように一定の売上げがないと分配金が発生しないことも考えられるため、投資よりも応援の意味合いが強い投資になります。寄付型にも近い投資だと思います。


このことから個別プロジェックトの成功度合いが投資リターンに結び付くと言えます。投資を行っても投資先任せになり、ソニー銀行の厳しい審査を通ったとしても個人的にはリスクが高いと感じます。


ファンドの分配金は募集案件を確認すると3.3%~14%になっているため、利益が予定通り出るのであればリターンが見込めます。Sony Bank GATEの分配金やこれまでのファンドから下記のようなことがわかります。


項 目その内容
予定分配金3.3%~14%
最低出資金額50,000円
投資期間1年~6年程度
配当のタイミング1年に1回、又は償還時一括分配
入出金手数料ソニー銀行のため無料


投資対象となる企業は一般企業からベンチャー企業(スタートアップ企業)まで幅広く対応しています。審査にクリアーすればクラウドファンディングで資金募集ができます。


ソニー銀行の口座開設費用は無料です。また入出金手数料などは全て無料になっています。ソニー銀行のクラウドファンディングで入出金手数料を取られることはありません。


さらにファンド運用手数料や維持手数料なども発生しません。配当金のタイミングは企業別に異なるため投資前に確認を行いましょう。


投資先の売上げにより分配金や元金が上下するため他のクラウドファンディングとは少し異なる特徴があります。

企業概要からソニー銀行の資本金が凄いことがわかった

ソニー銀行の親会社はソニーフィナンシャルホールディングス株式会社になります。


ソニーフィナンシャルホールディングスグループにはソニー生命保険、ソニーライフ・ウィズ生命保険、ソニー損害保険、ソニーペイメントサービス、ソニー・ライフケア、ライフケアデザイン、プラウドライフ、ソニーフィナンシャルベンチャーズがあります。


グループ企業から考えても大規模企業です。ソニーフィナンシャルベンチャーズはVC事業を行っていることで同社の審査面でも期待できるところがありそうです。


そもそもソニー銀行は企業財務などをしっかり確認できる企業なので、余程大きな資金吸収でなければVC審査とは関係ないと思います。しかし安心材料の一つになるかもしれません!


項 目その内容
商号ソニー銀行株式会社
英語表記 Sony Bank Incorporated
設立2001年4月02日
本店所在地〒100-0011
東京都千代田区内幸町二丁目1番6号
役員代表取締役社長 住本雄一郎
資本金31,000,000,000円
株主ソニーフィナンシャルホールディングス株式会社100%
格付け・スタンダード&プアーズ
長期カウンターパーティ格付け「A」
アウトルック「ポジティブ」
短期カウンターパーティ格付け「A-1」
・日本格付研究所
長期発行体格付「AA-」
見通し「安定的」
※2020年4月30日調べ


資本金は金融業(銀行業)を行っていることで大きな資本を持っています。また親会社のソニーフィナンシャルホールディングス(8729)は東証1部に上場する企業になり、ソニー銀行は非上場企業です。


ちなみにソニー銀行に口座を開設している方はSony Bank GATEの口座を新しく開設する必要はありません。


厳密に言えば金融業の一部が銀行業にあたります。銀行業の他には信託業、保険業(生命保険・損害保険)、証券業などのことを指す場合があります。


Sony Bank GATE(ソニーバンクゲート)に投資を行うメリットとデメリットを深掘り

Sony Bank GATEに投資を行う前にメリットとデメリットを考えてみました。ファンド募集を確認すると分配金のリターンや分配金の参考額が書かれています。


しかし前述したように、分配金が約束されているわけではく投資先の売上に基づいた分配金を得る投資です。想定した売上が上がらなければ分配金は出ません。さらに元金が償還されない可能性もあります。


Sony Bank GATEのメリットデメリットイメージ画像



【メリットまとめ】
  • ソニー銀行の審査をクリアーしている安心感
  • 口座開設や運用手数料などが全て無料になっている
  • ソニー銀行の口座を開設することが前提のため入出金が無料
  • ベンチャー企業やスタートアップ企業に投資ができる
  • 投資先詳細が他のクラウドファンディングよりも細かく書かれている
  • 自分のお金が何に利用されるのか知ることができる


【デメリットまとめ】
  • 1口5万円からの投資と高額設定
  • 元金が保証された投資ではない
  • 売上に対して分配金が決まる構造
  • 投資後は中途解約ができない
  • 担保設定がないためもしもの時は投資金が返還されない


投資を行うのに費用の発生がないため嬉しい投資環境です。ソニー銀行に口座を開設し指定のATMで入金を行えばATM手数料も無料になります。


ソニー銀行宛てに振り込みを行う場合も無料です。他の銀行宛ても月に1回まで無料になっています。


ソニー銀行ATM手数料


ソニー銀行自体は口座を開設しておいてもよさそうです。私は銀行口座だけなら現在のところ必要ないため様子見になります。

エンバウンドが実施した温泉むすめファンドを考察!目標リターンは1.10倍

株式会社エンバウンドが実施した観光庁後援プロジェクトを確認してみます。目標募集規模金額が4,000万円で目標リターンは1.10倍(10%)になります。


Sony Bank GATE温泉むすめファンド詳細


項 目その内容
1口50,000円
残り口数0口/800口
目標募集金額40,000,000円
目標リターン1.10倍
会計期間2019年12月01日~2021年11月30日


本ファンドは、申し込み受け付け終了日までに出資申し込み金の総額が目標募集金額の40,000,000円に到達しなかった場合でも、申し込み受け付け期間中に10,000,000円を上回り、その後の申し込み取り消しによっても10,000,000円以上を維持しているときは契約成立とします。※公式サイト抜粋



エンバウンドの売上は主催するライブ、イベントのチケット販売、及びそれらの会場でのグッズ販売になります。


事業計画売上高は1.2億円を予定しているそうです。また2020年3月期は5,700万円の売上を見込んでいるとのことです。イベントがコロナウイルス感染症の影響でどのようになっているのかわかりませんが、想定した売上が上がっていることを願います。


投資家から集め資金は3Dライブ制作及び事業運営資金に充てられているようです。神戸電鉄とのコラボイベントも実現しリアル謎解きゲームが大好評となったそうです。昨年対比200%の集客で売上は1.5倍になっていると募集要項に書かれています。


温泉むすめファンドの事業概要



日本全国の温泉地を巡りキャラクター化し、キャラクターとそれを演じる声優による音楽活動やイベント等を行う地方創生プロジェクトになっています。


事業計画売上高が1.2億円となっており達成した場合の分配金は以下のようになっています。


ソニーバンクゲート温泉むすめファンド分配金シュミレーション


事業契約書や匿名組合契約書、契約締結前交付書面なども公式サイトでファンドごとに確認することができます。


エンバウンドにとっては厳しい状況下にある気がします。しかし、このような環境下でも応援している多くのファンや投資家がいると思われるため頑張りぬいて欲しいと思います。


Sony Bank GATE(ソニーバンクゲート)に投資を実際に行った投資家の口コミ

Sony Bank GATEに投資を実際に行っている方のリアルツイートは少ないようです。それよりもSony Bank GATEを利用して資金を集めることができた企業のツイートが目立ちます。








ファンドよっては出資者特典が付いているため場合によってはメリットがあります。私も皆さんを応援できるような資金力を得ることができればと常に思います。


しかし現実は生き延びるのでやっとです。ファンドの内容はかなり細かく書かれているため応援したいと思う方には好評のはずです。


現在の売上げ実績なども一般公開されています。また資金募集のためのアピールが用意されており、事業内容やストーリーなどより詳しい内容を掲載しているページもあります。


予定分配金のシュミレーションと決算期毎の分配予定金額なども投資前にチェックしておいたほうが良いでしょう。応援コメントなども口座開設者は投稿できるシステムがあります。


ネットの口コミよりも公式ページのコメントページを確認する方がよりリアルな言葉が掲載されているようです!


詳細を確認すると応援したくなる企業もあるため、今回調べたことにより少し考え方も変わってきたように思います。1口5万円からの投資になるため気軽に投資とまではいきませんが、応援したくなるようなファンドが出てきたら投資を行うかもしれません。


Sony Bank GATE(ソニーバンクゲート)評判と評価まとめ

Sony Bank GATEへ投資を考えている方は自己利益よりも企業への応援スタンスの方が多いと感じます。応援したいと思う企業へ投資を行い企業と共に成長できる喜びがある投資だと思います。


出資金は一時的にソニー銀行で分別管理され直接事業者に渡されます。手数料などはもちろんソニー銀行が得る構造です。


Sony Bank GATE(ソニーバンクゲート)ファンド組成状況


Sony Bank GATEで取り扱う事業は事前に財務状況や事業計画などを審査しているため、ファンドとして資金募集している企業の信頼も高いはずです。また契約期間中は定期的に事業状況をモニタリングしているそうです。


新しい事業にチャレンジする挑戦企業の成長を共に体感できる投資だと思うため私も投資を行うことを考えてみたいと思います。


ただ売上に対したリータンになるため絶対に損をしたくない方は、投資を行わないほうが良さそうです。株式投資型クラウドファンディングよりもリスクが個人的に低いと思います。そしてリターンも付いてくるため「投資型クラウドファンディング」もありなのかもしれません!


また利益重視で儲かりたいと思う投資家には劣後出資を行う「不動産投資型クラウドファンディング」がお勧めです。東証1部上場のRimple(リンプル)への投資を私も行ってみました。


抽選による配分になるため急いで申込を行わなくてもよいため楽でした。企業詳細などは下記記事でまとめているので参考になると思います。




その他に、先日インタビューさせて頂いた関係で物流倉庫に魅力を感じ始めました。利回りは低めですがコロナウイルス感染症が広まっている中で物流ファンドが注目されています。


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