クラウドクレジット(Crowdcredit)に投資を行っているファンドが心配です。そこで今回デフォルトになる可能性があるのか調べてみました。コロナショックにより新興国ファンドに投資を行っている方は気になっているはずです。
私は現在3本のファンドに投資を行い償還を待っています。確認してみるとそのうち2本の最終償還予定が2020年05月となっているためそろそろ元金と分配金が戻ってくるようです。
クラウドクレジットは海外に投資できる貸付型クラウドファンディング(ソーシャルレンディング)として日本国内で最大規模の企業です。知名度としては抜群に高くファンド利回りも5.7%~12.0%と高い利回りを目指しています。
私が投資を行ったファンドは販売時表面利回りが9.3%程度になっています。複数のソーシャルレンディング企業に出資していますがクラウドクレジットでの運用利回りが一番高いと思います。
分散投資として少しリスクの高い投資を行っているため新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響が気になっています。公式サイトからも情報が確認できたため記事にしてみました。
新興国通貨の状況を確認!最悪の事態になる可能性とV字回復の期待
新興国通貨の状況を確認するとかなり軟調になっていると考えられます。新型コロナウイルス感染症によるパンデミックが世界市場縮小につながり、新興国の株価や通貨が軟調に推移しています。また同時に原油価格下落となっているため油断を許さない状況が続いています。原油については一時期よりもかなり戻していますが、世界経済が縮小すると原油が余るため価格が不安定になることが予想できます。
記事作成時点ではコロナショックにより上記のように新興国株式指数と新興国通貨指数が下落しています。株式指数は日本も似たような動きとなっているようです。
原油については下記画像のように半値程度は戻っています。国や都市閉鎖となっているロックダウンが解除されれば原油の需要と供給バランスが持ち直してくることが考えられます。
新型コロナ感染症のワクチンが開発されないと、これまでのように世界を行き来することが安易にできないと考えられるため、本格的な経済復活はまだこれからだと思います。
ただ今後、世界的パンデミックが落ち着けば急激に低迷した経済の復活も近いという話も出ているようです。IMFでは2020年の世界GDP成長率を前年比-3%と予測しているようです。ちなみに2009年のリーマンショックが-0.1%だったそうです。
もう先のことはわからないためパンデミックの長期化やコロナウイルス感染症の第二派や第三派が起きないことを願うしかありません。そもそもワクチン開発が成功できるのかも少し不安なところがあります。
このま新型コロナ感染症に人類が対応できなければ、世界経済が益々深刻化すると言われているようです。新興国から資金流出が発生している兆候もあるようなので随時データの確認が必要のようです。
人類がコロナウイルスに負けるような事はないと思いますが、できるだけ短期間で収束願いたいものです!
保有ファンドの状況を確認してみると意外に頑張っていてデフォルトはないと確信!
クラウドクレジット(Crowdcredit)で保有しているファンドは東欧金融事業者支援ファンドとマイクロローン事業者ファンドの2種類です。個人的に利回りが高く問題ないと判断して投資を行っています。
東欧金融事業者支援ファンド80号の内容を確認してみると投資期間が20ヶ月です。私にしては長い投資ですが以前投資したファンドが無事償還されたため同じファンドを選んでいます。
ファンドはポーランド、チェコ、デンマーク、メキシコ、ラトビア、ジョージアで主に個人向け短期ローンの貸付を行う「事業者グループ」に対して貸付けを行っています。期待利回り9.3%なので大きいですよね。もちろん満期償還実績ありのファンドです。
クラウドクレジットのエストニア子会社が事業者グループに対して、日本で出資した投資家の資金を貸付するスキームになります。詳しい構造は下記のようになります。
エストニアグループを通じて「Mintos」というP2Pレンディングマーケットプレイスが仲介するCream Finance Holding Ltdの子会社Creamfinance Georgia LLCが取り扱う貸付に投資を実施しています。
リスク面もあるため利回りが高いからと言って安易に投資をしないほうが良いかもしれません。
- 貸付金および購入債権の回収リスク
- 為替リスク
- 法制度の変更リスク
- カントリー・リスク
- 元本損失のリスク
- 仲介業者AS Mintos Marketplace、提携オリジネーターCreamfinance Georgia LLC、および当社グループの信用リスク
リスク面はありますがリターンを考えると他社へ投資するよりも魅力があるかもしれません。回収率が高い企業へ投資を行いながらリスクが高い企業でも分散して投資を行うと面白いと思います。
クラウドクレジットは海外への「社会的インパクト投資」になるためリスクは高めだと思います。またファンドを運用するときにも分散して投資を行ったほうが良いと同社も言っています。
直近の償還実績は上記のようになっています。海外先行で市場が不安定になっていますが、実現利回りが1.5%になっているため平均では利益が出ていることになります。
私が出資している東欧金融事業者支援ファンドは利回りこそ落ちているようですが2.6%~8.4%の利回りが出ているようです。
しかし、詳しく内容を確認すると私は円建てでの投資ではなく「ユーロ建て」で投資を行っているため利益の期待はあまり見込めないとわかりました。ただ2020年4月と同様の感じであれば利益が見込めると思います。
前回はユーロ建てで目標利回りを超えた償還が行われたため、再度ユーロ建を選択したことが失敗の原因です。さらに自分の購入しているファンドを確認してみると全て外貨建てになっています。
コロナショックで外貨建てだと損する確率が高いと勉強になりました。少しくらい利回りが低くても円建を選んでおくべきでした。過去の運用実績などは下記記事にまとめています。
クラウドクレジットに投資をした運用実績から個人的に評価を勝手にしてみました。そもそもソーシャルレンディングなどの投資に興味を持ったのは楽して儲けたいという気持ちからです。投資をしてほったらかしていたら利回り10%でした。 …
コロナウイルス感染症の世界的拡大でクラウドクレジットに投資をしないほうが良い?
これからクラウドクレジットに投資を考えている方もいると思います。社会的インパクト投資に取り組み、世界各地の貧困層支援や教育問題などの改善を行う目的を持っています。そのため投資を行うことで経済全体の底上げが期待できます。しかし投資家もリスクを負うことを頭に入れておかなければならないでしょう。
直近で日経平均やNYダウといった日米を代表する株価指数が大きく下落する局面でも、当社ファンドの実績利回り(年率/税引前)の単純平均につきましては、2020年4月の暫定値こそ為替レートの円高進行による利回り低下が見られたものの、プラスを継続しています。
公式サイトでは上記のようなデータが公開されています。3月までは日経平均とNYダウ平均が暴落してもそれほど影響がなかったようですが、4月になり大きく実績平均利回りが低下しています。
今後どうなるかだと思いますが、クラウドクレジットでは「当社ファンドが世界的な株価急落時においても、それに影響されにくい商品性を有していることの一端を示している」と説明があります。
そもそも投資はリスクある金融商品なので今回のようにイレギラーで起きた暴落は一時的に仕方がないでしょう。このことから継続して私は投資を行いたいと思っています。
現在のファンドを確認してみると東欧金融事業者支援ファンドは円建てで募集が行われており、今後も底堅く投資できる環境があると考えています。
さらにロシアやブラジル関係に投資をされている方も好材料が発表されています。どうやら通貨安の圧力に弱い国ではないそうなので現在の市場悪化状態でも適正水準を維持していると言えるそうです。
コロナショックでロシアの状況があまり入ってこないため心配していました。私もマイクロローン事業者ファンドでロシアルーブル建てを行っているからです。
こちらも「Mintos」を運営するAS Mintos Marketplaceが関係しています。調べた感じでは多分大丈夫だと思っています。
ファンドパッケージ機能が追加されテーマごとに投資できリスク分散が可能になる!
クラウドクレジット(Crowdcredit)に新しいサービスが加わりました。ファンドパッケージ機能と言って貸付先となる事業者と各通貨の分散によるバランスを重視した商品になります。また、経済的リターンと社会的リターンの両立を目指す「社会的インパクト重視型パッケージ」が登場しています。これまでの投資と異なり組み入れファンド数を複数にし通貨数も分散されています。
ただしこれまでの投資と異なり8万円~10万円からの投資となっています。通常は1万円から投資できるため少しハードルが高くなっています。
ただ考えてみるとリスク分散になるため相当な人気があるのではないかと考えています。デメリット的には運用予定期間が長いことです。
私も現在投資を行っているファンドが償還された後に、ファンドパッケージへ投資をするのか考えてみたいと思います。利回り設定も高めです。
クラウドクレジット(Crowdcredit)がコロナショック後に約7億円の資本調達を実施
クラウドクレジットが2020年5月15日に資金調達を実施することを発表しています。丸井グループとソニーフィナンシャルベンチャーズ(Sony Financial Ventures)、グローバル・ブレイン(global brain)から約7億円を調達するようです。丸井グループにはtsumiki証券があります。tsumiki証券とは業務提携に係る覚書を締結を別途行っているそうです。もしかするとtsumiki証券でもクラウドクレジット商品が販売されるのかもしれませんね。
まず始めに、今回クラウドクレジットという素晴らしい会社に出資させていただく機会をいただけたことに大変感謝しております。私どもも長期ビジョンの重要な要素にFinancial Inclusionを掲げておりますが、理念に共感できる両社の共創によりビジョン実現の確度が高まると期待しています。さらには、私どものお客様にも社会的インパクト投資への参画機会を共創し、互いの成長を加速したいと考えております。これを契機に末永いお付き合いをして行きたいと考えております。
ソニーフィナンシャルベンチャーズ株式会社 代表取締役社長 石井茂氏
クラウドクレジットは、日本のお金を世界の成長期待国に繋げるという非常にユニークなビジネスモデルに取り組んでいます。新興国の事業振興を支援しつつグローバルな分散投資を実現できるこのスキームは、投資家にとって大変魅力的なだけでなく社会的にも有意義なものです。ソニーフィナンシャルグループでも協業を通じて「世界に貢献する投資」の発展に寄与したいと考えています。
グローバル・ブレイン株式会社 代表取締役社長 百合本安彦氏
クラウドクレジットは、これまで日本と新興国を繋ぐユニークなプラットフォームを着実に成長させてきました。どんな難局にも立ち向かい、お客様の為に素早く適切な対応をしていくことができる杉山社長と経営陣を大変信頼しています。COVID-19の影響で、今後の世の中のお金の流れが変わる可能性がある中で、クラウドクレジットの社会的意義は増していくと期待しています。既存投資家として継続して支援させて頂きたいと思います。
企業からのコメントは上記のようになっています。様々な考え方があるようですが資本提携を行うにあたり、日本の成長と企業成長を行っていくために考えが合致したようです。
tsumiki証券とは丸井グループ(8252)が運営する投資信託専門の証券会社になります。エポスカードでも投資信託の購入や積立ができ若年層をターゲットした顧客の囲い込みもあり得るでしょう。丸井グループによれば10年後に1 …
またこれまでに公開されている出資企業は12社になるようです。
※2020年5月16日調べ
資本提携による調達資金はファンド管理体制強化、広範な顧客層にリーチするためのマーケティング、顧客体験の向上のためのUI/UXの改善に係るシステム開発に充当されるそうです。
このことによりコロナショックが起きても企業成長を狙うため、積極的に活動していく意向があるように思います。
個人的にはファンドパッケージの運用期間が1年程度で終了すれば嬉しいと思っています。複数のファンドを組み入れいているため難しいのかもしれませんね。
と言うことで私がクラウドクレジットで投資を行ったファンドはデフォルトしないだろうと答えを出すことができました。ただし利回りの低下は考えられるようです。
またクラウドクレジットのこれまでの実績や評判などを記事にまとめているのでよかったら参考にしてください。ガイアの夜明けに出たあとに爆発的に口座数が伸びたそうです。やはりテレビに取り上げらる企業は人気がありますね。
2020年5月段階で累計出資金額約293億円、運用残高約158億円、ユーザー登録数は約46,000名になっています!
クラウドクレジットに投資をしたら儲かるのか実際に投資を行い検証しました。評判や評価も合わせてご紹介し赤裸々解説したいと思います。メリットとデメリットについても深掘りしています。さらに投資家の口コミも合わせてご紹介し …
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