ソフトバンク(9434)IPOが新規上場承認されました。主幹事は共同主幹事となり国内では野村證券を含め6社が選定されています。上場規模は想定発行価格算出で約2.65兆円、国内と海外売出しを合わせて1,603,693,700株です。多くが国内募集となっているため個人投資家への配分も期待できそうです。


東京証券取引所の発表によると、上場市場は「東証1部又は2部」となっていいますが、東証1部へ直接上場することがほぼ確定だと考えられます。ソフトバンクグループ(9984)と親子上場になり懸念されるところもありますが、市場は待ちに待った一大イベントとして見ているように感じます。


ソフトバンク(9434)新規上場と初値予想


事業は「固定通信事業及びICTソリューションの提供」となっており、先日はトヨタ自動車と共同事業を開始すると発表が行われ、世間を驚かす提携が発表されました。今までは通信事業者として意識していた方が多いと思いますが、実はAIやIoT、ロボットなどの最先端テクノロジーを活用した企業になります。


ICTソリューションとは、専門性が高い情報通信技術を活用し、企業問題を解決するという意味です。同社はAI(人工知能)に特化した技術を有しているためトヨタとの提携が進み、共同出資会社の設立となりました。


ソフトバンク(9434)IPOの詳細データ

項目上場基本データ
市場東証1部又は2部
業種情報・通信業
事業内容固定通信事業及びICTソリューションの提供
公開予定12月19日
ブックビルディング期間12月03日~12月07日
想定価格1,500円
仮条件1,500円ジャストに決定!
公開価格12月10日
企業情報https://www.softbank.jp/corp/


【親会社との関係について】

親会社が株主総会の決議事項に関する支配権または重大な影響力を有することについて当社の親会社であるソフトバンクグループは、グローバル・オファリングの完了後、当社発行済株式総数の63.14%以上をソフトバンクグループジャパンを介して実質保有する見込みです。したがって、ソフトバンクグループは、株主総会の特別決議を要する事項(例えば、吸収合併、事業譲渡、定款変更等を含みますが、これらに限りません。)に関する重大な影響力を有するとともに、株主総会の普通決議を必要とする事項(例えば、取締役の選解任、剰余金の処分や配当等を含みますが、これらに限りません。)に関する決定権および拒否権を有することになります。したがって、株主総会の承認を必要とする事項に関し、ソフトバンクグループが影響を及ぼす可能性があります。なお、事前承認事項等はありません。



項目株数データ
公募株数0株
売出株数1,603,693,700株
公開株数(合計)1,603,693,700株
(国内募集1,427,287,400株 海外募集176,406,300株)
オーバーアロットメント160,369,400株
上場時発行済み株数4,787,145,170株(公募分を含む)
想定ベースの時価総額約7.18兆円
幹事団【共同主幹事】
野村證券
大和証券
SMBC日興証券
みずほ証券
三菱UFJモルガン・スタンレー証券
SBI証券

【幹事又は委託幹事】
岡三証券
東海東京証券
岩井コスモ証券
水戸証券
西日本シティTT証券
松井証券 ←前受け金不要
マネックス証券 ←完全平等抽選
あかつき証券
auカブコム証券(委託)
岡三オンライン証券(委託) ←前受け金不要

【グローバルコーディネーター】
野村證券
みずほ証券
Deutsche Bank AG, London Branch
ゴールドマン・サックス証券
JPモルガン証券
SMBC日興証券


ソフトバンク(9434)上場評判とIPO分析

想定発行価格1,500円を基に吸収金額を算出すると約2.4兆円となり、オーバーアロットメントを含めると約2.65兆円規模の上場となります。個人的にはIPOを始めてこれほど巨額な民間企業の上場を経験したことはありません。しかし、市場は既にもり上がりを見せているため期待したいと思います。


オーバーアロットメントを除いた、想定発行価格算出の国内売出しは約2.14兆円、海外売出しは約2,646億円になります。海外配分が少ないため国内の個人投資家に多くの株が配分されるようです。また手掛けやすい株価も魅力です。


同社はソフトバンクグループが親会社となり、同社及び子会社106社、関連会社37社、共同支配企業4社により構成されています。同社グループはソフトバンクグループの日本における中心的な事業会社として、「ソフトウエアの卸販売」「ブロードバンド」「固定通信」などの事業を受け継ぎつつ、成長著しい移動通信を中心に常に最先端テクノロジーを用いて快適な通信サービスを競争力のある価格で提供し、日本における通信の発展に貢献してきた企業です。


ソフトバンク(9434)上場評判


事業は「コンシューマ事業」「法人事業」「流通事業」を行っています。


コンシューマ事業では、日本国内の個人顧客に対し移動通信サービス(付随する携帯端末の販売を含む)、ブロードバンドサービス等の通信サービスを提供しています。移動通信サービスは、SoftBankブランド、Y!mobileブランド、LINEモバイルブランドの3つがあります。既に使っている方も多いことでしょう。


この他、ブロードバンドサービスを展開し個人顧客に向けに高速・大容量通信回線サービスである「SoftBank 光」「フレッツ光」とセットで提供するISPサービスである「Yahoo! BB 光 with フレッツ」、ADSL回線サービスとISPを統合した「Yahoo! BB ADSL」サービスを展開しています。余談ですが、私の実家はSoftBank光を使っていた気がします。


ソフトバンク(9434)IPO人気の理由は事業拡大にある


法人事業では、法人の顧客に対して移動通信サービス、ネットワーク・VPNサービス、クラウドサービス、固定電話サービス、デジタルマーケティング、セキュリティなどのサービスを提供しています。


流通事業ではソフトウエアの卸販売を行い、ソフトバンクグループの創業事業を受け継ぐ事業を行っています。法人向けに、ICT、クラウドサービス、IoTソリューションなどに対応した商材を扱っています。個人向けには、メーカーあるいはディストリビューターとしてアクセサリーを含むモバイル・PC周辺機器、ソフトウエア、IoTプロダクトなど多岐にわたる商品の企画・供給を行っています。


その他の事業として決済代行サービス、スマートフォン専業証券、パブリッククラウドサービスの設計・開発事業のほか、オンラインビジネスのソリューションおよびサービスの提供、デジタルメディア・デジタルコンテンツの企画・制作を行っています。


ソフトバンク(9434)携帯の増減表


今後懸念されることは、日本の人口減少と少子化による国内移動通信市場の飽和状態です。さらに、各メーカーが値下げ競争に走ることも事業収益の圧迫となりそうです。楽天モバイルのようなMNOネットワークを使った企業が増えると同社の収益もさえないかもしれません。


同社は通信事業だけではなく他に収益を見出す力があるため、そのあたりに期待している投資家は多そうです。鉄道通信を設立し、吸収や合併を繰り返し32年が経過し、上場となります。過去には上場してた時期もあり、その後企業編成を経てデジタルツーカーやボーダフォンなどの商号を得ています。


沿革では2005年8月に東京証券取引所1部と大阪証券取引所一部の上場廃止となっています。2006年10月にブランド名をソフトバンクに変更し、2015年7月に「商号」をソフトバンクへ変更しています。その後も吸収などを行い現在に至ります。


ソフトバンク(9434)の企業財務情報と配当性向

回次第31期第32期
決算年月2017年3月2018年3月
売上高3,483,0563,547,035
営業利益678,659641,935
税引前利益636,555601,315
親会社の所有者に帰属する純利益441,189412,699
親会社の所有者に帰属する包括利益440,368418,527
親会社の所有者に帰属する持分1,538,814718,134
資産合計4,691,0485,151,485
1株当たり親会社所有者帰属持分375.05155.75
親会社の所有者に帰属する基本的1株当たり純利益107.53100.55
親会社の所有者に帰属する希薄化後1株当たり純利益
親会社所有者帰属持分比率(%)32.813.9
親会社所有者帰属持分純利益率(%)29.036.6
株価収益率(倍)
配当性向(%)
営業活動によるキャッシュ・フロー890,844724,222
投資活動によるキャッシュ・フロー△440,152△629,375
財務活動によるキャッシュ・フロー△533,135△54,454
現金及び現金同等物の期末残高49,73590,128
従業員数(人)20,03320,220
※数値は百万円単位


第33期第2四半期連結累計期間(2018年4月01日~2018年9月30日)
売上高は、前年同期比107,533百万円(6.4%)増の1,794,407百万円
営業利益は、前年同期比62,760百万円(16.5%)増の443,331百万円
純利益は、前年同期比50,016百万円(20.6%)増の292,826百万円
親会社の所有者に帰属する純利益は、前年同期比52,000百万円(21.4%)増の294,668百万円
調整後EBITDAは、前年同期比59,205百万円(9.7%)増の670,735百万円


【経営環境と事業取り組み】

新規ビジネスの拡大の取り組みとして、ソフトバンクグループの投資先をはじめとする、先端技術を保有する企業や、ソリューションの提供を行う企業との連携に取り組んでいます。

世界23カ国77都市でコワーキングスペース提供を行うWeWork Companies Inc.との合弁会社であるWeWork Japan合同会社は、コワーキングスペースを東京都内に6拠点開設しています。2018年11月には横浜、12月には大阪の難波と福岡の大名にも拠点の開設を予定しており、東京以外への拠点の拡大を進めています。

中国をはじめとした400都市以上で交通プラットフォームを手掛ける滴滴出行(Didi Chuxing Technology Co., Ltd.、以下「DiDi」)との合弁会社であるDiDiモビリティジャパンでは、2018年9月末より大阪エリアでのタクシー配車プラットフォームの提供を開始しました。同社が提供する配車プラットフォームは、中国の「DiDi」ユーザーも利用できるため、今後は訪日観光客が多いエリアなど、国内の主要都市にも順次拡大していく予定です。

また、当社とトヨタ自動車は、新しいモビリティサービスの構築に向けて戦略的提携に合意し、新会社MONET Technologiesを設立し、2018年度内をめどに共同で事業を開始します。同社は、当社が開発した「IoTプラットフォーム」と、トヨタ自動車が構築したコネクテッドカーの情報基盤である「モビリティサービスプラットフォーム」とを連携することで、利用者の需要に合わせてジャスト・イン・タイムに配車が行える地域連携型オンデマンド交通や、企業向けシャトルサービスなどを全国の自治体や企業向けに展開していく予定です。



ソフトバンクの配当性向は85%を目安に!年2回の配当を実行予定

配当は連結配当性向85%程度となっています。中間配当と期末配当を実施し、年2回を基本的な方針としています。個人的には年2回配当だと長期的に保有することができるため嬉しく思います。また、2019年3月期の期末配当は株式上場から期末基準日までの期間を考え、2分の1程度を目安として期末配当金額とするそうです。


同社は、「高い株主還元と成長投資の両方が可能」だと思われます。内部留保資金については、今後の成長と財務基盤の安定のバランスを見ながら、有利子負債の返済、設備投資、M&A等の投資等に充当するそうです。


2018年3月20日取締役会決議では1株当たり「181円43銭」の配当金がでています。株主優待については目論見に書かれていないため、現在のところ実施されていないようです。今後株価を引き上げる材料に使ってくる可能性があると思います。


ソフトバンクが目指す類似企業はKDDI(9433)かも?

ソフトバンク上場によりメディアも騒いでいますが、類似企業的にはKDDI(9433)が近いものとなりそうです。上場規模(時価総額)もそうですが、配当や株主優待なども意識してきそうです。そもそも親会社がソフトバンクグループ(9984)になるため、配当や優待の設定は必ず行ってくると思っています。


KDDI(9433)株主優待
※KDDIカタログギフト株主優待3,000円分


通信事業者大手のNTTドコモ(9984)が携帯電話料金の値下げ発表を行いソフトバンクに圧力をかけてきた?ドコモは現行のプランを見直し、2019年4月あたりに2割~4割の値下げを行うことを発表しています。ソフトバンクやKDDIも通信料金値下げを検討していることを発表しています。これにより収益の悪化は避けられないでしょう。


政府が通信事業者が儲け過ぎだと発言し、しばらく問題となっていいました。政府権限は民間企業に及びませんが、4割の値引きは極端だと思います。個人的には2割は現実的だと感じていたところ、NTTドコモが一番初めに行動に移す発言をしています。ソフトバンク上場にどのような影響があるのか?と現在考えています。


格安スマートフォンが登場し、業界の在り方も問題視されています。消費者にとっては良いことです。ただ、株主にとっては収益悪化により株価が下がる可能性が出てきます。場合によっては配当や優待に影響も出てくるでしょう。


ソフトバンクにはY!mobile(ワイモバイル)があり、新たな収益源になり得る?この辺りはどうなるのかわかりませんが、格安SIMとして人気が高いため通信事業者のメリットを生かしシェア拡大を狙うのかもしれません。格安スマホを打ち題している事業者も増えてきているため、上場時期としてはギリギリでしょうか。ワイモバイルについては、さらに1割~2割の割引を検討するそうです。


株主配当は3%以上で、株主優待は3,000円以上の提供となるような気がしています。株主優待は自社商品割引の設定だとコストが低く済むはずです。親会社のソフトバンクグループ(9984)の優待は、自社携帯電話の利用料金割引やインターネット回線基本料金の割引となり、似たような割引も期待できます。


KDDIのようにカタログギフトだと個人的に嬉しいと思っています。NTTドコモは株主優待設定がなく配当が高めの設定になります。直近のニュースでは、KDDIと楽天が事業提携を行うことを発表し、通信事業者同士による争いがますます激しくなるようです。数年後の利益拡大を狙った動きとなっているそうですが、時間が経過しないとどうなるのかわからないようです。


ソフトバンク(9434)従業員と株主の状況

会社設立は1986年12月09日、東京都港区東新橋一丁目9番1号に本社を構えます。社長執行役員兼CEOは宮内謙氏(1949年11月01日生まれ)、株式保有率は0.08%です。従業員数は17,300人を抱え、人事雇用者は年間3,700人です。


平均年齢は39.0歳、平均勤続年数11.7年、平均年間給与7,547,000円です。連結従業員数は23,172人で臨時雇用者は6,236人となります。従業員数も多いですが、直系企業だと給与もそれなりの設定になるようです。


氏名又は名称所有株式数(株)所有株式数割合(%)
ソフトバンクグループジャパン4,786,613,17097.57
孫 正義4,000,0000.08
宮内 謙4,000,0000.08
榛葉 淳2,000,0000.04
今井 康之2,000,0000.04
宮川 潤一2,000,0000.04
藤原 和彦1,500,0000.03
※株主上位7名の状況


【目論見抜粋】

グローバル・オファリングに関連して、売出人及び貸株人であるソフトバンクグループジャパンは、ジョイント・グローバル・コーディネーターに対し、元引受契約締結日から上場(売買開始)日(当日を含む。)後180日目の日(2019年6月16日(当日を含む。))までの期間(以下「ロックアップ期間」という。)中、ジョイント・グローバル・コーディネーターの事前の書面による同意なしには、当社普通株式等の譲渡又は処分等(但し、引受人の買取引受けによる国内売出し、海外売出し、オーバーアロットメントによる売出しのために当社普通株式を貸し渡すことおよびグリーンシューオプションが行使されたことに基づいて当社普通株式を売却すること等を除く。)を行わない旨を約束する書面を差し入れる予定です。

また、グローバル・オファリングに関連して、当社は、ジョイント・グローバル・コーディネーターに対し、ロックアップ期間中、ジョイント・グローバル・コーディネーターの事前の書面による同意なしには、当社普通株式等の発行等(但し、株式分割による新株式発行等を除く。)を行わない旨を約束する書面を差し入れる予定です。なお、上記のいずれの場合においても、ジョイント・グローバル・コーディネーターは、ロックアップ期間中であってもその裁量で当該合意内容の一部又は全部につき解除できる権限を有しています。



上位株主には180日間(2019年6月16日まで)のロックアップが付与されています。ロックアップ解除倍率は目論見に書かれていません。また、親子上場のケースで多く見受けられますが、ベンチャーキャピタル出資はありません。


シンジケートカバーは「野村證券」がソフトバンクグループジャパンから単独で借り入れるようです。行使期限は2019年1月11日、上限は普通株式160,369,400株となります。


ソフトバンク(9434)IPO大手初値予想と各社配分

仮条件は本来価格範囲があるものだが、今回は特例となり1,500円シャストに決定しました。IPO投資だけを専業に続けている私ですが初めての出来事です。調べてみると国内の新規公開株式では初めて採用されたそうです。


ソフトバンクは株を高く販売したい思惑がありますが、異例とも言える上場規模のため証券会社やファンドなどからの意見を踏まえ1,500円の一本値に決ったようです。公開株式数や海外売出し株の変更は行われていません。国内向けに9割を販売する基本方針にブレはないようです。配当金が年間7,500円出るため利回りを計算すると約5%になります。他の通信事業者と比べると高く資産株として保有する投資家の話もネット上に出ています。


また、証券会社によっては既に「売り切れ」と話す企業もあるようです。個人的にはブックビルディング前に売り切れと言われても信憑性に欠けますが、地合いが悪くならない限り大丈夫でしょう。今回のような上場に出会える確率も低いため大きな資金流入があるようです。


また、「売り切れ」とは支店配分や担当者ベースの配分で算出され引受株数以上の募集があったと言うことです。ややグレーな密約みたいなものですが、後から平気で取れませんでした!と言われることも多いため確約ではありません。何度も経験がありますからね。


2019年3月の連結業績は中間決算までしか確認ができないため、増減率はわかりませんが、中間決算を見る限り前年度越えの本決算が出るようです。EPS87.73からPERを算出すると約17.10倍、BPS230.23からPBRを算出すると約6.52倍となります。半期に配当が37.5円を予定していますが、ドコモの携帯割引の行方とソフトバンクが本当にリストラに踏み切るのかが今後の事業収益を左右しそうです。


初値予想1,630円~1,800円


初値予想(第2弾)1,600円あたりが濃厚?


初値予想(第3弾)1,460円~1,600円
※仮条件発表後の参考値


ソフトバンクの初値予想はシビアな企業で公開価格の1,500円を予想しています。しかしながら個人投資家の勢いは買い一色となっているため1,900円予想と書かれているメディアも出ています。色々と情報を探ると1,600円あたりで落ち着くのではないかと噂されています。公開価格割れとなることも視野にいれ投資を行ったほうがよいかもしれません。


個人的にはある程度の株数を取りに行くため既に申し込みを開始しています。市場の温度感は高まっていると思います。また、SMBC日興証券の申込番号を初日に調べてみました。よかったら下記記事も参考にしてください。

⇒ ソフトバンクIPOの下方修正でイエロー信号か?申込番号に激震


幹事名配分単位(株)
野村證券358,820,000
大和証券286,314,000
SMBC日興証券229,079,600
みずほ証券229,079,600
三菱UFJモルガン・スタンレー証券178,981,800
SBI証券105,476,500
岡三証券10,990,100
東海東京証券10,990,100
岩井コスモ証券8,278,300
水戸証券6,851,000
西日本シティTT証券999,100
松井証券570,900
マネックス証券570,900
あかつき証券285,500


類似企業PER
PBR
日本電信電話(9432)PER10.32倍PBR0.97倍
KDDI(9433)PER10.02倍PBR1.5倍
NTTドコモ(9437)PER13.92倍PBR1.58倍


共同主幹事になっている証券会社が多いため、共同主幹事を中心に申し込みを行えば配分期待は高いと思います。しかし、日本郵政が上場した時の話では、対面口座でも配分がなかったと言った話もあるため、ソフトバンク上場では平幹事からの申し込みも口座があれば行っておくべきかと思います。


ネット配分だと当選後に最悪キャンセルが可能なため、通常よりも多く申込んでおくとよいでしょう。あまりにも当選しすぎる場合は当選株数を減らすことも考えますが、まずは当選を狙った申し込みに徹したほうがよいでしょう。


個人的には今年相性がよいSMBC日興証券や大和証券に期待しています。三菱UFJモルガン・スタンレー証券は店頭口座なので配分狙いで申し込みます。三菱UFJモルガン・スタンレー証券が共同主幹事と言うことでauカブコム証券からの当選も高確率で狙えるかもしれません。


SBI証券は共同主幹事に入っているため、口座がある方は申込んでおくべきでしょう。水戸証券や西日本シティTT証券、あかつき証券の口座は開設していませんし、ネット配分などの仕組みがないと思われるため口座は必要ないでしょう。


松井証券で霞ヶ関キャピタル申し込み完了


松井証券はしばらく前に前受け金不要になったため口座を開設しておくと活躍してくれると思います。現在も抽選申込が行われていたので申し込んでみました。


東海東京証券は主幹事を引受けることもありますが、今回は幹事入りとなっています。電話申し込みからネット申し込みに変わり、夜中でも抽選申込が可能となっています。要点を下記に書いているのでよかったら参考にしてください。


東海東京証券のIPO抽選ルール詳細


岡三証券からの申し込みは前受け金が必要ですが、グループ企業の岡三オンライン証券は前受け金が不要となっています。岩井コスモ証券は後期型抽選を採用しているため、個人的にもよく購入申し込みを忘れる企業です。通常申し込みでソフトバンク株が大量に当選すれば、購入申し込みを行わないことで抽選をスルーすることが可能です。今回は使い分けをするとよいでしょう。


マネックス証券は預け入れ資金などに関係がなく、機械的な完全平等抽選となります。日本郵政(6178)や九州旅客鉄道などの大型当選は確実に取れているため今回も当選狙いです。


しばらく前に未成年口座を開設しているため、今回の抽選で申し込みで使いたいと思います。事前に上場情報が話題になっていたため早めに行動していました。今回の上場により口座開設が集中すると考えられるため、なるべく急いで口座を開設したほうがよいかもしれません。


マネックス証券のIPO抽選ルールと当選画像


この他、委託幹事としてSBIネオトレード証券や楽天証券なども取扱いが発表される可能性があるため、より多くの株を獲得したい方は口座を開設しておくとよいでしょう。SBIネオトレード証券は当サイト特典が付いているのでよかったら使ってください。


ソフトバンクの幹事引受け証券は、ネットから申し込みやすいためこの辺りは楽でよいと思います。


SBI証券でソフトバンク株を手に入れるには?

SBI証券はネット証券最大手の位置づけになり、IPO取扱数もダントツで多い企業になります。ソフトバンク株を手に入れるためだけに口座開設するのもありですが、これからも多くのIPO取扱いが期待できるため、続けて申し込みを行うことでさらに当選期待が持てます。


理由としては、落選のたびにIPOチャレンジポイントが貯まるため、いずれ当選できるサービスが行われています。落選回数が多ければ多いほど、ポイントが貯まるシステムになります。


ソフトバンクと比較した場合、ここ数年では上場規模が近い日本郵政関連があげられます。私の当選実績ではSBI証券でゆうちょ銀行(7182)がストレート当選できています。ゆうちょ銀行が当選したことにより、公開価格1,450円の株が1,680円(15.9%高)になり利益は23,000円でした。


SBI証券ゆうちょ銀行(7182)IPO当選


他社からの当選を含めると、日本郵政関連だけで818,000円の利益を得ることができています。今回は子供の未成年口座を増やしNISA口座を開設しているので、非課税当選も狙っています。


2018年はSBI証券が主幹事を務めたRPAホールディングスで、IPOチャレンジポイントを使い300株の複数当選を手に入れ、320万円以上の利益を手に入れた方もいます。地方にお住いの方は年収に近い方もいるかもしれません。かなりインパクトある結果となっています。


SBI証券はIPO以外にも、一般信用売建を使ったクロス優待もできるため口座がない方は開設しておくことをお勧め致します。下記はSBI証券のIPO抽選ルールについて記事を作成しているのでよかったら参考にしてください。クロス優待の詳細も書いています!


SBI証券のIPO抽選ルール


今回は株数が多いため当選確率が高いと思います。よって複数株の当選でまとまった利益を出したいと考えています。大型上場の場合は口座がたくさんあれば当選しやすい傾向にあります。それにSBI証券引き受け株数から、複数株の配分が行われる可能性もあるように思います。


【追記】
SBI証券から複数株の配分を頂きました。妻や子供の口座も当選しかなりの株数が集まる結果となっています。すべて購入するのかは悩ましいですが購入期限ぎりぎりまで考えたいと思います。


ソフトバンクSBI証券で複数当選


読者の中には3,000株以上の配分を受けた方もいるようです。私は1,000株で満足なのでありがたく頂戴したいと考えています。結局合わせると3,000株程度の当選となり予想を上回る結果となっています。多分少し減らすと思いますが、SBI証券は株式売却手数料が安いため購入でしょうか。新しい材料が欲しいところですね。


ソフトバンクのストックオプション詳細を調べました

ストックオプション行使期間株式の数(株)発行価格(円)
2020年4月01日~2025年3月31日118,758,600623


ストックオプション(新株発行予約権)は118,758,600株あり、行使期限は2020年4月なので上場時点では関係がありません。基本的な内容は下記のように記されています。


本新株予約権の新株予約権者は、当社または当社子会社の取締役、使用人(執行役員を含む。)の地位をいずれも喪失した場合には、未行使の本新株予約権を行使できなくなるものとする。ただし、任期満了による退任、定年退職その他正当な理由のある場合はこの限りでない。
※この他、詳細事項があります



ソフトバンク(9434)IPO私見と申し込みスタンス

ソフトバンクは大型上場になり、IPOを獲得すること自体は難しくないとい思います。幹事引受け証券から的確な申し込みを行えば、複数株の当選も可能でしょう。仮条件がどのようになるのかわかりませんが、想定発行価格が1,500円という価格も手掛けやすく、個人投資家を中心に人気だと思います。


最終的には機関投資家の参入がポイントになりますが、上場前に取引が行われるグレーマーケットなども関係しています。その前にIPOに当選しなければ初値売却による利益が出せないため、多くの個人投資家はとりあえず参加のスタンスとなりそうです。政府主導の銘柄ではありませんが、期待はできると思います。


個人的には、複数銘柄取得による大きな利益獲得を目指しているため大量配分を狙いたいと考えています。あまり参考になりませんが、日本郵政やゆうちょ銀行の騰落率は15%~16%だったため、この水準になれば参加者が報われそうです。ブックビルディング期間まで短いため大量獲得を目指す方は早めに行動されることをお勧めします。


今回もワクワクするような展開が待っていることを望んでいますが、上場日の12月19日に向けて市場が活性化することを祈っています!勝手な希望ですが、数十万円は獲得したいと考えています。利益100万円狙いだとリスクもそれなりにあると現在のところ考えています。私には無理そうです。


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