リベルタ(4935)のIPOがジャスダックに新規上場承認されたので詳しくご紹介したいと思います。今回も業績や上場規模などを確認し、IPO抽選に参考になるような情報を自己評価してみたいと思います。


主幹事は野村證券が務め公開株数830,000株、オーバーアロットメント124,500株です。上場規模は想定発行価格1,120円から計算すると約10.7億円になります。


複数社の上場が重なっているため思ったほど初値が伸びない可能性があると思います。IPOとしても材料がやや乏しいようです。


リベルタ(4935)IPO上場承認
※リベルタ公式サイト引用


事業は国内外に広く様々な業界の販路を築くことで、商品ジャンルに関わらず数多くのヒット商品を生み出せるマーケティングプラットフォームを組織的に作り出す企業です。


常に新商品開発が求められ、ヒット商品を作ることで業績を伸ばすようです。ただ売上は頭打ち感があるように思います。


ブランド価値を訴求するブランディングやマーケティングプロモーションを常に行うことで、ヒット商品からジャンルのNo.1を育てることにより成長を図るそうです。文章だと簡単ですが、なかなか難しいでしょう。


同社は既にいくつものヒット商品を生み出しています。直近上場の類似企業だとグラフィコ(4930)があてはまりそうです。


リベルタ(4935)IPOの上場基本データと引受幹事

項目上場基本データ
市場JASDAQスタンダード
業種化学
事業内容美容商品、トイレタリー商品、機能衣料商品等の企画販売及び輸入腕時計日本総代理店業務
上場予定12月17日
ブックビルディング期間12月01日~12月07日
想定価格1,120円
仮条件11月27日
公開価格12月08日
初値結果
企業情報https://liberta-j.co.jp/
監査人太陽有限責任監査法人


【手取金の使途】

手取概算額302,120千円については、設備資金に55,000千円、運転資金に247,120千円を充当する予定であり、その具体的な内容及び充当予定時期は以下のとおりであります。

①設備資金
事業拡大に対応するための業務効率化を目的とした基幹システム更新及び定型業務の自動化を目的としたRPA導入費用 として55,000千円を充当する予定であります。このインフラ整備による効果として売上増加に伴う受注業務量の増加による増員を抑制できます。

②運転資金
重点ブランドを強化するためのSNS等を活用した広告宣伝やプロモーションイベント開催などのプロモーション費用として56,000千円、自社通販を強化するための各種施策費用として55,000千円、事業拡大に伴う仕入資金等の費用として136,120千円を充当する予定であります。

なお、具体的な充当時期までは、安全性の高い金融商品等で運用する予定であります。

※有価証券届出書(新規公開時)引用



項目株数データ
公募株数300,000株
売出株数530,000株
公開株数(合計)830,000株
オーバーアロットメント124,500株
上場時発行済み株数2,908,000株(公募分を含む)
想定ベースの時価総額約32.6億円
幹事団野村證券(主幹事)
みずほ証券
委託見込ライブスター証券
DMM.com証券


リベルタ(4935)上場評判とIPO分析

想定発行価格1,120円を基に吸収金額を算出すると約9.3億円となり、オーバーアロットメントを含めると約10.7億円規模の上場となります。上場規模が比較的小さいため初値利益が見込めそうです。


同社グループは、リベルタと連結子会社(上海李瑠多貿易有限公司、VIVAネットワーク)の合計3社で構成され、様々なジャンルの商材を企画、発掘し国内外に提供しています。


蓄積された過去のヒット商品情報を独自分析し、新しいニッチニーズを生み出し、適合する商材の企画や国内外商材の発掘を行っています。


企画された商品は自社ブランドとして生産(ファブレス)を行い、発掘した国内外の商材は独占販売契約を締結し契約ブランドとし、自社ブランドともに自社企画によるプロモーション、販売、顧客リレーションまで一貫した事業を行っています。


リベルタ(4935)上場評判と業績
※有価証券届出書引用


取扱い商材ジャンルは多岐に及び、自社ブランド及び契約ブランドについては、ニッチニーズに特化された化粧品、医薬部外品等で構成される「コスメ(ピーリングフットケア、その他)」、家庭用洗剤類で構成される「トイレタリー」、


高い機能性を有する衣料で構成される「機能衣料」、スイス製ミリタリーウォッチなどで構成される「Watch」、健康美容の悩みの解決や生活に役立つ雑貨類により構成される「健康美容雑貨」、アスリート向け加工食品で構成される「加工食品」に分類されます。


また、他社商品等についてはその他」として分類しています。


リベルタ(4935)IPO事業系統図
※有価証券届出書引用


自社ブランド商品および契約ブランド商品の認知度向上の施策は、パッケージデザインや販促物の製作からプロモーション企画、各種メディアへのPRまで内製化することで機動性と市場の変化への適応力を確保しています。


販路は国内において百貨店、量販店、ドラッグストア等(約20,500店舗)、通信販売会社へ全商品ジャンルの販売を行っています。


機能衣料ジャンルおよび加工食品ジャンルは、全国サッカースクールなどのスポーツ団体(約500団体)への販売を2019年8月に設立したVIVAネットワークを通じ行っています。


Watchジャンルは4店舗の直営店での販売、そして全ての商品ジャンルについてECをメインとした直接販売も行っているそうです。


リベルタ(4935)IPOの販売実績と取引先
※有価証券届出書引用


海外販路はコスメ(ピーリングフットケア)ジャンルを中心にトイレタリージャンル、機能衣料ジャンルの商品を北米、欧州、アジア中心に60ヶ国以上への輸出を行っています。


輸出については、商社等を一切介さない現地の代理店との直接貿易であり、より世界各国現地のニーズをタイムリーかつ直に把握し対応することが可能となっています。


中国市場の開拓を目的として2010年2月に設立した上海李瑠多貿易有限公司にて日本からの輸入と中国の百貨店等への販売を行っています。


リベルタ(4935)の企業財務情報と配当性向

回次第23期第24期
決算年月2018年12月2019年12月
売上高4,449,8224,203,757
経常利益316,381118,045
親会社株主に帰属する当期純利益221,42872,297
包括利益220,21871,095
純資産額627,016688,071
総資産額2,210,3872,408,732
1株当たり純資産額272.62262.75
1株当たり当期純利益金額96.2731.13
自己資本比率(%)28.428.4
自己資本利益率(%)41.011.0
株価収益率(倍)
配当性向(%)
営業活動によるキャッシュ・フロー△38,61545,527
投資活動によるキャッシュ・フロー3,277△47,526
財務活動によるキャッシュ・フロー△39,041124,432
現金及び現金同等物の期末残高322,197443,620
※数値は千円単位



第25期第3四半期連結累計期間(2020年1月01日~2020年9月30日)
  • 売上高3,670,847千円
  • 営業利益270,494千円
  • 経常利益259,278千円
  • 親会社株主に帰属する四半期純利益163,357千円



【第25期第3期のチェックポイント!】

ファブレスメーカーであることの強みである高い機動性を発揮し、市場の変化を先回りする新商品の企画開発やプロモーション、販売、顧客リレーション活動に取り組んできたそうです。

この結果、前連結会計年度において米国にて発生した同社グループ商品の模倣品販売を排除できたことや、コロナ禍における巣ごもり需要により大きく伸長したことにより、主力のピーリングフットケア商品売上高が好調となっています。コロナ禍で影響があったのはメイクアップ系コスメが低調となったそうです。テレワークによる影響のようです。

新型コロナウイルス感染拡大による緊急事態宣言解除後も、経済活動の停滞が続いており企業収益の悪化と雇用情勢の低迷による先行きの弱さが予想されているようです。


リベルタ(4935)の株主状況とロックアップについて

会社設立は1997年2月12日、東京都渋谷区桜丘町26番1号に本社を構えます。社長は佐藤透氏(1967年11月16日まれ)、株式保有率は30.91%(822,000株)です。


従業員数92人で臨時雇用者1人、平均年齢32.1歳、平均勤続年数4.0年、平均年間給与3,497,000円です。


セグメントは各種オリジナル商品等の企画販売事業の単一セグメントになります。


氏名又は名称所有株式数(株)所有株式数割合(%)ロック
株式会社モア1,100,000株41.37%
佐藤 透822,000株30.91%
筒井 安規雄170,000株6.39%
石田 幸司170,000株6.39%
二田 俊作170,000株6.39%
リベルタ従業員持株会80,000株3.01%
北條 規50,000株1.88%
※株主上位7名の状況


【ロックアップについて】

本募集並びに引受人の買取引受による売出しに関連して、売出人かつ貸株人である佐藤透、売出人である筒井安規雄、石田幸司、二田俊作及び北條規、当社株主である株式会社モア、山﨑豊和、佐藤貴子、西名武彦及び水上亮比呂並びに当社新株予約権者である佐々木聡及び椎名寛昭は、主幹事会社に対し、元引受契約締結日から上場日後90日目の2021年3月16日までの期間中、主幹事会社の事前の書面による同意なしには、当社普通株式の売却等(ただし、引受人の買取引受による売出し、オーバーアロットメントによる売出しのために当社普通株式を貸し渡すこと及びグリーンシューオプションの対象となる当社普通株式を主幹事会社が取得すること等を除く)行わない旨合意しております。

当社の株主であるリベルタ従業員持株会は、主幹事会社に対し、元引受契約締結日から上場日後180日目の2021年6月14日までの期間中、主幹事会社の事前の書面による同意なしには、当社普通株式の売却等を行わない旨合意しております。

※有価証券届出書(新規公開時)引用



上位株主には90日間(2021年3月16日まで)のロックアップが付与されています。ロックアップ解除倍率の記載はありません。


また、リベルタ従業員持株会に対して180日間(2021年6月14日まで)のロックアップが別に設定されています。


親引けは41,500株を上限として実施される予定となっています。


リベルタ(4935)IPOの初値予想と幹事引受け株数

大手初値予想は仮条件発表後に掲載を予定しています。しばらくお待ちください。


最新業績予想の他、仮条件発表後のPERやPBRなども後日追記します。


幹事名割当株数引受割合
野村證券-株-%
みずほ証券-株-%


幹事が2社しかないためどちらからも申込んでおきましょう。IPOに参加しやすいけれど当選期待は低いようです。野村證券は前受け金不要になり、みずほ証券は買い付け余力があれば複数銘柄のIPOに参加することができます。




IPOに当選できていない方はクラウドファンディングで安定した利益を狙ってみては如何でしょうか?


上場企業や証券会社が運営するクラファンであればリスクが低くなると思います。人気が高い企業はRimple(リンプル)です。IPOと同じで抽選配分が行われます。


上場企業を対象としたファンド組成のFunds(ファンズ)も人気ですよね。どちらにも投資を行っていますが、ファンズは昨日も抽選方式で募集に参加しました。抽選と先着があるため抽選を利用してみました。




複数社で資産運用することでよりリスクを軽減できると考えています。運用資産は相変わらず350万円から増えていませんが、ほったらかしで運用できるため手間がかかりません。


利回り重視よりも、ファンドの内容を確認することでもリスク軽減になります。安定の利益なので助かっています!




類似企業のPERやPBRを調べてみました

類似企業とPERやPBRは仮条件発表後に記載したいと思います。


類似企業PER
PBR
PER-倍PBR-倍
PER-倍PBR-倍
PER-倍PBR-倍

ストックオプションの株数や発行価格を調べました

ストックオプション行使期間株式の数発行価格
2014年11月01日~2022年10月21日10,000株30円
2015年11月28日~2023年11月24日8,000株120円
2021年7月09日~2029年7月08日33,000株258円


ストックオプション(新株予約権)は18,000株が行使期限に入っています。株数は少ないようです。ベンチャーキャピタルからの出資や金融機関保有株などもありません。


新株予約権者の佐々木聡及氏と椎名寛昭氏には90日間のロックアップが掛かります。


このことから公開株以外の株流通は少ないと考えられます。


ツイッターでもIPO記事のチェックができます!

最新情報を手に入れたい方やレア情報、気になったことをツイートしています。IPO投資歴は13年と長くソーシャルレンディングも4年目突入!安定の利益でブログも14年目に突入。


リベルタ(4935)IPOの評価と申し込みスタンス

リベルタIPOは買われると思います。1つだけ残念なのは複数社の上場となっていることです。


連日の上場によりそろそろ買い疲れが出てくると思います。初値が伸びない銘柄はセカンダリー期待もありそうです。


リベルタ(4935)IPOの評価
※リベルタ公式サイト引用


リベルタは海外販路があることが強みだと思います。日本に限定されない販路があるため中期的視点で目標設定とマーケティング投資を含めた収支計画が必要です。


ただ事業としての敷居は低く、資金力ある競合が現れた場合は競争激化となり収益性が落ちる可能性があります。


この他、外貨建ての輸出入取引を行っており、常に為替変動リスクにさらされています。輸出入を行う企業は販売価格や仕入価格が変動するため為替が業績に与える影響も少なくありません。


自社オリジナル商品の企画や開発を行い、製造は協力会社に依頼するファブレスメーカーのため機動力が求められそうです。


IPOとしては初値2倍程度は期待ができそうです。同日上場が複数社あるため初値翌日持ち越しは難しそうです。


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