スタメン(4019)のIPOが東証マザーズに新規上場承認されたので詳しくご紹介したいと思います。今回も業績や上場規模などを確認し、IPO抽選に参考になるような情報を自己評価してみたいと思います。


主幹事は大和証券が務め公開株数1,600,000株、オーバーアロットメント240,000株です。上場規模は想定発行価格800円から計算すると約14.7億円になります。公開株数が多いため当選が狙えそうなIPOだと思います。


スタメン(4019)IPO上場承認
※スタメン公式サイト引用


エンゲージメントがビジネスになるのか?と驚ました。スタメンの事業はBtoB・SaaS・サブスクリプション型のビジネスモデルとなっているため、IPOではかなり人気が見込めそうです。


同社経営指標では契約企業数、契約企業の平均月額収益、売上高ストック比率等を重要指標として運営しているとあります。


同社サービスを利用する企業は従業員の雇用面で不安があるのかもしれません。採用できない、採用した従業員が辞めてしまうと言った人材問題が日本でもテーマになりつつあるようです。


同社の目論見によれば国内SaaSモデルサービスの市場は2018年度に4,000億円を超える規模に到達したと見られ、2023年度には8,174億円へと拡大するとあります。


大企業になればなるほど同社サービスが必要なのかもしれません。離職率が高い企業は問題を抱えていると思いますが、組織改革できる可能性があると思います。


スタメン(4019)IPOの上場基本データと引受幹事

項目上場基本データ
市場マザーズ
業種情報・通信業
事業内容エンゲージメント経営プラットフォーム「TUNAG」の開発及び提供等
上場予定12月15日
ブックビルディング期間11月30日~12月04日
想定価格800円
仮条件11月27日
公開価格12月07日
初値結果
企業情報https://stmn.co.jp/
監査人有限責任あずさ監査法人


【手取金の使途】

手取概算額792,000千円については、認知度向上及び顧客基盤拡大に係る広告宣伝費、事業の拡大に伴う人材基盤の拡充に係る採用教育費及び人件費、当社サービス提供を効率化するための外注費及び業務委託費、人員拡大に伴うオフィス移転に係る費用並びに借入金の返済に充当する予定であります。具体的には以下の投資を予定しております。

①認知度向上及び顧客基盤拡大に係る広告宣伝費として107,000千円
②事業の拡大に伴う人材基盤の拡充に係る採用教育費及び人件費として376,000千円
③当社サービス提供を効率化するための外注費及び業務委託費として8,000千円
④人員拡大に伴うオフィス移転に係る移転費用、賃料、敷金及び保証金として210,000千円
⑤金融機関からの長期借入金の返済として40,000千円を充当予定であります。

残額については、将来における当社サービスの成長に寄与するための支出、投資に充当する方針。

※有価証券届出書(新規公開時)引用



項目株数データ
公募株数1,000,000株
売出株数600,000株
公開株数(合計)1,600,000株
オーバーアロットメント240,000株
上場時発行済み株数8,425,000株(公募分を含む)
想定ベースの時価総額約67.4億円
幹事団大和証券(主幹事)
野村證券
みずほ証券
SMBC日興証券
SBI証券
マネックス証券
東洋証券
委託見込ライブスター証券
DMM.com証券


スタメン(4019)上場評判とIPO分析

想定発行価格800円を基に吸収金額を算出すると約12.8億円となり、オーバーアロットメントを含めると約14.7億円規模の上場となります。上場規模は悪くないと思います。


同社のエンゲージメント経営プラットフォーム「TUNAG」は企業のエンゲージメント向上を通じて、企業活動を支援するプラットフォームサービスです。


エンゲージメントとは「会社と従業員」のタテの相互信頼関係、及び「従業員同士」のヨコの相互信頼関係が確立されている状況と定義づけられており、待遇や環境など与えられるモノの上に成り立つ従業員満足度とは異なる概念です。


信頼関係を土台とするエンゲージメントについては、業績指標や離職率との相関関係が報告され、米ギャラップ社が世界各国の企業を対象に実施した従業員のエンゲージメント調査によると、我が国のエンゲージメントスコアは140カ国中135位という結果となっているそうです。


エンゲージメントの向上、組織改善を行なっていくためには、現状の課題を明らかにした上で、それに対して適切な施策を設計し、さらに設計した施策を継続的に実施していくという3つのステップが必要となります。


「TUNAG」は、それぞれのステップに対して「エンゲージメントサーベイ」「組織改善コンサルティング」「社内制度運用クラウド」というソリューションを提供できるエンゲージメント向上へのワンストップサービスになります。


スタメン(4019)IPO評判と業績
※有価証券届出書引用


エンゲージメント経営プラットフォーム「TUNAG」はクラウド上で提供するサービスの対価を利用期間に応じて受領するサブスクリプションモデルを採用し、アカウント数に応じた料金体系となっています。


月額利用料をストック収益として積み上げていくことで、継続的な顧客接点にもとづくサービスの向上と安定収益基盤の拡大を目指しています。


スタメンIPOはサブスクリプション型のビジネス
※有価証券届出書引用


政府主導で働き方改革が推進されている国内では、エンゲージメント経営支援という独自の切り口を提案すること、また組織課題の解決という企業経営の根幹を事業領域としていることにより、「TUNAG」はサービス提供開始以降、業種・業態を問わず契約企業数を拡大しているそうです。


継続ライセンスの蓄積により、売上高ストック比率についても高水準を維持しているそうです。この辺りは売上が拡大していることでわかりやすいと思います。


スタメン(4019)販売実績と取引先
※有価証券届出書引用


新規顧客獲得については、Web広告、イベント出展、架電などの自社の営業活動によるものとパートナーからの顧客紹介によるものがあります。


現時点の契約の大半は自社活動によるものであり、マーケティング活動の強化や導入実績の蓄積により、問い合わせ件数の増加につなげています。


パートナーからの顧客紹介については、成約となった場合、月額利用料等の一部を販売手数料として継続的に支払い、更なる顧客紹介につなげています。


自社・パートナー双方の活動により、大規模企業からの受注も増加しており、従業員数1,000人以上の企業におけるストック収益が2017年度末から2020年第3四半期末まで継続的に増加しているそうです。


スタメン(4019)の企業財務情報と配当性向

回次第3期第4期
決算年月2018年12月2019年12月
売上高113,019396,451
経常損失△143,508△36,664
当期純損失△144,662△36,855
資本金202,500202,500
純資産額108,53771,682
総資産額253,346354,557
1株当たり純資産額△17.71△22.67
1株当たり当期純損失△19.48△4.96
自己資本比率(%)42.820.2
自己資本利益率(%)
株価収益率(倍)
配当性向(%)
営業活動によるキャッシュ・フロー△60,32795,062
投資活動によるキャッシュ・フロー△23,619△3,641
財務活動によるキャッシュ・フロー
現金及び現金同等物の期末残高201,441292,862
※数値は千円単位



第5期第3四半期累計期間(2020年1月01日~2020年9月30日)
  • 売上高444,034千円
  • 営業利益11,416千円
  • 経常利益8,610千円



【第5期第3期のチェックポイント!】

エンゲージメント経営プラットフォーム事業を展開するHR Techサービス領域については、従来からの「働き方改革」の推進に加えて、ニューノーマルにおけるテレワーク・在宅勤務への関心の高まりや、政府による電子化促進などを背景に、引き続き高い注目を集めています。

このような環境において、エンゲージメント経営プラットフォーム事業として「TUNAG」の拡販を進めてきたそうです。コロナ禍による企業活動の停滞や新規投資マインドの減退の影響が残るものの、Webマーケティングの強化やWeb商談の活用により、潜在的な需要へのアプローチを続けている状況となっています。


スタメン(4019)の株主状況とロックアップについて

会社設立は2016年1月29日、愛知県名古屋市中村区井深町1番1号に本社を構えます。社長は加藤厚史氏(1981年4月19日生まれ)、株式保有率は54.39%(4,265,000株)です。


従業員数58人で臨時雇用者はなし、平均年齢28.9歳、平均勤続年数1.6年、平均年間給与約4,319,000円です。セグメントはエンゲージメント経営プラットフォーム事業の単一セグメントになります。


氏名又は名称所有株式数(株)所有株式数割合(%)ロック
加藤 厚史4,265,000株54.39%
ジャフコSV5共有投資事業有限責任組合960,000株12.24%
株式会社スターフロンツ600,000株7.65%
大西 泰平455,000株5.80%
株式会社エイチーム400,000株5.10%
ジャフコSV5スター投資事業有限責任組合240,000株3.06%
株式会社ライフワーク200,000株2.55%
※株主上位7名の状況


【ロックアップについて】

本募集並びに引受人の買取引受による売出しに関連して、売出人であり当社の株主、貸株人かつ代表取締役である加藤厚史、並びに当社の株主かつ取締役である大西泰平、小林一樹、満沢将孝及び森山裕平、並びに当社の株主かつ監査役である松井常芳、並びに当社の株主かつ執行役員である喜多亮介及び松谷勇史朗 ~省略~ は、主幹事会社に対し、元引受契約締結日から上場日後180日目(2021年6月12日)までの期間、主幹事会社の事前の書面による同意なしには、当社株式の売却等を行わない旨を合意しております。

また、当社株主であるジャフコSV5共有投資事業有限責任組合、株式会社エイチーム、ジャフコSV5スター投資事業有限責任組合、株式会社DGベンチャーズ、火浦俊彦及び馬上英実は、主幹事会社に対し、元引受契約締結日から上場日後90日目(2021年3月14日)までの期間、主幹事会社の事前の書面による同意なしには、当社株式の売却等(ただし、引受人の買取引受による売出し、及び当社普通株式の売却価格が本募集等における発行価格又は売出価格の1.5倍以上であって、株式会社東京証券取引所取引での売却等を除く)を行わない旨を合意しております。

※有価証券届出書(新規公開時)引用



上位株主には90日間(2021年3月14日)と180日間(2021年6月12日まで)のロックアップが付与されています。90日分については発行価格の1.5倍以上でロックアップが解除されます。


さらに新株予約権を保有する満沢将孝、大西泰平、小林一樹、森山裕平、喜多亮介、松谷勇史朗、丸岡智泰、中谷奈緒美及びその他23名に対して、ロックアップ期間中は、主幹事会社の事前の書面による同意なしには、新株予約権及び新株予約権の行使により取得した普通株式の売却等を行わない合意を行っています。


親引けは6,000株を上限として実施される予定となっています。


スタメン(4019)IPOの初値予想と幹事引受け株数

大手初値予想は仮条件発表後に掲載を予定しています。しばらくお待ちください。


最新業績予想の他、仮条件発表後のPERやPBRなども後日追記します。


幹事名割当株数引受割合
大和証券(主幹事)-株-%
野村證券-株-%
みずほ証券-株-%
SMBC日興証券-株-%
SBI証券-株-%
マネックス証券-株-%
東洋証券-株-%


売上拡大中でまだ黒字化したことがない企業です。今期は黒字化の予定となっているため期待しましょう。当選を狙うなら大和証券からになります。IPOを行う銘柄が多くなるタイミングなので注意しながら申込を行っておきましょう!


マネックス証券が完全平等抽選を行っているため資金がある方は申込んでおきましょう。引受割合によっては主幹事の次に当選しやすいと思います!




また、IPOが集中するため委託幹事取扱いも多くなると思います。抽選権があれば当選の確立があるため積極的に参加される方は口座を用意しておきましょう。ライブスター証券の取扱い期待もあるかもしれません。


また年末なのでGMOクリック証券も期待できるかもしれません。気が付かないうちにブックビルディングが終わっていることがありますからね。また、前受け金不要で抽選に参加できる企業を下記記事でまとめてみました。




主幹事がSBI証券だとネオモバでもIPOの取扱いが行われることがあります。1株から配分が行われるため当選者が続出している証券会社です。IPO以外にもメリットある取引ができるのでお勧めできます。


単元未満株の売買でコストを抑えたい方に向いている証券会社だと思います。私も毎月取引を行っています。Tポイント投資ならネオモバですね。




類似企業のPERやPBRを調べてみました

類似企業とPERやPBRは仮条件発表後に記載したいと思います。


類似企業PER
PBR
PER-倍PBR-倍
PER-倍PBR-倍
PER-倍PBR-倍

ストックオプションの株数や発行価格を調べました

ストックオプション行使期間株式の数発行価格
2019年6月01日~2027年5月24日6,000株200円
2020年3月27日~2028年3月26日168,000株200円
2020年8月06日~2028年8月05日45,000株200円
2020年8月06日~2028年8月05日55,000株200円
2021年3月25日~2029年3月24日46,000株200円
2021年3月25日~2029年3月24日48,000株200円
2022年7月14日~2030年7月13日49,000株200円


ストックオプション(新株予約権)は274,000株が行使期限を迎えています。しかし、保有者の多くが売却等を行わない合意を行っています。


ツイッターでもIPO記事のチェックができます!

最新情報を手に入れたい方やレア情報、気になったことをツイートしています。IPO投資歴は13年と長くソーシャルレンディングも4年目突入!安定の利益でブログも14年目に突入。


スタメン(4019)IPOの評価と申し込みスタンス

スタメンIPOは面白そうです。前期まで赤字でしたが今期は第3四半期段階で861万円の黒字となっています。


ベンチャーキャピタル出資も確認できますが、売出には応じていません。これって成長性があるため売らないのか?と少し感くぐるところがあります。


スタメン(4019)IPOの評価
※スタメン公式サイト引用


営業は「名古屋」「東京」「大阪」を中心とし全国に営業活動を行っているそうです。国内の働き方改革やテクノロジーへの注目を背景にサービスを拡大しています。


収益モデルは、サービスが継続される限り積み上がる「ストック型ビジネスモデル」になります。また、収益を積み上げていくために費用が先行して計上されるという特徴があるため、これまでの赤字は仕方がないと思います。


事業拡大に伴う人件費、採用費、広告宣伝費等の費用については、顧客基盤の拡大に伴い売上高に占める比率を低減させていくことが可能だそうです。


まあ、会社設立から間もないため収益を拡大させてから方向性を絞る感じでしょう。新型コロナウイルス感染症による影響を調べると同社にとって新規契約獲得数が伸び悩んだとあります。現時点において重要な影響を与えるものではないそうです。


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