ファンディーノ(FUNDINNO)に投資をしたら儲かるのか真剣に考えてみました。IPO投資をされている方は興味がある領域だと思います。上場を目指す未上場(非上場)株を買えるチャンスなのでECF投資は魅力だと思います。
ただし投資先が倒産することも頭に入れておいたほうがよいと思います。イグジット(EXIT)した企業はこれまで数社確認できていますが、IPO(上場)を行った企業はありません。※2020年10月30日現在
株式投資型クラウドファンディング(ECF)への投資はハイリスクハイリターンです。これは紛れもない事実だと思います。
リスクを嫌う投資家にはお勧めできない投資だと思います。案件によっては上場が近いと思われる企業も存在することから、投資家の目利きが重要になります。
多くの投資家は投資額に対してリターンが行われるのか?とそこに注目していると思います。
しかし投資を行うにあたり利益追求型の考えだけでは難しいと感じています。実は投資先のファンになることが重要だと考えています!
ファンディーノ(FUNDINNO)に投資をする前に考えておきたいデメリット2つ
ファンディーノに投資を考えている方はリスク面の把握を行っておいたほうが良いです。投資額は1口10万円前後となる案件が多いため人によって小額になるかもしれません。小額だと思う方は投資を積極的に行ってよいと思います。しかし10万円前後の投資額が高額だと思う方に株式投資型クラウドファンディングはあまりお勧めできません。

※ファンディーノ公式サイト引用
口座開設だけしておき「渾身の一撃」と思って投資ができる銘柄を待つことも有効な投資方法だと思います。しかしそこには各々の熱量が必要になるため難しさもあると思います。
株式投資型クラウドファンディングはまだ始まったばかりなので、急いで投資を行う必要はない気がします。日本は先進国の中でも投資が日常化していない国の一つです。
アメリカやイギリスと比較した場合に投資環境は非日常に近いかもしれません。私は投資が日常化しているため株式投資型クラウドファンディング(ECF)もありだと考えています。
ファンディーノに限ったことではありませんが、ECF投資のデメリットは企業倒産となることがあげられます。さらに企業が思い描くビジョンの達成ができない可能性があります。
そうなると投資家は資金回収ができずに投資失敗となることが考えられます。10万円くらい損しても企業応援や社会貢献と割り切れる投資家はよいですが、先ほども説明したように10万円という金額が高額だと思う方には投資をお勧めしません。
それだけリスクがある投資だと思います!
ファンディーノ(FUNDINNO)に投資を行う理由は何なのか?
ファンディーノを通して株式投資型クラウドファンディング(ECF)を行う投資家が増えている現実があります。公式サイトでは累計成約額や累計成約件数、そして投資家数などの記載が日々更新されています。投資家数も気が付けばかなり増えているため驚いています!

※ファンディーノ公式サイト引用
ファンディーノに投資を行う理由は投資額以上のリターンを得ることです。しかし先ほども書いたように倒産リスクや事業が思ったように進まないデメリットがあります。
投資を行う前からベンチャー企業やスタートアップ企業への投資をわかっているため、そもそも投資リスクが高い金融商品です。
リスクが高い代わりにリターンも大きくなるため、活発的に投資を行う投資家も多くなっています。また、投資家はリターンを求めつつ企業と一緒に成長する過程を楽しむことができます。
ここに魅力を全く感じない投資家もいるかもしれませんが、個人投資家がECFへ投資を行うには重要なポイントだと思います。
自分が投資を行った企業が投資家のお金を利用し、企業成長を行う過程を楽しむことが投資の理由にもつながっています。また企業側も投資家のお金(出資金)があったからこそ上場(IPO)を目指し、企業活動ができているはずです。
資金募集を行った多くの企業が投資家に感謝していることが伺えるため、単に資金調達という手法だけでなく応援や感謝と言った感覚が双方に生まれる切欠があるようです。
ファンディーノ(FUNDINNO)に投資を行う考えとリターンの追求方法
株式投資型クラウドファンディング(ECF)への投資はハイリスクハイリターンになります。ベンチャーキャピタルが出資を行う場合には複数社へ投資を行い、そのうち数社が上場することで利益を上げています。個人投資家も同じ考えでよいと思います。個人投資家の場合はファンディーノで厳正な審査を通過した将来性あるベンチャー企業に投資を行えるメリットがあります。

ECFへの投資は分散投資が基本です。投資方法はベンチャーキャピタルと同じです。
個人投資家は同一会社に対して50万円以下の投資と上限が決められています。また資金を募集する企業側には1年間に1億円未満の条件があります。
第一種少額電子募集取扱業で行える投資となり日本では6社程度あります。これからさらに参加してくる企業が増えると個人的に考えています。
そのうちの3社にインタビューを行ってみたので下記記事も参考になると思います。
投資の考え方としてリスク分散のため50万円の資金があれば、5社に10万円の分散投資を行う方法が良いとされています。
投資を行う前に企業分析を行い、自分の目利きを信じて投資を行いましょう。ファンディーノが用意した詳しい募集内容を確認し、投資先のビジネスが拡大する可能性があるのか内容を確認するだけでも面白いと思います。
自分とマッチングするような企業、さらに夢があるビジネスであれば投資家として応援することもありだと思います。
ファンディーノ(FUNDINNO)に投資をしたら儲かるとは言えないけど魅力的な市場だった
ファンディーノの他にも株式投資型クラウドファンディング事業者が存在します。何処で投資を行っても同じだと思いますか?これまでの経験により、事業者により考え方や取り組み方が異なると感じています。またファンディーノで資金調達を行う企業は代表者の年齢が比較的若い気がします。
資金調達を考えている企業側もどこで資金調達を行うのかわかれているようです。ユニコーンだとシニアベンチャー企業が多いようです。
経営陣の年齢なども関係があるのかもしれません。またECF事業者により審査基準も異なると思います。財務面の評価やビジョン、経営陣の考え方など複合的に考えられているはずです。
夢ばかりでは資金は集まらないため、夢を実現させるビジョンが重要です。そのビジョンに共感を得る投資家が株主になればウィンウィンの関係になれるかもしれません。
これまで株式投資型クラウドファンディングを利用して上場した企業はありません。海外では投資額の数倍~数十倍になったケースが多くあります。
日本でも同じように投資額の数倍~数十倍のリターンが期待できそうです。メリットとデメリットを簡単に書くと下記のようになります。
- 未上場(非上場)企業の株主になれる
- エグジットにより投資額の数倍~数十倍のリターンが期待できる
- 企業と共に企業成長を実感できる投資
- 経営陣を身近に感じることができる
- 未上場企業でも株主優待の設定がある場合がある
- 株主の議決権があるため株主総会に出席できる
- 投資企業が倒産する可能性がある
- 想定したような業績とはならず上場(IPO)が先延ばしになる
- 上場やM&A(企業買収)を行わない可能性がある
- 投資後は投資企業の判断に委ねることになる
また、ファンディーノには「FUNDINNO型新株予約権」という株式取得方法があります。これにより資金調達を行えるスキームが他社よりも多くなります。
実際にFUNDINNO型新株予約権を用いた資金調達も増えています。通常であれば普通株式による資金調達になります。
最近はブロックチェーンを用いたクラウドファンディングが登場すると期待されているため、株式投資型クラウドファンディングでも利用されることがあるかもしれません。
また、ECF投資はオワコンと言われることは現在なさそうです。年々市場が拡大し海外のように日本も市場拡大の期待ができそうです。
ファンディーノへ投資をしたから儲かるとは言えません。確率的には損失となる可能性が高いかもしれないと個人的に思っています。
ただ出資先を増やすことで、分散投資を行いリスクを軽減できると考えています。この方法を用いるにはある程度まとまった資金が必要になります。
1社あたりの最低金額が10万円前後になることが多いため気軽な投資とはいえません。しかし、企業応援や企業のファンになることができればそれもありだと思います。
仮に上場したとしても愛着のある企業の株をすぐ売れるのか?という疑問も同時にあるように思います。完全に利益目的の方もいますが、そのような方は目利きする力があるのかもしれません。
一言では言えない楽しみが株式投資型クラウドファンディングにはあると思います!ファンディーノの企業詳細は下記記事でまとめているのでよかったら参考にしてください。
FUNDINNO(ファンディーノ)に興味があるため口座を開設したいと考えています。評判も上々のようで案件も増えてきています。一時期問題になった口座開設審査が厳しいみたいですが、どうなったのか自分で検証したいと思います。 …