ファンディーノ(FUNDINNO)に独占インタビューさせて頂きました。今回ご回答頂いたのは代表取締役COOである大浦学氏です。いつものように普段読者が気になっていることを私がズバット聞き倒しています。


これからファンディーノへ投資を行いたいと考えている投資家に意義ある内容だと思います。IPOやM&Aを行う企業側についてもしっかりと聞いています!興味深い内容なので確認してみましょう。


ファンディーノ(FUNDINNO)インタビュー



【この記事の注目ポイント】

  • 株式型クラウドファンディングの魅力がわかる
  • 企業の審査方法や他社との差別化などがわかる
  • 新サービス導入予定となっていることで投資意欲が増す!



同社は日本で初めて「株式型クラウドファンディング」を提供した企業として知名度が高い企業です。現在も国内取引量NO.1を維持し業界を引っ張る存在となっています。


類似企業も出始めていますが同社の右に出る企業は現れていないようです。


株式型クラウドファンディングとは非上場企業の株式を取得し株主になれることです。仕組みとしてはインターネットを活用した募集を行います。詳しく知りたい方は日本証券業協会のホームページをご覧ください。


注意点としては基本的に上場もしくは企業買収(M&A)によるバイアウト構造になるため、投資を行ったあとは企業の成長を見守るしかありません。このことからも余裕資金で投資を行い、企業の成長と共に株式価値が出てきます。


仮に投資先が上場を行った場合、投資した株式の価値が数倍~数十倍に成長している可能性があります。そう考えるとワクワクしますよね。登録投資家数も増え続けていることから新しい投資先として期待している方が多いようです。


分散投資先としても最近は増えていると聞いています。


ファンディーノ公式サイト


ファンディーノ大浦学氏に質問をぶつけたその内容を大公開!

インタビューを行う機会が最近増えています。ただネットで調べればわかることを聞くのも勿体ないと思い、少し回答に困るようなこともズバット聞いてみました。


大浦学氏はメディアインタビューなどでも登壇されているためご存知の方も多いと思います。


ファンディーノ代表取締役COO大浦学さん


現在では有名になったファンディーノですが、たどり着くまでには色々と障壁があり大変だったと聞いています。自社も他社からの出資により救われた経緯があるということで、スタートアップ企業を支えたいという願いもあるそうです。


では早速インタビューに答えて頂きたいと思います。


kimukimu

ファンディーノ取扱い募集プロジェクトには新奇性ある魅力的な企業が多いと感じます。私もこれまで数百社のIPOを行う企業について記事を書いてきました。

そこで貴社に応募を行ってくる企業の情報を少し教えて頂くことはできますでしょうか。多い順にどんなカテゴリーがあるのか教えてください。また応募企業に多いビジョンなどもわかればお願いします。


大浦さん大浦さん

業種といった意味では、やはりITサービスが多いです。これは時代柄というのもあると思います。調達に至った案件では、ものづくり(テクノロジー)系の案件が多いのも特色です。またビジョン(期待)としては以下のお考えをお持ちの企業さまが多いです。

  1. B2Cの事業であれば、ユーザ兼投資もしてくれるロイヤル顧客もしくはファン投資家の獲得を目的に
  2. B2Bであれば、認知向上を目的とし、取引先を拡大し、プロダクトやサービスの完成版を目指す(スピードを上げる)目的に
  3. あとは資金調達の速さを期待して頂いているようです


kimukimu

ファンディーノでは応募企業の審査が厳しいと聞いています。どのようなことについて確認を行っているのか教えて頂くことはできますでしょうか?

企業秘密の部分があると思いますのでざっくりとした感じで構いません。よろしくお願い致します。


大浦さん大浦さん

WEBページでも公開をさせて頂いております。まずは実際に対面にて社長様にお会いし、ビジネスモデルや商品・サービス等についてのヒアリングを行うとともに、社長自身がビジネスを行うに至った理由、解決したい課題等のヒアリングも行います。

その後、各種資料およびヒアリングをもとに、財務の状況や事業計画といったものを審査しております。


kimukimu

資金調達した企業の監視やサポートなどを行っていると思われますが、貴社審査を通過した後に経営が上手くいかなくなる企業への対応などはどのように行っていますでしょうか?

投資を行った後のサポート状況について教えてください。


大浦さん大浦さん

発行者様が行う株主の皆様へのIRを我々も頂戴して確認しております。これらの発信は企業様のヘルスチェックにもなります。連絡がない企業さまには滞っている旨をきっかけにコミュニケーションを行います。また次の資金といったものについてもご相談に応じております。ファンディーノでの2回目や提携VCのご紹介などです。


大浦さん大浦さん

また、ファンディーノのHPは投資案件の開示をきっかけとして多くの投資家様に見ていただいている一種のWEB媒体でもあります。このファンディーノという媒体を通じてのプロモーションといったものも、適宜サポートさせて頂いております。具体的にはファンディーノ上での記事のご紹介や、メディアの皆様へのご連携です。

その他にも株主総会の運営管理を含めた株主管理方法など、会社の管理上発生する手続き等のご支援を実施させて頂いております。またイベントとしても、ミートアップなどの運営について、ご支援させて頂いている状況です。


まずヒアリングから入りビジネス経緯や解決したい課題などを聞く流れのようですね。そして連絡が滞っている場合はしっかりと連絡を行っていることがわかりました。


ビジネスに魅力があり将来の収益性などが魅力でも、株主総会や株主管理方法などがわからない企業もいますよね。そのためのサポートなども行っていることがはっきりとわかりました。


投資を既に行っている方へ安心できる材料となっています。当たり前のことかもしれませんが直に聞くと投資家としても安心できます。


ファンディーノ投資家が興味ある投資分野
※2016年12月5日~2019年11月30日データ


ちなみにファンディーノに投資家登録を行った方のアンケート結果が上記のようになっています。IPOでも人気のAI(人工知能)やIT関係などが投資家の興味ある分野だそうです。


確かにIPOを行う企業の初値もガンガン上がる傾向にあります。社会貢献や地域活性などに興味を持たれている方もいるようです。


株式型投資クラウドファンディングや投資スタンスについて確認

株式型投資クラウドファンディングへ投資を行う場合の心構えや投資スタンスなどについて聞いてみました。どういった方が投資を行っているの?と疑問に思っている方もいるでしょう。


この他にも、ネット情報で私が気になっていた資金募集企業とのコミュニケーションについて質問してみました。本気でエンジェル投資家を目指している方に向けた内容も含まれています。では質問を再開!


エンジェル投資家とは創業間もない企業に対し資金を行う投資家(富裕な個人)のことを指します。



kimukimu

株式型投資クラウドファンディングとファンディーノ型新株予約権の2つのサービスが行われていると思います。これによりスタートアップ企業へ投資できる機会が増えると考えています。

想定されている数値で構いませんので「1年間に取扱いが行われる企業数」を教えてください。私のブログ読者の方にも興味を持たれている方がいます。主に自己資金との兼ね合いが多いようです。


大浦さん大浦さん

現在、月に6~8件程度案件をご紹介しておりますが、この傾向はしばらく続く想定です。こちらは企業様の資金調達ニーズ等によっては増加する可能性もございます。


kimukimu

私はIPOカテゴリーのブログを運営しているため貴社サイトへ興味を持たれている投資家が多くいると考えられます。

未上場企業へ投資を行う際のアドバイスなどを教えて頂くことはできますでしょうか。継続的に投資を行いたい意向を示している読者もいるようです。


大浦さん大浦さん

1つは分散投資という考え方です。当社で調達される発行者様はシード期、アーリー期に該当する割合が多いですが、このようなステージにある発行者様においては、まだサービスができあがっていない、あるいはできあがってはいるが収益化にいたっていない会社様も多く見受けられます。そのため分散投資をしていただくことが重要かと考えられます。


大浦さん大浦さん

また、もう1つは動画にて、経営陣のご様子をご確認いただく事をお勧めしたいです。データ等で満足が得られる分析ができた場合、最後はこの人になら投資してもよいという面も必要かもしれません。


kimukimu

ファンディーノを通して資金を得ることに成功した企業との交流方法(アプローチ方法)があれば教えてください。

  1. 投資を行った後に投資家ができることは応援することだけでしょうか?
  2. 株主総会以外にも代表者などにお会いする機会があるのでしょうか?

メールを送り代表者とお会いできた方もいたように聞いています。投資家とスタートアップ企業の接点などの情報があれば教えてください。


大浦さん大浦さん

当社プラットフォーム上の機能面としてはマイページにある「プロフィール公開」機能をご利用いただくことになります。こちらは投資家ご自身のプロフィールを公開すると、企業側からコンタクトがとれる仕組みです。投資家の皆様が自ら投資されたスタートアップを手助けしたいという思いから実装された機能です。


大浦さん大浦さん

また、投資家の皆様の中ではfacebook等の公開情報でコンタクトを取られて、面会されたという話も伺っております。また投資成功された企業様のすべてが行っているわけではありませんが、投資成約後に「meet up」を行う場合があります。このmeet upに参加いただけると直接代表等とコミュニケーションを行うことができます。


投資家のプロフィールを公開することで企業側からコンタクトが取れる仕組みになっていることは知りませんでした。私は既に投資を行っていますが自身のプロフィール詳細の入力を改めて確認してみると30%未満しか入力していませんでした。マジか!


インターネットやSNSなどで投資企業と交流している情報をたまに確認していたため、どのように交流しているのか疑問でした。


ファンディーノ投資家年齢層


同社へ投資を行っている「投資家の資産」や「投資家の年代」は上記のようになります。年齢は30代~40歳が多いようですね。


社会貢献の意味もあると思いますが、自分にはできなかった夢を追いかけているスタイルに好意を持つ投資家も多いようです。夢を追いかけ成功する方に憧れが誰しもあるはずです。


ファンディーノ公式サイト


ファンディーノへ投資するにはいくら必要?他社との差別化を聞いてみた

ファンディーノ(FUNDINNO)への投資金について伺ってみました。類似企業で私も過去に投資募集に参加したユニコーン(UNICORN)という企業が5万円からの投資が可能でした。


そのため同社でも5万円からの投資だと複数の企業へ投資できるため魅力的だよね。といった話を読者としたことがあります。


その思いをインタビューでぶつけてみました。価格については柔軟に対応というお言葉を頂いています。もしかすると今後価格帯の変更が行われるかもしれません。


ファンディーノ大浦学さん社内画像


スタートアップ企業への投資はハイリスクハイリターンになりがちなので5万円という価格帯で投資を行いたい方の需要は多そうですね。


では続きの質問です!


kimukimu

スタートアップ企業への最低投資額が今後低くなることはありませんでしょうか?読者の中には投資を行いたいと考えている方もいますが、現在の最低投資金額である10万円前後の価格に悩む方もいるようです。

また複数の企業へ投資を行ってみたいため5万円前後の投資額だと嬉しいといった話もあります。逆に50万円以上の投資を行いたい方もいるようです。価格設定について今後変更予定があれば教えてください。


大浦さん大浦さん

スタートアップ企業の社長さまとの協議次第ですが、価格については柔軟に検討していく予定です。一方で50万円までというのは、法律上の制約であるため当社の判断のみでは変えることができませんが、50万円以上投資したいというニーズがあるのも事実ですので、官公庁等へ法の改正を要望していく予定です。


kimukimu

株式投資型クラウドファンディングを行う企業はいくつか存在していますが、他社と差別化したいところは何処でしょうか。また、業界最大規模を誇る貴社が今後取り入れたい新サービスなど予定されているものはありますでしょうか。


大浦さん大浦さん

一番の差別化は、沢山の投資家の皆様と発行者様が既におられることです。皆様のおかげでプラットフォームとして成り立っております。その結果が、発行者様の様々な成長につながり、イグジットにつながってくると考えております。


kimukimu

大浦様へ直接の質問になります。ズバリ!日本クラウドキャピタル又はFUNDINNOがIPOを行う可能性はありますでしょうか?さらに貴社が目指す将来像などを教えてください。


大浦さん大浦さん

あります!スタートアップである以上EXITは目指しております。将来的にはファンディーノだけではなく、総合的なスタートアップ支援企業として成長していきたいと考えておいます。


少し気分がのってきた私は、ファンディーノの運営会社である日本クラウドキャピタルが上場するのでは?と思って聞いてみました。他社を上場に導く事業を行っているため自社が上場を(IPO)を行う可能性もあると考えたんですよね。


するとファンディーノが上場する可能性もあるとのことで面白いと感じました。もし上場すれば人気になるでしょうね。インタビューすると生の声を聴くことが出来るため貴重な情報源になります。


また投資家間で今回のような話題をシェアできる時代となっているため早速広めていきたいと思います!


もっと詳しく知りたい

ファンディーノの詳細情報を知りたい方は下記記事にまとめているので参考にしてください。実際に投資を行いその後の流れも掲載しています。

FUNDINNO(ファンディーノ)の評判がいいのに審査が厳しい?上場で儲かる可能性



ファンディーノで未上場株を売買できる日が近いぞ!株主コミュニティー制度を利用

同社への質問は次で最後になります。最後の質問ということで私が事前につかんでいた情報を大浦学氏にぶつけてみました。これは今後企業成長に関係する大きな情報なのではないかと感じています。


ファンディーノへ投資を行った方に有益な情報が含まれています!


ファンディーノ株主コミュニティー制度


その内容は以下になります。未上場株を売却できるスキームができると聞いたんですよね。


kimukimu

ファンディーノでは「IPO」や「バイアウト」以外に株式を売買できる市場を作りたいと聞いたのですが、そのようなプラットフォームは可能なのでしょうか?また可能であれば何年後にリリースとなる予定でしょうか?

市場が開けるのであれば投資家が殺到しそうだと考えています。個人的にも上場企業のように未上場株が売買できるスキームがあると新しいマーケットができ嬉しく思います。


大浦さん大浦さん

株主コミュニティ制度を利用することで可能です。以前も国内にはグリーンシートという市場がございました。一方でこれらの市場をリリースするためには、認可と当社でのシステム開発が必要となります。

そのため、最低でも2年程度の期間が必要になってくると思われます。このサービスは一刻も早く投資家の皆様にお届けしたく、場合によっては一部機能の実装のみでリリース等も検討したいと考えております。


一部の投資家の間では既にもり上がっている話題です。私も非常に興味があり絶対に聞きたいと思う質問でした。


最低でも2年程度必要になるそうなのでこれから投資を行っておけば育つ投資先も多そうです。グリーンシートを知っている方はわかりやすいと思いますが、非上場企業の株式を昔は売買できていました。グリーンシート市場は平成30年3月31日に廃止されています。


新サービスの導入が行われた場合は凄いことになりそうですね。頻繁に売買が行われることはないかもしれませんが、未上場株を売却できる市場ができれば投資家の層も分厚くなりそうです。


企業成長と共に株価がさらに高くなる可能性もあり投資魅力が増えます。逆に業績が酷かったり結果を出せない企業も出てくるかもしれません。プロ投資家の参戦もあり得ることから色々と期待したいと思います。



上場を目的にした資金吸収の他にもM&Aを目的としてバイアウトしたいと考える企業も出てきています。中には株主優待をはじめから設定している企業もあり面白いと感じます。


ファンディーノでは既にEXIT(イグジット)した企業も出始めていることから投資妙味はあると考えています。実際に出資を行うとIRや業績などを確認することが出来ます。


投資を既に行っている方の中にはプロの投資かもいますし、私のように一般投資家もいます。またエンジェル税制を導入予定の企業へ投資を行うと税制上の優遇を受けることが出来ます。


いかがだったでしょうか?少しワクワク感を体感できたらと思いインタビューさせて頂きました。ファンディーノ様、そして大浦学様にも大変感謝しております。


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FUNDINNO(ファンディーノ)

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