AnyMind Group(エニーマインドグループ)[5027]のIPOがマザーズに新規上場承認されたのでご紹介したいと思います。売上は伸びていますが赤字企業となっています。


主幹事はみずほ証券と三菱UFJモルガン・スタンレー証券が共同で務めます。公開株数7,546,500株、オーバーアロットメント1,131,900株と上場規模も大きいようです。


上場による吸収金額は想定発行価格1,150円から計算すると約99.8億円になります。


AnyMind Group(エニーマインドグループ)[5027]IPOが上場承認
※エニーマインドグループ公式サイト引用


赤字上場になり人気業態と考えても初値は厳しいと思います。2022年12月の業績予想では営業損失が-2.53億円となるそうです。


売上は増加傾向にありますが、エンジニア及び営業人員への先行投資を行っているため赤字になるようです。これを強気と考えて良いのかわかりませんが、初値ではあまり人気が見込めないかもしれません。


同社はブランドコマース領域におけるワンストップソリューションの強化を行い、国内向けのサービスだけでなく、海外クリエイターや法人クライアントに対する支援も行います。


上場承認時の情報では13ヶ国で事業を行っています。アジア市場での収益が見込めると考えており上場後も同じスタンスで取り組むようです。


設立からわずか2年数ヶ月のスピード上場承認になりますが、一度も黒字化したことはないようです。エニーマインドグループも上場タイミングが早い気がします。


東証市場再編前の駆け込み上場が多く、微妙な銘柄が増え続けているように思います!


AnyMind Group(エニーマインドグループ)IPOの上場基本データと引受幹事について調べました

項目上場基本データ
上場日上場中止
市場マザーズ
業種情報・通信業
事業内容ブランド企業向けマーケティング支援、パブリッシャー及びクリエイター向け収益化支援、D2C支援に関するプラットフォームとサービスの開発・提供
ブックビルディング3月14日~3月18日
想定価格1,150円
仮条件3月11日
公開価格3月22日
初値結果
企業情報https://anymindgroup.com/ja/
監査人PwCあらた有限責任監査法人
手取金の使途
  • 運転資金
  • 事業拡大のための人件費


項目株数データ
公募株数3,868,100株
売出株数3,678,400株
公開株数(合計)7,546,500株
オーバーアロットメント1,131,900株
上場時発行済み株数55,436,900株(公募分を含む)
想定ベースの時価総額約637.5億円
幹事団みずほ証券(共同主幹事)
三菱UFJモルガン・スタンレー証券(共同主幹事)
SBI証券
松井証券
SMBC日興証券
岩井コスモ証券
委託見込SBIネオトレード証券
auカブコム証券


AnyMind Group(エニーマインドグループ)の事業内容と上場に伴う評判を考察してみました

想定発行価格1,150円を基に吸収金額を算出すると約86.8億円となり、オーバーアロットメントを含めると約99.8億円規模の上場となります。新興市場では荷もたれ感が強い吸収金額です。


売出株は代表者の十河宏輔氏とベンチャーキャピタル複数社、そして法人や個人になります。


同社グループはブランド構築や生産管理、メディア運営、ECサイト構築・運営、マーケティング、物流管理等のソリューションをワンストップで支援するプラットフォームを提供しています。


地域別売上収益比率を確認すると日本45%、東南アジア40%、インド・中華圏等のその他地域14%となっています。


AnyMind Group(エニーマインドグループ)の業績
※有価証券届出書引用


AnyMindグループは13ヶ国(地域)において事業展開を行い、マーケティング支援とパブリッシャー及びクリエイターを軸に、EC戦略やECサイト構築運用、生産管理、物流管理に至るまでを提供します。


法人クライアントや個人の事業支援を行うテクノロジーカンパニーになります。


同社プラットフォーム上で様々なデータを活用し、一気通貫で事業支援を行える特徴があります。利用者はビジネスをよりシンプルに行えるようになります。


AnyMind Group(エニーマインドグループ)IPOのネットワーク
※有価証券届出書引用


同社はインターネット関連事業の単一セグメントになりますが「ブランドコマース」「パートナーグロース」の2つの領域を行います。


ブランドコマース領域では、インフルエンサーマーケティング等のマーケティングに加えて、ECとD2C領域を中心にブランドの設計・企画を行います。


また、生産管理やECサイトの構築・運用、物流管理に至るまでのバリューチェーン全体を「ブランドコマース」と定義し、その各プロセスでサービスを提供しています。


AnyMind Group(エニーマインドグループ)IPOの販売実績
※有価証券届出書引用


パートナーグロース領域では、インターネットメディアやモバイルアプリ運営事業者などのパブリッシャーやクリエイターを中心とするパートナーに対して、データ解析や収益化支援、ユーザーエンゲージメント向上支援を行っています。


この2つの事業の他には「その他」があり、タイ国で従業員の勤怠管理ツール提供やエンジニア人材等の採用支援を行う人事部門向けソリューションの運営を行っています。


AnyMind Group(エニーマインドグループ)の株主状況とロックアップについて調べました

会社設立は2019年12月26日、東京都港区六本木六丁目10番1号に本社を構えます。社長は十河宏輔氏(1987年4月07日生まれ)、株式保有率は40.14%(23,400,000株)です。


従業員数7人で臨時雇用者0人、平均年齢35.1歳、平均勤続年数2.5年、平均年間給与8,700,000円です。連結従業員数は1,027人で臨時雇用者はいません。同社グループ外への出向者、グループ外から同社への出向者は従業員数に含まれていません。


連結会社のセグメントはインターネット関連事業の単一セグメントになります。


氏名又は名称所有株式数(株)所有株式数割合(%)ロック
十河 宏輔23,400,000株40.14%
小堤 音彦6,000,000株10.29%
株式会社SMBC信託銀行4,260,000株7.31%
JATF VI(Singapore) Pte. Ltd.4,171,800株7.16%
JAFCO Asia Technology Fund VII Pte. Ltd.3,023,400株5.19%
渡邊 久憲1,167,600株2.00%
大川 敬三1,074,600株1.84%
※株主上位7名の状況、△表示は新株予約権を表します


上位株主には180日間(2022年9月25日まで)と360日間(2023年3月24日まで)のロックアップが付与されています。ベンチャーキャピタル等に対しては180日間となっています。ロックアップ解除倍率の設定はありません。


第三者割当等による割当を受けた者との間には継続所有等の確約を行っています。


親引けは行われません。


AnyMind Group(エニーマインドグループ)IPOの初値予想と幹事引受け株数をチェックしました

大手初値予想は仮条件発表後に掲載を予定しています。しばらくお待ちください。


最新業績予想の他、仮条件発表後のPERやPBRなども後日追記します。


幹事名割当株数引受割合
みずほ証券(共同主幹事)-株-%
三菱UFJモルガン・スタンレー証券(共同主幹事)-株-%
SBI証券-株-%
松井証券-株-%
SMBC日興証券-株-%
岩井コスモ証券-株-%


先行投資の部分が多いと思いますが今期第4四半期も赤字予想が出ています。人気があるとは考えていませんが、当選を狙うのであれば主幹事のみずほ証券と三菱UFJモルガン・スタンレー証券からの申込みを優先しておきましょう。


三菱UFJモルガン・スタンレー証券のほうが個人投資家に優しいイメージがあります。特に店頭だと配分の可能性が高いでしょう。また委託経由でauカブコム証券でも取り扱が期待できます。


後期型抽選なので気になる方は申込んでおきましょう。抽選参加と購入申込の2段階が必要なのでとりあえず抽選に参加しておくことも可能です。岩井コスモ証券も同様に後期型抽選になります。


抽選参加後に利益が見込めないと思ったら購入申込を行わなければ良いだけです!




株式で利益を狙えない時は他の取引で楽しむこともできます。ヒロセ通商だと取引数によりにより食品などを頂くことができます。


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ポンド円取引やタイアップ特典などを利用すると7,000円~9,000円が貰えます。取引量を増やせば数十万円分のキャッシュバックも可能です。


詳しくは下記記事で説明しています。ゾロ目キャンペーンは裏技を利用しておきましょう!




類似企業のPERやPBRを調べました

類似企業とPERやPBRは仮条件発表後に記載したいと思います。


類似企業PER
PBR
PER-倍PBR-倍
PER-倍PBR-倍
PER-倍PBR-倍

ストックオプションの株数や発行価格を調べました

ストックオプション行使期間株式の数発行価格
普通株式が金融商品取引所に上場された日から4年間1,663,200株81円
普通株式が金融商品取引所に上場された日から4年間64,800株81円
2022年12月29日~上場後4年間を経過した日まで1,705,200株81円
2022年12月29日~上場後4年間を経過した日まで166,200株81円
2022年9月30日~上場後4年間を経過した日まで109,200株81円
2022年9月30日~上場後4年間を経過した日まで27,600株81円
2021年12月01日~2028年11月30日まで2,594,400株81円
普通株式が金融商品取引所に上場された日から4年間385,200株1円
2023年7月15日から上場後4年間を経過した日まで13,200株195円


新株予約権による潜在株式数は6,729,000株となっています。また発行済株式総数51,568,800株の13.0%に相当するそうです。


潜在株数が多く投資妙味はあまり感じられません。


AnyMind Group(エニーマインドグループ)IPOの評価と申し込みスタンス!まとめ

AnyMind Group(エニーマインドグループ)のIPOは消極的参加になると思います。


唯一無二的な何かがあれば良いのですが、上場ゴール感があります。上場してもいつ黒字化できるか?と感じます。


AnyMind Group(エニーマインドグループ)[5027]IPOの評価
※エニーマインドグループ公式サイト引用


Saasやサブスクリプションのビジネスではないため赤字状態で投資を行うには不安があります。


また、取引先の多くが年度末に予算配分を行うことが多く、年度末に売上収益が集中する傾向にあるそうです。日本国内とインドは主に3月、その他海外では12月に売上収益が集中するそうです。


さらに、各国の現地通貨で資産・負債を保有しているため、連結財務諸表を作成する場合は現地通貨を円換算する必要があるそうです。為替予約等は行っていないそうです。


そのため地政学リスクなどによる為替の影響も多少考えておいたほうがよさそうです。個人的にはあまり乗り気にならないIPOだと感じています。


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