TECROWD(テクラウド)で37号ファンドの「White House in Chaikina phase2」が登場しました。27号ファンドのフェーズ2にあたるファンド組成になり、竣工後に売却を行う転売型ファンドとなっています。


27号ファンドは海外ファンドとして初の元本償還となります。フェーズ1の募集金額は3.2億円と巨額だったことを覚えています。今回は更に規模が大きくなるそうなので考察してみました!


TECROWDの37号ファンドWhite House in Chaikina phase2
※TECROWD公式サイト引用


サービスリリースは2021年4月01日からになり、現時点の1年7ヶ月間で海外26ファンド、国内10ファンドの計36ファンドをリリースしています。


総調達額は50億円を突破し勢いにのる企業だと言えます。同社によれば国内6ファンドは全て想定通りの利回りで提供でき既に元本償還となっています。


これまで配当遅延もなく想定通りの運用かつ配当支払を実施しています。


ファンド組成金額が大型になることもありますが全て完売する凄い企業だと思います。利回りが高く個人投資家を中心に人気があるようです。


利回りに関してはサービス開始時だけ高く設定されていると考えていましたが、現在はより高い利回りの提供を行っているヤバイ企業だと思います。


新興国への投資になるためリスク面も考慮しなければなりませんが、ファンドは常に満額で成立しています!


TECROWD37号ファンド「White House in Chaikina phase2」について調べてみました

「White House in Chaikina phase2」について詳しく調べました。


フェーズ1の27号ファンドは早期償還となっており当初想定されていたら利回り10.5%が11.9%になっています。※年利計算


TECROWD37号ファンドフェーズ2
※TECROWD公式サイト引用


項 目その内容
募集金額483,200,000円
想定利回り年利9.50%
募集期間2022年11月25日~2022年12月20日
運用期間2022年12月21日~2023年12月20日
※12ヶ月
配当日(予定)2024年1月20日
最小投資金額100,000円
※37号ファンドの募集内容


建築確認の取得が早まったことを受け、予定が早められ物件売却を行い、元本償還および配当支払を実施しています。


運用期間の短縮となっていますが、配当金は想定運用期間で算出されているため利回りが高くなっています。本来の運用期間は8ヶ月になり、実際には7ヶ月2日になります。


そして、今回の37号ファンドでは建物を建築中の段階で購入し、新たなファンドを組成し投資家に提供しています。このような理由からフェーズ2となっています。


TECROWD37号ファンドの劣後出資割合
※TECROWD公式サイト引用


劣後出資は120,800,000円となっているため出資総額604,000,000円から計算すると20%になります。


また、本物件は竣工後に現地同社グループ企業に売却を予定しています。仮に売却できない場合は契約期間の延長、売却先の再検討、もしくはTECRAの固有財産に振り替えられます。


この辺りは企業規模が大きいため安心できると考えています。格付けが付いたグローバル企業ですからね。


ファンド募集は先着順になるため興味がある方は投資家登録(口座開設)を行っておくことをお勧めます。


また、直近でウクライナ復興住宅支援プロジェクトの第2回目が行われています。こちらはTECROWDの口座開設を行っていなくても寄付が可能です。


支援してみたい方は下記記事を参考にして頂ければと思います!!




White House in Chaikinaの投資対象地域を確認してみました。高級レジデンスを建設!

White House in Chaikinaシリーズの投資対象地域は、カザフスタンの旧首都アルマティ市中心地にほど近い高級住宅街となっています。


アルマティ市の中でも比較的標高が高い場所に位置し、空気が澄んだ大変環境の良い人気のエリアだそうです。


カザフスタンのアルマティ市の画像
※TECROWD公式サイト引用


カザフスタンは世界第9位の広大な土地を有し天然資源に恵まれた地域です。


石油やガス、石炭、ウランなど豊富な天然資源があり中央アジアを代表する経済大国となっています。また失業率が低く実質GDPの上昇や巨額の国家石油基金を保有しているとされています。


アルマティ市は1997年に首都がヌルスルタン市に移転されても引き続き経済や教育、文化の中心地となっているそうです。


アルマティ市は住宅需要が多いとされていますが、供給が追い付いていないとされています。高級な住宅のほうが需要が高かったりするそうです。


それに伴い住宅ローン供給も大幅に増加傾向にあります。近年は民主化が進んでいることで資源を活かした政策などに期待できる環境と言えるのかもしれません。


対象物件周辺の売買相場については平米単価464,661円が平均となり、本案件は販売平米単価408,332円で合意済みだそうです。売却先に困るような販売価格ではないようです。


White House in Chaikina phase2のファンドスキームを確認してみました

White House in Chaikina phase2のファンドスキームは簡単です。


転売型ファンドになり、同社グループ企業から全26区画を建築中の状態で取得し、ファンド運用期間終了後に同社グループ企業に売却するだけです。


White House in Chaikina phase2のファンドスキーム
※TECROWD公式サイト引用


フェーズ1では開発用地を取得し、建物の建築確認を取得するための必要資金でした。


フェーズ2では対象となる建物ができあがり売却されるまでの転売型ファンドになります。ファンド償還後は現地居住者へ売却が行われる予定となっています。


簡単なファンドスキームとなっていますが、投資前にファンド内容を確認しておきましょう。


建設監修会社はドイツに本社をおく「KVLグループ」となっています。カザフスタンのアルマティ市内で15年以上にわたり不動産開発の実績がある企業となっています。


また、投資家の投資リスクを下げるために優先劣後構造を採用し劣後出資20%になっています。劣後出資はファンド毎に異なります。


TECROWD(テクラウド)37号ファンドのまとめ!真似しにくいファンド組成

TECROWD(テクラウド)は中央アジアで多くのプロジェクトを行っています。代表的な地域はモンゴルやカザフスタンです。


日本に比べると原価が低く収益率も高く設定できることから、高利回りファンドの提供が可能となっているようです。また、現地では持ち家のニーズが高く住宅がすぐに完売すると聞いています。


インベスコアグループ
※TECROWD公式サイト引用


同社の公式ページによればグループ企業が世界にあるとわかります。日本には3社ありクラウドファンディング事業の他、神奈川、東京、大阪を中心に請負事業と開発事業を展開しています。


モンゴルには15社存在し金融や不動産開発、不動産運営管理業などを行っています。


インベスコアグループはモンゴルやカザフスタンを中心に不動産開発に強みを持つとされ、土地の仕入れから建設、販売、管理などワンストップで行える体制が整っています。


グループ内に金融機関を有していることで日本の投資家も円建で投資できると伺っています。そのため他社には真似しにくいファンド組成だと言えそうです。


しばらくはこの環境が続くと考えていますが、状況によっては利回り低下となる可能性があります。興味がある方はなるべく早い段階から投資を行っておくとリターン率が高いと思います。


日本が対象となる不動産投資型クラウドファンディングの平均は5%前後だと思います。同社の1号~35号ファンドの平均利回りが9.02%なので同じ金額を投資する場合は大きな差が生まれます。


37号ファンドは異なりますが、対象不動産の空室リスクを避けるためマスターリース(一括貸し)契約も行っています。賃料が発生するファンドも面白いと思います!




TECROWDについてさらに詳しく知りたい方は下記記事でまとめています。インタビューもさせて頂いているため記事内でご紹介しています。


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