株式投資型クラウドファンディング(ECF)は投資上級者向けの投資です。理由としては投資を行ってもリターンが必ず見込める訳ではないからです。


趣味で投資を行っている方は良いと思いますがリターンが数年先になる可能性が高く、余裕資金を多く持っていない方への投資は勧められません。


株式投資型クラウドファンディング(ECF)で儲かる


しかし、最近では5万円~10万円の小額投資が可能になっているため株式投資型クラウドファンディングが盛り上がりを見せています。


とは言えリスクが大きな投資になるため仕組みを理解した投資家のみが投資を行うべきでしょう。多くの投資家はリターンを求めつつ、投資を行った企業の成長を一緒に楽しむことを願っているようです。


実際に投資を行った企業が成長しEXTI(エグジット)を行えば投資成功となります。しかりリスクを本当に理解している投資家はどれほどいるのでしょうか?


株式投資型クラウドファンディング(ECF)を使った投資ができる企業は何処?

株式投資型クラウドファンディングと言えばファンディーノ(FUNDINNO)という企業が日本国内で最大規模の取引量になります。ファンディーノは私も投資を行っており、私のメイン投資のIPOとも関係があります。


IPO投資は上場する段階で一般公開前に株式を買付けるため、リスクが少なくハイリターンを得ることが可能な投資方法です。公開価格で株式を取得し初値で売却する投資になります。


ファンディーノ(FUNDINNO)


株式投資型クラウドファンディングの場合は上場する意向があるけれど、本当に上場するのかわからなない段階で投資を行います。そう考えるとリスクがかなり高いと考えられます。


投資を行っても資金が返ってくる可能性が低いと考えられるからです。しかし、そこにはIPOとは違った企業成長を一緒に体感できる楽しみがあります。IPO投資でも有名なメカニックさんは専業(専門家)として株式投資型クラウドファンディングを楽しまれているため凄いです。


資金力がないと複数の企業へ投資を行うことは難しいですが、個人投資家の方もECF投資を好んでされている方が増えています。個人投資家の力を借りECF活動を盛り上げたいとファンディーノ代表取締役の大浦学氏も仰っているようですね。


株式投資型クラウドファンディング(ECF)の仕組み


お金や株主登録の流れは上記のようになります。ファンディーノのような事業者を通すことで個人投資家が投資できる環境を提供しています。


また投資家をエンジェル投資家と呼ぶこともあり、創業間もない企業に投資を行う投資家を指します。本来は富裕層を対象とした投資でしたが現在は一般投資家が参入できる環境が出来上がりました。


FUNDINNO(ファンディーノ)については別記事でまとめているので参考になればと思います。




また代表取締役の大浦学氏にインタビューを行い、色々と聞き倒しているので株式投資型クラウドファンディングに投資を考えている方は下記インタビューも参考にしてください。




潜在的な投資家も増えているようなので日本でもECF投資が積極的に行われるはずです。海外では一般的な投資でも日本ではまだ知名度が低いと考えています。

ユニコーン(UNICORN)でも株式投資型クラウドファンディング投資ができるんです!

ユニコーンはファンディーノに次ぐ企業になると考えています。そのユニコーンでもECF投資が可能です。こちらも実際に投資を行っていますがファンディーノに比べると取扱い数がまだ少ないです。


少ない理由は単純に会社設立の問題だと思います。ユニコーンは上場企業のZUU(4387)と資本提携を行ったことで取扱い企業が増える期待があります。


投資の仕組みは変わりませんがユニコーン(UNICORN)へ投資を行うと株主優待が付いてくるメリットがあります。


ユニコーン(UNICORN)株主優待


私が投資を行ったオリーブ技研からはたまごが届きました。10万円~50万円の投資を行った全ての方に株主優待が付いていました!また50万円以上の投資は法律で規制されているため上限投資が50万円になります。


株式投資型クラウドファンディングを行っている企業は全て同様です。ユニコーンについて調べた記事は下記になります。投資を行った企業の詳細は興味があれば参考にしてください。






エメラダ・エクイティーとGoAngelでも投資ができる!

エメラダ・エクイティへの投資も試みましたが私が投資口座開設申込みを行いはじめて断られた企業です。色々と調べてみると年収600万円以上の投資家だけが口座を開設できたようです。


私は地方の会社員なので給与低いんですよね。保有資産はIPO投資のおかげである程度貯まっています。過去に書いた記事があるので興味があればどうぞ!




しかし、エメラダ・エクイティはユニバーサルバンクに事業譲渡されてしまい投資が出来ないようです。


最終的には発行総額2億335万円で発行件数8件の記録だけが残っています。また仮称で「Angelbank Convertible Equity」という運営名で事業を行うようですが、記事作成段階では企業存続の確認ができません。


GoAngelの株式投資型クラウドファンディング(ECF)投資


GoAngelはDANベンチャーキャピタル株式会社が行っている株式投資型クラウドファンディングになりファンド募集を行っています。しかし、取扱い数が現在のところ止まっているため口座開設を行っても投資できない状況です。


規模が小さいため上場を考えた場合は難しそうなイメージがあります。利益を狙うのであればファンディーノやユニコーンがお勧めでしょう。


運営企業も資本がなければシステム等の初期投資で資金が枯渇してしまい、運営も大変だと思います。


【追記】
GoAngelはCAMPFIRE Angels(キャンプファイヤー エンジェルス)にサービス名を変更することになりました。また、CAMPFIREグループになり企業規模を拡大し株式投資型クラウドファンディングを行っています。

代表者にインタビューも行わせて頂き企業が取り組むスタンスがわかってきました。詳しくは下記記事からご確認をお願い致します。

【評判と評価】CAMPFIRE Angelsに投資したら儲かる?最大のデメリット


株式投資型クラウドファンディング(ECF)でEXITが成功した実例を探してみた結果

株式投資型クラウドファンディングの成功事例はファンディーノで取り扱われた2案件があります。漢方生薬研究所が日本初のEXITになり、2社目がnommoc(ノモック)です。


株式投資型クラウドファンディングEXIT成功例


漢方生薬研究所は出資者457人で目標募集額1,200万円でしたが実際に集まった資金は2,925万円でした。私は地味すぎる事業だと思って投資をしませんでしたが日本初のEXIT案件になりました。


またnommoc(ノモック)は目標募集額1,600万円でしたが5,000万円を集めています。出資者は254人となっていることから大きな投資をされた方が多かったようです。


漢方生薬研究所とnommoc(ノモック)の売却益は1.5倍になります。しかし面白いことが起きています!


【nommocが相対取引を引受けた理由】

株式会社nommocは2018年6月にFUNDINNOを通して254人のエンジェル投資家から50,000,000円の資金調達を完了しています。およそ80人のエンジェル投資家が、買い手である数社の法人等と株価1.5倍の価格で取引を行いました。結果としてFUNDINNO投資家は1株50円の株を75円にて売却し、1年9カ月で株価が1.5倍のEXIT事例となっています。

今回の取引の背景としては、株式会社nommocと買い手との事業シナジーの可能性があったこと、創業初期を支えてくれたFUNDINNO投資家へのリターンが発生することが挙げられます。

※公式サイト抜粋


上記からわかるのは254人の投資家のうち80人しか株式を譲渡していないことです。私が株主であれば多分売りません。理由としてはEXITできる実力がある企業の株価は今後も上昇する可能性が高いからです。


他の案件に投資するよりも保有し続けることのほうが利益につながると考えられるからです。売却された投資家は確実性を求めただけでありそれが失敗とは思いません。


売却しなかった投資家も企業破綻にならないとは言えないため上場するまで成功とは言えないでしょう。ただ株主は四半期決算情報を見ていると思うので売上や利益の推移がわかりますよね。この辺りを精査すれば売却なのか保有し続けるのか判断できそうです。


投資をされていた方はどちらにしろ成功でしょう!

企業破綻が起きてしまい投資家が損失を被る事件が発生している

実は成功事例ばかりではありません。ファンディーノでは累積成約件数87件中2件がEXITとなりましたが、実は破綻事例も2件存在します。そう考えるとリスクがあると思います。※2020年4月01日現在


ファンディーノ(FUNDINNO)企業破綻数


ファンディーノのホームページによると「英国のCrowdcube(クラウドキューブ)では2011年~2018年までに4%の企業がEXITし15%の企業が破綻」しているそうです。


ファンディーノではサービス開始から現時点で2.3%のEXITと2.3%の破綻という結果になっています。結構優秀な数値だと思いますが長期的なデータが欲しいところです。


今後、取扱い数が増えていくことで数値も正確になるはずです。


株式投資型クラウドファンディング(ECF)に投資を行った人はIPO投資家が多い?

株式投資型クラウドファンディングが人気になったのはIPO投資家が一役買っていると考えています。IPO投資を楽しんでいる投資家の中には資金が有り余っている方がいます。


またIPOが当選しないため、上場前に投資をしてしまえば利益が出るのではないかと考えた方も多いようです。


株式投資型クラウドファンディングとIPO投資


逆に不確実性が高く株式投資型クラウドファンディングなんて興味がない方もいるはずです。それはそれでよいと思います。自分の目標を持った投資を行いリターンを得るスタイルは大事です。見失うと投資の世界では負ける可能性が高いです。


それに投資を行いEXTIするまでに時間かかることが多いため、余裕資金で投資を行わなければなりません。例えば為替や株であれば一時的に資金を用意できれば、売ったり買ったりすることですぐに現金化できます。


株式投資型クラウドファンディングへの投資はいつEXTIするのかわからないため、現金化できるタイミングがわかりません。それに利益が出るのか損失になるのかさえ投資家にはわかりません。


考えてみればリスクをかなり背負う投資なんです。先ほども書きましたが、ハイリスク投資でも企業と一緒に成長できる感覚や感動は投資した人だけのものです。


投資先の企業の社長と懇親会を開いたり、個別にSNSのやり取りを行っている投資家もいます。そのような環境を手に入れた投資家は積極的に今後も投資を行っていくことでしょう。


東京では投資家イベントも行われているため羨ましい気持ちもあります。地方に住んでいる私は寂しい限りですが細々と今後も投資を行って行きたいと思います!


また新型肺炎により資金が集まらないかもしれないと考え、募集案件を確認してみると満額成立となっています。かなり心配していましたが心配することなく上限応募額に達していました。


ファンディーノMinoru案件


投資家の皆様のお力添えにより、起業家に勇気と希望をお届けすることが出来ました。投資家の皆様が起業家を応援してくださる様子から、我々が日本クラウドキャピタルを起業した時のことが思い出され、胸がいっぱいになりました。

当時、日本で初めて株式投資型クラウドファンディングをスタートするべく、取扱業者としての登録承認を受けるために、組織体制の構築などに取り組む必要がありました。しかし、いつ登録承認を受けることができるかわからない状況の中、キャッシュアウトが進み、「何もできないまま当社は終わってしまうのではないか」という恐怖と不安の中にいました。

そんな我々に、手を差し伸べてくれたのは投資家の方々でした。我々が辛い時に手を差し伸べてくれた投資家の方々への感謝の気持ちは、絶対に忘れることはできません。

我々の想いと行動を、支えてくださる投資家の皆様には感謝の気持ちでいっぱいです。我々、日本クラウドキャピタルは、困難な状況の中でも活動を止めず、起業家を応援し続けてまいります。そして、その行動を支えてくださる投資家の皆様には、今後もより一層のサービスの向上を必ずや実現させることをお約束します。



上記は新型肺炎の影響から投資金が集まらないのではないかと考えていたことが伺えます。しかしその逆で投資家の投資意欲が旺盛だったようです。


私は投資を行うことは躊躇してしまいましたが個人投資家の力も侮れないと感じます。


株式投資型クラウドファンディングへ投資を考えている方はFUNDINNO(ファンディーノ)で口座を開設しておくと取扱い案件が多いため楽しめると思います。余裕資金がある方が羨ましいですね。ハイリスク投資だけど実は楽しみがある投資となっています。


ユニコーン(UNICORN)だと5万円からの投資から出来ることになっています。クラウドファンディング投資は行政が認めていたり積極的に応援している自治体もあるため益々盛んになると考えています!

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