ダイレクトマーケティングミックス(7354)のIPOが東証に新規上場承認されたので詳しく情報をご紹介したいと思います。今回も業績や上場規模などを確認しIPO抽選に参考になるような情報を自己評価してみたいと思います。


主幹事はみずほ証券とSMBC日興証券が共同で執り行います。売出し株数は7,845,900株、オーバーアロットメント1,176,800株です。上場規模は想定発行価2,980円から計算すると約268.9億円になります。


ダイレクトマーケティングミックスIPO上場承認と初値予想
※ダイレクトマーケティングミックス公式サイト引用


キオクシアホールディングス(6600)の前日に上場するため救われた感があります。ただ想定発行価格が大きく引き下げられた場合は東証1部上場とはならないかもしれません。


現在のところ東証1部への上場が濃厚でしょう。今回はインテグラルが売出し株を行うIPOになっています。ベンチャーキャピタルも地合いが良い状況で売り逃げしたいところでしょう。


事業の性質上パートやアルバイトが多いため個人的には懸念することもあります。業績などは問題ありません。IFRSを採用しているための連携上などには気を付けたいと思います。


IPO売却で利益が大きく出るとは思っていませんが、上場後はジリジリ株価が上げるタイプかもしれません。


ダイレクトマーケティングミックス(7354)IPOの上場基本データと引受幹事

項目上場基本データ
市場東証1部又は2部
業種サービス業
事業内容 ダイレクトマーケティングを通じた営業ソリューションサービスの提供
上場予定10月05日
ブックビルディング期間9月16日~9月24日
想定価格2,980円
仮条件2,400円~2,980円
売出価格9月25日
初値結果
企業情報https://dmix.co.jp/
監査人EY新日本有限責任監査法人


【総資産に占めるのれんの割合が高いことについて】

当社グループは、APファンドからのLBOを用いた出資の受入及びその後のインテグラル株式会社の関連ファンドであるインテグラル3号投資事業有限責任組合及びInnovation Alpha L.P.からのLBOを用いた出資の受入の際、金融機関から借入を実施しております。

その結果、非流動資産にのれんを計上しており、総資産に占める割合が高くなっております。当社はIFRSに基づき連結財務諸表を作成しているため、当該のれんの償却はできませんが、のれんの対象となる事業の収益性が低下した場合等には、減損損失が発生し当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。

※有価証券届出書(新規公開時)引用



項目株数データ
公募株数0株
売出株数7,845,900株
公開株数(合計)7,845,900株
オーバーアロットメント1,176,800株
上場時発行済み株数20,050,500株
想定ベースの時価総額約597.5億円
幹事団みずほ証券(主幹事)
SMBC日興証券(主幹事)
大和証券
松井証券
SBI証券
東海東京証券
マネックス証券
岩井コスモ証券
岡三証券
丸三証券
楽天証券
極東証券
委託見込岡三オンライン証券
ライブスター証券


ダイレクトマーケティングミックス(7354)上場評判とIPO分析

想定発行価格2,980円を基に吸収金額を算出すると約233.8億円となり、オーバーアロットメントを含めると約268.9億円規模の上場となります。


同社グループは、持株会社であるダイレクトマーケティングミックスと子会社6社で構成されています。同社グループの連結財務諸表の注記事項に掲げるセグメント情報においては「マーケティング事業」「オンサイト事業」の2つのセグメントに区分されます。


ダイレクトマーケティングとは、エンドユーザーとの直接的な接点を持つコミュニケーション手段を介して行う商品・サービスの販売その他のマーケティング活動になります。同社グループは当該業務を通じて顧客企業の営業成果、営業効率の向上に資する営業ソリューションサービスを提供しています。


具体的には顧客企業からの業務委託に基づいて、自社で運営するコンタクトセンターにおける電話受発信、フィールドセールスによる直接訪問、Webコンタクト等のチャネルを通じて顧客企業のエンドユーザー向けにダイレクトマーケティングを実施します。


直接的に顧客企業の営業成果の向上をサポートする他、当該業務で蓄積したノウハウや人材を活用して顧客企業向けにコンサルティングや業務受託、人材派遣等を行うことにより顧客企業の営業体制強化や営業効率の改善に貢献しています。


ダイレクトマーケティングミックスIPO上場評判と業績
※有価証券届出書引用


同社グループはエンドユーザーの「生の声」に重きを置いて事業を運営しています。1対1の対話によるダイレクトマーケティングを継続して実施することで、エンドユーザーの考え及び行動の変化や、実施した期間での費用対効果といった情報資産を蓄積しているそうです。


また、様々なエンドユーザーとの対話を通じて得られるコミュニケーションに係るプロフェッショナルスキルを習得した人材を育成・確保することにつながっています。


それらの情報資産や人材を活用し、顧客企業の営業・マーケティング活動の成果の最大化、顧客企業の収益の最大化実現をサポートする集団としての役割を担っています。


ダイレクトマーケティングミックスIPOが目指す顧客企業の課題解決方法
※有価証券届出書引用


「ダイレクトマーケティング」では主要ターゲット市場のひとつである通信インフラセクターで通信回線(固定通信、移動通信)や通信端末、その他付随サービスのセールス等を行っています。


また、保険代理店として一般消費者向けに保険商品の提案を行います。


「コンサルティング」ではダイレクトマーケティングを通じて蓄積した情報資産を活用し、顧客企業の課題や目的に合わせた、営業・マーケティング戦略について戦略及び計画の策定からシステムの構築、実際の運用に至るまでのサービスの提供を行っています。


この他にも顧客企業の営業・マーケティング活動に関連する付随業務の受託により、自社で抱えているとコストや工数がかかる業務の一括代行等、煩雑な作業の省力化・簡素化をサポートする業務を行う「ビジネス・プロセス・アウトソーシング」も行っています。


ダイレクトマーケティングミックス(7354)販売実績と取引先
※有価証券届出書引用


オンサイト事業では、人材派遣事業(労働者派遣事業と有料・無料職業紹介事業)として、顧客企業の営業・マーケティング部門のほか、同社グループ企業のマーケティング事業向けにコミュニケーター等の派遣を行っています。


ダイレクトマーケティングは日本でも浸透しています。ただ個人的にはモラルのない方も多くクライアントの名を汚すような人員もいるように思います。


これも時代の流れなのかもしれませんね。かなりきつい方もいるのでそのメーカーを嫌いになることもあります。


ダイレクトマーケティングミックス(7354)の企業財務情報と配当性向

回次第2期第3期
決算年月2018年12月2019年12月
売上高13,508,03617,213,256
営業利益1,677,2332,237,718
親会社株主に帰属する当期純利益818,4011,458,718
親会社の所有者に帰属する当期包括利益818,4011,458,718
親会社の所有者に対する持分4,055,9405,543,673
総資産額15,721,80117,598,453
基本的1株当たり当期利益41.4972.75
希薄化後1株当たり当期利益36.6661.32
親会社所有帰属持分比率(%)25.8031.50
親会社所有帰属持分当期利益率(%)22.6730.39
株価収益率(倍)
配当性向(%)
営業活動によるキャッシュ・フロー1,559,3582,270,074
投資活動によるキャッシュ・フロー△328,213△340,371
財務活動によるキャッシュ・フロー△2,077,908△1,024,725
現金及び現金同等物の期末残高764,5071,669,486
※数値は千円単位で国際会計基準(IFRS)算出



第4期第2四半期連結累計期間(2020年1月01日~2020年6月30日)
  • 売上収益11,395,221千円(前年同四半期比33.7%増)
  • 営業利益2,422,449千円(前年同四半期比68.8%増)
  • 税引前四半期利益2,388,921千円(前年同四半期比72.3%増)
  • 親会社の所有者に帰属する四半期利益1,594,169千円(前年同四半期比75.0%増)



【第4期第2期のチェックポイント!】

新型コロナウイルス感染症の拡大による内外経済の停滞等、先行きが不透明な状況となっています。しかし、重点事業分野である通信業界は継続して好調に推移しておりグループが属するBPO業界では、政府主導の「働き方改革」等の課題を解決するための企業の取り組みが継続しています。そのためアウトソーシング需要は堅調に推移しているそうです。

収益性の取り組みとして、適正料金収受に向けて顧客別収支のモニタリングを目的としてツール活用を開始しています。成長性についての取り組みとして、新規顧客の開拓による事業の拡大と既存クライアントにおけるシェア拡大を図るため、一人当たり売上高と高リピート率の達成を目標として、優秀なオペレーターの確保と高い生産性を生む組織を探究する施策を展開しています。

ダイレクトマーケティングミックス社の特徴は?どんな会社のか動画を探してみた

ダイレクトマーケティングミックスの就活ナビの動画を見つけることができました。その他にも超長い動画がありましたが、そちらはIPO投資情報として長すぎるので就活ナビを情報共有したいと思います。





大手のメリットとベンチャーのメリットを掛け合わせた企業を伝えたい動画のようです。


いくつも動画が上がっているので気になる方はYouTubeを確認してみましょう。男性の木野さんが毎回出てくるようです。かなり印象に残る方だと感じました。


ダイレクトマーケティングミックス(7354)の株主状況とロックアップについて

会社設立は2017年8月03日、大阪市北区曽根崎一丁目2番9号に本社を構えます。社長は小林祐樹氏(1982年10月20日生まれ)、株式保有率は0.42%(100,500株)です。


従業員数50人で臨時雇用者2人、平均年齢33.0歳、平均勤続年数4.0年、平均年間給与5,082,077円です。


連結従業員数は771人で臨時雇用者2,692人とかなり人員が多いようです。セグメント別ではマーケティング事業671人(臨時雇用者1,482人)、オンサイト事業50人(臨時雇用者1,208人)、全社共通50人(臨時雇用者2人)となっています。


氏名又は名称所有株式数(株)所有株式数割合(%)ロック
インテグラル3号投資事業有限責任組合16,072,800株66.90%
Innovation Alpha L.P.2,551,200株10.62%
23.7株式会社3,009,000株12.52%
インテグラル株式会社576,000株2.40%
植原 大祐150,000株0.62%×
髙嶋 厚志150,000株0.62%×
土井 元良100,500株0.42%×
※株主上位7名の状況


【ロックアップについて】

引受人の買取引受による売出しに関連して、売出人かつ貸株人であるインテグラル3号投資事業有限責任組合及びInnovation Alpha L.P.は、共同主幹事会社に対し、元引受契約締結日から上場日後180日目の2021年4月02日までの期間中、共同主幹事会社の事前の書面による同意なしには、当社普通株式の売却(ただし、引受人の買取引受による売出し、オーバーアロットメントによる売出しのために当社普通株式を貸し渡すこと、グリーンシューオプションの対象となる当社普通株式をみずほ証券株式会社が取得すること及びその売却価格が「第2 売出要項」における売出価格の1.5倍以上であって、東京証券取引所における初値が形成された後にみずほ証券株式会社を通して行う東京証券取引所での売却等は除く)等は行わない旨合意しております。

また、売出人である23.7株式会社及び当社株主であるインテグラル株式会社は、共同主幹事会社に対し、ロックアップ期間中、共同主幹事会社の事前の書面による同意なしには、当社普通株式の売却等は行わない旨合意しております。

※有価証券届出書(新規公開時)引用



上位株主には180日間(2021年4月02日まで)のロックアップが付与されています。ロックアップ解除倍率は売出価格の1.5倍になります。


売出人の23.7株式会社とインテグラル株式会社は普通株式の売却を行わないそうです。また、親引けは行われません。


ダイレクトマーケティングミックス(7354)IPOの初値予想と幹事引受け株数

大手初値予想は仮条件発表後に掲載を予定しています。しばらくお待ちください。最新業績予想の他、仮条件発表後のPERやPBRなども後日追記します。


仮条件が発表されたため追記を行います。インテグラル等による売出し案件のIPOのため不人気だと思います。主にコールセンター事業を行っていることで新奇性は全くありません。また取締役は光通信出身となる方が多いそうです。


IPOでは不人気となる材料がオンパレードの割に業績は非常に好調です。業績面の評価はできると思います。またコロナ禍により巣ごもりとなる顧客が多くなり同社の業績を押し上げているそうです。


上場時期としては追い風が吹いているため問題ありません。逆にこのタイミングを逃してしまうと思ったような価格での上場が難しいと思います。


大手初値予想2,700円~3,200円
修正値は公開価格の±5%前後

※注目度A、修正値は9月16日追記


仮条件決定後の初値予想はやや引き上げられた印象を個人的に持っています。もっと大きく割れると考えていましたが何とか持ちこたえるのか?と思うようになりました。


ブックビルディングには消極的に参加を行いたいと思います。


2020年12月の連結業績予想は売上収益は214.0億円で前期比24.3%にもなります。企業規模が大きいだけに凄い伸び率だと思います。また営業利益は33.2億円となり前期比48.4%増です。


四半期利益は22.1億円となり前期比51.6%増を見込んでいます。異常なくらい稼いでいるため業績面の評価はできるでしょう。ただ既に株価設定が高いと言われているため投資家も悩みそうです。


仮条件が上限の2,980円に決定した場合のPERはEPS110.22なので27.04倍です。ちなみに下限の2,400円だと21.77倍になります。仮条件上限のPBRはBPS387.42から7.69倍になります。また配当が5円予定されています。配当利回りは0.2%程度なので買い支えなどは見込めません。


成熟したコールセンター事業でVC売出しと考えた場合、初値は公開価格前後がやっとだと思います。そもそも類似企業よりも高めの株価設定が外資系VCならでわだと思います。


新型コロナウイルス感染症が落ち着くと同社の業績も落ち込むかもしれません。上場タイミングに救われた感があるIPOでしょう。従業員が新型コロナウイルスを発症した場合に業績への影響も懸念されます。


業績ありきで株価設定が高くなっている気がします。個人的には期待したほど魅力がないためほぼスルーで参加します。


幹事名割当株数引受割合
SMBC日興証券(主幹事)4,732,600株60.32%
みずほ証券(主幹事)1,544,800株19.69%
大和証券392,200株5.00%
松井証券274,500株3.50%
SBI証券215,700株2.75%
東海東京証券156,900株2.00%
マネックス証券117,600株1.50%
岩井コスモ証券98,000株1.25%
岡三証券98,000株1.25%
丸三証券98,000株1.25%
楽天証券98,000株1.25%
極東証券19,600株0.25%


みずほ証券引受けが減らされ、SMBC日興証券引受けが増えるというイレギラーなことが起きているため気を付けてください。上記は修正値の数値になります。



キオクシアホールディングスのIPOがなければ資金流入になったと思いますが、機関投資家の投資スタンスがわからないと積極的に参加するのは難しいかもしれません。


IPOの当選を狙うなら、みずほ証券とSMBC日興証券の共同主幹事なのでこの2社が当選しやすいと思います。


また、松井証券の幹事引受け株数が今回は多そうです。資金不要でIPO抽選に参加できるため申し込んでみると面白いかもしれません。地合いが悪ければキャンセルすることもできますからね。




ECF(株式投資型クラウドファンディング)のセカンダリー投資で読者も少しざわついているようです。そろそろファンディーノで発表されるのではないかと考えています。早く株主コミュニティ組成企業の組成に指定されるといいですよね。


どんな形で未上場株の売買が行われるのか楽しみにしています!




また地味にコツコツ投資を行い投資額の3%~8%程度を稼ぎたいと思う方はクラウドファンディングもお勧めです。投資後は何もすることことがなく少しつまらない投資です。


ただ申込時に少し競争になることがあります。詳しく企業別に記事を書いたのでよかったら参考にしてください。


【クラウドファンディング記事へ】
  1. クラウドバンク
  2. Rimple(リンプル)
  3. CAMPFIRE Owners


クラウドファンディングはミドルリスク・ミドルリターンに位置していますが、余裕資金があれば助かる投資だと思います。爆発的に稼ぐことはできませんがIPO投資家とは相性が良いと思います。


償還日まで待つだけの投資ですからね。リスクはもちろんあるのでそのあたりも記事で確認をしてください。


類似企業のPERやPBRを調べてみました

類似企業とPERやPBRは仮条件発表後に記載したいと思います。


類似企業PER
PBR
りらいあコミュニケーションズ(4708)PER17.13倍PBR2.06倍
ベルシステム24ホールディングス(6183)PER16.99倍PBR2.59倍
トランス・コスモス(9715)PER15.53倍PBR1.57倍
※2020年9月16日の株価基準

ストックオプションの株数や発行価格を調べました

ストックオプション行使期間株式の数発行価格
2020年3月24日~2028年3月23日3,057,000株168円
2020年9月01日~2028年3月23日513,000株334円
2022年7月22日~2030年7月15日76,500株1,067円
2022年7月22日~2030年7月15日327,000株1,075円


ストックオプション(新株予約権)は3,570,000株が上場時点で行使期限を迎えています。


ベンチャーキャピタル売出し株の上場になるため初値段階ではあまり人気がなさそうですね。業績は順調に拡大しているようです。


ツイッターでもIPO記事のチェックができます!

最新情報を手に入れたい方やレア情報、気になったことをツイートしています。IPO投資歴は13年と長くソーシャルレンディングも4年目突入!安定の利益でブログも14年目に突入。


ダイレクトマーケティングミックス(7354)IPOの評価と申し込みスタンス

ダイレクトマーケティングミックスIPOは承認時の情報だけだと積極的に参加はしずらいと考えています。東証1部ならインデックス買いも期待できるはずです。


しばらく状況を把握したいと考えています。IPOの他にもPO(公募増資・売出し)も多くなり、少し投資市場で資金吸収が活発になっています。


ダイレクトマーケティングミックスIPOの評価
※ダイレクトマーケティングミックス公式サイト引用


この状況が続くとあまり環境が良くないため、市場暴落となる可能性がでてきます。初値利益を狙うだけであれば積極的に参加しなくてもよいと思います。


ただリスクを取り利益を狙いたい方も中にはいます。資金がいくらあっても足りない事態に近づいているため上場日程などに気を付けてIPOの申込を行いましょう。


VCが売り抜けたいIPOが多くなっています。初値では利益が難しくても割安であれば株価が上向くこともあるためセカンダリー投資も考えたほうが良いかもしれません。何故って、IPOが思ったように当選しないからです!


戦略を練りながら2020年のIPOを楽しみましょう。


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詳しくは下記記事でまとめているのでよかったら参考にしてください。先着方式と抽選方式の両方があり、優待付きファンドも用意され業界でも注目されている企業です。

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