2020年のIPOはこれまで47社が上場承認されています。そのうち上場できたのは29社、上場中止は18社にもなります。割合的には38.3%の企業が上場できませんでした。


コロナウイルス感染症により投資市場が壊滅的な打撃を受けIPO市場も影響を受けています。このような状況下だとIPO投資は儲かりません。上場する企業があってこその投資です!


2020年上場予備軍(IPO予定企業)


IT関係の技術革新が進み5G元年となる2020年は投資市場において重要な年でした。東京オリンピック(パラリンピック)関連の上場が続き7月に開催される予定でした。


この機をとらえ資金を投じていた投資家はコロナショックにより資産を溶かしているかもしれません。また逆にこれから投資を始める方にとっては千載一遇のチャンスとも言われています。


最近は投資を小額から始める投資家が多くなり、単元未満株取引(端株取引)やポイント投資が賑わっているそうです。証券業を行う企業の提携なども進んでいることから、これまで投資を行っていなかった層が投資を行う切欠になっています。


2020年上場予定企業がコロナショックでIPOが遠のく?業績悪化で経営破綻もあり得る

2020年以降に上場を行うとされる企業を調べてみました。コロナショックの影響でIPOを断念する企業も出てきています。経済が悪化すると言われているため長期間に及びIPO市場に影響が出るかもしれません。


今回のコロナショックはリーマンショック時と比較した場合、上場中止を行った企業が月間で最も多くなるそうです。


2020年の上場予定(IPO観測)


また2020年に上場観測が出ていた企業を調べてみました。既にスカイマークなどは上場申請を取り下げているため2020年の上場はないでしょう。


航空業やインバウンド系の企業は業績悪化となる見込みなので上場どころではなさそうです。


企業名事業内容
ダイソー(大創産業)大手100円ショップを国内外で運営している企業
国内3,493店舗(直営2,646店舗 代理店847店舗)
海外2,248店舗(26の国と地域)
※別にその他ブランド300円SHOP)も運営
ハウステンボステーマパーク事業、ホテル事業、レストラン事業、物販事業、発電・売電等エネルギー関連事業などを行う企業
SmartHRSmartHR の企画・開発・運営・販売を行う。主に労務手続きや情報管理をラクラクに行える「クラウド人事労務ソフト」を販売する企業
スマートニューススマートフォンアプリケーションの開発・運営、インターネットサービスの開発・運営を行う企業
キオクシア(東芝メモリ)メモリ及び関連製品の開発・製造・販売事業及びその関連事業
USJ(ユニバーサル・スタジオ・ジャパン)テーマパーク「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」の運営
スパイバー(Spiber)新世代バイオ素材開発、クモ⽷タンパク質を中⼼に素材から最終製品まで⼀貫して研究開発を行っている企業
JR貨物貨物鉄道事業、倉庫業、駐車場業、広告業、損害保険代理業その他の保険媒介代理業、自動車整備業、一般土木・建築の設計、工事監理及び工事業、その他附帯・関連事業等
ZMP(ゼットエムピー)人型ロボット・ロボカー技術を応用している総合ロボット会社
事業区分はRoboCar&センサーイノベーション、CarriRoクリエーション、IZACレボリューション、RoboTestソリューション、LIFE ROBOT BROTHERS
ビズリーチインターネットを活用したサービス事業を展開している企業
即戦力人材と企業をつなぐ転職サイト「ビズリーチ」、挑戦する20代の転職サイト「キャリトレ」、人財活用プラットフォーム「HRMOS(ハーモス)」、OB/OG訪問ネットワークサービス「ビズリーチ・キャンパス」
コインチェック大手仮想通貨取引所(販売所)を運営
2018年4月にマネックスグループの完全子会社になり、多角的なサービスを展開している
ココナラ「知識・スキル・経験」を売り買いできるスキルマーケットサイトを運営している企業、この他にココナラ法律相談、ココナラミーツも運営している
西友食料品、衣料品、住居用品などの小売チェーンの運営を行い、全国に334店舗網で事業展開
ロイヤルネットワーク総合クリーニング業を行う企業
一般家庭衣料品を取り扱うホームクリーニング事業、リネン事業、インターネットクリーニング事業、Happy & Lundry事業(洗剤等販売事業)
ispace(アイスペース)宇宙資源開発を見据えた月面輸送・月面探査ビジネスを展開
ストライプインターナショナルアパレル衣料品・バッグ・靴・貴金属、その他雑貨の企画、製造、小売販売及び飲食店舗の運営。今後はライフスタイルとテクノロジー企業へ飛躍する意向がある
プリファードネットワークス交通システム、製造業、イオヘルスケア、パーソナルロボット領域で独自のディープラーニング技術を活用した事業を展開している企業
ABEJA蓄積されたビックデータからAI(人工知能)のディープラーニングを活用して、多様な業界・シーンで社会実装事業を展開する企業
スカイマーク定期航空運送事業他
※2020年4月15日に上場申請の取り下げを公式サイトで発表


2020年以降にIPOを行うであろう企業観測は上記のようになっています。ダイソー(大創産業)はコロナウイルス感染症が広まっている状況でも人気がありそうです。


スマートニュースやビズリーチ、ABEJA、プリファードネットワークスなどのIT系は上場規模が大きくなければIPOを行っても良いと思います。ただし企業の資金調達目標がどのあたりにあるかだと思います。


現在の地合いだと人気が見込める企業で10億円程度の吸収は可能だと思います。マザーズやジャスダック等の新興市場以外の場合を考えると資金調達は難しいかもしれません。


特に時価総額4兆円とも言われるキオクシア(東芝メモリ)は再上場になるため2020年にIPOを行うことはないと思います。USJやハウステンボスなどもコロナショックで業績が急激に悪化していると思われるためIPOが先送りになると思います。


上場規模を縮小しIPOを行ってくるのであれば買いかもしれません。配当は厳しいとしても株主優待の設定は見込めます。長期保有を行うことで相当なリターンが見込める可能性があります。


経済状況が関係するためコロナショックが治まることが前提になります。コロナショックにより市場が崩壊している中でも株価が好調に推移する銘柄もあるため投資は難しいですね。


2020年のブックビルディング表は下記になります。またスカイマークについては記事を別に書いているので興味があれば参考にしてください。






日本もステイホームで自粛が続き各地でトラブルも起きています。海外を見ると既に自粛が段階的に解除される国も出てきています。


解除された後にお金が世の中に回らなければIPO市場も完全回復は難しそうです。ただ、IPOに参加する人口が減ればそのぶん当選しやすいので期待したいと思います。


現在の状況が長引くと企業倒産数も爆発的に増えてくると考えています。もしかするとIPOを予定していた企業でも事業内容によっては倒産する企業がでるかもしれません。


資金調達できる企業は良いですが、ベンチャーキャピタルからの出資を断られる企業も出てきているようです。


単元未満株取引(端株取引)やポイント投資ができる企業を調べてみた結果

IPOは停滞している状態が続いています。そこで投資初心者に人気が出ている企業を調べてみました。投資初心者に人気となっていますが、私も利用している企業が多く小額で投資を楽しんでいます。


小額投資になるため利益が出た時に決済しても良いですし、投資を始めた後に買い増ししていく方法も良いと思います。


LINE証券キャンペーン


入金なしで株式投資にデビューできる企業があります。それはLINE証券です。口座を開設してキャンペーンに参加するだけなので利用しておいたほうが良いと思います。


私も参加しています!しかし大失敗したのでこれから口座開設を行う方は下記記事を参考にしてください。




LINE証券も単元未満株(端株)取引に特化した企業になりますが、最近は多くの企業で似たようなサービスが行われています。


それぞれ特徴があるため自分に合う企業を選択しておくことでメリットがあると思います。株価が低い時に積立を行う目的で取引を行う方法はローリスクで良いと思います。


売買益目的で取引するよりも将来の資産形成のために積立投資を行う方も増えているようです!


またポイント投資だとdポイントを使った投資が増え続けています。私が投資を行っている企業は2社あり、1社は日興フロッギーという企業です。ドコモと提携しdポイントを貰えるサービスが投資初心者に好感されているようです。


さらにdポイントを使って上場投資信託(ETF)へ投資ができるTHEO+docomoも人気が高まっています。これから投資を始める方は株式やETF投資を積立感覚で長期的に利用すると過去の経験から利益が出る可能性が高くなります。


私はIPOで儲かった利益で株式投資やETF投資を行っていましたが、IPO投資で稼げないと積立投資くらいしかやることがありません。もしくはソーシャルレンディングなどへの投資です。IPO復活までコツコツ積み立てを行いたいと思います!






2020年のIPO投資家の利益はたった5万円!IPO利益200万円は程遠い現実が迫りくる

2020年に上場を予定している企業を調べてみました。しかし今年は公開価格割れが続出し本来利益が見込める銘柄でも損失となる地合いです。


5月に入り投資市場も落ち着きを取り戻していますが、IPOが承認されるには上場申請を行い2ヶ月程度時間を必要とします。そのためコロナウイルス感染症が拡大した3月~4月に上場申請を行う企業は少ないと考えられます。


IPO投資のイメージ画像


IPO投資を専業に行っている私の当選銘柄は「Kids Smile Holdings」の100株だけです。


公開価格2,260円で初値は2,732円だったため利益は税引き前で47,200円でした。上場日が3月04日だったので既にコロナウイルスが日本でも広がりをみせていた頃です。


丁度この頃を境として公開価格を割るIPOが続出しているため私は運が良かったと言えます。


ただ連続公募割れとなっていもセカンダリーに資金が入ったIPOもいくつか出てきたため今後IPOが承認されれば人気化するのではないかと考えています。


サイバーセキュリティクラウドIPO初値結果とその後の株価

※サイバーセキュリティクラウド上場後の株価推移


サイバーセキュリティクラウド(4493)は公開価格4,500円で初値9,210円となり、上場後の高値は45,050円までありました。また記事作成時の株価は19,200円となっているため公開価格を100万円以上超えている状況です。


このようなIPOが出てくるとこれから承認されるIPOの初値期待も高まると思います!また、2020年3月上場ではSBI証券主幹事が特に頑張った印象があります。今後SBI証券が主幹事を引受けた場合は積極的にIPO抽選に申込む投資家が多そうです。


コロナショックでもあのパフォーマンスは素晴らしいです。SBI証券は子会社のSBIネオモバイル証券からもIPO抽選に参加することができます。


SBIネオモバイル証券はIPO抽選に1株から参加できるため少し変わった証券会社です。ネオモバも単元未満株取引(端株取引)ができるため両方楽しめます。最近ではFXも楽しめるため結構凄いサービスを行っていると思います。


詳細は下記記事でまとめました。単元未満株でIPO抽選に参加できる企業はネオモバの他にありません。以前はPayPay証券でも取扱いがありましたが現在はIPO取扱いがありません。




2020年にIPOを予定している企業はあります!暇な時期を利用して口座を開設しておくとIPO当選のチャンスがあると思います。


モチベーションが上がらない日々が続いていますが投資市場は低迷している時こそ頑張りどころです。将来の資産形成のためにIPO投資や単元未満株への投資を考えてみてはいかがでしょうか?


これからIPOを行う方は下記記事が参考になると思います。少し長い記事ですがIPO投資のことを詰めて書いています!


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