ユーザベース(3966)初値予想とIPO分析記事になります。ベンチャーキャピタル出資が多くやや危険な香りがするIPOだと思います。一昔前ならば心配いりませんが、最近はシビアなので気を付けたいところです。21億円規模の上場は少し荷もたれ感があり、主幹事はみずほ証券です。
業種:情報・通信業
市場:東証マザーズ
公開予定:10/21
BB期間:10/04~10/11
100株単位
公募株数 543,000株
売出株数 193,300株
合計株数 736,300株(7363枚) ←株数がそこそこあり当選確率は高そう♪
※オーバーアロットメントによる売出110,400株
想定価格 2510円 ⇒ 25.1万円必要
仮条件 2190円~2510円に決定しました
公開価格 10/12日
【幹事団】
みずほ証券
マネックス証券 ←マネックス証券のIPO配分が完全平等抽選なのか調べた結果
SMBC日興証券
三菱UFJモルガン・スタンレー証券 auカブコム証券委託取扱決定!
野村證券
大和証券
SBI証券 ←SBI証券のIPO配分と利益
仮条件範囲が下限方向に広げられています。
思ったより人気が無い事と、IPO環境を見定めての価格帯だと思います。
仮条件上限2510円による吸収金額は約18.48億円となり、オーバーアロットメントを
含めると約21.25億円となります。
マザーズ上場を考えるとやや荷もたれ感が発生しそうです。
↑クリックで拡大します 穴場証券⇒ 立花証券 ・ むさし証券
↑クリックで拡大します SBI証券でIPOをはじめる3つのポイントはこれだ
BtoBサービスである企業・業界分析を行うビジネスパーソンのためのオンライン
情報プラットフォーム「SPEEDA」とBtoCサービスであるソーシャル経済ニュース
プラットフォーム「NewsPicks」の2つの事業を展開しています。
主力はSPEEDA事業になり、売上の80%を占めています。
SPEEDAは、企業・業界分析を行うすべてのビジネスパーソンのための法人向け
オンライン情報プラットフォームです。
金融機関・コンサルティングファーム・会計ファームの他、事業会社を顧客とし、
顧客の所在地は平成28年8月末現在、日本国内のみならずアジア諸国を中心として
世界11ヶ国にものぼります。
特徴としては、世界200ヶ国以上をカバーした企業の財務、株価データ、550を超える
業界の地域別の分析レポートの他、統計データ、経済ニュース、M&A情報など、幅広い
ビジネス情報にワンストップでアクセスする事が出来るそうです。
※「SPEEDA」の主な収入源は、利用者から毎月受領する、「SPEEDA」の契約ID数に係る月額の定額利用料金であります。この他、オプション機能の契約によって追加で発生する月額のオプション利用料金、他社の提供する企業のクレジットレポート・業界レポートの購入に応じて課金されるレポート料金も「SPEEDA」の収入源となっております。
NewsPicks事業は、ソーシャル機能も兼ね備えた、経済ニュースプラットフォームです。
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※「NewsPicks」の収益源は、有料課金ユーザーから受領する月額利用料及び、「NewsPicks」上に掲載する広告に関して広告主から得る広告収入、並びに「NewsPicks」上に掲載する採用情報に関してクライアントから得る報酬となっております。なお、「NewsPicks」における有料課金ユーザー向けサービス及び法人向けのブランド広告サービスの内容は以下のとおりであります。
ユーザベース初値予想2550円
【幹事配分】
みずほ証券 589,300株
マネックス証券36,800株 ←マネックス証券が完全平等抽選なのか調べた結果NEW!
SMBC日興証券33,100株
三菱UFJモルガン・スタンレー証券25,700株
野村證券 25,700株
大和証券 18,400株
SBI証券
※auカブコム証券委託決定!
【業績等の概要】 平成27年1月1日~平成27年12月31日
売上高1,915,061千円(前期比70.5%増)
営業損失332,844千円(前期は395,974千円の営業損失)
経常損失338,655千円(前期は395,881千円の経常損失)
当期純利益110,736千円(前期は397,435千円の当期純損失)
※株式会社ニューズピックスの第三者割当増資に伴い持分変動利益444,333千円を計上
第9期第2四半期連結累計期間(平成28年1月1日~平成28年6月30日)
売上高1,378,866千円
営業利益145,060千円
経常利益132,059千円
親会社株主に帰属する四半期純利益は111,985千円
【類似企業】
データセクション(3905)PER197.18倍
ヤフー(4689)PER17.02倍
Gunosy(6047)PER28.15倍
ロックアップは90日間で、ロックアップ解除倍率は1.5倍になります。
ベンチャーキャピタル保有株にはロックアップが付与されていますが、株数が大量にあり
注意が必要です。
ストックオプション総数は820,356株あり、その全ての株が行使期限に入っています。
かなりのボリュームがあり、気が引ける。。。
株主配当や株主優待の設定はありません。
⇒ ユーザベース(3966)IPO新規上場承認記事へ
EPS12.61を基にPERを算出すると約199.05倍、BPS276.45を基にPBRを算出すると
約9.08倍となります。
2016年12月期業績予想では売上59%増、経常利益は3.38億円の赤字から1.17億円の
黒字へ転換予想となります。
時価総額は7,084,707株を基に算出すると約177.83億円となります。
独自性が強く事業も好調に推移する見込みとなっていますが、業績に不安が残るので
初値段階では、あまり人気が無いように感じます。
ベンチャーキャピタル出資も多く、ロックアップ期間(平成29年1月18日)とロック解除3765円
あたりで暴れそうな感じがします。主幹事はみずほ証券となりますから、店頭申込の方は
配分が高そうです。
未来の株価に投資をされる方には魅力的な銘柄なのかもしれません。
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