トリプルアイズ(5026)IPOが再承認され初値予想が出ました。地合いが改善方向に向かっているため評価が高くなっているようです。公募組は利益を狙い積極的にIPO抽選に参加してよさそうです。
株価設定が大幅に引き下げられ割安感もあり初値2倍以上が期待できるようです。ただ新興市場の下落が続いていることは心配しています。
項目 | 株数データ |
想定価格 | 880円 |
仮条件 | 5月12日 |
公開価格 | 5月20日 |
公募株数 | 540,000株 |
売出株数 | 0株 |
公開株数(合計) | 540,000株 |
オーバーアロットメント | 81,000株 |
幹事団 | いちよし証券(主幹事) 野村證券 みずほ証券 SBI証券 あかつき証券 SMBC日興証券 岡三証券 極東証券 東海東京証券 東洋証券 松井証券 マネックス証券 丸三証券 楽天証券 |
委託見込 | 岡三オンライン証券 DMM.com証券 |
前回承認時は想定発行価格1,800円となっていましたが、今回は880円になっています。そのためだと思われますが売出株がなくなり公募株数が増加しています。
VC等の売出株がなくなったことは好材料となっていますが、公開価格(発行価格)の1.5倍以上でロックアップが外れるため、今回売出に応じなかった株主は高値で売却できる可能性を残しています。
事業はAI(人工知能)ソリューション事業を主力とし、基幹システムや決済システムなどのシステム開発を行い、金融や流通、不動産など幅広い業種に対応しています。
また、大手SIerからの一次請けやエンドユーザーからの直接取引等によるシステム開発を行います。
この他、AIZE部門では「顔認証のサービス」を手掛け独自開発のAIエンジンによるサービスを行っています。
IPOでは好まれる事業を展開していることで初値不安はありません。再承認により想定発行価格が大幅に引き下げられ、株価に割高感はなさそうです。
今後の地合いにより仮条件の引上げが行われるのかチェックしておきましょう。
トリプルアイズ(5026)IPOの大手初値予想の第一弾を調べてみた結果
大手初値予想の数値を調べてみました。非常に参考になる数値なので気にかけている投資家は多いと思います。最新の初値予想は下記のようになっています!
大手初値予想1,800円~3,000円
※注目度B
※注目度B
今後修正されると思いますが上限予想が3,000円になっています。想定発行価格880円をベースに考えると約3.41倍になります。
公募組には夢のある予想値だと感じます。これぞ「IPO」と言えそうです。
ただ地合いが急激に悪化する可能性も否めないため、今のところはIPOに当選することだけを考えておきましょう。店頭組の方は幹事引受け上位から申込んでおくと安心だと思います。
いちよし証券は株式など「有価証券の引受業務から撤退」することを発表しているため、もしかすると主幹事としては最後のIPOになるかもしれません。
今後は個人や法人の資産運用の助言事業に取り組むそうです。なのでこれから証券口座を開設する必要はないと思います。
同社の事業内容や上場承認時のデータは下記記事でまとめています。
トリプルアイズIPOの上場データと初値予想を考察
トリプルアイズ(5026)IPOの幹事割当数を調べ抽選に備えてみました
幹事割当数と引受割合を調べました。主幹事はいちよし証券が単独で引受けます。いちよし証券はこれまでネット申し込みで何度も当選していたためIPOを取扱わなくなるのは残念です。最後に当選できれば嬉しいです!
幹事名 | 割当株数 | 引受割合 |
いちよし証券(主幹事) | 405,000株 | 75.00% |
野村證券 | 40,500株 | 7.50% |
みずほ証券 | 29,700株 | 5.50% |
SBI証券 | 10,800株 | 2.00% |
あかつき証券 | 5,400株 | 1.00% |
SMBC日興証券 | 5,400株 | 1.00% |
岡三証券 | 5,400株 | 1.00% |
極東証券 | 5,400株 | 1.00% |
東海東京証券 | 5,400株 | 1.00% |
東洋証券 | 5,400株 | 1.00% |
松井証券 | 5,400株 | 1.00% |
マネックス証券 | 5,400株 | 1.00% |
丸三証券 | 5,400株 | 1.00% |
楽天証券 | 5,400株 | 1.00% |
今回の再承認ではあかつき証券が新しく幹事入りしています。またSMBC日興証券の引受け順位が変更になっています。
株価が大幅にディスカウントされたことで某紙ではエッジテクノロジー(4268)のような展開も期待できるかも?と言われているようです。
どうなるのかわかりませんが初値が高くなれば、ロックアップが解除され一時的な売り圧力が高まると推測されます。
モイ(5031)の値動きを見ているとVC等の売り圧力を吸収できているため期待もありますけどね。
公開株式数540,000株、オーバーアロットメント81,000株となっています。また売却可能な既存株式数が154,800株あるようです。
トリプルアイズ(5026)IPOの業績予想とPERやPBRを調べてみました
最新の業績予想を調べ抽選参加スタンスについて考えてみたいと思います。上場による吸収金額が約5.5億円のため初値2倍は軽く超えそうな気がしています。
※トリプルアイズ公式サイト引用
業績を確認すると2022年8月期の連結予想を確認することができました。それによれば売上25.95億円となり前期21.22億円から22.29%増、経常利益1.63億円となり前期0.83億円から96.39%増となります。
四半期利益は1.38億円となり前期0.38億円から263.16%増となる予想が出ています。
想定発行価格880円を基に指標を計算するとEPS21.67からPER40.61倍になります。類似企業比較では妥当、もしくはやや割安になるようです。またBPS161.59からPBRは5.45倍になります。
エッジテクノロジーだと株価976円でPER93.85倍になるため、トリプルアイズの上値はあると考えて良いかもしれません。ALBERT(アルベルト)だと株価5,120円でPER45.71倍になります。
上場規模を10.0億円から5.5億円に絞ってきたことは悪材料にならないと思います。逆に今の市場では好感されると思うので初値2倍は堅いと考えています。単価も低いですからね。
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