東京地下鉄(東京メトロ)[9023]がプライム市場に新規上場承認されたのでご紹介したいと思います。待ちに待ったIPOなので当選を狙って申込みたいと考えています。


主幹事は野村證券やみずほ証券など4社共同となっています。売出株数290,500,000株で上場規模は想定発行価格1,100円から計算すると約3,195.5億円です!


東京地下鉄(東京メトロ)のIPOが新規上場承認
※東京地下鉄公式サイト引用


政府(財務大臣)と東京都による売出株なので公開価格割れはないと多くの方が思っているはずです。


公開価格割れがないとはいえませんが今回は東京都も関わっているためより安心した投資ができるのではないか?と考えています。ただIPOの参加者はいつもより多いはずなので想定したよりも当選しないかもしれません。


引受幹事は店頭系が多いため店頭組はまとまった配分を得られそうです。自分が支店の中でどのレベルにいるのかもわかりそうですね。


店頭申し込みで配分がない方はちょっと残念な顧客扱いかもしれません。私はネット中心に申込むつもりです。店頭は三菱UFJモルガン・スタンレー証券の口座がありますが担当者の名前を知りませんからね。


東京地下鉄[9023]IPOの上場基本データと引受幹事について調べました

項目上場基本データ
上場日10月23日
市場プライム市場
業種陸運業
事業内容1.旅客鉄道事業の運営
2.都市・生活創造事業の運営
  • 流通事業(駅構内店舗、商業施設の運営等)
  • 不動産事業(オフィスビルの賃貸等)
  • 情報通信事業(光ファイバーケーブルの賃貸等)
ブックビルディング10月08日~10月11日
想定価格1,100円
仮条件1,100円~1,200円
売出価格10月15日
初値結果
企業情報https://www.tokyometro.jp/index.html
監査人有限責任監査法人トーマツ


項目株数データ
公募株数0株
売出株数290,500,000株
国内売出株式数232,400,000株
海外売出株式数58,100,000株
公開株数(合計)290,500,000株
オーバーアロットメント0株
上場時発行済み株数581,000,000株
想定ベースの時価総額約6,391.0億円
幹事団野村證券(共同主幹事)
みずほ証券(共同主幹事)
ゴールドマン・サックス証券(共同主幹事)
三菱UFJモルガン・スタンレー証券(共同主幹事)
SMBC日興証券
大和証券
SBI証券
岡三証券
東海東京証券
楽天証券
岩井コスモ証券
松井証券
マネックス証券
アイザワ証券
あかつき証券
極東証券
東洋証券
丸三証券
水戸証券
むさし証券
FFG証券
ちばぎん証券
内藤証券
西日本シティTT証券
Jトラストグローバル証券
立花証券
八十二証券
北洋証券
リテラ・クレア証券
光世証券
JPモルガン証券
シティグループ証券
BofA証券
UBS証券
委託見込auカブコム証券
大和コネクト証券
岡三オンライン
SBIネオトレード証券
DMM.com証券


東京地下鉄[9023]の事業内容と上場に伴う評判を考察してみました

想定発行価格1,100円を基に吸収金額を算出すると約3,195.5億円になります。オーバーアロットメントはありません。


グループ企業は東京地下鉄と関係会社19社(連結子会社14社、非連結子会社1社、持分法適用関連会社4社)になります。


沿革確認では東京地下鉄株式会社法に基づき、帝都高速度交通営団の財産の全部を現物出資により引継ぎ、営団の一切の権利及び義務を承継して2004年4月01日に設立されたとあります。


東京地下鉄の業績
※有価証券届出書引用


東京における地下鉄は、1920年8月29日に創立した同社前身である民間会社の東京地下鉄道株式会社により、1927年12月30日東洋初の地下鉄として浅草~上野間を開業したことに始まるそうです。


民間会社では巨額の資金を必要とする新線建設を進めることは困難だったそうです。


このような情勢の中で、同社前身である営団は、東京都の区の存する区域及びその付近における交通機関の整備拡充を図るため、地下鉄を建設運営することを目的として1941年7月04日に設立されています。


以来、設立から62年余り営団は設立目的に従い地下鉄の建設及び運営を行ってきました。


その後、営団の完全民営化の方針が初めて示され特殊会社化されます。さらに法律などが整備され最終的に2004年4月01日に東京地下鉄株式会社が設立されています。


東京地下鉄(東京メトロ)の株主優待の内容
※有価証券届出書引用


今回の株式売出しは、特殊法人等整理合理化計画の趣旨を踏まえ、この法律の施行の状況を勘案し、できる限り速やかにこの法律の廃止、その保有する株式の売却などを行うことが規定されています。


また、東日本大震災からの復興のための施策を実施するために必要な財源の確保に関する特別措置法により、令和9年度までに生じた政府が保有する株式売却収入は、復興債の償還費用の財源に充てるそうです。


かねてから上場の噂がありようやく上場の流れです。新型コロナウイルス感染症がなければ赤字にならずもっと早く上場していたと思われます!


東京地下鉄の財政状態調べ2024年3月期
※有価証券届出書引用

株主優待と配当金について調べました

株主優待について発表がありました。200株以上所有すれば株主優待乗車証が貰えます。


東京メトロの株主優待の詳細


1万株以上所有した場合は全線定期乗車証を貰うことができます。かなりハードルが高いため多くの方が数百株所有となりそうです。ただ都心に住んでいないと優待を使う機会がないと思います。


株主優待乗車証の他に関連施設の各種優待券が貰えることになっています。


配当金は40円予想が既に出ていたため想定発行価格1,100円算出で約3.64%の利回りになります。ちなみにEPS90.02なのでPERは12.22倍になります。


株主優待と配当金については下記記事で詳しくまとめています。関連施設の各種優待券も記載しています。




東京地下鉄[9023]の株主状況とロックアップについて調べました

会社設立は2004年4月01日、東京都台東区東上野三丁目19番6号に本社を構えます。社長は山村明義氏(1958年3月03日生まれ66歳)です。※2024年9月20日調べ


従業員数9,644人で臨時雇用者0人、平均年齢39.6歳、平均勤続年数17.5年、平均年間給与7,704,768円です。連結従業員数は11,598人で臨時雇用者は1,771人です。


連結のセグメントは運輸業、不動産事業、流通・広告事業、その他になります。


氏名又は名称所有株式数(株)所有株式数割合(%)ロック
財務大臣310,343,185株53.42%
東京都270,656,815株46.58%
※株主上位7名の状況、△表示は新株予約権を表します


上位株主には180日間(2025年4月20日まで)のロックアップが付与されています。ロックアップ解除倍率の記載は目論見にありません。


親引けは東京メトロ従業員持株会に対し11,620,000株を上限として要請予定となっています。


東京地下鉄[9023]IPOの初値予想と幹事引受け株数をチェックしました

大手初値予想は仮条件発表後に掲載を予定しています。しばらくお待ちください。


最新業績予想の他、仮条件発表後のPERやPBRなども後日追記します。


【独自初値予想】
  • 第一弾1,200円~1,450円
  • 第二弾1,300円~1,550円
※2割高くらいは見込めるかも?



仮条件が1,100円~1,200円に決定し上場による吸収金額は最大で約3,486.0億円、時価総額は約6,972.0億円になります。


地下鉄としては初の民営化になるため話題性があります。運輸収入が9割と黙っていても儲かる仕組みが既に構築されています。類似企業だと不動産による収益が大きかったりしますが鉄道事業からの収益が大きくなっています。


kimukimu

都心なので東京メトロの運営だけで大きな利益が期待できるそうです。



また、類似企業と比較した場合に配当利回りが高く優位性があると観測されています。株主優待効果もありそうです!


しばらく前にメディアで報道があった労基署から是正勧告による未払い賃金が最大86億円にもなるそうです。これを特別損失に計上しても割安水準になるようです。


結局、これまで政府による売出株は成功しているため今回も同じことが起きると想定されています!


大手初値予想1,300円~1,500円
修正値は変更なし

※注目度S


業績を確認すると2025年3月期の連結予想を確認することができました。売上4,075.00億円となり前期比4.68%増、経常利益767.00億円となり前期比16.45%増となります。


四半期利益は523.00億円となり前期比13.05%増を予想しています。


公開価格が1,200円決定の場合の指標はEPS90.02からPER13.33倍、BPS1,207.80からPBR0.99倍になります。配当金は40円予想なので配当利回り3.33%になります。これに株主優待なので手厚いと思います。


ベンチーマークは東日本旅客鉄道(JR東日本)あたりになるようです。


東京メトロにおいては黙っていても利用者が増えると考えられていてるため業績不安はなさそうです。残り少ない民営化案件なので成功させてくるでしょう!


仮条件が引上げられたことで割安感はあまりないようです。業績はコロナ禍以前に戻っていませんが来期は超えてくる可能性があります。政権が変わり株高傾向となっているため高い初値に期待できるかもしれません。


kimukimu

出口戦略でも政府と東京都が売り手なので無理に価格を吊り上げたりしないと観測されています。そのため上値期待は十分あるようです。



maronmaron

東京メトロIPOの申し込み状況を富裕層に聞いてみたらかなり積極的に申込みを行っているとわかりました。皆さんはどうしますか?



店頭申し込みの方は少し多めに申込んでいたほうが良いのかもしれません。私も1,000株単位で申込んでみようかな?と考えています。


配分は厳しいでしょうけど頑張ってみます。ネット申込のほうが気楽ですけどね。


幹事名割当株数引受割合
野村證券(共同主幹事)74,968,70032.26%
みずほ証券(共同主幹事)74,968,70032.26%
ゴールドマン・サックス証券(共同主幹事)16,295,000株7.01%
三菱UFJモルガン・スタンレー証券(共同主幹事)20,571,100株8.85%
SMBC日興証券14,923,800株6.42%
大和証券14,923,800株6.42%
SBI証券3,141,100株1.35%
岡三証券1,795,900株0.77%
東海東京証券1,795,900株0.77%
楽天証券1,795,900株0.77%
岩井コスモ証券773,400株0.33%
松井証券773,400株0.33%
マネックス証券773,400株0.33%
アイザワ証券308,600株0.13%
あかつき証券308,600株0.13%
極東証券308,600株0.13%
東洋証券308,600株0.13%
丸三証券308,600株0.13%
水戸証券308,600株0.13%
むさし証券238,800株0.10%
FFG証券215,600株0.09%
ちばぎん証券215,600株0.09%
内藤証券215,600株0.09%
西日本シティTT証券215,600株0.09%
Jトラストグローバル証券145,900株0.06%
立花証券145,900株0.06%
八十二証券145,900株0.06%
北洋証券145,900株0.06%
リテラ・クレア証券76,200株0.03%
光世証券52,900株0.02%
JPモルガン証券308,600株0.13%
シティグループ証券308,600株0.13%
BofA証券308,600株0.13%
UBS証券308,600株0.13%
※仮条件発表後に割合が修正されました


当選を狙うのであれば主幹事を中心として抽選に参加しておきましょう。平幹事からも積極的に参加すれば当選の可能性が高まります。


公開株数が多いため当選は容易だと考えています。あとはどれだけIPOが当選するのかで利益の積みましができそうです。


大量当選だと少し不安になるため各々で調整しながらブックビルディングに参加しておきましょう。九州旅客鉄道(JR九州)の時みたいに高い初値が付けば嬉しいですよね!


ネット証券からの申込みだとマネックス証券が穴場だと思います。引受株数を全て抽選に回しますからね。詳しくは別記事にまとめています。




また、主幹事の三菱UFJモルガン・スタンレー証券の委託販売でauカブコム証券でも取扱いがあると思います。後期型抽選になるため申込み忘れが多くなる証券会社です。


穴場になることが多いため今回も申込を行っておきましょう。個人的に最近当選を頂いているので今回も期待します。IPOルールは別記事にまとめています。


今から証券口座を開設しても間に合うと思います!




類似企業のPERやPBRを調べました

類似企業とPERやPBRは仮条件発表後に記載したいと思います。


類似企業PER
PBR
東武鉄道(9001)PER11.75倍PBR0.97倍
東急(9005)PER17.05倍PBR1.42倍
東日本旅客鉄道(9020)PER15.34倍PBR1.22倍
※2024年10月08日の株価基準

ストックオプションの株数や発行価格を調べました

ストックオプション行使期間株式の数発行価格
該当事項なし-株-円


ストックオプション(新株予約権)は上場承認時点で該当事項なしとなっています。


政府(財務大臣)と東京都が保有している株ですからね。


東京地下鉄[9023]IPOの評価と申し込みスタンス!まとめ

東京地下鉄は当選できると思いますが何枚当選できるかな?と今から考えています。ネット中心の申込みだと5枚くらいしか当選できない気がしています。


10枚くらいいは問題ないので10枚以上配分があると嬉しいです。店頭組の配分は凄そうですね。


東京地下鉄(東京メトロ)IPOのまとめ
※東京地下鉄公式サイト引用


東京は2030年まで安定的な人口増加、さらにインバウンドによる観光需要の増加などが見込まれています。地方は人口が減っていますが都心は増加傾向にあるそうですからね。


目論見によれば、東京1日当たりの利用者数上位10駅のうち9駅をカバーしているそうです。


また、設備の状態監視の充実やAI・ビッグデータ分析技術の活用等によるコスト削減や保全業務の質的向上なども行っているそうです。鉄道事業経費の削減はコロナ禍が影響を与えているようです。


電力料金が高騰している状況でも調達先を変更しコストを抑えているそうです。東京は再開発プロジェクトも多く今後も利用者の増加が期待されています。


kimukimu

個人的な意見になりますがこのIPOは参加しておくべきだと思います。来週には第1弾の初値予想が出るかもしれません!

上場日まで地合いが悪くならないようにあとは祈るだけです。NY市場も持ち直し日本市場にも期待したいと思います。数十万円儲かるように祈るしかありません♪



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