インターメスティック(262A)のIPOがプライム市場に新規上場承認されたのでご紹介したいと思います。子会社にZoff(ゾフ)を持つ有名な企業なので期待できそうです。


主幹事はSMBC日興証券と野村證券が共同で務め、公開株数10,722,000株、オーバーアロットメント1,608,200株です。上場規模は想定発行価格1,480円から計算すると約182.5億円になります。


インターメスティックIPOが上場承認
※インターメスティック公式サイト引用


以前より上場の噂があった企業がようやく承認されました。


東証プライム市場への上場なので機関投資家需要が見込めます。今期は32期目になるため老舗感があります。


同社は全世代向けのロープライスメガネ市場を開拓しメガネ小売でSPAモデルを初めて導入した企業です。また、アイウェア市場は5,000億円を超える市場規模で安定的に推移しているそうです。


同社は関東を中心に都心部へ積極な出店を行い、自社EC事業の加速でEC売上も拡大しています。海外事業も行い香港とシンガポールではフランチャイズ事業も展開しています。


インターメスティック(262A)IPOの上場基本データと引受幹事について調べました

項目上場基本データ
上場日10月18日
市場プライム市場
業種小売業
事業内容眼鏡レンズ、眼鏡フレーム、サングラス等の製造販売及び輸出入眼鏡・コンタクトレンズのケース、クリーナーその他の眼鏡・コンタクトレンズ付属品の製造販売及び輸出入
ブックビルディング9月30日~10月04日
想定価格1,480円
仮条件1,500円~1,630円
公開価格10月07日
初値結果
企業情報https://www.zoff.com/
監査人太陽有限責任監査法人
手取金の使途
  • 長期借入金の返済資金
  • 広告宣伝費
  • 新規出店および既存店改装・増床のための設備資金
  • 従業員への投資・人材の採用費


項目株数データ
公募株数7,880,000株
売出株数2,842,000株
公開株数(合計)10,722,000株
オーバーアロットメント1,608,200株
上場時発行済み株数30,600,000株
想定ベースの時価総額約452.9億円
幹事団SMBC日興証券(共同主幹事)
野村證券(共同主幹事)
みずほ証券
あかつき証券
岩井コスモ証券
岡三証券
東洋証券
松井証券
マネックス証券
丸三証券
水戸証券
楽天証券
SBI証券
委託見込岡三オンライン
DMM.com証券


インターメスティック(262A)の事業内容と上場に伴う評判を考察してみました

想定発行価格1,480円を基に吸収金額を算出すると約158.7億円となり、オーバーアロットメントを含めると約182.5億円規模の上場となります。


同社グループはSPA方式を日本で初めてメガネ事業に導入した企業になります。


商品の企画、製造、マーケティング、販売までを一気通貫して行うことで、低価格の商品を提供しながらも高い利益率を確保できています。製造においてはパートナー企業に委託を行っているそうです。


インターメスティックの業績
※有価証券届出書引用


同社グループでは「JAPAN QUALITY」「ALWAYS FRESH」「FAST SERVICE」を掲げ、独自の付加価値を提供できるように努めています。


企画面では実際の店頭で汲み取った顧客ニーズを商品企画にスピーディに反映し、月2回の新商品展開を基本とし、顧客需要に適った商品が適時適切に店頭で販売できるよう努めています。


製造面では協力工場でパートナー企業と現場で密なコミュニケーションを行い、高品質で低価格なメガネを生産しています。


インターメスティックのビジネスモデル
※有価証券届出書引用


商品の特徴としてコラボ商品に力を入れているそうです。


コラボ商品を展開することで「壊れた」「ぼやけた」「失くした」といった顧客の必要に応じて購入するニーズ需要から、同社商品を起点として、予約してでも買いたいと思うウォンツ需要を開拓してきたそうです。


累計のコラボ件数は100件を超え、ディズニーやPEANUTSコラボ、ARROWSコラボなどがあります。


インターメスティックの市場規模
※有価証券届出書引用


価格帯はメガネ一式で6,000円から1,000円刻みの低価格設定を基礎としています。


主力商品である「Zoff SMART」は、販売価格11,000円程度で販売しています。原材料の高騰が続きますがSPA方式のため高品質眼鏡を適正価格で提供することができるそうです。


インターメスティック(262A)の株主状況とロックアップについて調べました

会社設立は1993年5月20日、東京都港区北青山三丁目6番1号オーク表参道6階に本社を構えます。社長は上野博史氏(1973年12月30日生まれ50歳)、株式保有率は18.9%(4,284,000株)です。※2024年9月12日調べ


従業員数152人で臨時雇用者26人、平均年齢39.2歳、平均勤続年数8.1年、平均年間給与5,814,000円です。連結従業員数は1,838人で臨時雇用者は1,406人です。


セグメントは国内事業と海外事業の2つになります。


氏名又は名称所有株式数(株)所有株式数割合(%)ロック
株式会社ルイ・ボストン10,710,000株47.2%
上野 博史4,284,000株18.9%
上野 剛史4,284,000株18.9%
上野 照博1,072,000株4.7%
上野 芙佐子1,070,000株4.7%
香川 雅哉7,700株0.0%
大畑 栄一6,500株0.0%
※株主上位7名の状況、△表示は新株予約権を表します


上位株主には180日間(2025年4月15日まで)のロックアップが付与されています。ロックアップ解除倍率の記載は目論見にありません。


上場前の第三者割当等による新株予約権の割当を受けた者との間に継続所有等の確約を行っています。


親引けは5,000万円を上限にインターメスティックグループ従業員持株会が要請予定となっています。


インターメスティック(262A)IPOの初値予想と幹事引受け株数をチェックしました

大手初値予想は仮条件発表後に掲載を予定しています。しばらくお待ちください。


最新業績予想の他、仮条件発表後のPERやPBRなども後日追記します。


【独自初値予想】
  • 第一弾1,550円~1,800円
  • 第二弾1,930円~2,100円
※インデックス需要も見込める?


仮条件が1,500円~1,630円に決定し上場による吸収金額は最大で約201.0億円、時価総額は約498.8億円になります。


また、今回は仮条件の下限80%~上限120%の範囲になる可能性があります。価格帯は1,200円以上1,956円以下の範囲です。いわゆる20%上乗せ案件なんですよね。


ないとは思いますが1,956円で公開価格が決定した場合は上値が期待できない可能性があります。これまで仮条件上限の20%上乗せ案件はどれもパフォーマンスが悪かったです。


大型のIPOが続きますがプライム上場なので期待できそうです。知名度が高いため機関投資家だけでなく個人投資家の参戦も期待できます。


大手初値予想1,500円~1,900円
修正値2,000円~2,200円
再修正2,000円

※注目度A


業績を確認すると2024年12月期の連結予想を確認することができました。売上434.89億円となり前期比9.06%増、経常利益40.36億円となり前期比17.77%増となります。


四半期利益は27.20億円となり前期比6.17%増を予想しています。


公開価格が1,630円決定の場合の指標はEPS118.00からPER13.81倍、BPS673.61からPBR2.42倍になります。配当金は1株当たり27.86円なので配当利回り1.71%になります。


いずれ株主優待も新規設定があると思うのでIPOに当選しても売らない方も一定数いそうです。また、17年ぶりの再承認になり業績は3倍以上に成長しています。


kimukimu

前回は新興市場への承認で上場中止(延期)となりましたが今回はプライム市場への直接上場になります!



Japan Eyewear Holdingsの上場とは異なりファンド不在なので買い先行となる予想が出ています。


初値は愛眼をターゲットに2,000円を超えると考えられているようです。考えたくはありませんが20%上乗せになると公募組の利益は減りそうです。


【追記】
某紙の予想が2,000円に下がりました。やはり海外販売率が19.4%と低かったことが要因みたいです。ただファンド保有株がないため買い気配で始まると予想されています。500株も当選することができたのに残念です。

また、配当性向30%~35%程度が期待できるため増配の期待もあるようです。仮条件が上振れしたプライム案件なので大丈夫だと思います。


幹事名割当株数引受割合
SMBC日興証券(共同主幹事)6,969,800株65.00%
野村證券(共同主幹事)3,216,800株30.00%
みずほ証券214,400株2.00%
あかつき証券32,100株0.30%
岩井コスモ証券32,100株0.30%
岡三証券32,100株0.30%
東洋証券32,100株0.30%
松井証券32,100株0.30%
マネックス証券32,100株0.30%
丸三証券32,100株0.30%
水戸証券32,100株0.30%
楽天証券32,100株0.30%
SBI証券32,100株0.30%


プライム銘柄で業績規模も大きいため初値利益を期待したい銘柄です。


タイミーも知名度が高くて人気だったためインターメスティックも期待したいと思います。公開株数が多く当選しやすそうです。


ネット組も当選を期待できると思います。あとは割安であることを願うだけです!


当選を狙うならSMBC日興証券の証券口座が必要です。野村證券は資金不要でIPO抽選ができるため競争倍率が高そうな気がします。


SMBC日興証券は銘柄ごとに資金が必要ですからね。IPOルールについては下記記事でまとめています。




kimukimu

IPOの他にクラファンで数千円の利益を狙いませんか?9月はタイアップ2案件増えました!



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上場企業を中心としたファンド組成なので安心できます。投資したら3,000円分アマギフが上乗せになるのでよかったら頂いてください。




類似企業のPERやPBRを調べました

類似企業とPERやPBRは仮条件発表後に記載したいと思います。


類似企業PER
PBR
ジンズホールディングス(3046)PER32.24倍PBR5.27倍
パリミキホールディングス(7455)PER14.29倍PBR0.59倍
愛眼(9854)PER34.78倍PBR0.26倍
※2024年10月01日の株価基準

ストックオプションの株数や発行価格を調べました

ストックオプション行使期間株式の数発行価格
2026年4月24日~2034年4月23日1,271,800株664円


ストックオプション(新株予約権)で上場時に行使期限を迎えます株数はありません。


発行済株式総数30,600,000株に対する新株予約権の割合は4.16%に相当します。新株予約権による潜在株式数は1,271,800株です。


インターメスティック(262A)IPOの評価と申し込みスタンス!まとめ

インターメスティックのIPOは参加予定です。プライム市場への上場は2024年初になると思います!


Zoff(ゾフ)は過去に大阪証券取引所で上場承認し取消になっているようですね。


インターメスティックIPOのまとめ
※インターメスティック公式サイト引用


格安眼鏡というイメージはありますが、なにより知名度で個人投資家が買いそうな気がします。


成長性を考えると競合も多いためそれほどなさそうですが、株主優待期待で買われる可能性はあると思います。


ジンズホールディングス(3046)みたいに株主優待に力を入れると株価も上に昇りそうです。あとは収益を高めることができれば注目されそうですね。


国内店舗数は294店舗(出店19店舗、退店5店舗)と目論見に書かれています。


kimukimu

少し話題がある銘柄が登場し安堵しています。ただ東京メトロやキオクシアも10月に上場するのであれば大混雑になりそうです!!



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