サンクゼール(2937)IPOの初値予想と幹事割当数などを評価したいと思います。加工食品のSPAは珍しく新しい業態のようです。


しかし上場規模の大きさなどから荷もたれ感が生じ需給に不安を抱えるようです。直近の業績は好調に推移し今期も一応増収増益で着地するようです。


サンクゼール(2937)IPOの評価


項目株数データ
想定価格1,550円
仮条件12月05日
公開価格12月13日
公募株数1,200,000株
売出株数1,410,000株
公開株数(合計)2,610,000株
オーバーアロットメント391,500株
幹事団SMBC日興証券(主幹事)
野村證券
SBI証券
みずほ証券
岡三証券
八十二証券
松井証券
楽天証券
委託見込岡三オンライン
DMM.com証券


新味があると言われても結局は業種が「食料品」なので盛り上がりに欠けそうです。将来的には株主優待設定の期待もあると思いますが現時点では株主優待の設定はありません。


その代わり配当金が33円出ることになっています。配当利回りは想定発行価格算出で2.13%になります。配当狙いなら別の銘柄を購入したほうが良いと思います。


kimukimu

優待が設定されれば個人投資家に人気だと思います!



手広く事業を行い全国規模のため知名度はあると考えています。私が住んでいる熊本にいは「久世福商店」が1店舗しかありませんけどね。


業績が2022年3月期に急拡大している要因は、自宅における食事機会の増加や、コロナ禍により対面できない代わりにギフトを贈る慣習の定着などによるものだそうです。


同社の商品特徴が合致したことで、グローバルを除く全ての販売チャネルで売上高が増加したとあります。2021年3月期に比べると店舗減少も少なかったようです。


2021年4月には久世福・サンクゼール公式アプリをリリースし、顧客の会員登録により購買履歴に基づいた商品提案などを行っています。この辺りも業績に絡んでいそうです。


2023年4月期予想でも売上が伸びていることから、しばらくは現在の勢いが続く可能性があります。営業利益率が下がっていることは気になります。


想定発行価格1,550円ベースの吸収金額は約46.5億円、時価総額約137.0億円になります。四半期利益が10億円に届かないため上場規模が大きいと感じます。


サンクゼール(2937)IPOの大手初値予想と評価はこうなる!

大手初値予想の数値を調べてみました。非常に参考になる数値なので、投資家のブックビルディングスタンスにも影響を与えると考えています。


最新の初値予想は下記のようになっています!


大手初値予想1,500円~1,700円
※注目度B、想定発行価格1,550円


大手予想では公開価格割れも視野に入るようです。


上場ラッシュのなかでも特に過密となっている日に上場するため、選ばれないIPOになる可能性があります。同日上場の12月21日のなかでは一番選ばれないと思います。


アイズ(5242)とnote(5243)が同日上場となっています。サンクゼールは厳しそうですよね。


食品業界のSPA(製造小売り)は珍しいのかもしれませんが、身近な企業で神戸物産(3038)がFC展開する「業務スーパー」とかもありますからね。


SPA形態で有名な企業だと業種は異なりますが「ユニクロ」「ZARA」「H&M」などがあります。アパレル系が有名です。


同社の事業内容や上場承認時のデータは下記記事でまとめています。

サンクゼールの上場データと初値予想を考察


サンクゼール(2937)IPOの幹事割当数と引受割合を調べました

幹事割当数と引受割合を調べました。主幹事はSMBC日興証券が単独で務めます。


幹事名割当株数引受割合
SMBC日興(主幹事)2,218,800株85.01%
野村證券182,700株7.00%
SBI証券117,400株4.50%
みずほ証券39,100株1.50%
岡三証券19,500株0.75%
八十二証券19,500株0.75%
松井証券6,500株0.25%
楽天証券6,500株0.25%


IPOの当選確率は高いと思いますが利益見込みは低そうです。


個人的にも買いたい材料がないため「どうだろうか?」と思っています。やはり株価上昇となるには株主優待がポイントだと思います。


株価設定は妥当だと思うので地合いがこのままであれば下げ幅は小さいと思います。上場後は企業成長とともに株価も上向くと思いますが、資金回転を行う公募組には好まれないでしょう。


中長期の投資を好む方には良い銘柄なのかもしれません。配当利回りも低いため個人的にはパス案件だと考えています。


利益が出ている企業のためそこまで心配することはありませんが、12月優待と他のIPOの優先順位を考えると資金が足らない可能性があります。


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ちなみに確認を行ってみたところ2022年12月もタイアップ継続となりました。必要であればご利用ください!




サンクゼール(2937)IPOの業績予想と抽選参加スタンスまとめ

最新の業績予想を調べ抽選参加スタンスについて考えてみたいと思います。


個人的には資金が余っていれば参加するスタンスです。また、他の銘柄を優先する可能性があります。


サンクゼール(2937)IPOの業績予想
※サンクゼール公式サイト引用


業績を確認すると2023年3月期の連結予想を確認することができました。それによれば売上169.38億円となり前期141.65億円から19.58%増、経常利益13.14億円となり前期13.22億円から0.61%減となります。


四半期利益は9.42億円となり前期9.39億円から3.19%増となる予想が出ています。


想定ベースのPERはEPS118.16から13.12倍、PBRはBPS436.64から3.55倍になります。そして配当33円なので配当利回り2.13%です。


コロナ禍が追い風となり業績が急拡大した可能性があるため、上場後も今のような収益を維持できるのか心配な面もあります。


今期が第41期となっていますが、第38期までは収益面に苦労しているように感じます。※目論見の単体業績確認


アフターコロナで業績が落ちるようであれば事業改革が求められそうです。新規に取り組んでいる事業もあるようなので期待したいと思います。


IPOよりも上場後の業績を追いかける投資のほうが面白そうです。


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