コーチ・エィ(9339)のIPOがスタンダード市場に新規上場承認されたのでご紹介したいと思います。設立から21年以上経過した最近話題のコーチングビジネスを手掛けます。


主幹事は野村證券が務め公開株数730,000株、オーバーアロットメント109,500株です。上場規模は想定発行価格1,570円から計算すると約13.2億円になります。


コーチ・エィ(9339)IPOが上場承認
※コーチ・エィ公式サイト引用


クライアント企業にはグローバル展開を進めている企業も多く存在するそうです。


1999年10月に国際コーチング連盟の認定を受け「コーチ・エィ アカデミア」の提供も行っているそうです。


大企業に対してコーチングサービスを提供できる企業は限られるため同社は優位性があるようです。一定数以上のコーチの存在や国際コーチング連盟などの認定資格を保有するコーチ育成、さらにサービスの品質が求められます。


日本でもコーチングに関連した事業を行う企業が増加傾向にあります。


同社の優位性は規模の大きさや有資格者の多さ、コーチングに関する書籍の発刊、自社開発のコーチング管理システムとコーチング研究所などでしょうか。


コーチ・エィ(9339)IPOの上場基本データと引受幹事について調べました

項目上場基本データ
上場日12月22日
市場スタンダード市場
業種サービス業
事業内容コーチングによる組織開発事業及びコーチング人材育成事業
ブックビルディング12月06日~12月12日
想定価格1,570円
仮条件1,660円~1,840円
公開価格1,840円
初値結果2,500円(公開価格1.36倍)
企業情報https://www.coacha.com/
監査人仰星監査法人
手取金の使途
  • 運転資金
  • 設備資金


項目株数データ
公募株数450,000株
売出株数280,000株
公開株数(合計)730,000株
オーバーアロットメント109,500株
上場時発行済み株数2,192,400株(公募分を含む)
想定ベースの時価総額約34.4億円
幹事団野村證券(主幹事)
みずほ証券
楽天証券
SBI証券
岡三証券
丸三証券
松井証券
委託見込岡三オンライン
DMM.com証券


コーチ・エィ(9339)の事業内容と上場に伴う評判を考察してみました

想定発行価格1,570円を基に吸収金額を算出すると約11.5億円となり、オーバーアロットメントを含めると約13.2億円規模の上場となります。


同社グループは、連結財務諸表提出会社及び連結子会社5社の合計6社で構成されています。事業は日本国内と海外において、コーチング事業を展開しています。


コーチング事業は、システミック・コーチングTMによる組織開発ビジネスとコーチング人材育成ビジネスから構成されています。


エグゼクティブ・コーチング及びDriving Corporate Dynamismを中心としたシステミック・コーチングTMによる組織開発ビジネスを主要事業ドメインとしており、上場企業が主な取引先となっています。


コーチ・エィ(9339)の業績
※有価証券届出書引用


エグゼクティブ・コーチングとは、取締役やCXO等のトップマネジメント層を対象に、目指す組織変革や成長を促進するために、エグゼクティブ・コーチとの1対1のコーチングを提供するサービスです。


標準的な1クールあたりの提供期間は8ヶ月~9ヶ月程度となっています。


この他にも経営チーム向け、ミドルマネジメント向け、会社社員向けのなど段階に応じたコーチングサービスを提供しています。


コーチ・エィIPOの特徴
※有価証券届出書引用


また、組織で働くコーチングを学びたい個人を主な対象としてコーチ・エィ アカデミアのサービスを提供しています。


1対1のコーチによるコーチングセッションと、クラスコーチと複数参加者によるオンラインクラス形式のコーチング学習を行っています。


基本的なコーチングスキルだけではなく、コーチング型マネジメントがなぜ機能するのか、具体的かつ効果的な活用の仕方を継続的に学ぶプログラムとなっています。


コーチ・エィIPOの販売実績
※有価証券届出書引用


同社は2022年10月末時点で116名のコーチを有しており、その大部分が正社員雇用となっています。コーチの多くは国際コーチング連盟もしくは一般財団法人生涯学習開発財団の認定資格の保有者です。


コーチングは理論を理解するだけでなく、幅広い知識とコーチング対象者一人ひとりに合わせたコミュニケーション力を必要とするそうです。


そのため、20年以上蓄積したコーチングノウハウにより独自のコーチ育成プログラムを構築・活用し人材育成を行っているそうです。平均給与880万円なので高給取りですね。


コーチ・エィ(9339)の株主状況とロックアップについて調べました

会社設立は2001年8月31日、東京都千代田区九段南二丁目1番30号に本社を構えます。社長執行役員は鈴木義幸氏(1967年11月11日生まれ)、株式保有率は1.15%(20,000株)です。


従業員数136人で臨時雇用者11人、平均年齢38.4歳、平均勤続年数6.8年、平均年間給与8,803,000円です。連結従業員数は148人で臨時雇用者は11人です。


セグメントはコーチング事業の単一セグメントになります。


氏名又は名称所有株式数(株)所有株式数割合(%)ロック
株式会社伊藤ホールディングス1,436,000株82.42%
伊藤 守94,800株5.44%
伊藤 光太郎63,200株3.63%
コーチ・エィ社員持株会52,400株3.01%
鈴木 義幸20,000株1.15%
栗本 渉10,000株0.57%
纐纈 順史10,000株0.57%
※株主上位7名の状況、△表示は新株予約権を表します


上位株主には180日間(2023年6月19日まで)のロックアップが付与されています。ロックアップ解除倍率の記載は目論見にありません。


上場前の第三者割当等による募集株式等の割当等に関し、普通株式の割当者との間に継続所有等の確約を行っています。


親引けは取得金額86,988千円に相当する株式数を上限として実施予定です。


コーチ・エィ(9339)IPOの初値予想と幹事引受け株数をチェックしました

大手初値予想は仮条件発表後に掲載を予定しています。しばらくお待ちください。最新業績予想の他、仮条件発表後のPERやPBRなども後日追記します。


仮条件範囲が想定発行価格1,570円から上振れし1,660円~1,840円となりました。吸収金額は最大で約15.4億円、時価総額約40.3億円になります。


しばらく前に上場したビジネスコーチと比較されやすいと考えています。ただビジネスコーチは上場後に減益を発表し売られ続けています。初値から考えると既に半分となった株価に疑問を持ちます。


コーチ・エィの場合は企業規模の違いから安心して買われる可能性もありますが、初値が付いた後に買われるのかは微妙です。上場ラッシュ中とありビジネスコーチの悪夢がよみがえります。


同社の場合は基本的に黒字経営なので安心感はありますが、スタンダード市場と言うことで盛り上がりに欠けそうです。


大手初値予想2,000円~3,000円
初値予想3,000円前後
直前予想2,600円

※注目度B


業績を確認すると2022年12月の連結予想を確認することができました。売上35.41億円となり前期比7.11%増、経常利益4.99億円となり前期比19.95%増となります。


四半期利益は3.83億円となり前期比56.33%増の予想となっています。


公開価格が1,840円決定の場合の指標はEPS218.13からPER8.44倍、BPS1,237.55からPBR1.49倍になります。配当は18円予想となっており配当利回りは0.98%になります。


PERが一桁台になり株価が引き上がれれても割安水準だと観測されています。成長イメージは描きやすいとのことです!


グロース市場並みに資金が入る想定で初値予想3,000円程度となっているようです。PERは13.75倍になるため今現在のビジネスコーチの株価に合わせた数値のようです。


もしかすると同社のほうが企業規模が大きいためもっと上値が狙えるのかもしれません。


幹事名割当株数引受割合
野村證券(主幹事)657,000株90.00%
みずほ証券21,900株3.00%
楽天証券21,900株3.00%
SBI証券7,300株1.00%
岡三証券7,300株1.00%
丸三証券7,300株1.00%
松井証券7,300株1.00%


しばらく前に上場したビジネスコーチ(9562)よりも規模が大きいため人気が見込めそうです。今期の四半期利益は3.8億円を超える予想をすでに確認できました。3Qよりも下げるようです。


配当は18円出るため想定ベースの配当利回りが1.15%になります。


スタンダード市場への上場申請のためそれほど盛り上がらないパターンかもしれません。日本国内と海外でコーチング事業を行っています。


割れるようなIPOではないと思うので積極的に参加したいと思います。VC出資もありません。


しかし野村證券が主幹事なので当選しにくいと思います。委託販売が行われるLINE証券でも申込を行っておきましょう!


マイメイトで2万ポイント貰えるタイアップを行っています。ポイントを利用してエージェントをコピーすれば利益を狙えるかもしれません。


2万ポイントを利用すればエージェントを合計4体作れるため手間が省けます。AI技術を活用したFX取引が可能になります。詳しくは別記事でまとめています。


公式サイトにタイアップ表記がないので詳細を確認後にお申しいただけたらと思います。




類似企業のPERやPBRを調べました

類似企業とPERやPBRは仮条件発表後に記載したいと思います。


類似企業PER
PBR
リンクアンドモチベーション(2170)PER37.15倍PBR9.29倍
インソース(6200)PER53.15倍PBR22.06倍
ビジネスコーチ(9562)PER13.28倍PBR4.39倍
※2022年12月06日の株価基準

ストックオプションの株数や発行価格を調べました

ストックオプション行使期間株式の数発行価格
該当事項なし-株-円


ストックオプション(新株予約権)は該当事項なしのためありません。


コーチ・エィ(9339)IPOの評価と申し込みスタンス!まとめ

コーチ・エィのIPOは利益が見込めると思うので全力申込です!


スタンダード市場なので最大でも初値2倍程度でしょうか。ただ上場ラッシュなので初値1.5倍程度まで落ちるかもしれません。人気が見込めそうなIPOが少ないため頑張ってほしいです。


コーチ・エィ(9339)IPOのまとめ
※コーチ・エィ公式サイト引用


普通に働いているとコーチングビジネスとは無縁だと思います。レベルの高い職場で活用が進んでいるようですが市場規模が明確ではないとも言われています。


日本では雇用制度の違いから受け入れにくいとされているようですからね。


ただ同社は利益がしっかりでているため需要はあると考えられます。代表の鈴木義幸氏はクライアント企業に対しエグゼクティブ・コーチングを行っているとされ、現場でも働いている方のようです。


各界のエグゼクティブ層との強い人脈、さらに関連業界動向に関する情報収集等に対して豊富な知識と経験があるとされています。年齢は今現在で55歳です。そう考えると頼もしい企業なのかもしれません。


大企業の組織改革などで同社サービスが採用される事例が増加しているそうです。また、今後可能性は低いと思いますが海外拠点で債務超過となり拠点閉鎖となったことがあるそうです。


海外ではアジア地域、米国を中心に海外に事業展開を行っています。


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