識学(7049)IPOが新規上場承認されました。2019年第1号案件になりSMBC日興証券が主幹事を務めます。独自に開発した意識構造分析による理論を用いたコンサルティングを行っている企業です。人の意識を5つの領域に分けるとそこからずれの領域が生まれていくそうです。新規性がややあり面白そうな案件が登場しています。


公開株数は330,000株と少なく、オーバーアロットメント49,500株、上場規模は約6.2億円と規模も小さく人気化しそうです。業績は拡大傾向にあり、会社設立からわずか3年11ヶ月のスピード上場となります。個人投資家に好まれそな感じのIPOで初値3倍も視野に?


識学(7049)新規上場と初値予想


株主には上場企業名も数社あることで個人投資家からの買い需要も多そうです。ベクトル(6058)やチェンジ(3962)、オークファン(3674)の名前が株主名簿にあります。既に出資先が上場するとIRで公表している企業もあります。


識学(7049)IPOの詳細データ

項目 上場基本データ
市場 マザーズ
業種 サービス業
事業内容 識学を使った経営、組織コンサルティング、識学を使った従業員向け研修、識学をベースとしたwebサービスの開発、提供
公開予定 2月22日
ブックビルディング期間 2月06日~2月13日
想定価格 1,640円
仮条件 1,640円~1,800円
公開価格 2月14日
企業情報 https://corp.shikigaku.jp/


【手取金の使途】

差引手取概算額356,112千円に、本第三者割当増資の手取概算額上限74,424千円を合わせた、手取概算額合計上限430,536千円については、当社の認知度向上及び集客のための広告宣伝費に222,250千円、事業拡大のための人件費に208,240千円充当し、残額につきましては、平成33年2月期の広告宣伝費に充当する予定であります。具体的には以下の通りであります。

①当社の認知度向上やサービス提供エリアの拡大を見据えた集客のためのウェブマーケティング費用、TVCMや雑誌等のメディアに係る広告宣伝費として、平成32年2月期222,250千円を充当する予定であります。

②当社の事業拡大において、安定的な受注の獲得および管理体制の強化を図るためには、人材の確保が必要不可欠であるため、講師人材等の確保のための人件費等として平成32年2月期に113,410千円、平成33年2月期に94,830千円を充当する予定であります。

※また、上記調達資金は具体的な充当時期までは、安全性の高い金融商品等で運用していく方針であります。



項目 株数データ
公募株数 240,000株
売出株数 90,000株
公開株数(合計) 330,000株
オーバーアロットメント 49,500株
上場時発行済み株数 2,440,000株(公募分を含む)
想定ベースの時価総額 約40.02億円
幹事団 SMBC日興証券(主幹事)
SBI証券
マネックス証券 ←完全平等抽選
楽天証券 ←幹事増加中
松井証券 ←前受け金不要
いちよし証券
エース証券
※委託幹事でDMM.com証券が追加です!


識学(7049)上場評判とIPO分析

想定発行価格1,640円を基に吸収金額を算出すると約5.4億円となり、オーバーアロットメントを含めると約6.2億円規模の上場となります。上場規模が小さく初値2倍以上はかなりの確率であり得ると思います。


ちなみに2018年の第1号上場のMマート(4380)の初値は4.33倍となり、公開価格1,240円の初値は5,380円になりました。ひょっとすると今回も初値3倍~4倍はあり得るかもしれません。


同社の事業は独自開発した意識構造に着目した識学を基幹理論として、組織の生産性向上のために現状把握、改善及びその定着サービスを提供する組織コンサルティング事業を行います。


ちなみに同社が識学とは、「ヒトの意識構造を分析し、行動を阻害する誤解や錯覚の発生原因を研究した、当社が独自開発した理論です。ヒトの思考の癖から生じる誤解や錯覚が個人の行動の質及び量を低下させ、さらに、個人の集合である組織内で誤解や錯覚が複雑に絡まった結果、組織のパフォーマンスを阻害します。識学はこの誤解や錯覚の発生要因と解決策を体系化しており、組織運営に活用することで組織の生産性を高めます」と言うことだそうです。


識学(7049)上場評判と業績


主要サービスは「マネジメントコンサルティングサービス」と「プラットフォームサービス」に分かれ主力は前者になります。マネジメントコンサルティングサービスとは、マンツーマントレーニングであるマスタートレーニングを始めとした識学に基づく組織運営を導入・浸透させ組織の生産性を上げるサービスです。


マネジメントコンサルティングサービスでは、経営者に対して識学を導入し、生産性の高い組織運営を実現するサービスを行っています。マスタートレーニング3rdでは、当社の講師が3か月間(12回)、1回1時間程度のマンツーマントレーニングを行い、トレーニングの期間中、知識習得及び課題を設定し行動変化を追跡します。


同社のマスタートレーニングでは、独自開発した識学のフレームワークを用いて、課題の実践や行動を通じてポイントを習得していきます。組織の生産性を高めるために、ヒトの意識構造を理解し、実際に組織経営を変化させるまで順を追ったカリキュラムを提供しています。


組織長以下の幹部層に対しても識学を導入し、生産性の高い組織運営を実現させるマスタートレーニング2ndがあります。こちらは同社講師が2.5か月間(全10回)、1回1時間程度のマンツーマントレーニングを行い、トレーニングの期間中、知識習得及び課題を設定し行動変化を追跡します。


この他、講義及びワーク形式での研修である「集合研修」や識学の理解を促す「浸透パック」、評価制度を構築し、識学を組織に定着・仕組化する「評価制度構築」、マスタートレーニング受講者かつ経営者向けに組織運営に関する課題や相談を受ける「顧問サービス」があります。


識学(7049)IPOの事業内容


プラットフォームサービスとは、ウェブ上で顧客の識学実践を支援するクラウドサービスです。識学クラウド組織診断や識学クラウド動画復習、識学クラウド評価制度運用支援、識学クラウド日常業務支援といったサービスごとにわかれています。


リピート率も高く、第3期実績では累計顧客数は522社(前事業年度214社)となり、品質管理強化やサービスの多様化を進めた結果、リピート率は39.3%(前事業年度36.0%)となりました。


今期はさらにリピート率が高く第4期第3四半期開示で54.9%(522社)になっているそうです。識学クラウドの有料サービス展開による実績も122社と好調のようです。


識学IPOの販売実績と取引先



識学(7049)の企業財務情報と配当性向

回次 第2期 第3期
決算年月 平成29年2月 平成30年2月
売上高 317,871 755,023
経常利益又は経常損失 △7,548 69,320
当期純利益又は当期純損失 △6,682 42,255
資本金 25,500 25,500
純資産額 45,69 76,953
総資産額 172,623 370,603
1株当たり純資産額 20.77 35.69
1株当たり当期純利益金額又は1株当たり当期純損失金額 △3.34 19.46
自己資本比率(%) 26.47 20.76
自己資本利益率(%) 68.90
株価収益率(倍)
配当性向(%)
営業活動によるキャッシュ・フロー 22,316 178,156
投資活動によるキャッシュ・フロー △13,354 △20,343
財務活動によるキャッシュ・フロー 111,884 △10,731
現金及び現金同等物の期末残高 126,858 273,940
※数値は千円単位


第4期第3四半期累計期間(平成30年3月01日~平成30年11月30日)
売上高906,587千円
営業利益203,266千円
経常利益202,268千円
四半期純利益126,735千円


当第3四半期累計期間におけるわが国経済は、平成30年10月の完全失業率は、2.4%(総務省調べ)、有効求人倍率は、1.62倍(厚生労働省調べ)と推移し、人手不足の環境でありました。そのような中、組織マネジメントの改善によって効率化を促進したいという市場ニーズは前事業年度に引き続き高くなっております。

このような状況のもと、当社では、ウェブマーケティング及びオフラインの広告宣伝強化、セミナーの定期開催による新規顧客を中心とした拡販に注力し、導入累計社数が864社となりました。また、リピート率(注1)は54.9%(522社(前事業年度末時点の累計新規顧客数)中287社)となっております。また、ウェブ上で評価制度の運用サポート機能・動画で復習できる機能・意識の状態を把握できるサーベイ機能を有している識学クラウドの有料でのサービス展開を開始し、2018年11月末時点で、122社での導入実績となりました。



識学(7049)従業員と株主の状況

会社設立は2015年3月05日、東京都品川区西五反田七丁目9番2号KDX五反田ビル4Fに本社を構えます。社長は安藤広大氏(昭和54年11月05日生まれ)、株式保有率は37.31%です。従業員数は40人で平均年齢37.8歳、平均勤続年数1.3年、平均年間給与735.2万円となります。


会社設立後まもないようですが給与が高く設定されているようです。能力の高い人員をそろえるためには仕方がないことでしょう。


氏名又は名称 所有株式数(株) 所有株式数割合(%)
安藤広大 854,000 37.31
福冨謙二 594,000 25.95
株式会社ARS 380,000 16.60
K&Pパートナーズ2号投資事業有限責任組合 240,000 10.48
梶山啓介 44,000 1.92
株式会社ベクトル 28,000 1.22
Team Energy株式会社 22,000 0.96
※株主上位7名の状況


【目論見抜粋】

本募集及び引受人の買取引受による売出しに関し、貸株人かつ売出人である安藤広大、売出人である福冨謙二、当社株主である株式会社ARS、Team Energy株式会社、株式会社五十畑、REGAIN GROUP株式会社、及び株式会社チェンジ並びに当社役員かつ新株予約権者である梶山啓介及び池浦良祐は、SMBC日興証券株式会社(以下「主幹事会社」という。)に対して、本募集及び引受人の買取引受による売出しに係る元引受契約締結日に始まり、上場(売買開始)日から起算して180日目の平成31年8月20日までの期間中は、主幹事会社の事前の書面による承諾を受けることなく、元引受契約締結日に自己の計算で保有する当社普通株式(潜在株式を含む。)の売却等を行わない旨を約束しております。

当社株主であるK&Pパートナーズ2号投資事業有限責任組合は、主幹事会社に対して、本募集及び引受人の買取引受による売出しに係る元引受契約締結日に始まり、上場(売買開始)日から起算して90日目の平成31年5月22日までの期間中は、主幹事会社の事前の書面による承諾を受けることなく、元引受契約締結日に自己の計算で保有する当社普通株式(潜在株式を含む。)の売却等(ただし、その売却価格が募集における発行価格又は売出しにおける売出価格の1.5倍以上であって、主幹事会社を通して行う東京証券取引所での売却等は除く。)を行わない旨を約束しております。



上位株主には180日間(平成31年8月20日まで)のロックアップが付与されています。この他、ベンチャーキャピタルのK&Pパートナーズ2号投資事業有限責任組合には別途90日間のロックアップ(平成31年5月22日まで)が付与され、ロックアップ解除倍率は公開価格の1.5倍以上と定められています。


識学(7049)IPO大手初値予想と各社配分

仮条件は1,640円~1,800円に決定し、想定発行価格を下限に上限方向へ引き上げられました。上限1,800円を基に市場からの吸収額を算出すると約5.9億円、オーバーアロットメントを含めると約6.8億円になります。上場規模には魅力がありますが、価格引き上げによりやや割高設定となります。よって上値追いには気を付けたいところです。


2019年2月期の単独業績予想は売上58.14%増、経常利益224.64%増(1.55億円増)の増収増益見込みとなっています。上場時期的に数値はほぼ決定で間違いないと思われます。EPS66.58を基にPERを算出すると約27.04倍、BPS260.45を基にPBRを算出すると約6.91倍となります。


初値予想3,700円~5,000円


その後、上方修正され4,000円~6,000円に変更されています。新奇性があり2019年一発目のIPOと言うことでかなり、想定よりも人気化する可能性が高いようです。逆に当選できる運気を持ち合わせていない気がしてなりませんが、出来ることは行っておきましょう。


幹事名 配分単位(株)
SMBC日興証券(主幹事) 297,000
SBI証券 9,900
マネックス証券 6,600
楽天証券 6,600
松井証券 3,300
いちよし証券 3,300
エース証券 3,300


類似企業 PER
PBR
リンクアンドモチベーション(2170) PER38.82倍 PBR11.99倍
インソース(6200) PER51.49倍 PBR13.29倍
プロレド・パートナーズ(7034) PER46倍 PBR7.11倍


激戦になると思いますが、幹事構成から比較的申し込みやすいことがわかります。幹事配分が多い企業からの申し込みを行っておきましょう。主幹事はもちろん申込まなければいけませんが、運が良ければ平幹事からの当選も可能です。マネックス証券は預け入れ資金に左右されない完全平等抽選を採用しています。


マネックス証券IPO当選歴と抽選ルール


レオス・キャピタルの抽選では穴場証券となった楽天証券からの申し込みも行っておきましょう。できることならば多くの証券会社と口座からの申し込みを行っておきたいところです。


松井証券のIPO抽選ルール(前受け金不要)


松井証券も2018年後半に後期型申し込みから、前受け金不要に変更されたため申し込みを行っておきましょう。落選して当たり前ですが、誰かに毎回当選しているためチャンスがあれば申し込みを徹底しておきましょう。


【追記】
DMM.com証券が識学(しきがく)のIPOを取り扱うことを発表しました。しかも前受け金不要で抽選に参加し、当選した後に入金が可能です。ブックビルディングは2月13日までなので口座開設を急げば間に合う方もいそうです。私も急いで妻の口座を開設してもらいます。自分の口座は既に開設済みなので参加したいと思います!

詳細記事は下記に書いたのでよかったら参考にしてください。

⇒ DMM株(DMM.com証券)でIPO取扱いが始まる【前受け金不要は凄い!】



識学のストックオプション詳細を調べました

ストックオプション行使期間 株式の数(株) 発行価格(円)
平成31年3月01日~平成39年2月20日 66,000 250
平成32年12月16日~平成40年12月13日 23,000 1,680


ストックオプションは合計で89,000株存在しますが、上場時点では関係がありません。また行使条件に上場後6ヶ月を経過しないと基本的には売却が出来ない条件が記載されています。イレギラー的なことが起きなければ市場には出てこないでしょう。


識学(7049)IPO私見と申し込みスタンス

組織コンサルティングを行う企業です。俳優の要潤さんが広告等になり識学の説明をしている動画も公式ページに用意されています。わかりやすい動画ですが、社員教育を外部委託する時代になったのでしょうか。動画も用意しましたので、よかったら一度見てみると事業イメージがつかみやすいと思います。


しきがく画像
※識学の動画は一定期間経過したため削除させて頂きました


    【公式動画の内容】

  • 部下のモチベーションをあげるのは上司の役割?
  • 結果だけでなく、社員の頑張る姿を評価すべき?
  • 社長は自らも現場に入るべき?
  • 社員のため、良かれと思い、このようなマネジメントをやってしまっていませんか?



普通の教育コンサルティングとの差別化も難しいように思いますが、経営者も従業員も言いたいことがなかなか言えない時代に突入しています。SNSが登場し、さらに難しい世の中になっていると感じます。


同社の売上も急激に伸びていることやリピート率も50%を超えてきているため、上場後にさらに業績アップの期待ができそうです。ただし、人員が少ないため同社が進めるサービスのシステム化や低価格のプラットフォームサービスなどへの切り替えが急がれると思います。


これまでは経営者向けのマンツーマントレーニングが大きな比率を占めていたそうですが、顧客が増えるに従いシステム化しなければ業績拡大は厳しいでしょう。同社の人材不足や教育についても心配なところがあります。競合に関するリスクもあり、企業を対象とした組織コンサルティング事業に関しては多くの企業が参入しています。


2018年の上場企業もコンサルティングを行う企業は多数ありました。同社が生き残るには、他社に対する競争力の源泉としてきた識学を用いたコンテンツやノウハウ、サービスの開発力に魅力がなければなりません。と言うことで、初値段階ではかなり人気があるため我々IPO投資家は全力申し込みをするだけです!


当選しなくても市場活性化のためセカンダリー投資を含め成功してほしい案件ですね。


識学(7049)IPO主幹事です! 【私はネット口座だけで当選しています】
⇒ SMBC日興証券公式サイト



※2019年はSMBC日興証券から6銘柄の当選を頂きました!






クラウドバンクを使った投資を4年間続けています!

1万円から投資可能でコツコツ貯まるから面倒くさがりの方にも向いている投資だと思います。利回りが以前より高くなり投資チャンス到来なのかもしれません。

またクラウドバンク社長にインタビューを行い気になることもズバット聞いてみました。全ての問いに回答頂けるなんて思ってもおらず私の中で信頼度UPとなっています。

クラウドバンクの待つだけ資産運用

詳しくは下記記事でまとめているのでよかったら参考にしてください。100万円投資すると1年間に69,900円の利益試算になります。地味だけどお小遣いになるから助かっています。

現在のところ投資額は60万円弱でソーシャルレンディングへの投資は総額250万円を超えています。余裕資金があればぶち込みですね!

クラウドバンク投資4年の実績と評価記事