さくらさくプラス(7097)IPOの初値予想と幹事割当数などを今回も評価したいと思います。上場前の抽選参加スタンスや業績予想などについても調べています。


2020年3月に上場承認され規模縮小を行い上場にチャレンジしていましたが、結局上場中止を発表していたIPOです。新型コロナウイルス感染症により株式市場が大きな影響を受けていたため妥当な判断だったと思います。


さくらさくプラスIPOの初値予想と幹事割当


項目株数データ
想定価格2,060円⇒ 2,230円に修正
仮条件10月12日
公開価格10月20日
公募株数457,000株⇒ 350,000株に修正
売出株数402,900株⇒ 327,400株に修正
公開株数(合計)859,900株⇒ 677,400株に修正
オーバーアロットメント128,900株⇒ 101,600株に修正
幹事団SMBC日興証券(主幹事)
野村證券
SBI証券
岩井コスモ証券
マネックス証券
エース証券
楽天証券
委託見込SBIネオトレード証券
DMM.com証券
※修正値は再承認時の数値です


国による保育の受け皿整備や待機児童の解消に向けた施策など、上場における追風はあるものの、新型コロナウイルス感染症による事業への影響も少なからずあると思います。


また少子高齢化が進む日本において「継続した利益を見込めるのか?」と疑問もあります。


同社によれば、中長期的に新設保育所の需要は鈍化していくことが想定されるため、保育事業において首都圏で収益性の高い認可保育所の開設を進めることにより、安定的な収益基盤を目指す意向があるそうです。


首都圏(東京23区を中心)だから収益確保ができるのかもしれません。IPOを考えた場合は首都圏を中心に事業を行っている安心感があります。


前回の上場承認時よりも外部環境が改善しているように思います。類似企業の株価が上昇していることも関係があり、初値利益が見込めると考えています。


ベンチャーキャピタル出資がないため需給面に特別不安はないと思います。ただIPOではそれほど人気が見込める事業ではありません。


むさし証券は資金不要でIPO抽選に参加できます。意外にIPO取り扱いが多いため口座開設しておいたほうが無難でしょう。店頭系企業になりますがネット抽選を取り入れています!


 

さくらさくプラス(7097)IPOの大手初値予想と評価はこうなる!

大手初値予想の数値を調べてみました。非常に参考になる数値なので、投資家のブックビルディングスタンスにも影響を与えると考えています。


IPO初値予想


これによると利益が出る期待が残されているように感じます。最新の初値予想は下記のようになっています!


大手初値予想3,000円~5,000円
修正値4,000円~5,000円

※注目度B


予想レンジが現時点では広めになっています。IT系であればガンガン買われる市場でも保育事業はそれほど大きな利益が見込めないのかもしれません。


株数が多いIPOでもIT系であれば20万円~30万円程度の利益が見込める状況が続いています。


また、同社の株主構成から考えると公開株式以外の株流通は少ないと考えられます。ロックアップも180日間でロックアップ解除倍率の設定もありません。ストックオプション(新株予約権)も上場時に売却不可になっています。


もっと詳しく知りたい
さくらさくプラスの詳細情報を知りたい方は下記記事にまとめているので参考にしてください。仮条件発表後には追記する形で最新の初値予想も記載しています。
さくらさくプラス(7097)IPO上場承認と初値予想!再承認で初値1.5倍が狙える

Twitterでも情報発信しているのでよかったら参考にしてください。IPOの当選報告で毎回盛り上がっています!


さくらさくプラス(7097)IPOの幹事割当数と引受割合を調べました

さくらさくプラスの幹事割当数と引受割合を調べました。主幹事はSMBC日興証券になります。


幹事名配分単位引受割合
SMBC日興証券(主幹事)610,000株90.05%
野村證券23,700株3.50%
SBI証券23,700株3.50%
岩井コスモ証券10,100株1.49%
マネックス証券3,300株0.49%
エース証券3,300株0.49%
楽天証券3,300株0.49%


SMBC日興証券が90.05%を占めているためネット申込でも当選期待があります。完全平等抽選のマネックス証券は株数が少なく今回は当選確率が低そうです。


証券会社によりIPO抽選ルールが異なるため理解しておくことをお勧めします。


今回のIPOは公開株式とオーバーアロットメントを合わせ779,000株になります。3月承認時の株数は988,800株になるため株数が減らされている状況です。想定発行価格は逆に2,060円から2,230円に引き上げられました。


コロナ禍でも業績が好調だったため高く設定されたようです。意外に強気だと考えているため公開価格割れはないと考えています。





さくらさくプラス(7097)IPOの業績予想と抽選参加スタンス

さくらさくプラスの最新業績予想を調べ抽選参加スタンスについて考えてみたいと思います。人気が見込めれば積極的に参加しIPOで利益を狙いたいと思います!


業績予想とBBスタンス考察



業績を確認すると2021年7月期の業績予想が出ていました。これによれば売上96.13億円となり前期76.29億円から26.0%増、経常利益16.83億円で前期14.94億円から12.7%増を見込みます。


四半期利益も調べてみると10.69億円で前期14.6%増を見込んでいます。増収増益傾向はこれからも続くようですね。


想定発行価格算出のPERは8.44倍、PBRは2.27倍になります。類似企業比較ではPERが20倍あたりを推移しているため割安だと思います。大手予想も今回の再承認は上場タイミングがよいと発しているようなので初値利益は見込めるでしょう。


以前に比べると待機児童問題も熱が冷めていると感じます。人口が増加し続ける首都圏や主要都市では現在も問題が取り上げられています。


違う角度から考えると保育士など人材不足も社会問題になっています。政府が進める「女性の社会進出」や「子育て安心プラン」など材料はあるものの上手く進んでいるようには感じません。菅政権が何処まで推し進めることができるのか期待しています。


相変わらず東京都は断トツの1位となり待機児童数が2020年4月1日時点で2,343人(前期比1347人減)となっています。厚生労働省の調べでは保育所などに入れなかった人数が同時期に1万2,439人いたそうです。


IPOに当選できない方は先回り投資を行ってみては如何でしょうか!未上場企業に投資を行い上場するまで待つ投資です。自分の目利きと企業に共感を得ることができれば楽しい投資だと思います。


業界大手はファンディーノになります。上場しなくてもセカンダリー投資ができるようになるそうなのでこちらにも期待しています。詳しく内容をまとめたのでよかったら下記記事も参考にしてください。


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