ユミルリンク(4372)のIPOがマザーズに新規上場承認されたので詳しくご紹介したいと思います。今回も業績や上場規模などを確認し、IPO抽選に参考になるような情報を自己評価してみたいと思います。


主幹事は野村證券が務め公開株数1,276,000株、オーバーアロットメント191,400株です。上場規模は想定発行価格950円から計算すると約13.9億円になります。


需給に不安はないため積極的にIPO抽選に参加してよい銘柄だと思います!!


ユミルリンクIPOの初値予想と上場
※ユミルリンク公式サイト引用


2002年にサイバーエージェントが親会社、2005年にサイボウズが親会社、2011年2月にアイテック阪急阪神が親会社となっているため色々とある企業のようですね。


ただ上場時にはサイバーエージェント(4751)やサイボウズ(4776)の名前は株主名簿にありません。


事業は自社開発のメッセージングプラットフォーム「Cuenote(キューノート)」をクラウド形式やソフトウエア形式で提供している企業です。


コロナ禍下でも企業のICT投資が積極的となっているため、ユミルリンクも増収増益が続いています。上場タイミングも良く、前期純利益の2.2億円はインパクトがあります。


ユミルリンク(4372)IPOの上場基本データと引受幹事

項目上場基本データ
市場マザーズ
業種情報・通信業
事業内容メッセージングプラットホーム事業
上場日9月22日
ブックビルディング期間9月03日~9月09日
想定価格950円
仮条件950円~1,000円
公開価格1,000円
初値結果1,711円(公開価格1.71倍)
企業情報https://www.ymir.co.jp/
監査人有限責任あずさ監査法人


【手取金の使途】

手取概算額288,586千円については、設備資金に229,500千円、運転資金に59,086千円を充当する予定であり、その具体的な内容は以下のとおりとなります。

①設備資金
当社が提供するメッセージプラットフォーム「Cuenote(キューノート)」のクラウドサービスに係るデータセンターのサービス用基盤設備の新設のための費用として121,500千円及びサービス用サーバ機材のリプレースのための費用として108,000千円を充当する予定。

②運転資金
今後の事業規模拡大のために必要な人材獲得に係る採用活動費に33,000千円、クラウドサービスの販売促進に係る広告宣伝費に26,086千円を充当する予定。

※有価証券届出書(新規公開時)引用



項目株数データ
公募株数338,200株
売出株数937,800株
公開株数(合計)1,276,000株
オーバーアロットメント191,400株
上場時発行済み株数3,892,600株(公募分を含む)
想定ベースの時価総額約37.0億円
幹事団野村證券(主幹事)
SBI証券
SMBC日興証券
三菱UFJモルガン・スタンレー証券
委託見込SBIネオトレード証券
auカブコム証券


ユミルリンク(4372)上場評判とIPO分析

想定発行価格950円を基に吸収金額を算出すると約12.1億円となり、オーバーアロットメントを含めると約13.9億円規模の上場となります。業績拡大中の企業なので初値利益が大きく見込めそうです!


同社は消費者や社員等とのエンゲージメント向上を目的とした法人のマーケティング、コミュニケーション活動を支援するメッセージングプラットフォーム「Cuenote(キューノート)」を開発し提供しています。


自社で開発したソフトウエアをデータセンターに設置したサービス基盤上で稼働させ、クラウドサービスとして提供するSaaS形式と、顧客が指定するサーバ機材にソフトウエアを設置し利用環境を提供するソフトウエア形式の2形式で主に企業や自治体にサービスを提供しています。


企業のICT投資がハードウエアからソフトウエアに移行し、SaaSをはじめとしたクラウドサービスを利用する企業が増加しており、同社でも2021年6月度の全取引に占めるSaaS利用顧客は96.7%を占めているそうです。


ユミルリンク(4372)上場評判と業績
※有価証券届出書引用


SaaS収益は、利用開始時の初期設定売上と毎月のサービス利用売上により構成され、顧客がサービスを利用し続ける限りサービス利用売上が計上されるサブスクリプション型収益です。


新規顧客獲得や既存顧客のプラン追加等によるサービス利用売上の増加額が解約やプラン変更による減少額を下回らない限り、毎月の収益が増加し安定的な収益基盤となることから、定期契約額を重要な経営指標として定めています。


この指標に影響する期末の定期契約額(月次経常収益)とメールサービスの解約率の推移を管理しているそうです。当たり前ですよね。


同社がデータセンター事業者からデータセンターラック及びインターネット接続回線の供給を受けているデータセンターは、2021年7月31日現在において6箇所(東京都3箇所、大阪府2箇所、福岡県1箇所)となっています。


ユミルリンク(4372)IPOのサービスラインナップ
※有価証券届出書引用


Cuenote(キューノート)とは、顧客のマーケティングやコミュニケーション活動を支援するソフトウエアシリーズになります。



「安全・信頼性」「利便性」「経済的合理性」の向上を踏まえ、企画や設計、開発、運用、販売、保守を一気通貫でサービス提供できるノウハウを有する垂直統合型のビジネスモデルにより手掛けているそうです。


ユミルリンク(4372)IPOの販売実績
※有価証券届出書引用


Cuenoteシリーズには、メールマガジンやニュース速報など数百万件~数千万件の宛先にもメールを高速配信する性能とマーケティングのための各種機能を搭載した「Cuenote FC」、


ECサイトや会員サイトにおける通知や認証など即時性と確実性を求められるトランザクションメールに効果的な「Cuenote SR-S」、


SMS(ショートメッセージサービス)による本人認証や通知、督促、プロモーションを実現する「Cuenote SMS」、マウスやキーボードの容易な操作でセキュリティに配慮されたWebアンケートやWebフォームを作成できる「Cuenote Survey」、


地震・自然災害発生時に従業員やスタッフの安否確認や緊急参集をするための「Cuenote 安否確認サービス」などがあり、SaaSやソフトウエア形式で提供しています。


ユミルリンク(4372)の企業財務情報と配当性向

回次第22期第23期
決算年月2019年12月2020年12月
売上高1,453,2911,629,752
経常利益233,325326,340
当期純利益159,871224,013
資本金118,281118,281
純資産額873,0751,097,089
総資産額1,183,4191,443,273
1株当たり純資産額245.63308.66
1株当たり当期純利益金額44.9863.02
自己資本比率(%)73.7876.01
自己資本利益率(%)20.1622.74
株価収益率(倍)
配当性向(%)
営業活動によるキャッシュ・フロー326,598330,897
投資活動によるキャッシュ・フロー△269,689△281,167
財務活動によるキャッシュ・フロー
現金及び現金同等物の期末残高139,111188,841
※数値は千円単位



第24期第2四半期累計期間(2021年1月01日~2021年6月30日)
  • 売上高912,221千円
  • 営業利益179,290千円
  • 経常利益177,653千円
  • 四半期純利益121,907千円



【第24期第2期のチェックポイント!】

今期は「SaaS事業成長」「顧客価値向上」に向け積極的に取組みを行っています。また、Cuenote FCにフリークエンシー機能の提供を開始しています。この機能は画面上で期間や通数を指定するだけで、同一顧客のメールアドレスへのメッセージ送信数を制御する機能になり、メッセージ送信数の過多に伴うオプトアウト(購読解除)や退会を低減でき、顧客との良好な関係維持に役立つそうです。

SMS配信サービスの配信数が前年同期の5.6倍に増加し、ストック型収益は前年同期比16.7%増となっています。


ユミルリンク(4372)の株主状況とロックアップについて

会社設立は1999年7月01日、東京都渋谷区代々木二丁目2番1号に本社を構えます。社長は清水亘氏(1971年12月01日生まれ)、株式保有率は7.33%(260,700株)です。


従業員数111人で臨時雇用者0人、平均年齢39.4歳、平均勤続年数6.9年、平均年間給与5,731,463円です。


セグメントはメッセージングソリューション事業の単一セグメントになります。


氏名又は名称所有株式数(株)所有株式数割合(%)ロック
アイテック阪急阪神株式会社3,108,500株87.45%
清水 亘260,700株7.33%
及川 英夫169,200株4.76%
佐野 拓10,000株0.28%
市川 卓也6,000株0.17%
※全株主の状況


【ロックアップについて】

本募集並びに引受人の買取引受による売出しに関連して、売出人かつ貸株人であるアイテック阪急阪神株式会社並びに当社株主である清水亘、及川英夫及び佐野拓は、主幹事会社に対し、元引受契約締結日から上場日後90日目の2021年12月20日までの期間中、主幹事会社の事前の書面による同意なしには、当社普通株式の売却等(ただし、引受人の買取引受による売出し、オーバーアロットメントによる売出しのために当社普通株式を貸し渡すこと及びグリーンシューオプションの対象となる当社普通株式を主幹事会社が取得すること等を除く)を行わない旨合意しております。

※有価証券届出書(新規公開時)引用



上位株主には90日間(2021年12月20日まで)のロックアップが付与されています。ロックアップ解除倍率の記載は目論見にないため設定されていません。


このため基本的に90日間は売却ができません。市川卓也氏は売出し株として全株式の6,000株を売出しています。


親引けは行われません。


ユミルリンク(4372)IPOの初値予想と幹事引受け株数

大手初値予想は仮条件発表後に掲載を予定しています。しばらくお待ちください。最新業績予想の他、仮条件発表後のPERやPBRなども後日追記します。


仮条件は想定発行価格を下限として上限方向に引上げられ、950円~1,000円に決定しています。吸収金額は14.7億円で時価総額は38.9億円になります。


ベンチャーキャピタル出資がなく人気業態のため公開価格1.5倍程度までは素直に買い進むと考えられています。競争の激化や成長の鈍化などが気になるところですが、IPOとして初値で利益が見込める可能性は高いと考えています。


大手初値予想2,000円~2,500円
修正値1,500円~1,700円

※注目度B


同社のキューノートFCは売上高の71.7%を占めており、SaaS形式での提供割合が96%~97%と高く個人投資家に好感されそうです。解約率も0.33%低くいようです。


ただし独自性を考えるとそれほど魅力がある業態ではありません。昔からある手法でサービスを提供しているため、投資家のなかにはいまいちのIPOに感じるでしょう。


親子上場のため状況によっては買い控えが起こる可能性もあるようです。ただし公開価格の1.5倍を超えた初値が十分期待できるようです!


2021年12月期の単独業績予想では売上17.50億円となり前期比7.43%増、経常利益3.24億円となり前期比0.61%減の予想が出ています。


四半期利益は2.22億円となり前期比0.89%減となります。EPS60.94からPERは16.41倍、BPS415.01からPBRは2.41倍になります。PERはやや割安設定のようです。配当金や株主優待の設定は上場時点でありません。


サイバーエージェントやサイボウズが切り離した事業と考えるとイメージが悪くなりますが、利益率が高いため一定の評価を得ることができそうです。


幹事名割当株数引受割合
野村證券(主幹事)1,174,000株92.01%
SBI証券51,000株4.00%
SMBC日興証券25,500株2.00%
三菱UFJモルガン・スタンレー証券25,500株2.00%


公開株数がOAを含め146万株を超えているため、主幹事の野村證券からの抽選参加を忘れないようにしておきましょう。


口座開設を行っている方は資金不要でIPO抽選に参加できます。入金の必要はありません。IPOルールは下記記事でまとめています。




また、野村證券主幹事なので今回もLINE証券から抽選に参加できるはずです。


抽選参加の準備はできていますか?まだ口座開設していないかは3株分の株式を貰えるためこの機会を利用しておきましょう。IPOルールは完璧に下記記事でまとめています。




朗報!クラウドファンディングに興味があればCAMPFIRE Ownersでキャンペーンが行われており、口座開設で1,000円分のAmazonギフト券が貰えます。


さらに投資をしたら最大20万円のAmazonギフト券が貰えます。確認してみたところ10万円以上の投資でAmazonギフト券3,000円分となっているためかなりお得です。合計4,000円分なので大きいです。


私も投資している企業なので、気になる方は下記記事を参考にして頂ければと思います。だいぶ前から投資していますが、これから口座開設される方はラッキーですよね。




類似企業のPERやPBRを調べてみました

類似企業とPERやPBRは仮条件発表後に記載したいと思います。


類似企業PER
PBR
プラップジャパン(2449)PER31.26倍PBR1.28倍
トヨクモ(4058)PER73.19倍PBR14.95倍
アクリート(4395)PER44.17倍PBR9.51倍
※2021年9月02日の株価基準

ストックオプションの株数や発行価格を調べました

ストックオプション行使期間株式の数発行価格
該当事項なし-株-円


ストックオプション(新株予約権)は該当事項なしとなります。


ツイッターでもIPO記事のチェックができます!

最新情報を手に入れたい方やレア情報、気になったことをツイートしています。IPO投資歴は15年と長くソーシャルレンディングも6年目突入!安定の利益でブログも15年目に突入。


ユミルリンク(4372)IPOの評価と申し込みスタンスまとめ

ユミルリンクIPOは初値に期待ができると思います。上場規模を絞ってきた感もありませんし、ベンチャーキャピタル出資もありません!


2020年7月に楽天モバイル回線向けSMS配信にも対応し、国内4キャリアと直接接続を可能としており、状況の変化にも即対応できる企業のようです。


ユミルリンク(4372)IPOの評価
※ユミルリンク公式サイト引用


目論見を深く読み込むと面白いサービスだと感じます。ありきたりではあるものの頑張っている感は出ています。


全従業員に占める技術者割合は、2020年12月期末において64.8%となっています。競合する企業は存在するそうですが、業績が拡大しているため当面業績の心配はないのかもしれません。


大手企業が参入した場合はその限りではありませんが、上場できるレベルにある事は評価できます。


親会社のアイテック阪急阪神はIT系の企業になり、2020年度の売上が289億円と大きな企業です。従業員数も844人となっています。


アイテック阪急阪神が売出株の殆どを占めているため、上場後は同社のさじ加減で株価が変動しそうです。保有株の30%程度しか売出株を行わないことから、大株主として存続する可能性は高いと考えられます。


とにかくIPOには当選したいため頑張って抽選申込を行いたいと思います。


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