ゼネテック(4492)と関通(9326)IPOの初値予想と幹事配分などを今回も評価していきたいと思います。地合いが最悪の中でも買われるIPOがあるそうなので期待しています!
まずはIPO市場で人気の組込みソフトウェア関係のゼネテックから考察してみたいと思います。JASDAQへの上場になり上場規模も小さいため10万円~20万円の利益が狙えるようです。
項目 | 株数データ |
想定価格 | 1,700円 |
仮条件 | 1,600円~1,700円 |
公開価格 | 3月10日 |
公募株数 | 312,000株 |
売出株数 | 129,300株 |
公開株数(合計) | 441,300株 |
オーバーアロットメント | 66,100株 |
幹事団 | みずほ証券(主幹事) 岡三証券 いちよし証券 SBI証券 マネックス証券 ←完全平等抽選 |
委託見込 | 岡三オンライン証券 ←取扱い決定 |
ゼネテックは事前評価が高く公開価格割れはないと考えています。ここから日経平均がまた下げるようなことがあれば問題ですが中国では明るいニュースが出てきているようなので新型肺炎の折り返しとなる期待があります。中国以外の国はこれから問題が発生しますが日本も落ち着くことを願うばかりです。
製造は中国関係で止まる企業も出てきているようですが、同社にはあまり影響がなさそうです。ベンチャーキャピタル出資はなく基本的に人気化しやすい事業なので期待できそうです。
売上の多くはシステム受託開発事業になり売上の72.3%を占めています。輸入販売や導入・技術支援、サポートなどを行うエンジニアリングソリューション事業は27%、その他の「スマートフォン用防災アプリの災害時位置情報自動通知システム」等で0.7%となります。
パナソニック系の売上げが多く安定ある売上を上げています。利益面は弱いですが需給は強烈な買いが予想されます。
幹事名 | 配分単位 | 引受割合 |
みずほ証券(主幹事) | 410,500株 | 93.02% |
岡三証券 | 13,200株 | 2.99% |
いちよし証券 | 8,800株 | 1.99% |
SBI証券 | 4,400株 | 1.00% |
マネックス証券 | 4,400株 | 1.00% |
基本的にPERが高めな業種になります。初値が高く付いてもそこから一段高になることも多いと思います。今回はどうでしょうね。記憶をたどれば過去にエクスモーション(4394)やイーソル(4420)などがIPOに当選したことを思い出します。もちろん爆益でした!
資金が集中するため出来高も多くなり賑わうのが一般的かと考えています。上場後しばらくして適正価格に戻るようですがセカンダリーに資金が入るため面白い値動きをします。
業績を調べると2020年3月の連結業績予想で売上48.4億円となり前期比8%増、経常利益3億円で前期比7.3%増になります。派手さはありませんがしっかりした印象を受けます。
四半期利益(純利益)は1.9億円を計上し前期比較で6.1%増になるようです。また個人的に期待していた配当は3.5円しか出ないようです。もう少し期待しましたが配当利回り0.2%しかありません。PERは13.47倍、PBR1.90倍になります。
SBI証券主幹事が3月は3社もあるためSBIネオモバイル証券でIPOの申し込みが出来ると思われます!単元未満株のIPO抽選になるため多くの方に当選期待ができます。詳細は下記記事にまとめたのでよかったら参考にしてください。
SBIネオモバイル証券(ネオモバ)でIPO取扱いの発表が行われました。IPO抽選のルールや注意点を徹底的にまとめたので応募をする前に確認をしてください。 もちろんIPO抽選に参加を行いIPO投資を楽しみたいと考えています …
関通IPOの初値予想と幹事配分を調べた結果
関通(9326)IPOは仮条件を少し引き上げてきました。株単価が低くこちらも初値利益が通常であれば狙えるIPOだと考えられます。また新型肺炎による影響が同社にはプラス材料になるかもしれません。中国ではEコマースを使った注文が多くなり日本でも同じようなことが起きるかもしれません。
関通の事業はEコマース配送センター業務の代行です。ECサイトや通信販売物流を支援するサービスなので売上増の期待ができそうです。
項目 | 株数データ |
想定価格 | 470円 |
仮条件 | 470円~490円 |
公開価格 | 3月10日 |
公募株数 | 600,000株 |
売出株数 | 250,000株 |
公開株数(合計) | 850,000株 |
想定ベースの時価総額 | 約13.5億円 |
幹事団 | みずほ証券(主幹事) SBI証券 SMBC日興証券 エース証券 マネックス証券 ←完全平等抽選 岡三証券 極東証券 岩井コスモ証券 むさし証券 ←前受け金不要 |
委託見込 | 岡三オンライン証券 |
インターネット注文は拡大するばかりです。ネットで注文すれば割安で買えますしポイントなども店頭で購入するよりも多くもらえたりします。既に世の中になくてはならないサービスだと思います。
また最近話題になっている楽天の事業を受託しているため少し気になる部分があります。同社は楽天スーパーロジスティクス業務を受託し、資本面でも提携しています。楽天市場の出店者向けサービスになるため動向が気になります。
業績は拡大傾向にあり株単価も低く吸収金額も低いため、かなり魅力的なIPOだと思います。
仮条件上限の490円で公開価格が決定した場合の吸収額は約4.8億円です。地合いが少々悪くてもこの規模であれば期待ができると思います!
幹事名 | 配分単位 | 引受割合 |
みずほ証券(主幹事) | 765,000株 | 90.00% |
SBI証券 | 17,000株 | 2.00% |
SMBC日興証券 | 17,000株 | 2.00% |
エース証券 | 8,500株 | 1.00% |
マネックス証券 | 8,500株 | 1.00% |
岡三証券 | 8,500株 | 1.00% |
極東証券 | 8,500株 | 1.00% |
岩井コスモ証券 | 8,500株 | 1.00% |
むさし証券 | 8,500株 | 1.00% |
IPOではEコマースを取り入れている企業に資金流入が起こります。同社は専業なので期待できると考えています。ただネーミングがちょっと堅いためそのあたりはデメリットです。東証2部かのような企業名なのは残念です。
業績確認をしてみると2020年2月の単独業績予想は売上73.9億円で前期比14.3%増、経常利益2.1億円で前期比103.9%増を見込んでいます。決算が2月なのでほぼ確定だと思われます!
四半期利益(純利益)は1.3億円で前期から71.8%増のため絶好調のようです。またPERは8.3倍と低くPBR1.88倍です。これは初値2倍コース確定ではないか?と考えています。
結局、地合いに左右されると思いますが今回ご紹介した2銘柄は公開価格を超える可能性のほうが高いと思います。
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