大栄環境(9336)のIPOがプライム市場に新規上場承認されたのでご紹介したいと思います。カーボンニュートラルやESG関連株になりそうですが人気は限定的だと思います。


主幹事はSMBC日興証券が務め公開株数32,100,000株、オーバーアロットメント4,815,000株です。上場規模は想定発行価格1,270円から計算すると約468.8億円になります。


グローバルオファリングのIPOになりますが、SMBC日興証券が単独で主幹事を引受けます。上場規模が大きいためIPOには当選しやすそうです!


大栄環境(9336)IPOが上場承認
※大栄環境公式サイト引用


大型のIPOのため個人投資家にはあまり人気がないと思います。このような銘柄は業績期待や配当妙味のある株ですよね。


小型であれば大きく上昇する期待もありますが、大型だとIPO時に人気になりにくいと思います。


同社は社会的インフラの役目がありESG(環境・社会・ガバナンス)施策にも期待されます。サステナブルな明るい未来社会を実現するより良い環境づくりを目指して活動しています。


上場後に売上成長と利益率の向上を目指すには、収益拡大と断続的なコスト削減が求められそうです。


日本政府が宣言する2050年カーボンニュートラルに向けて、中長期的に期待が持てる事業なのかもしれません。


大栄環境(9336)IPOの上場基本データと引受幹事について調べました

項目上場基本データ
上場日12月14日
市場プライム市場
業種サービス業
事業内容一般・産業廃棄物の収集運搬、中間処理・再資源化及び最終処分を中心とする環境関連事業及び有価資源リサイクル事業
ブックビルディング11月29日~12月02日
想定価格1,270円
仮条件1,270円~1,350円
公開価格12月05日
初値結果
企業情報https://www.dinsgr.co.jp/
監査人仰星監査法人
手取金の使途設備投資資金


項目株数データ
公募株数3,500,000株
国内募集1,750,000株
海外募集1,750,000株
売出株数28,600,000株
国内売出15,584,000株→ 13,738,200株
海外売出13,016,000株→ 14,861,800株
公開株数(合計)32,100,000株
オーバーアロットメント4,815,000株
上場時発行済み株数95,077,900株(公募分を含む)
想定ベースの時価総額約1,207.5億円
幹事団SMBC日興証券(主幹事)
三菱UFJモルガン・スタンレー証券
大和証券
SBI証券
野村證券
岡三証券
岩井コスモ証券
松井証券
楽天証券
委託見込auカブコム証券
CONNECT
岡三オンライン


大栄環境(9336)の事業内容と上場に伴う評判を考察してみました

想定発行価格1,270円を基に吸収金額を算出すると約407.7億円となり、オーバーアロットメントを含めると約468.8億円規模の上場となります。


日本国内分だけを計算するとOAを含め上場規模は約281.3億円になります。


大栄環境グループは同社と連結子会社29社、非連結子会社2社、持分法適用関連会社3社、持分法非適用関連会社7社で構成されています。2022年9月末日現在で62の事業拠点を有しているそうです。


「再資源化施設等」は廃棄物や汚染土壌の再資源化や処分等を行う施設で31ヶ所、「その他事業拠点」は分析センターや自治体から受託した廃棄物処理施設の運営を実施している施設等で18ヶ所、「営業所」はグループ統括の営業本部を含め13ヶ所となっています。


大栄環境(9336)の業績
※有価証券届出書引用


同社グループの主力は「廃棄物処理・資源循環」になり、様々な施設群を活用して、産業廃棄物及び一般廃棄物の収集運搬、中間処理・再資源化及び最終処分に至るまでのワンストップサービスを展開しています。


自社廃棄物管理システム等を活用して、廃棄物のトレーサビリティ、処理状況の見える化や再資源化に向けた分別指導などを進め、排出事業者の廃棄物管理をサポートすることで、事務負担やリスクの低減を図り「安全・安心」な廃棄物処理サービスを提供します。


産業廃棄物は主に製造メーカー、ゼネコン、医療機関から廃棄物処理を請け負っています。また、一般廃棄物は主に自治体から請け負っているそうです。取引自治体数は414件となっています。


2022年3月期は連結売上高の86.6%を環境関連事業が占めています。


大栄環境IPOのビジネスモデル
※有価証券届出書引用


同社は一般廃棄物及び輸入廃棄物を除く産業廃棄物全20品目に対応する処分業許可、および特定有害汚泥・廃石綿等など特別管理産業廃棄物処分業許可を有しています。


廃棄物の減容化・無害化等を通じて、最終処分量の低減を図る機能が備わっています。


また、循環型社会の実現に貢献するため、金属・非鉄金属回収や廃プラスチック類の固形燃料化など各種リサイクル法等に対応した処理を行っています。


大栄環境IPOの販売実績
※有価証券届出書引用


大型の廃棄物処理や資源循環を行う企業になります。


収集運搬に用いる車両は693台、関西・中部エリアをはじめ、関東エリア、中四国エリアまで陸上輸送・海上輸送の連携を行い収集運搬をします。


廃棄物専用海上コンテナも800基以上保有しているそうです。


廃棄物処理・資源循環のほか、「土壌浄化」「エネルギー創造」「森林保全」「施設建設・運営管理」「コンサルティング」「その他」の事業を行います。


その他では、アルミペレットやリサイクルプラスチックパレットの製造販売を行います。


大栄環境(9336)の株主状況とロックアップについて調べました

会社設立は1979年10月17日、兵庫県神戸市東灘区向洋町中二丁目9番地1神戸ファッションプラザに本社を構えます。


社長は金子文雄氏(1956年10月17日生まれ)、株式保有率は0.05%(47,300株)です。


従業員数1,059人で臨時雇用者45人、平均年齢39.9歳、平均勤続年数7.1年、平均年間給与5,319,000円です。連結従業員数は2,101人で臨時雇用者は398人です。


セグメント別従業員数は環境関連事業1,945(臨時386人)、その他26人(臨時5人)、全社共通130人(臨時7人)です。


氏名又は名称所有株式数(株)所有株式数割合(%)ロック
ウイングトワ株式会社89,999,500株98.28%
大栄環境従業員持株会1,190,700株1.30%
金子 文雄47,300株0.05%
井上 吉一46,800株0.05%
大田 成幸46,800株0.05%
篠原 啓二46,800株0.05%
東井 基光15,600株0.02%
※株主上位7名の状況、△表示は新株予約権を表します


上位株主には180日間(2023年6月11日まで)のロックアップが付与されています。ロックアップ解除倍率の記載は目論見にありません。


上場前の第三者割当等による新株予約権の割当を受けた者との間に継続所有等の確約を行っています。


親引けは国内売出株式のうち184,200株を上限として実施予定となっていま。引受先は大栄環境従業員持株会です。


大栄環境(9336)IPOの初値予想と幹事引受け株数をチェックしました

大手初値予想は仮条件発表後に掲載を予定しています。しばらくお待ちください。最新業績予想の他、仮条件発表後のPERやPBRなども後日追記します。


仮条件が1,270円~1,350円に決定し想定発行価格を下限に決定しています。上場規模は最大498.4億円、時価総額は約1,283.6億円になります。


最終処分場大手でプライム市場への直接上場、業績は横ばいながら将来的にはさらなる企業規模の拡大が見込まれています。初値で売却せずにホールドしていれば利益が見込めるのかもしれません。


我々公募組は自己資金を回転させ利ザヤを得る投資のため、ある意味迷惑な話だが我々も市場で一役買うことがあります。今回は公募に参加する投資家は少ないと考えています。そのため売り圧力が減るかもしれません。


同業者の株価も高くなっているため同社も期待できると考えています。ただ初値は低く推移し、しばらく上昇は見込めない気がしています。


そもそも直近の業績が芳しくありません。


しかし仮条件発表時に海外売出し株数が上乗せされ海外では人気のようです。海外販売は全体の45%を占めます。日本市場だけの吸収金額は約274.09億円です。


現在は上場のためM&Aは控えているとのことですが上場後は再開されるようです。経営に行き詰まる企業や後継者問題などを抱える企業を買収するとさらに企業規模も大きくなっていくはずです。


大手初値予想1,250円~1,350円
修正値1,400円~1,500円

※注目度A


業績を確認すると2023年3月期の連結予想を確認することができました。売上673.37億円となり前期649.92億円から3.61%増、経常利益130.61億円となり前期比1.83%減となります。


四半期利益は84.45億円となり前期比4.80%減を予想しています。


減益の理由は主にエネルギー高騰による原価率の悪化だと考えられています。上場費用も関係があると思いますがこれからも一定の費用が発生します。


公開価格が1,350円決定の場合の指標はEPS91.19からPER14.80倍、BP730.27からPBR1.85倍になります。配当は28円となり配当利回り2.07%です。株主優待は現時点でありません。


安定した業績が期待できる状況となっていますが、業績頭打ちで成熟感があるため個人投資家には人気がなさそうです。


今後も燃料高騰などの影響はあると思いますが、廃棄物処理の単価が年々上昇しているため価格にも転嫁しやすいと考えています。リサイクルもSDGsと密接な関係があり、全国的に広がりを見せています。


kimukimu

同日上場のスカイマークがなければ複数株単元の当選を狙いたい銘柄だと思いますが、躊躇しています。



大手予想は公開価格割れとはならないと考えているようです。ただ上場日まで2週間あり地政学的リスクも依然として残ったままです。


スカイマークはVC売出し案件なので、どちらかと言えば大栄環境のほうが買われやすいとの意見も出ているようです。店頭の営業を受けている方は「どっちが人気?」と聞いてみると良いと思います。


支店により異なると思いますが利益が出ると担当者からの営業電話が増えるかもしれませんね!ネット組は自分のペースで気楽に抽選に参加しておきましょう。


どのみち上昇率は利益が出ても5%程度だと思うので無理に参加しなくてもいいと思います。


幹事名割当株数引受割合
SMBC日興証券(主幹事)12,390,600株80.00%
三菱UFJモルガン・スタンレー証券929,300株6.00%
大和証券851,800株5.50%
SBI証券387,200株2.50%
野村證券309,800株2.00%
岡三証券309,800株2.00%
岩井コスモ証券154,900株1.00%
松井証券77,400株0.50%
楽天証券77,400株0.50%


売出株中心のIPOになり当選は容易だと思います。プライム市場への直接上場になり連結配当性向は30%以上となっています。


株単価も手掛けやすくどうでしょうか。この規模でSMBC日興証券が単独主幹事なのは驚きです。


当選しやすいことは間違いないと考えられるためソシオネクスト(6526)のように儲かれば良いですね。後日この記事に業績予想などを追記したいと思います!


SMBC日興証券の証券口座を開設していない方は準備だけ行っておくとよさそうです。また三菱UFJモルガン・スタンレー証券が副幹事の位置にいるため、auカブコム証券からも申込んでおくとよいかもしれません。


auカブコム証券は後期型抽選になるためIPOルールを理解してから参加しておきましょう。それぞれIPOルールを記事にしているのでよかったら参考にしてください。




AGクラウドファンディングに口座開設を行うだけで2,000円分の特典が付いています。今月末までのキャンペーンになります。


Amazonギフト券1,000円分はタイアップ特典となっています。1円から投資が可能なクラウドファンディング企業です。詳しくは下記記事でまとめています!




類似企業のPERやPBRを調べました

類似企業とPERやPBRは仮条件発表後に記載したいと思います。


類似企業PER
PBR
アミタホールディングス(2195)PER46.49倍PBR14.8倍
ミダックホールディングス(6564)PER53.47倍PBR9.36倍
ダイセキ(9793)PER27.51倍PBR3.15倍
※2022年11月29日の株価基準

ストックオプションの株数や発行価格を調べました

ストックオプション行使期間株式の数発行価格
なし-株-円


ストックオプション(新株予約権)は上場時点で該当事項なしとなっています。


大栄環境(9336)IPOの評価と申し込みスタンス!まとめ

大栄環境(9336)のIPOは公開価格割れせず地味に上場するパターンでしょうか。


株価設定が割安であれば積極的に参加したいと考えています。当選しやすいIPOなので気にかけておきましょう!


大栄環境(9336)IPOのまとめ
※大栄環境公式サイト引用


売出株が公開株数の89.1%を占めています。IPO的にはどうだろうか?と感じますが、プライム市場へ直接上場するため機関投資家の需要が見込めそうです。


主幹事1社なのはかなり不安なので、某社レポートを確認後に最終的な投資スタンスを決めたいと思います。内容によっては期待できるかもしれません。


グループ規模が大きく業績もそれなりです。


ESG関連やESG投資と言ったキーワードで人気が高まればと考えています。設備投資や有利子負債など気にることもあります。


有利子負債は2022年9月末時点で、有利子負債残高71,599百万円、有利子負債比率115.8%、総資産に占める割合46.4%、ネットD/Eレシオ0.4倍となっていました。


まずは様子を伺いたいと思います。微妙なIPOが増えてきているため公開価格割れには注意が必要だと思います!!


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