キューブ(7112)IPOの初値予想と幹事割当数などを評価したいと思います。韓国系の投資会社が筆頭株主のため要警戒のIPOだと思っています。


ロックアップが90日間のためその後に売ってくる可能性もあります。また同社はゴルフ関連の衣料品や雑貨などを販売している企業のためIPOでは期待値が低いと考えています。


キューブ(7112)IPOの評価


項目株数データ
想定価格2,140円
仮条件9月16日
公開価格9月28日
公募株数734,000株
売出株数702,000株
公開株数(合計)1,436,000株
オーバーアロットメント215,400株
幹事団野村證券(主幹事)
大和証券
三菱UFJモルガン・スタンレー証券
SBI証券
東海東京証券
岩井コスモ証券
楽天証券
委託見込 SBIネオトレード証券
コネクト


主力ブランドはMARK&LONA(マークアンドロナ)になり、木村拓哉氏がアンバサダーとなっています。ロゴが特徴的となっており好き嫌いがはっきり分かれると思います。


ゴルフ関連のアパレルとしては中堅に位置し海外でも販売されています。2021年12月期の売上高構成比は以下のようになっています。


キューブ(7112)IPOの売上高構成比


2021年12月期は黒字化していますが2020年12月は赤字です。コロナ禍で打撃を受けるも、ゴルフスポーツが密を避けるとされ、賑わいを取り戻したことが業績にも影響しているのかもしれません。


またキムタク(木村拓哉)の影響か?と思い、アンバサダーに就任した時期を調べると2018年4月となっていました。2018年12月期の売上は低迷していますが、2019年以降は売上が拡大しています。


上場タイミングとしては良さそうですが無配で株主優待もないため人気は限定的だと考えています。


アパレル系ブランドのIPOってそもそも人気が見込めませんからね。想定ベースの上場規模は約35.3億円、時価総額130.0億円です。


キューブ(7112)IPOの大手初値予想と評価はこうなる!

大手初値予想の数値を調べてみました。非常に参考になる数値なので、投資家のブックビルディングスタンスにも影響を与えると考えています。


最新の初値予想は下記のように微妙となっています!


大手初値予想2,100円~2,800円
※注目度B


想定発行価格は2,140円なので公開価格割れもあるのか?と思うところがあります。


利益見込みは強いようですが仮条件の発表に注目したいと思います。筆頭株主はエヌエックスシー・ジャパン合同会社になり投資事業を専門としている企業です。


本体は「NXC Corporationグループ」になります。


韓国を拠点に世界中の革新的な起業家や企業を資金・経営面でサポートすることを目的に投資事業を行っています。なので結局はベンチャーキャピタルの換金売りと言えそうです。


同社株を保有し続けるのかはわかりませんが、上場により資産売却もこれまでより簡単になると考えられます。


同社の事業内容や上場承認時のデータは下記記事でまとめています。

キューブの上場データと初値予想を考察


キューブ(7112)IPOの幹事割当数と引受割合を調べました

幹事割当数と引受割合を調べました。主幹事は野村證券が単独で引受けます。


幹事名割当株数引受割合
野村證券(主幹事)1,292,900株90.03%
大和証券42,900株2.99%
三菱UFJモルガン・スタンレー証券42,900株2.99%
SBI証券21,500株1.50%
東海東京証券14,400株1.00%
岩井コスモ証券14,400株1.00%
楽天証券7,000株0.49%


個人的にはあまり好まない業種なので消極的に参加すると思います。ソシオネクスト(6526)のIPOも10月12日に控えていますからね。


アパ列系だと直近上場でエアークローゼット(9557)の上場があり公開価格を上回っています。短期資金を呼び込むことに成功したと考えています。


現在の株価は公開価格800円に対して745円となっており公開価格割れで推移しています。


キューブの場合は前期純利益が6.81億円で今期予想5.64億円となり利益がしっかり出ています。ゴルフ人気が低迷すると業績に大きく影響が出そうですね。


過去の業績を確認する限り、このまま好調な業績を維持できるのか不安です。


また、ETF投資に興味がある方はFOLIO ROBO PROを利用してみませんか?AI(人工知能)による収益が期待できる投資だと思います。


本格的に市場が回復する前に利用してみると面白いかもしれません。ただし10万円からの投資となっています。詳しい投資内容は下記記事にまとめています。




キューブ(7112)IPOの業績予想と抽選参加スタンスまとめ

最新の業績予想を調べ抽選参加スタンスについて考えてみたいと思います。


事前人気はそこそこあるようなので、仮条件の価格帯を確認してから最終的な申し込みスタンスを決定したいと思います。


キューブ(7112)IPOの業績予想
※キューブ公式サイト引用


業績を確認すると2022年12月期の単独予想を確認することができました。それによれば売上52.53億円となり前期39.00億円から34.69%増、経常利益8.14億円となり前期6.90億円から17.97%増となります。


四半期利益は5.64億円となり前期6.81億円から17.18%減の予想が出ています。


想定発行価格2,140円算出のPERは20.90倍、PBR3.60倍になります。類似企業比較では既に妥当値にあると考えられます。


大手だとZOZO(3092)やファーストリテイリング(9983)などになりそうですが、同社は特定の業界に絞られるため単純比較はできません。デサント(8114)あたりだと参考になりそうです。ゴルフウェアの販売も好調みたいですからね。


「MARK&LONA」の人気がどの程度あるのかわかりにくいところですが、利益が出ていることを考えるとPER30倍程度は狙えるのかもしれません。ただ基本的に人気が見込めないアパレル系IPOなので注意が必要だと考えています!


私は機関投資家の参加スタンスを確認してから投資を行うのか考えてみたいと思います。


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