FIXER(フィクサー)[5129]のIPOがグロース市場に新規上場承認されたのでご紹介したいと思います。今期業績が急拡大し上場タイミングとしては良さそうです。厚生労働省(行政機関)からの売上げが伸びています。


主幹事は野村證券が務め公開株数2,000,000株、オーバーアロットメント300,000株です。上場規模は想定発行価格1,280円から計算すると約29.4億円になります。


2022年10月第1号のIPO承認は機関投資家向けのIPOのようですね。


FIXER(フィクサー)[5129]IPOが上場承認
※フィクサー公式サイト引用


これまでプロジェクト型サービスなどの大規模開発案件を手掛けてきた企業です。ノウハウの蓄積も行いクラウドインテグレータとして実力ある企業です。


日本政府や自治体、金融機関といった、セキュリティ要件が厳しい顧客が複数あり独自性の高いポジションを築いています。


上場後は中小規模開発案件にも取り組み成長を加速化させるそうです。


今期業績は目を見張るものがあり前期と業績規模が異なります。基本的に人気があると考えていますが大手予想を確認した後にブックビルディングスタンスを決定したいと思います。


日本ビジネスシステムズ(5036)のようなパターンになれば公募組もセカンダリー組も儲かるんですけどね!


FIXER(フィクサー)IPOの上場基本データと引受幹事について調べました

項目上場基本データ
上場日10月06日
市場グロース市場
業種情報・通信業
事業内容 クラウド環境で動作するシステム開発、クラウド環境の設計や運用・保守、監視サービス等
ブックビルディング9月16日~9月26日
想定価格1,280円
仮条件1,280円~1,340円
公開価格9月27日
初値結果
企業情報https://www.fixer.co.jp/
監査人太陽有限責任監査法人
手取金の使途
  • cloud.configの開発費用
  • マーケティング費用
  • 人員体制強化費用


項目株数データ
公募株数600,000株
売出株数1,400,000株
公開株数(合計)2,000,000株
オーバーアロットメント300,000株
上場時発行済み株数14,263,200株(公募分を含む)
想定ベースの時価総額約182.6億円
幹事団野村證券(主幹事)
みずほ証券
SMBC日興証券
SBI証券
マネックス証券
松井証券
委託見込LINE証券
DMM.com証券


FIXER(フィクサー)の事業内容と上場に伴う評判を考察してみました

想定発行価格1,280円を基に吸収金額を算出すると約25.6億円となり、オーバーアロットメントを含めると約29.4億円規模の上場となります。


FIXER(フィクサー)はクラウド上におけるWeb制作事業とデジタルマーケティング事業を展開することを目的として設立されています。


クラウドネイティブなエンタープライズシステム構築に強みを持つ、「Microsoft Azure」に特化したクラウドインテグレータになります。


エンタープライズシステムの最大の特徴はデータの永続性が求められることです。具体的には信頼性・可用性・保守性・保全性・機密性といった要件の充足が求められます。


クラウドインテグレータとはクラウドに特化したシステムインテグレーターになり、情報システムの設計や構築、また運用等の全工程を一貫して請け負う事業です。


この他、マネージドサービスやSaaSサービス展開も進めているそうです。


FIXER(フィクサー)の業績
※有価証券届出書引用


同社は主に「Microsoft Azure」を取扱い、日本国内で正式にリリースされる以前から技術検証に着手し、導入実績を積み重ねてきたそうです。


Microsoft Azure認定資格の取得者数が147名在籍しているため、継続的な競争優位性の確保につながっているようです。


2015年にはMicrosoft Azureの販社資格の「Cloud Solution Provider Program」の設立時に、国内第1号として認定されています。


FIXER(フィクサー)の事業領域と事業系統図
※有価証券届出書引用


同社は顧客企業のデジタルマーケティングやWeb制作を支援し、導入実績及び技術的な知見を積み上げてきたそうです。クラウド市場の認知度が低かったころから取り組んでいたそうです。


また、より負荷が高い動画配信やソーシャルゲーム配信の基盤に事業を拡大し、2013年ごろからは大手飲料メーカーのコマーシャル動画配信基盤や、大手ゲーム会社のモバイル端末向けゲームタイトルなどにも取り組んでいます。


さらに、AIチャットボット構築やビッグデータ分析基盤等の案件に取り組み、複数の書籍執筆も行っているそうです。


近年では、金融機関・政府・自治体のエンタープライズシステムの構築・運用の経験や地域通貨ソリューション、高負荷なアクセスへの対応が特に要求されるメタバースといった分野に進出しているそうです。


FIXER(フィクサー)の販売実績と取引先
※有価証券届出書引用


上記画像の取引先(相手先)別売上を見て頂くとわかりますが、2021年8月期から厚生労働省への売上げが爆発的に増えています!


中長期で取り組みが行われるのであれば収益的に安心できそうです。急激に利益が出ているのは厚生労働省との取組みがあるためのようですね。


FIXER(フィクサー)の株主状況とロックアップについて調べました

会社設立は2008年9月04日、東京都港区芝浦一丁目2番3号に本社を構えます。社長は松岡清一氏(1969年10月12日生まれ)、株式保有率は66.47%(9,970,200株)です。


従業員数195人で臨時雇用者0人、平均年齢28.3歳、平均勤続年数2.6年、平均年間給与5,237,000円です。


セグメントはクラウドサービス事業の単一セグメントになります。


氏名又は名称所有株式数(株)所有株式数割合(%)ロック
松岡 清一9,970,200株66.47%
北村 健1,800,000株12.00%
平田 実945,000株6.30%
株式会社mam663,300株4.42%
株式会社SMBC信託銀行555,300株3.70%
FIXER従業員持株会372,300株2.48%
Wing2号成長支援投資事業有限責任組合166,500株1.11%
※株主上位7名の状況、△表示は新株予約権を表します


上位株主には90日間(2023年1月03日まで)のロックアップが付与されています。ロックアップ解除倍率の記載は目論見にありません。


また、FIXER従業員持株会に対して180日間(2023年4月03日まで)のロックアップが付与されています。


この他、新株予約権者の平田実氏、野村隆志氏、中尾公一氏、丸山儀明氏など多くの個人に対して90日間のロックアップが付与されています。


親引けは取得金額45,593千円に相当する株式数を上限として従業員持株会に対して行われる予定です。


FIXER(フィクサー)IPOの初値予想と幹事引受け株数をチェックしました

大手初値予想は仮条件発表後に掲載を予定しています。しばらくお待ちください。最新業績予想の他、仮条件発表後のPERやPBRなども後日追記します。


仮条件範囲が1,280円~1,340円に決定し想定発行価格を下限として上限方向に拡大しています。吸収金額は最大約30.8億円、時価総額約191.1億円です。


同社は2020年5月から厚生労働省との取組で、新型コロナウイルス感染者情報管理・共有システム「HER-SYS」の提供を行っています。そのため急激に業績が伸長しています。


内容的には、マネージドサービスで使用していた障害検知時の電話・SMS通知を汎用化したものになり、厚生労働省の新型コロナウイルス感染者の健康観察で採用されています。


SaaS型サービスとして提供されており特需が発生したと言えます。2023年8期は全数把握が終了する見通しのため大幅な減収減益となるようです。


大手初値予想1,500円~2,000円
修正値1,700円~2,000円

※注目度A


業績を確認すると2023年8月期の単独予想を確認することができました。売上77.18億円となり前期比27.20%減、経常利益14.14億円となり前期比35.35%減となります。


四半期利益は9.32億円となり前期比31.82%減と予想されています。


公開価格が1,340円決定の場合の指標はEPS65.62からPER20.42倍、BPS331.49からPBR4.04倍になります。配当や株主優待の設定は現時点でありません。


類似企業比較では割安感がないとされているため高騰パターンのIPOではなさそうです。ただ短期筋がIPOに入っているようなので相場を読むことは難しそうです。


初値高騰となるようであれば、公募組はリスク回避のため初値売却が良いのかもしれません。


直近の業績は厚生労働省の「HER-SYS」により大きな利益が出ていましたが、今期(2023年8月期)は大幅な減収減益予想となり積極的に買われるのか微妙なとことですね。


初期投資リスクはありそうです!


幹事名割当株数引受割合
野村證券(主幹事)1,780,000株89.00%
みずほ証券160,000株8.00%
SMBC日興証券20,000株1.00%
SBI証券20,000株1.00%
マネックス証券10,000株0.50%
松井証券10,000株0.50%


野村證券が単独で主幹事を行います。そのため主幹事からの申込を優先しておきましょう。あとはLINE証券からの申込みも当選期待ができそうです。


急激に業績が拡大していることを機関投資家がどう考えるかで申し込みスタンスが決まりそうです。


あとは株価設定が割安なのかチェックしておいたほうがよさそうです。業績が一時的に拡大しているだけの可能性もありますからね。


資金不要でIPO抽選に参加できるため野村證券からの抽選には参加しておくとよさそうです。


当選後のキャンセルも可能ですからね。IPOルールは下記記事でまとめています。




また、投資相場が下落しているためFOLIO ROBO PROに投資を行ってみると良いかもしれません。


他社のロボアドに比べるとAI(人工知能)に強みがある企業です。10万円からの投資となっていますが短期で利益が狙えると注目されています。


詳しい内容は下記記事でまとめています。セミナー受講時の内容も公開しています!




類似企業のPERやPBRを調べました

類似企業とPERやPBRは仮条件発表後に記載したいと思います。


類似企業PER
PBR
テラスカイ(3915)PER-倍PBR2.96倍
Sharing Innovations(4178)PER20.76倍PBR4.66倍
サークレイス(5029)PER20.94倍PBR16.77倍
※2022年9月16日の株価基準

ストックオプションの株数や発行価格を調べました

ストックオプション行使期間株式の数発行価格
2019年8月30日~2029年8月29日945,000株82円


ストックオプション(新株予約権)は945,000株が上場時に行使期限を迎えます。


発行済株式総数13,663,200株に対する新株予約権の割合は6.92%に相当するようです。


FIXER(フィクサー)IPOの評価と申し込みスタンス!まとめ

FIXER(フィクサー)のIPOは少し心配な気もしますが、上場規模を絞りオファリングレシオ16.1%くらいなのでかなり考えられているように思います。


心配なのはこのまま好業績が続くのか?といった疑問です。


クラウド系企業なので資金は向かうと思いますが、初値がどのあたりまで期待できるのか大手予想を見ないといまいちわかりません。


FIXER(フィクサー)[5129]IPOのまとめ
※フィクサー公式サイト引用


日本政府や自治体などからの依頼があるため企業信頼は高そうです。金融機関からの利用されています。取引先大手には北國銀行の名前が出ています。


また、昨今は企業側からのDXニーズが高待っていることやパブリッククラウド市場の加速化が見込まれることから、クラウドビジネスの強化と拡大を行うそうです。


同社サービスの約90%以上が「Microsoft Azure」を用いて構築されているため、日本マイクロソフト株式会社とのパートナーネットワーク契約に基づいた提携とあります。


ここまで「Microsoft Azure」に特化している事業なので依存しているというよりも良い取引先となっているはずです。パートナーとして最高位の認定資格である「Azure Expert MSP」も取得しているそうです。


特定の取引先への依存は改善したほうが中長期的には良さそうです。とりあえず大手予想を確認してみたいと思います!


口座開設ベースでAmazonギフト券が2,000円分貰えるCOZUCHIとのタイアップが延長されました。ただし期間が月内で終わることに変更されているため気を付けてください。


早めに申込を行ったほうが安心できると思います。投資を行う必要はありませんが良かったら投資も行ってみてください!!


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