学びエイド(184A)の初値予想と幹事割当数などを評価したいと思います。業績面の不安があるもののSBI証券特有のIPOと言えそうです。
利益率は高めですが売上が6億円程度しかありません。ただ上場規模が小さいため需給妙味がありそうです!
項目 | 株数データ |
想定価格 | 970円 |
仮条件 | 5月09日 |
公開価格 | 5月20日 |
公募株数 | 180,000株 |
売出株数 | 552,000株 |
公開株数(合計) | 732,000株 |
オーバーアロットメント | 109,800株 |
幹事団 | SBI証券(主幹事) SMBC日興証券 岡三証券 岩井コスモ証券 極東証券 東洋証券 松井証券 |
委託見込 | SBIネオトレード証券 岡三オンライン |
同社はインターネットによる教育サービスの企画開発を行い、主に学習塾や出版会社にサービスを提供しています。
自社開発の映像授業や学習管理サービスを提供しコロナ禍に業績を伸ばしたと観測されています。
上場承認時の業績からはまだ鈍化していないと考えられます。ただ業績規模が低いため上場コストなどの問題も今後出てきそうです。
上場規模は約8.2億円、時価総額は約21.8億円になります。このクラスのIPOであれば初値利益が狙えると思います。赤字企業ではありませんからね。
売出株を除いたベンチャーキャピタル保有株が548,300株あるため多少警戒も必要です。VCのロックアップ解除価格が公開価格の1.5倍なのでこの水準あたりまでの上昇は可能でしょう。
売出株が多いIPOとなっていますが利益期待はあると思います。上場日までに地合い改善の可能性もありますからね。
学びエイド(184A)IPOの大手初値予想と評価はこうなる!
大手初値予想の数値を調べてみました。現時点の予想値は利益予想となっています。予想上限は想定発行価格の1.86倍あたりまで考えられています。ここでIPOチャレンジポイントを利用するには勇気が必要だと思います。単価も低いですからね。
最新の初値予想は下記のようになっています!
大手初値予想1,300円~1,800円
※注目度B
※注目度B
直近の特別利害関係者へ販売された株価が1,550円のため想定発行価格の970円は大きくディスカウントされているようです。
某紙によればファンド持ち分をどうにかしないと今後は上場廃止基準接触の可能性もあるようですね。
同社の事業内容や上場承認時のデータは下記記事でまとめています。
「IPO承認」学びエイド(184A)の上場データと初値予想を考察!
学びエイド(184A)IPOの幹事割当数と引受割合を調べました
幹事割当数と引受割合を調べました。主幹事はSBI証券が単独で引き受けます。幹事名 | 割当株数 | 引受割合 |
SBI証券(主幹事) | 673,600株 | 92.02% |
SMBC日興証券 | 14,600株 | 1.99% |
岡三証券 | 14,600株 | 1.99% |
岩井コスモ証券 | 7,300株 | 1.00% |
極東証券 | 7,300株 | 1.00% |
東洋証券 | 7,300株 | 1.00% |
松井証券 | 7,300株 | 1.00% |
IPO人気が低迷しているため意外と当選できるかもしれません。
SBI証券のIPOルール的には買付余力が多ければIPOに当選しやすくなります。ただ資金移動が面倒だと考える方も既に出てきているようです。
株式市場も乱高下している環境なので何処に投資するのか意見が分かれてきたようです。
ローリスク投資ならIPO狙いなんですけどね。ただ最近はクラファン投資も同時に行う投資家が増えているようです。
ALTERNA(オルタナ)に投資すると特定口座管理になるため確定申告が原則不要になります。
三井物産グループが運用する不動産に投資できます。投資期間が中長期なので短期派の方にはあまり向きません。詳しくは下記記事にまとめています。
ALTERNA(オルタナ)の評判と口コミについて詳しく調べました。三井物産グループが運用する大型不動産に10万円から投資できるとあり人気です。 税区分が雑所得ではなく申告分離課税の対象になり税制面のメリットもあります。大 …
学びエイド(184A)IPOの業績予想と抽選参加スタンスまとめ
最新の業績予想を調べ抽選参加スタンスについて考えてみたいと思います。コージンバイオ(177A)のセカンダリーは何とか資金が入り多少盛り上がりを見せました。学びエイドの上場まで空白期間が発生するため期待したいと思います。
※学びエイド公式サイト引用
業績を確認すると2024年4月期の単独予想を確認することができました。それによれば売上6.23億円となり前期5.01億円から24.35%増、経常利益1.39億円となり前期1.10億円から26.36%増となります。
四半期利益は1.15億円となり前期0.93億円から23.66%増を予想しています。
想定発行価格970円から指標を計算するとEPS55.93からPER17.34倍、BPS138.32からPBR7.01倍になります。配当金はありません。
類似企業はチエル(3933)やジャストシステム(4686)あたりになりそうです。PER比較だと同社のほうが割高になります。
これから先は教育のデジタル化がより進むと考えられているため将来性はあるのかもしれません。しかし大手企業が参入してきた場合は優位性を損なう可能性があります。
そもそも業績規模が小さくやっと上場できるレベルなので中長期投資目的の方は気を付けたほうがよさそうです。
kimu
6月のIPOは例年だと10社程度期待できます。証券口座の準備ができていない方は準備しておきましょう!
SMBC日興証券は主幹事を引受けることが多いため必須証券になります。一般投資家への配分数が15%と他の店頭証券よりも割合が多くなっています。
詳しいIPOルールは下記記事にまとめています。
SMBC日興証券のIPO抽選ルールについて徹底的に調べました。個人的にも過去の当選履歴から一番IPOに当選できている証券会社かもしれません。IPO取扱い数も業界最高水準のため、口座がない方は早めに作っておいたほうがよいと …
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