GSI(ジーエスアイ)IPOの初値予想と幹事割当数などを評価したいと思います。地方案件でも利益が見込めると考えていましたが予想が外れたかもしれません。


業績頭打ちとなり今期利益が落ち込むことで評価が低いようです。あとはロックアップ対象が筆頭株主だけという対応がイメージダウンなのかもしれません。


GSI(ジーエスアイ)IPOの評価


項目株数データ
想定価格1,300円
仮条件6月07日
公開価格6月16日
公募株数300,000株
売出株数0株
公開株数(合計)300,000株
オーバーアロットメント45,000株
幹事団岡三証券(主幹事)
SBI証券
北洋証券
アイザワ証券
あかつき証券
Jトラストグローバル証券
東洋証券
委託見込岡三オンライン
SBIネオトレード証券


事業内容はソフトウエアやシステム開発の常駐支援などを行う企業です。顧客企業は首都圏に多くニアショア拠点を活用し開発を行います。


事業は情報通信業のため問題ないと思いますが、札証本則市場だと規模的に厳しいのかもしれません。


某紙によれば主幹事に対し雑な対応なのか?との指摘もあるようです。しかも利益が見込めないためスルー案件のようです。


想定発行価格1,300円による吸収金額は約4.5億円、時価総額は約26.0億円です。2億円程度なら行けたのかもしれませんね。


既存上場企業に似たようなビジネスを行う企業が多く懸念されているようです。


上場市場が東証であれば毎回資金が入りますが、地方上場だと資金流入に期待できないようです。厳しい評価ですね。


GSI(ジーエスアイ)IPOの大手初値予想と評価はこうなる!

大手初値予想の数値を調べてみました。確認してみると想定発行価格を大きく下回る予想が出ています。


最新の初値予想は下記のようになっています!


大手初値予想1,100円~1,400円
※注目度C、想定発行価格1,300円


厳しい予想がでています。このパターンだと資金流入は本当に厳しいかもしれません。


個人的には利益が少し見込めると考えていました。また減益予想となっていることはデメリットだと思います。


同社の事業内容や上場承認時のデータは下記記事でまとめています。

「IPO承認」GSI(ジーエスアイ)の上場データと初値予想を考察


GSI(ジーエスアイ)IPOの幹事割当数と引受割合を調べました

幹事割当数と引受割合を調べました。主幹事は岡三証券が単独で務めます。


幹事名割当株数引受割合
岡三証券(主幹事)270,000株90.00%
SBI証券12,000株4.00%
北洋証券6,000株2.00%
アイザワ証券3,000株1.00%
あかつき証券3,000株1.00%
Jトラストグローバル証券3,000株1.00%
東洋証券3,000株1.00%


仮条件発表後にBB参加スタンスを考えたいと思いますが、抽選に参加しないほうが賢いのかもしれません。


利益はしっかり出ている企業なんですけどね。ただ幹事構成から弱さも感じます。


普段幹事入りしない証券会社も引受幹事になっていますからね。岡三証券の対面型営業に期待することになりそうです。


地方上場の株を初値で購入する方は限定されそうです!


また、岡三オンラインでもIPO取扱いが行われています。タイアップ中なので現金3,500円分をプレゼントしています。


IPOルールは資金不要となっています。詳しい内容は下記記事でまとめています!




GSI(ジーエスアイ)IPOの業績予想と抽選参加スタンスまとめ

最新の業績予想を調べ抽選参加スタンスについて考えてみたいと思います。


現状のままであればスルーすると思います。ただ6月前半のIPOに当選できない場合はつまらないため当選を狙う可能性があります。


IPOブログ運営ではあるあるかもしれません。当選したいですから!


GSI(ジーエスアイ)IPOの業績予想
※GSI公式サイト引用


業績を確認すると2024年3月期の単独予想を確認することができました。それによれば売上39.72億円となり前期36.54億円から8.70%増、経常利益3.84億円となり前期4.35億円から11.72%減となります。


四半期利益は2.64億円となり前期2.89億円から8.65%減の予想となっています。


想定発行価格1,300円から指標を計算するとEPS155.70からPER8.35倍、BPS1,064.92からPBR1.22倍です。また配当金が37円出るため配当利回り2.85%になります。


配当が出るため下値支えになりそうです。PER的には類似企業比較でやや割安だと思います。


本来であれば東証スタンダード市場に上場しても良さそうな銘柄ですよね。もしかすると上場基準の問題があり札証の本則市場を選択したのかもしれません。


トータル的に考えて現段階で上値は厳しい見方が強いようです。


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SPCによる倒産隔離や信託銀行による信託保全を導入している企業です。1号ファンドは10%利回りとなっています。詳しい投資内容は下記記事でまとめています。


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