note(5243)とアイズ(5242)、サンクゼール(2937)IPOの上場直前の初値予想と東京証券取引所から発表された気配運用を調べました。
日銀が長期金利の変動幅を0.5%に拡大したため日経平均は逆バズーカのように下落しています。米国との金利差問題の改善になればと思います。
ただ今回の下落はIPOに影響がないとは言えないため、セカンダリー投資はいつもよりシビアになると考えています。まずnoteから確認してみたいと思います!
※note公式ページ引用
東京証券取引所から発表されたnoteの気配運用は下記のようになります。
項 目 | 気配運用の内容 |
板中心値段 | 340円(公募・売出価格) |
上限値段 | 782円(更新値幅17円、更新時間10分) |
下限値段 | 255円(通常の更新値幅、更新時間3分) |
注文受付価格の範囲 | 85円以上、1,360円以下 |
CtoCメディアプラットフォーム「note」を運営する企業です。
上場時の業績予想は2022年11月期で売上22.8億円で純損失が-8.7億円と素晴らしいくらいの赤字っぷりです。赤字の原因は主に人件費となっているようです。
人件費はある程度仕方がない部分もありますが体力がなくなると倒産します。そのため何か改革が必要なのでは?と感じます。
またダウンラウンド案件となり初値好調が見込まれています。
上場規模は約5.0億円、時価総額は約50.4億円になります。オファリングレシオを絞って上場させるため安心感があります。
ただロックアップが1.5倍の510円で外れるためこの辺りから需給が一変する可能性があります。VC保有推定4,381,800株が控えているようですね。公開株式の3.4倍近くの売り圧力が控えていると考えると恐ろしいです。
とりあえずロックアップを外しに行く展開が期待できるようです!
上場内容や業績などについては下記記事でまとめています。
note(ノート)の上場データと初値予想を考察
note(5243)の上場直前の初値予想はこうなる!
noteの上場直前の初値予想を調べました。大手の上場直前の初値予想は500円となっています。
ロックアップが外れる前に決着が付くと予想が出ています。トリドリ(9337)はロックアップが外れる前に失速したためのようです。どうでしょうか。
ネット組は単元株当選者が多いため多少売り渋りも起きそうですよね。地合いが悪化傾向にあるためちょっと微妙だと思います。
メディアSaaSも力を入れないと自社ドメインへ流れる可能性もありますからね。前途多難だと思います。
アイズ(5242)の上場直前の初値予想と気配運用を調べてみました
アイズの上場直前の初値予想と気配運用を調べました。東京証券取引所から発表されたアイズの気配運用は下記のようになります。
項 目 | 気配運用の内容 |
板中心値段 | 2,200円(公募・売出価格) |
上限値段 | 5,060円(更新値幅110円、更新時間10分) |
下限値段 | 1,650円(通常の更新値幅、更新時間3分) |
注文受付価格の範囲 | 550円以上、8,800円以下 |
大手の上場直前の初値予想は4,700円となっています。
広告業向けプラットフォーム「メディアレーダー」の運営を行う企業です。上場内容や業績などについては下記記事でまとめています。
アイズの上場データと初値予想を考察
こちらは黒字となっていますが業績水準が低いため短期的な需給に魅力があるだけだと思います。
成長性はあると思いますが個人投資家主体の売買となることが予想され、下げに転じた場合は勢いよく下げると考えています。
ベンチャーキャピタル保有株がなくロックアップ解除項目もないため、公開株以外の株流通は限定的だと思います。この辺りに面白みがあります。
上場規模は約9.6億円、時価総額20.9億円とオファリングレシオは大きめです。とりあえず上場ゴールで市場から資金調達成功のパターンでしょうか。
業績が結果を残すにはかなり時間が必要だと思います。アイズのBtoBプラットフォームはニッチみたいですからね。
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サンクゼール(2937)の上場直前の初値予想と気配運用を調べてみました
サンクゼールの上場直前の初値予想と気配運用を調べました。東京証券取引所から発表されたサンクゼールの気配運用は下記のようになります。
項 目 | 気配運用の内容 |
板中心値段 | 1,800円(公募・売出価格) |
上限値段 | 4,140円(更新値幅90円、更新時間10分) |
下限値段 | 1,350円(通常の更新値幅、更新時間3分) |
注文受付価格の範囲 | 450円以上、7,200円以下 |
大手の上場直前の初値予想は2,000円となっています。
久世福商店などで加工食品SPAを行う企業です。上場内容や業績などについては下記記事でまとめています。
サンクゼールの上場データと初値予想を考察
日本だけでなく上場後は海外展開を行うことで収益を今以上に伸ばすと考えられています。加工食品のSPAとしては新奇性があるとのことですがあまり材料視されていないようです。
原材料の高騰により価格転嫁に成功し客足も離れていないことから成長が期待されています。
基本的に成熟業態のため業績ありきだと思いますが、株主優待が新設されれば個人投資家を中心に人気があると考えています。
上場規模は約54.0億円、時価総額は約159.1億円となり大型の上場となっています。
最近のIPOは大型でも一度は上昇することが多く監視対象としています。公開価格割れはないようですからね。本日発表の日銀金融緩和縮小が影響ないと祈りたいと思います。影響があるとすればサンクゼールでしょうか。
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