リヴァンプ(4070)IPOが中止となりました。公開株数が多く利益見込みが高かったため非常に残念だと感じています。主幹事は野村證券で上場規模は約45.6億円、時価総額は264.3億円を見込んでいました。


想定発行価格は2,710円、仮条件範囲は2,710円~3,100円に決定していた案件です。公開価格が決定する4日前にIPOの延期を発表し愕然としています。


リヴァンプ(4070)IPO上場中止(延期)
※リヴァンプ公式サイト引用


事業内容は「経営コンサルティング及び実行支援、デジタル&ITソリューション、企業投資」になります。


小売業や外食業の事業再生で知名度が高い企業になり、直近ではITコンサルティングへシフト気味の企業でした。業績も安定した拡大が続いています。


売上は拡大傾向にあり2022年3月期の業績予想では72.50億円を売上げる企業です。利益も2桁億円に届き期待されている企業になります。


しかし、2021年6月14日に上場中止を東京証券取引所が発表しました。そこでリヴァンプの公式サイトで中止(延期)の内容を確認してみました!


リヴァンプIPOが上場中止になった理由は?承認取り消しは辛い

東京証券取引所には「同社からの申出に基づき、当該承認を取り消すことといたしました」としか書かれていません。


そのためリヴァンプ公式で上場中止の内容を確認したところ以下のような文言が書かれていました。


2021年5月25日開催の当社取締役会において決議いたしました当社普通株式の東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)への上場に伴う、自己株式の処分並びに株式売出しにつきましては、当社内部統制の有効性に関して確認すべき事項が発見され、2021年6月14日開催の当社取締役会において、当該確認に時間を要するものと判断したことから、自己株式の処分並びに株式売出しの中止と東京証券取引所への上場申請の取り下げを決議いたしましたので、お知らせ申し上げます。

※株式会社リヴァンプ公式サイト引用



だいたい上場中止や延期を発表すると同じようなことが書かれています。どのような理由が発生したのか関係者しかわかりませんが再承認を待ちたいと思います。


これまでIPO投資を行ってきた感じでは、数ヶ月後に再承認されるパターンや1年後に再承認されるパターンが多いと思います。


アイ・パートナーズフィナンシャル(7345)の場合は上場中止からわずか1ヶ月半程度で再承認されています。上場承認の記事や初値予想暫定の記事は下記に書いているので気になる方は参考にしてください。

【上場】リヴァンプ(4070)IPOの初値予想
リヴァンプ(4070)IPOの上場評価


リヴァンプの場合はどうなるのかわかりませんが、創業者で株主の澤田貴司氏や玉塚元一氏、さらに現代表の湯浅智之氏も著名人であることから、機関投資家からの買い需要も見込まれていました。


面白い売買が期待できただけにIPO投資家も残念な気持ちでしょう。


ただ上場できない理由があることは事実です。早期に再承認されることがあれば目論見に上場中止(延期)の内容が書かれる場合もあります。現時点では詳しい内容の開示はありません。


100株当選すれば10万円~15万円程度の利益が期待されていただけに残念です。他のIPOに参加して利益を出せるように努力したいと思います!


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