DMM証券の株取引における最大のメリットは取引手数料の安さだと思います。サービスを開始しあまり時間が経過していないにもかかわらず口座数が劇的に増加しています。増加の理由としては、既にFXサービスがあることに加え、若い方を中心にCM効果が効いているのかもしれません。


口座数は2019年1月末の公式サイト発表で70万口座を突破しFX口座もこの数値に含まれています。またCFDやBANUSY(バヌーシー)口座も含まれているもの思われます。DMMビットコインについては「DMM Bitcoin」という運営会社になるため別事業だと思われます。


DMM証券のメリットとデメリット


株式現物手数料や信用取引手数料について下記にまとめてみました。また他社比較表も公式サイトに用意されているため確認をしてみるとどれだけ手数料が安いのかわかると思います。


手数料が安いからと言って、他のサービスがおろそかになることはなく、どちらかと言えば最新システムが揃っているためシステム面に不安はありません。無料にも関わらずリアルタイム配信の株価も用意されています。まず現物取引手数料をみてみます。


DMM証券の株取引手数料は業界最安値か?驚きの価格帯

2018年から3月からサービス開始となり、実際に株取引が始まったのは4月からです。まだ1年も経過していないため、さらに手数料が安くなることも考えられます。この辺りは他社との競争になりそうです。


証券業では後発の企業になりますが、他社に引けを取らないサービスやスペックが用意されています。ログイン後には銘柄別に情報が見れアナリストや個人投資家別に参考株価なども表示されるようになっています。下記は参考画面になり、情報を一部伏せさせていただきました。


DMM証券のログイン画面情報



約定代金現物取引手数料
~5万円以下50円(税込54円)
~10万円以下80円(税込86円)
~20万円以下97円(税込104円)
~50万円以下180円(税込194円)
~100万円以下340円(税込367円)
~150万円以下400円(税込432円)
~300万円以下600円(税込648円)
300万円超800円(税込864円)


手数料が安いことはわかりましたが、他社比較をしないと本当に安いのかわかりません。そこで公式サイトからデータを用いて下記に掲載しておきます。ネット証券大手のSBI証券や楽天証券よりも現物手数料が安いことがわかります。


手数料だけが魅力ではなく、個人的にはIPO抽選や公募増資、立会外分売、さらには一般信用売建サービスが始まればもっと口座数が増加すると思っています。


現物株式手数料最安値比較
※2019年1月16日抜粋

信用取引手数料はどうなっているのか?

信用手数料は一般コースとVIPコースに分かれ手数料が異なります。VIPコースには条件が設定され条件をクリアーしていれば特典を受けることができます。条件には日次判定と月次判定があり、信用建玉代金や未決済信用建玉高などの条件があります。


一般コース約定代金1約定ごとの手数料
~300万円以下80円(税込86円)
300万円超0円(手数料無料)
VIPコース1約定ごとの手数料
金額にかかわらず0円(手数料無料)


VIPコースの日次判定は、「当日の信用新規建約定代金合計5,000万円以上」又は「当日取引終了時点の未決済信用建玉残高5,000万円以上」となっています。


VIPコースの月次判定は、「1ヶ月の信用新規建約定代金合計5億円以上」又は「判定日の未決済信用建玉残高5億円以上(当日取引終了時点)」となっています。特典は制度信用取引、一般信用取引(無期限)、一般信用取引(デイトレ)となります。詳細は公式サイトでご確認ください。


私にはあまり関係がありませんが、読者の中には軽く億を超えるような方も多数いらっしゃるようです。300万円まで一律80円という価格設定は驚きです。こんなに安ければ現物購入でも一旦信用で購入し、現引きしたほうが得をしますね。

信用取引金利と貸株料はこうなっている!

信用取引金利の買方金利は年率2.1%に設定されています。一般信用買方金利は無期限が3.09%、デイトレ信用が1.9%になります。売方金利の年率は0%です。また、貸株料(空売り)は年率1.1%に設定されています。


DMM株の信用取引金利


この辺りは他社とあまり変わらないと思います。信用取引を好まれる方は、DMM証券株の高機能トレーディングツールPROをインストールされている方が多そうです。ドラッグ&ドロップで直感的な操作ができるため取引量が多い方に向いています。


【DMM 株】口座開設


DMM証券がついに米国株式取扱いを開始した

ネット証券を中心に米国株式の取扱いを行っている企業が増えています。同社でも2018年10月に米国株式取扱いを発表し、翌11月から取扱いを開始しています。


国内株式と同じ取引ツールによる取引が可能です。これにより違和感なく取引することが可能となっています。さらに、取扱銘柄の株価をリアルタイム配信を行っています。


米国株式取扱いのDMM証券


取引銘柄は、ニューヨーク証券取引所などに上場している銘柄のうち、同社が選定した約150銘柄を取引することができます。また随時取扱い銘柄を増やしているようなのでご希望の銘柄を売買する機会も出てきそうです。普通株式の他、ETF取引なども可能となっています。


取扱銘柄の追加希望受付というフォームがあり、DMM株に取扱いのリクエストを行うこともできます。用意された銘柄選択フォームの他にもマイナーな銘柄のリクエストをすることも可能です。取扱い銘柄などが気になる方は公式サイトに書かれているので見ておきましょう。



    【米国株式取引の魅力】

  • 米国株式や米国ETFは1株単位から売買可能
  • 国内銘柄と比較しても、高配当や50年以上増配している銘柄が多く存在
  • 成長し続ける米国市場だから魅力がある



DMM証券で取引をするメリットでは上記以外に、スマートフォンアプリを使うことで1つの取引ツール(アプリ)で米国株や国内株も取引きできることがあげられます。アプリの仕様にも「かんたんモード」と「ノーマルモード」が用意され操作性に優れています。


バロンズ拾い読み&ダウ・ジョーンズニュース


パソコンでは銘柄コードを入れるだけで詳細を確認でき、設定切り替えなども必要ありません。この他ログインごの管理画面に「バロンズ拾い読み」というレポートが始まり、米国株式だけでなく国内株式の情報も掲載されています。


バロンズ拾い読みは、PDFレポートになり内容が濃いため積極的に投資を行う方に強い味方となりそうです。米国株式手数料は最低手数料が5ドルになり、上限手数料は20ドルとなります。約定代金の0.45%が適用されます(税別)


一般信用取扱いがついに解禁!一般信用売建期待もあり?

一般信用取引が開始されました。現在のところ新規上場銘柄の上場初日から新規買建の注文を行うことができます。また、一般信用取引(無期限取引)は原則として返済期日が設けられておらず、信用取引で長期投資を行うことが可能です。


一般信用取引が開始され現在は買建のみとなっていますが、今後売建も実施してくるでしょう。さらに顧客を取り込むために大手ネット証券のように一般信用売建も検討してくるはずです。売建が始まれば顧客の大移動も期待でき金利も低下しそうです。


現在は一般信用買建金利3.09%とデイトレ一般信用取引買建金利1.9%適用となります。どんどん新しいサービスを追加してきているため楽しみにしておきたいと思います。

DMM株の口座開設はかなり早いらしい

同社の口座開設をこれからされる方で参考になりそうなツイートがありました。取引スタイルにより異なりますが、参考になりそうです。やはり手数料重視の方が多いようです。







取引ツールがある程度使えれば、取引手数料に目が行く気持ちがわかります。ひろさんも仰っていますが、POで一時的に使う方もいるようですね。資金があれば色々と便利そうです。


DMM証券の株取引デメリットは端株手数料が高いことだ

DMM証券の株取引デメリットは端株手数料が1銘柄につき500円になることです。安い証券会社であれば50円程度しか手数料が発生しません。しかし、同社の場合はかなり高めに設定されています。上記でも説明しましたが、現物取引手数料からも高いことがわかります。


DMM証券の株取引デメリット


500円はあんまりだろ?と思いますが店頭系の証券会社ではもっと高いところがあります。ネット証券でも取扱いを行っていない企業があり、取扱いがあることだけ良いのかもしれません。取引量が多くなることが見込まれれば今後安くなるはずです。


この他、株口座とFX口座などで資金を振替することも簡単にできます。私はFX口座を6年前くらいに開設し、しばらく前に株式口座を開設しらたログインできないトラブルが発生しかなり焦りました。原因はFX口座で初期パスワードを変更していたからでした。


DMM.com証券の資金振替


私はDMMバヌーシ口座を開設していないので詳細はわかりませんが、DMMバヌーシへの資金振替も管理画面からできそうです。


この他、手数料が安いにも関わらずポイントが貯まる仕組みも備わっています。1pt=1円として1,000pt以上から現金に交換できます。実質割引されることになり、ハードユーザーにはメリットがありそうです。私のような小額取引を行うような方は貯まるまでに長い年月が掛かりそうです。


現在はキャンペーンでポイントが貰えたり、口座開設者には特典が用意されています。抽選になりますが、口座開設者の中から2,000円キャッシュバックなども継続して行われています。


DMM証券株でIPO取扱いはまだ行われないのか?子会社的存在は?

私のサイトを訪れる方はIPOに興味がある方が多いと思います。しかし現在のところIPOの取扱いは行われていません。ただし、今後取扱いは必ず行ってくる個人的に考えています。SBIネオトレード証券でも委託幹事から始まり、先日幹事を始めて行うことに成功しています。


委託幹事でもよいので取扱いをして頂くと当選できるチャンスが広がるため嬉しく思います。取扱いをすることを発表すれば、口座開設期間が通常よりも長くなるためあらかじめ口座を開設しておくと安心できそうです。


同社は2018年10月に100億円規模を出資できる「DMM VENTURES」というベンチャーキャピタルを立ち上げています。既にグループ企業は大きく成長し、若手起業家への支援を目的として今後活動を行うそうです。そのうち上場に絡んで同社の名前も出てきそうな気がします。


スタートアップ企業になれば短期間での上場も考えられるためワクワクしますね。それと余談ですが、東証FLEX Full板情報サービスを使えばIPO上場日の売買合致点がわかります。東証FLEX Full板情報も使ってみましょう!


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