YCPホールディングス(グローバル)リミテッドIPOの初値予想と幹事割当数などを今回も評価したいと思います。3本目のJDRになり野村證券主幹事のため意外に評価が高いようです。


上場サイズも大き目なので不安材料はありますが、M&A支援の事業内容から買われる展開が期待されています。


YCPホールディングス(グローバル)リミテッドIPOの評価


項目株数データ
想定価格790円
仮条件12月02日
公開価格12月09日
公募口数3,925,400口
売出口数0口
公開口数(合計)3,925,400口
オーバーアロットメント588,800口
幹事団野村證券(主幹事)
みずほ証券
SMBC日興証券
SBI証券
マネックス証券
松井証券
岡三証券
委託見込LINE証券
岡三オンライン証券


個人的にJDR(外国株信託受益証券)はこれまで相性が良いんですよね。利益がしっかり出ているから気になっていますが、今回は魅力をあまり感じません。


市場が回復するようであれば積極的に参加すると思いますが今のところ程々に参加する予定です。ガリバー野村が主幹事なのは安心材料だと思います。しかし初値で買われるのかはわかりません。


株価設定は高くないと思いますが、上場規模に不安があります。野村證券案件だと初値売りする投資家が少ないため大丈夫なのかもしれません。


事業はマネジメントサービス事業とプリンシパル投資事業を行います。コンサルティングやM&Aアドバイザリーを得意とする企業です。日本創業で世界の複数拠点で活動している企業です。


企業規模も大きく利益も出ているため気になる存在です。ただJDRってそもそ人気なのか?と気になりますよね。


YCPホールディングス(グローバル)リミテッドIPOの大手初値予想と評価はこうなる!

大手初値予想の数値を調べてみると利益が多少見込めるようです。個人的には無理して参加しなくてよいと考えています。


初値が安ければ見直し買いがあるかもしれませんが、公募組は様子見となるかもしれません。


最新の初値予想は下記のようになっています!!


大手初値予想800円~1,000円
※注目度B


予想値を確認すると公開価格割れもあり得るのでは?と感じています。


私は第2弾のオムニ・プラス・システム・リミテッドJDR(7699)に当選して利益が出ましたが、現在の株価を見て愕然としました。気になる方は確認してみてください。


そう考えると同社株に興味がなくなってしまいます。詳しい事業内容や業績は下記記事でまとめています。

YCPホールディングス(グローバル)リミテッドの上場データ


YCPホールディングス(グローバル)リミテッドIPOの幹事割当数と引受割合を調べました

幹事割当数と引受割合を調べました。主幹事は野村證券が単独で引受けます。


株式は欧州・アジアを中心とする海外市場にも販売されますが、JDRそのものにあまり人気がないと思っています。


幹事名割当株数引受割合
野村證券(主幹事)3,533,100口90.01%
みずほ証券117,700口3.00%
SMBC日興証券78,500口2.00%
SBI証券78,500口2.00%
マネックス証券39,200口1.00%
松井証券39,200口1.00%
岡三証券39,200口1.00%


当選を狙うのであれば野村證券だと思いますが、地合いも悪く外国株のため取引できない個人投資家もいると思います。


それに特別資金が集まるとも思えないため、結局は海外勢からの美人投票的な感じだと思います。


IPO的にはM&A銘柄は人気ですが、評価がしずらい外国株なの人気化するとは思っていません。利益は出ていますが上場規模が少し大きいと感じています。


想定発行価格ベースの吸収金額は35.7億円になり、時価総額は155.1億円です。




YCPホールディングス(グローバル)リミテッドIPOの業績予想と抽選参加スタンスまとめ

最新の業績予想を調べ抽選参加スタンスについて考えてみたいと思います。


最近は人気があるのか微妙な銘柄が多いため、損失が出そうなIPOはスルーするほうがよいかもしれません。日を追うごとに投資市場の状況が悪化しています。


ただ下げ続けることはなくどこかで反転すると思うので場時の地合いが最大のポイントです。そこが読めないためブックビルディング参加が難しさを増しています。


YCPホールディングス(グローバル)リミテッドIPOまとめ


業績を確認すると2021年12月期の業績予想を確認することができました。それによれば売上収益81.37億円となり前期66.97億円から21.50%増、税引き前利益8.43億円となり前期8.26億円から2.06%増になります。


四半期利益は6.26億円となり前期7.21億円から13.18%減の予想が出ています。増収減益予想なので業績もいまいち感があります。


また、EPSが39.13となっているため想定ベースのPERは20.19倍になります。想定発行価格は790円です!


グローバル企業になりますがPER評価を日本国内の企業と行っても良いのか?と色々疑問です。日本国内の類似企業だとPER10倍~40倍程度だと思います。日本M&Aセンターホールディングス(2127)だとPERが80倍を超えてきます。


個人的には無理したくないため気が向いたら参加したいと思います。


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上場企業やその子会社などを対象にした貸付を行っているため一定の信頼がありそうです。詳しくは下記記事を参考にお願い致します。


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